令和1553日目

2023/07/31

この日のできごと(何の日)

【米国】新原発が営業運転開始

米電力会社ジョージアパワーは31日、南部ジョージア州のボーグル原発3号機が営業運転を始めたと発表した。4号機も来年前半までに始める見通し。米国では1979年のスリーマイルアイランド原発事故からしばらく原子炉の新設がなく、今回の2基は2012年に建設が許可された。

2基はウェスチングハウス・エレクトリック(WH)の加圧水型軽水炉AP1000で、出力は約110万キロワット。13年に着工し、3号機の運転開始は16年を見込んでいたが7年も遅れた。建設費も2基合わせて140億ドルの予定が300億ドル(約4兆3千億円)超と倍に膨らんだ。

天然ガスや再生可能エネルギーとのコスト競争で劣勢に立っており、出力100万キロワットを超える大型原子炉は他に建設のめどが立っていない。サウスカロライナ州のV・Cサマー原発でも13年に2基のAP1000建設が始まったが、WHの経営破綻と建設費の増大で17年に中止された。《共同通信》

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【埼玉県熊谷市】39.2度

日本列島は31日も、広い範囲で強い高気圧に覆われ気温が上がった。埼玉県熊谷市でこの日の全国最高となる39.2度を観測。全国914の観測地点のうち30度以上の真夏日は7割を超える653地点で、このうち35度以上の猛暑日は124地点に上った。7月最終日も厳しい暑さとなった。

気象庁は、北日本から東日本では8月1日にかけて、西日本では同日、大気の状態が非常に不安定になるとして注意を呼びかけた。日中は気温が上昇する一方、上空約6千メートルに氷点下6度以下の寒気が入る。落雷や激しい突風、ひょう、局地的に非常に激しい雨となる恐れがある。

7月31日は埼玉県鳩山町と群馬県伊勢崎市で39.1度、埼玉県久喜市で38.4度など。岩手県岩泉町は36.9度で、この地点の最高記録を更新した。《共同通信》

【サッカー・女子W杯】

サッカーの女子ワールドカップ(W杯)第12日は31日、ニュージーランドのウェリントンなどで1次リーグ4試合が行われ、C組最終戦で日本代表「なでしこジャパン」はスペインに4―0で快勝した。3戦全勝の同組1位で決勝トーナメントに進み、8月5日の1回戦でノルウェーと対戦する。

26日のコスタリカ戦から先発を5人入れ替えた日本は速攻が決まり、宮沢(マイナビ仙台)が先制点を含む2得点と活躍。今大会初先発の植木(日テレ東京V)もゴールを決め、後半には途中出場の田中美(INAC神戸)が加点した。

スペインは2位で1次リーグを通過。C組のもう1試合はザンビアがコスタリカに3―1で勝った。B組は開催国オーストラリアが東京五輪金メダルのカナダを4―0で破り、2勝1敗の勝ち点6で1位通過。ナイジェリアがアイルランドと0―0で引き分け、1勝2分けの同5で2位通過を果たした。《共同通信》

【ビッグモーター保険金不正請求問題】

中古車販売ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求問題で金融庁は31日、保険業法に基づく報告徴求命令を出した。損害保険ジャパンなど損保7社と、保険代理店業を手がけるビッグモーターが対象。不正の温床とされるなれ合いの構図にメスを入れる。保険契約者の保護に不備がなかったかも調べる。

ビッグモーターでは事故車両を故意に傷つけて修理代を水増しし、保険金を過大請求する不正行為が横行していた。37人の出向者を出すなど最も親密な関係だった損保ジャパンを中心に、不正を見抜けなかった損保各社の責任を問う声も高まっている。保険金の過大支払いで、保険料算出など自動車保険制度の公平性が損なわれたとの指摘もある。

ビッグモーターは自動車保険の契約をでっち上げていた疑いも判明した。展示車や廃車予定の車を対象に従業員が保険料を自己負担し、契約を複数捏造した可能性がある。

損保ジャパンと三井住友海上火災保険、東京海上日動火災保険の大手3社は、保険契約者の車両の修理をビッグモーターの工場に積極的にあっせんした。《共同通信》

【京王線刺傷事件】男に懲役23年

2021年10月、走行中の京王線特急電車で乗客をナイフで刺し、車両に火を付けたとして、殺人未遂や現住建造物等放火などの罪に問われた無職A被告(26)の裁判員裁判で、東京地裁立川支部は31日、懲役23年(求刑懲役25年)の判決を言い渡した。竹下雄裁判長は「多くの死傷者が出てもおかしくない状況で、凶悪で卑劣な犯行だった」と述べた。

判決理由で竹下裁判長は「自分勝手な理由から偶然電車に乗り合わせた多数の乗客の生命を狙った無差別的な犯行だ。電車内で突如襲われた被害者の精神的苦痛、恐怖や不安は計り知れない」と非難した。

弁護側は男性を刺し、車内に火を付けたことを認める一方で、放火による乗客12人への殺人未遂罪の成立を争い、懲役12年が相当だと主張していた。

竹下裁判長は「複数の乗客を焼死させる危険性を十分に認識して火を付けた」と述べ、殺意はあったとした上で、12人のうち2人については「死亡する可能性がある危険な場所にいたか合理的疑いが残る」として殺人未遂罪の成立を認めなかった。《共同通信》

京王線車内での殺人未遂罪などに問われたA被告(26)は事件当時、人気映画「バットマン」シリーズの悪役ジョーカーに扮していた。東京地裁立川支部の公判では死刑になりたかったと明かし、「殺人への意欲を持つために必要だった」「なりきろうと思った」と説明した。一方、法廷では丸刈りに黒っぽいスーツ姿で、終始背筋を伸ばして審理に臨んだ。

判決を迎えた31日、裁判官3人と裁判員6人が入廷すると真っ先に立ち上がり、一礼。竹下雄裁判長が「Aさん、前へ」と促すと、「はい」と答え、被害者側と裁判長にそれぞれ頭を下げてから証言台に向かった。

被告は、「懲役23年」の主文を直立不動で聞いた。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け31日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発し、ほぼ全面高の展開となった。終値は前週末比412円99銭高の3万3172円22銭で、約1カ月ぶりに3万3000円台を回復した。外国為替市場で前週末に比べて円安ドル高が進んだことを支えに、幅広い銘柄で買い注文が広がった。前週末の米国株高も好感された。

東証株価指数(TOPIX)は31.95ポイント高の2322.56。1990年7月23日以来、約33年ぶりの水準を付け、バブル経済崩壊後の最高値を更新した。出来高は約19億9700万株。

午後の取引に入ると、利益確定の売り注文が出やすく、上昇幅を縮めて取引を終えた。《共同通信》

【岸田文雄首相】子育て支援「不退転」

岸田文雄首相は31日、鳥取県日吉津村の子育て施設「ミライトひえづ」を訪問した。こども園や児童館、子育て支援センターなどを備えた複合型施設の運営状況を視察。施設利用者らとの車座対話にも臨み、子育て支援政策に関し「社会の意識を変えることが大事だ。不退転の決意でスピード感を持って取り組む」と説明した。

対話では、子ども支援クリニックの院長が、医療的ケアの必要な子どもを地域で支える必要性を指摘。施設の一時預かりサービスを利用した、2歳と3歳男児を育てる女性は「1人で育児をしていると孤独を感じる。悩みを聞いてもらい気が楽になった」と紹介した。《共同通信》

【中国】豪雨被害で2人死亡

中国の北京市などでは31日、台風5号から変化した熱帯低気圧の影響で強い雨が続き、市内各地で道路の冠水が発生し、山崩れが起きるなどの被害が出た。新華社電によると、2人の遺体が川で見つかり、豪雨の影響で死亡したとみられる。中央気象台は29日、北京や河北省、天津市などで最高レベルの「豪雨赤色警報」を出していた。 中国メディアによると、同警報が出るのは12年ぶりという。31日には北京市西部で山崩れが起き、多数の車両が流された。また配達業者の拠点で冠水により約80人が立ち往生し、当局が救助に当たった。

被害の大きい同市西部では31日午後、冠水した道に車が取り残されていた。《共同通信》

【イスラム協力機構】EUに聖典侮辱防止要求へ

イスラム協力機構(OIC)は7月31日、オンラインで開いた臨時外相会合で、スウェーデンとデンマークで相次ぐイスラム教の聖典コーランへの侮辱行為を非難し、再発防止策を求めるため欧州連合(EU)に代表団を送ることを決めた。

OICはイスラム国家中心の56カ国とパレスチナで構成。臨時外相会合は「イスラム嫌悪」の問題で国連の特別報告者を任命するよう、国連のグテレス事務総長に求めた。EUへの代表団はOICのタハ事務局長が率いる。

ロイター通信などによると、スウェーデンとデンマークでは31日もコーランが燃やされた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは7月31日、各地で行われ、エンゼルスの大谷は敵地アトランタでのブレーブス戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数2安打だった。5試合連続安打で、3試合連続の敬遠四球もあった。チームはトレードで加わった選手の活躍もあり、4―1で勝った。

レッドソックスの吉田はマリナーズ戦に「3番・左翼」で出場し、5打数無安打。チームは2―6で負けて、3連敗を喫した。カブスの鈴木は5―6で敗れたレッズ戦に「2番・右翼」で出場し、4打数無安打1打点。《共同通信》



7月31日 その日のできごと(何の日)