令和483日目
2020/08/25
この日のできごと(何の日)
【高須克弥氏】愛知県知事のリコール署名開始
愛知県の大村秀章知事の解職請求(リコール)を目指す美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は25日、リコールに向けた署名集めを開始した。JR名古屋駅前での街頭宣伝に、河村たかし名古屋市長も参加した。
リコールの賛否を問う住民投票は有権者の一定割合以上の署名が集まれば実施される。県選管によると、今年6月時点で約87万人分が必要。高須氏側は、署名集めを担う「受任者」が約7万人集まっていると説明した。
一方、署名開始に先立ち、リコールに反対する市民団体が県庁前で抗議活動。参加者は「今大事なのはコロナ対策。市民を軽視した活動は納得できない」と河村市長を批判した。《共同通信》
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【COVID-19】国内新規感染717人
国内では25日、新型コロナウイルスの新規感染者が35都道府県と空港検疫で計717人確認された。4日連続で1日当たりの感染者数が1000人を下回った。死者は神奈川、大阪で各3人、東京で2人など計14人だった。
東京都では、新たに182人の感染が確認された。20~30歳代が82人と半数近くに上った一方で、70歳代以上は約1割の18人となった。感染経路が不明な人は114人だった。
都によると、重症者は前日から4人減の34人。直近1週間の平均陽性率は4・9%で、7月6日(4・8%)以来、約1か月半ぶりに5%を下回った。
3人の死亡が確認された大阪府では、8月の死者が44人に上り、1か月の死者数としては5月を超えて最多となった。《共同通信》
【2025年大阪・関西万博】ロゴマークが決定
2025年大阪・関西万博の運営主体「日本国際博覧会協会」は25日、大阪市で記者会見し「いのち輝く未来社会のデザイン」を表現する公式ロゴマークを発表した。最終候補5作品のうち、細胞をイメージした赤い円形をつなげた作品を選んだ。今後、ポスターやグッズなどに活用して機運醸成を図る。
円や楕円など形状や大きさが異なる細胞が環状に連なるキャラクターで、70年万博の公式ロゴの桜をモチーフにした愛らしい目のような細胞核が特徴。環状の内側の形は大阪府や関西を表した。
作成したのは、大阪市のデザイン事務所のメンバーらによる「TEAM INARI」。《共同通信》
【東京株式市場】
25日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸した。終値は前日比311円26銭高の2万3296円77銭で、2月21日以来約半年ぶりの高値を付けた。新型コロナウイルス感染症の治療法や経済活動の本格再開への期待感が高まり、買いが先行した。取引時間中には新型コロナ感染拡大で暴落局面に入る前の2月21日の終値水準(2万3386円74銭)を上回る場面もあった。
東証株価指数(TOPIX)は18.10ポイント高の1625.23。出来高は約12億900万株。《共同通信》
【蓮池薫さん】拉致解決「代を継いでも」
北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さん(62)が25日、北海道旭川市内のホテルで講演し、拉致被害者の父母が今年相次いで亡くなったことを踏まえ、「(被害者の帰国実現を)代を継いでもやっていく」と決意を語った。
蓮池さんは「拉致問題をわれわれは忘れないぞと圧力をかけ続けることで解決につながる」とする一方、米朝間で朝鮮半島の完全非核化の具体的な措置を巡る交渉が決裂したことから米国頼みにせず、新型コロナウイルス対策で北朝鮮を支援して交渉につなげることも検討してほしいと話した。《共同通信》
【横田早紀江さん】米大使と面会
北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(84)と双子の弟の拓也さん(52)、哲也さん(52)らが25日、米国のジョセフ・ヤング駐日臨時代理大使と東京都内の大使公邸で面会し、解決に向けた継続的な協力を要望した。
ヤング大使は、6月にめぐみさんの父、滋さん(享年87)が亡くなったことを受け、早紀江さん宛てに「めぐみさんと他の拉致被害者を取り戻そうとするご主人様の強さと信念は、米国だけでなく世界中の人々を勇気づけるものだった」などとする書簡を送っていた。
面会後、報道陣の取材に応じた早紀江さんは「書簡への感謝を伝えた。大使からは『皆さんと一緒に頑張っていく』という言葉をいただいた」と説明。拓也さんは「拉致は重大な人権問題であり、解決に向けた発信を続けてもらうようにお願いをした」と述べた。
拓也さんは、滋さんとめぐみさんを含む一家5人が収まった写真をヤング大使に見せたといい、「大使にも娘がいるそうで、ひとごとではないという目をしていた」と明かした。《産経新聞》
【消防庁】熱中症で2週連続1万2000人搬送
総務省消防庁が25日公表した速報値によると、熱中症で17~23日に全国で救急搬送されたのは1万2799人だった。連日の猛暑の影響により、2週連続で1万2千人を超えた。埼玉、愛知、兵庫など14都府県で計25人が、初診時に死亡が確認された。
日本列島は発達した高気圧に覆われ、今後も気温の高い日が続くと予想される。消防庁はこまめな水分補給や適切なエアコンの使用に加え、屋外で人との距離が離れている時はマスクを外すなど対策を呼び掛けている。
集計によると、3週間以上の入院が必要な重症は387人、短期入院が必要な中等症は4632人。65歳以上が55.3%を占めた。《共同通信》
【プロ野球・25日】
ソ4―0オ
ソフトバンクが3連勝。千賀は7回2安打無失点で5勝目。五回に柳田の犠飛とグラシアルの1号ソロで2点を先取し、八回に川瀬の2点適時打で加点した。オリックスは0―2の七回2死満塁を生かせず、連勝は3で止まった。
西3―4日
日本ハムが競り勝ち3連勝を飾った。一回に渡辺の適時打で先制。二回に中島のスクイズと松本の適時三塁打で2点を加え、七回には西川の適時打で1点を奪った。上沢が6回2失点で4勝目。西武は打線に迫力なく4連敗を喫した。
楽4―8ロ
ロッテが逆転勝ちした。3―4の七回に井上の適時打や福田秀の適時二塁打などで5点を奪った。先発の美馬は打たせて取り6回4失点で5勝目。楽天は序盤の失点を打線が一度はひっくり返したが、踏ん張れず3連敗。
ヤ4―8巨
巨人は菅野が投打で活躍して開幕9連勝を飾り、チームの連敗を3で止めた。一回に先制されたが、二回以降は1安打に抑えて7回2失点。七回に大城の適時打で勝ち越した直後に3点二塁打を放った。ヤクルトは救援が崩れた。
D5―4広
DeNAがサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。4―4の九回2死一、二塁から、大和の適時打で試合に終止符を打った。九回を抑えた三嶋が今季初勝利。広島は七回に追い付き、粘りを見せたが、連勝が3で止まった。
神5―1中
阪神は0―1の三回に陽川の中犠飛で同点とし、サンズの右前打で勝ち越した。五回は陽川の適時打、六回もボーアの10号2ランで突き放した。高橋は8回1失点で2勝目。中日は小笠原が四球から崩れ、連勝は3で止まった。
【ゴルフ・石川遼選手】高校生の大会開催
男子ゴルフの石川遼が主催するジュニアトーナメント「The “One”」は25日、神奈川県横浜CCで2日間の競技を終えた。新型コロナウイルス感染症の影響で活躍の場を失った高校生の男女計83選手が参加。喜びをかみしめながらプレーする姿を見て回った石川は「全国大会も中止になり、何かできないかと考えていた。緊張感を感じてもらえる状況をつくれて良かった」とほっとした様子だった。
大会は全選手がPCR検査を受けるなど感染対策が施された。男女ともに3年生が優勝し、男子を制した鈴木隆太(埼玉栄)は「試合がなくてモチベーションが下がっていた」と明かし、何度も感謝を述べた。《共同通信》
【香港】米領事館員が襲撃され負傷
香港メディアによると、在香港米総領事館の40代の米国人職員が25日、総領事館を出て通りを歩いていた際、背後から近づいてきた男にこぶしで頭を2回殴られ、出血するなど負傷した。
男は逃走したが、同日夜、警察に逮捕された。暴力団と関係があるという。米中対立が続く中、一部市民の間で対米感情が悪化している。《産経新聞》
【中国・王毅外相】欧州歴訪開始
欧州歴訪を開始した中国の王毅国務委員兼外相は25日、イタリアを訪問しディマイオ外相と会談した。新型コロナウイルス対策での連携を確認。米国による中国の影響力排除の姿勢が鮮明になる中、経済的な結び付きの強いイタリアへの働き掛けを加速させる狙いとみられる。
両外相は会談後に共同記者会見し、ディマイオ氏は香港情勢に関し「高いレベルでの自治と自由の保護は不可欠だ」と述べ、今後の展開を注視していくと強調した。
王氏はイタリアの後、オランダやノルウェー、フランス、ドイツも歴訪し結束をアピールする。《共同通信》
【茂木敏充外相】覇権主義の中国にらみ奔走
茂木敏充外相は25日、メコン3カ国(カンボジア、ラオス、ミャンマー)などの訪問を終え、チャーター機で羽田空港に帰国した。茂木氏は今月だけで7カ国を訪問。東シナ海や南シナ海で海洋進出を強める中国をにらみ、全ての訪問国と航行の自由や法の支配の重要性を確認した。日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」への支持を広げることで、軍事力を背景とする覇権主義を封じたい考えだ。
「南シナ海問題で各国とじっくり議論することができた。自由で開かれたインド太平洋の実現についても各国の理解を得られた」
茂木氏は24日、滞在先のミャンマーでアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と会談後、オンラインでの記者会見でこう強調した。名指しこそ避けたが、中国による海洋進出を牽制したものだ。
南シナ海問題では、当事国である東南アジア諸国連合(ASEAN)の支持が鍵となる。とりわけ、茂木氏が訪問したメコン3カ国は中国との経済的関係が深い。新型コロナウイルスの感染拡大後、初の外国要人として各国に乗り込むことで、日本の存在を強く印象付ける狙いがあった。
茂木氏は新型コロナの影響で止まっていた外国訪問を今月から再開した。英国を皮切りに、シンガポールとマレーシア、メコン3カ国とパプアニューギニアの7カ国を足早に訪れた。《産経新聞》