令和220日目
2019/12/06
この日のできごと(何の日)
【立憲民主党・枝野幸男代表】国民、社民に合流提案
立憲民主党の枝野幸男代表は6日の野党党首会談で、国民民主党、社民党、野田佳彦前首相や岡田克也元副総理ら無所属議員に事実上の合流を呼びかけた。実現すれば社会党以来の社民党の歴史に終止符が打たれ、衆参合わせて180人規模の野党が誕生する。ただ、国民は立民主導の再編に慎重論が根強く、先行きは不透明だ。
「(国会の)会派をともにする皆さんには十分に理念、政策を共有していただいている。より強力に安倍晋三政権と対峙するため、幅広く立民とともに行動していただきたい」
枝野氏は党首会談でこう強調し、野党勢力の結集を訴えた。また、「桜を見る会」をめぐる疑惑に直面する安倍晋三首相が、年明けに「疑惑隠し」の衆院解散に打って出る可能性にも言及し、危機感をあおった。
平成30年分の政治資金収支報告書によると、枝野氏の個人献金は3002万円と、立民を結党した29年の6915万円から半減している。神通力に陰りが見られるなか、野党再編を主導することで存在感を高める狙いも透ける。
枝野氏の呼びかけに対し、社民党の又市征治党首は「提案を重く受け止め、持ち帰って党内で議論する」と答えた。新党構想が実現すれば、「55年体制」の一翼を担った前身の社会党の結党から数えて74年の歩みを終えることになる。
とはいえ、合流をめぐる各党の見解が一致しているわけではない。国民の玉木雄一郎代表は党首会談で、党名、政策、人事などに「対等な立場で公党間の協議を行っていく必要がある」と述べ、立民主導の野党再編に警戒感を示した。
国民内では、中堅や若手が早期合流を求める一方で、7月の参院選で立民とつばぜり合いを演じた参院側には慎重論が根強い。実際、国民の参院幹部は合流構想に「摩訶不思議だ」と違和感を隠さない。
構想が結実したとしても、旧民主党や旧民進党の顔ぶれが目立ち、新鮮味には欠ける。主要野党と距離を置く日本維新の会の松井一郎代表は6日、野党再編をめぐる国会の動きを冷ややかにこう突き放した。
「少しでも有利になろうと野合、談合し、選挙互助会を作っているだけだ。何度もくっついたり、分かれたりしているので別に驚きも何もない」《産経新聞》
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【阿武隈急行】一部区間の運行再開
台風19号で被災し一部区間で不通となっている阿武隈急行は6日午前、丸森(宮城県丸森町)―槻木(同県柴田町)間で運行を再開した。残る宮城、福島県境の丸森―富野(福島県伊達市)間の再開時期は未定。
再開区間は当面、通勤通学、帰宅の時間帯のみ運行する。丸森駅では午前6時台から、高校生や通勤客らがホームに立った。県立大河原商業高校2年の女子生徒(17)は「これまでバスで1時間早く家を出ていた。朝の時間に余裕ができてうれしい」と話した。《読売新聞》
【沢尻エリカさん】保釈
東京地検は6日、合成麻薬の「MDMA」や「LSD」を自宅で所持していたとして、女優の沢尻エリカ容疑者(33)を麻薬取締法違反(所持)で東京地裁に起訴した。
沢尻容疑者は警視庁の調べに「10年以上前からMDMAやLSDなどの違法薬物を使用してきた」と供述したが、尿検査で薬物反応は出なかった。地検は認否を明らかにしていない。
同地裁は同日、弁護人の請求を受け、保釈を認める決定をした。沢尻容疑者は保釈保証金500万円を納付し、勾留先の警視庁東京湾岸署(東京都江東区)から保釈された。
沢尻容疑者は6日、「心の底から後悔しております。今後、違法薬物と決して関わりを持つことのないよう、専門家の指導も受けて立ち直ることをお約束します」とのコメントを発表した。《読売新聞》
【米・フロリダ州】海軍施設で発砲
米南部フロリダ州ペンサコラの米海軍施設で6日午前(日本時間同日夜)、発砲事件があり、3人が死亡し、少なくとも8人が負傷した。容疑者は射殺された。容疑者はサウジアラビア空軍から派遣されて研修中だった軍少尉で、動機は不明。テロ行為の可能性も含めて連邦捜査局(FBI)などが捜査している。米メディアが伝えた。
施設は海軍航空基地で、日常的に各国軍から研修生を受け入れて訓練を行っている。容疑者は教習棟で発砲を始めたが、駆け付けた治安当局者らによって間もなく射殺された。《共同通信》
【独・メルケル首相】アウシュビッツで謝罪
ドイツのメルケル首相は6日、第2次大戦中にナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の舞台となったポーランド南部のアウシュビッツ強制収容所跡を初めて訪れた。加害国の首脳として犠牲者を追悼し「虐殺を行ったのはドイツ人だった。この責任に終わりはない」と演説、過去を謝罪した。
在任中にアウシュビッツを訪れたドイツ(西ドイツを含む)首相としてはシュミット氏らに続き3人目で、収容所跡の維持や管理を担うポーランドの財団の招きに応じた。アウシュビッツは来年1月、ソ連軍による解放から75年の節目を迎える。《共同通信》
【東京株式市場】
6日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸し、終値は前日比54円31銭高の2万3354円40銭だった。米中貿易協議の進展や政府の経済対策への期待から買い注文が先行した。
東証株価指数(TOPIX)は1.95ポイント高の1713.36。出来高は約10億5400万株。
前日の米国市場ではトランプ米大統領が対中交渉の進展に言及したことを受け、ダウ工業株30種平均が小幅続伸。6日の東京市場もこの流れを引き継いだ。《共同通信》
【安倍晋三首相】ハンガリー・オルバン首相と会談
安倍晋三首相は6日、ハンガリーのオルバン首相と官邸で会談し、経済や学術交流の分野でさらなる関係強化を進める方針で一致した。今年、両国が国交樹立150年の節目であることを踏まえ「国際社会が直面する課題に連携して対処し、両国の協力関係を新たなレベルに押し上げたい」と表明した。
両首相は、貿易保険分野で協力する枠組みの構築で合意し、文書に署名した。ハンガリー政府が実施している日本への留学生向け奨学金の継続や、日本の大学への教員派遣支援も確認した。
安倍首相は、北朝鮮の非核化と日本人拉致問題解決の重要性を訴え、支持を得た。《共同通信》
【朝まで生テレビ!】田原総一朗氏の発言を訂正、謝罪
テレビ朝日の看板討論番組「朝まで生テレビ!」(毎月最終金曜深夜1・25)は6日、11月29日深夜の放送で司会のジャーナリスト・田原総一朗氏(85)が「ベネッセが自民党の下村博文衆議院議員に二千数百万円の献金をしている」という趣旨の発言をしたが、そのような献金はなかったと、番組公式サイトと公式ツイッターで訂正し、謝罪した。
「訂正とお詫び」と題し「先月29日の放送で田原総一朗氏が『ベネッセが自民党の下村博文衆議院議員に二千数百万円の献金をしている』という趣旨の発言をしました。しかし、ベネッセから下村議員へのそのような献金はありませんでした。訂正するとともにベネッセならびに下村議員、視聴者の皆様にお詫びいたします」とした。
番組中、大学入学共通テストで導入されることが白紙になった英語民間検定試験についての議論の中で田原氏が発言。田原氏は自身のツイッターで、番組公式ツイッターの「訂正とお詫び」をリツイートしている。《スポニチ》