2025 令和7年1月25日(土) ハマス、イスラエル人女性兵士4人解放
令和2097日目
2025/01/25
この日のできごと(何の日)
【イスラエル・パレスチナ情勢】
イスラム組織ハマスは25日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、拘束していた人質のうち4人を解放し、いずれもイスラエル側に帰還した。4人はイスラエル軍の女性兵士。これを受け、イスラエルは拘束下のパレスチナ人200人を釈放した。身柄交換は停戦が発効した19日に続く第2弾。26日で1週間となる停戦はこれまでおおむね維持されているもようだ。
地元メディアによると、解放対象の4人には女性民間人1人が含まれているとの想定だった。イスラエルのネタニヤフ首相は、生存しているとみられるこの女性が解放されなければガザ北部への住民の移動を許可しないとの声明を出した。イスラエル軍は戦闘中にガザ南北を隔てていたネツァリム回廊の一部を25日に開放し、北部への帰還が進むとみられていた。
ハマス側はロイター通信に、この女性は次回の身柄交換で解放されると明らかにした。
今回の解放後もガザには人質90人以上が残るが、死亡した人も多いとみられる。ガザではイスラエル軍による散発的な発砲もあり、依然として不安定な情勢が続く。《共同通信》
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米ニュースサイト、アクシオスは25日、トランプ大統領がイスラエルに対する大型爆弾の供与保留を解除するよう国防総省に指示したと伝えた。バイデン前政権が昨年、パレスチナ自治区ガザでの戦闘でイスラエル軍による攻撃激化を懸念し、供与を中止していた。
アクシオスによると、MK84無誘導爆弾1800発が数日以内にイスラエルに運ばれるという。
トランプ氏は就任初日の20日、バイデン前政権が科していたヨルダン川西岸のユダヤ人入植者に対する制裁を解除するなど、イスラエル寄りの立場を示している。《共同通信》
【ボクシング】
ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体タイトルマッチで防衛を果たした統一王者の井上尚弥(大橋)が試合から一夜明けた25日、横浜市の大橋ジムで記者会見し「強引にいかず、組み立てるいいボクシングができた」と4回にたたみかけてのKO勝ちを納得の表情で振り返った。
当初は昨年12月24日に試合が予定されていたが、サム・グッドマン(オーストラリア)が2度負傷。1カ月延期された上、相手も今月11日に金芸俊(韓国)に変わった。長期の調整を強いられ「普段なら(試合後でも)すぐ練習したいが、今はやりたくない。それだけ張り詰めていた。少しゆっくりしたい」と正直に語った。《共同通信》
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24日のプロボクシングの4団体統一世界スーパーバンタム級タイトル戦から一夜明けた25日、王座を防衛した井上尚弥(31)=大橋=のもとを、敗れた金芸俊(32)=韓国=が訪れた。
左目の下にアザをつくった金は「あいさつがしたい」と横浜市内の大橋ジムを訪れた。一夜明け会見を終えた井上と談笑し、自分のアザや右脇腹を指し、「本当に痛いですよ」と笑顔を見せた。
当初は昨年12月24日、井上はサム・グッドマン(豪州)と対戦するはずだった。それがグッドマンの負傷で1カ月延期になり、さらに負傷した1月10日にグッドマンが棄権。急きょ代役となったのが児童養護施設育ちで、それまで日本選手に7連勝中だった世界ボクシング機構(WBO)11位の金だった。
試合は井上の4回KO勝ち。井上は試合後、「試合を受けてくれた金選手に感謝します」と語った。金がリングから退場する際には、観客から健闘をたたえる拍手が送られた。金はこの日、「(拍手に)感謝しました」と振り返った。
金は今後も日本選手と戦いたいと希望。「次はタクマと戦いたい」と、いたずらっぽい表情で、井上の弟で、世界ボクシング協会(WBA)バンタム級前王者の井上拓真(29)の名前を挙げた。《朝日新聞》
【大相撲】
大相撲初場所14日目(25日・両国国技館)初優勝を目指す平幕金峰山が霧島をすくい投げで破り、12勝2敗で単独トップを守った。3敗対決で綱とりの大関豊昇龍は尊富士を寄り切り、11勝目の平幕王鵬とともに1差をキープ。優勝争いは3人に絞られた。
大の里は琴桜との大関対決を押し出しで制して9勝5敗とし、琴桜は3連敗で5勝9敗。関脇大栄翔は10勝目を挙げた。十両はウクライナ出身の獅司が2敗で首位に立った。《共同通信》
【テニス】
テニスの全豪オープン車いすの部は25日、メルボルンでシングルス決勝が行われ、女子で第1シードの上地結衣(三井住友銀行)が第2シードのアニク・ファンクート(オランダ)に6―2、6―2でストレート勝ちし、5年ぶり3度目の優勝を果たした。
男子は前回覇者で第1シードの小田凱人(東海理化)が第2シードのアルフィー・ヒューエット(英国)と対戦。《共同通信》
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テニスの四大大会第1戦、全豪オープン第14日は25日、メルボルンで決勝が行われ、女子シングルスで第19シードの29歳、マディソン・キーズ(米国)がベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカに6―3、2―6、7―5で競り勝ち、四大大会初制覇を果たした。優勝賞金350万豪ドル(約3億5千万円)を獲得した。
サバレンカは3連覇を逃した。
男子ダブルスはハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)ヘンリー・パッテン(英国)組が初優勝した。《共同通信》
【北朝鮮】巡航ミサイル発射訓練
北朝鮮メディアは26日、同国のミサイル総局が25日に戦略巡航ミサイルの発射実験を実施し、金正恩朝鮮労働党総書記が視察したと伝えた。20日のトランプ米大統領の就任後、北朝鮮のミサイル発射実験は初めて。水中から発射が可能なタイプで、複数のミサイルが2時間余り、楕円や「8」の字形の軌道で1500キロを飛行したとしている。
北朝鮮外務省の対外報道室長は26日、米韓両軍による最近の合同訓練に反発する談話を発表し、米国が北朝鮮に脅威を与える以上は「徹頭徹尾、超強硬に対応すべきだ」と主張した。《共同通信》
【米・トランプ大統領】演説
トランプ米大統領は25日、西部ネバダ州ラスベガスで演説し、就任初日の20日に表明した世界保健機関(WHO)からの脱退について、米国の資金拠出の割合が中国より高い点に不満を表しながら「恐らく再検討する」と述べた。拠出が引き下げられた場合、脱退を見直す可能性がある。
トランプ氏は「米国は年間5億ドル(約780億円)を拠出しているが、ずっと人口が多い中国は3900万ドルしか負担していない」と批判し、WHO側に拠出額の減額を迫った。
トランプ氏は拠出割合に加え、新型コロナウイルスの対応などでWHOが中国寄りだと不満を示してきた。脱退すれば発展途上国の感染症対応など世界全体の保健衛生に悪影響が出かねない。
脱退は1年前に通告することになっており、実際の脱退は来年1月に予定されている。トランプ氏は1期目終盤の2020年7月にも国連に脱退を通告したが、政権を引き継いだバイデン前大統領が発効前に撤回した。《共同通信》
【ドイツ】右派集会にマスク氏登場
ドイツ東部ハレで25日、移民排斥の右派、ドイツのための選択肢(AfD)が2月の総選挙に向け集会を開き、トランプ米政権で要職に起用された実業家イーロン・マスク氏がオンライン中継で登場した。AfD支持を公言するマスク氏は「ドイツや欧州各国はもっと自主性を持つべきだ」とし、欧州連合(EU)を「官僚主義的過ぎる」と批判した。
マスク氏はAfDを「ドイツの未来にとって最良の希望」と称賛。「ドイツ人としての誇りを持つことは重要だ」と述べ、ナチス・ドイツの歴史を念頭に「過去の罪悪感にとらわれ過ぎている。子どもは両親やましてや曽祖父母の罪を背負うべきではない」と語った。
マスク氏はトランプ氏就任を祝う集会であいさつした際、腕を右斜め上に伸ばす身ぶりがナチス式敬礼だと批判された。
集会には4500人の支持者が集まり、ワイデル共同代表の演説中にマスク氏が登場すると大きな拍手と歓声が起きた。ワイデル氏はトランプ氏の決めぜりふにならい「メーク・ジャーマニー・グレート・アゲイン」と叫んだ。《共同通信》
【ウクライナ情勢】
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り「戦争は、わが国で起きている。和平協議の枠組みからウクライナを除外することは不可能だ」と述べた。ウクライナの頭越しに米ロ間で戦闘終結の道筋が描かれることがないよう求めた。首都キーウ(キエフ)を訪問したモルドバのサンドゥ大統領との共同記者会見で語った。
戦争の早期終結を目指すトランプ米大統領は、ロシアのプーチン大統領と近く対話する考えを表明しており、プーチン氏も応じる構えだ。
ゼレンスキー氏は、ウクライナ不在の和平協議では「本当の成果は得られない」と強調。戦争終結について「チャンスはあるが、ウクライナがいなくてはできない。ロシアは戦争を終わらせたいと考えていない」と主張した。和平協議にはウクライナとロシア、米国のほか、欧州も加わるべきだとの考えを示した。《共同通信》
