2024 令和6年11月30日(土) 立山トンネルトロリーバス、ラストラン

令和2041日目

2024/11/30

この日のできごと(何の日)

【立山トンネルトロリーバス】ラストラン

富山、長野両県をケーブルカーやバスなどで結ぶ「立山黒部アルペンルート」で運行する国内唯一のトロリーバスが30日、ラストランを迎えた。1996年の導入後、運行区間の室堂駅(標高2450メートル)は「日本一高い鉄道駅」として多くの人に親しまれたが、設備の老朽化などを背景に今シーズンの廃止を決断。最終日の室堂は吹雪が舞う悪天候となったが、多くの人が「トロバス」目当てに現地を訪れ、別れを惜しみ29年の歴史に幕を下ろした。

トロリーバスは、架線から電力を得て、モーターで走る車両。法律上は鉄道の一種「無軌条電車」に分類される。アルペンルートを運営する立山黒部貫光(富山市)が所有し、室堂(標高2450メートル)―大観峰(2316メートル)間の3・7キロを約10分で走行する。 トロバスは当初、同じアルペンルートの黒部ダム駅(立山町)と扇沢駅(長野県大町市)間でも関西電力が運行していたが、設備の老朽化などを理由に2018年に廃止。以降は国内唯一のトロバスとして親しまれた。

立山黒部貫光もトロバスを巡り、設備の老朽化に加え、壊れた部品の調達が困難なことを背景に今シーズンの廃止を決定。同社によると、運行開始から累計で約1992万人が利用し、30日で営業を終了するアルペンルートの今季利用者数はコロナ前と同水準の約80万人まで回復した。

最終日の30日は午後からは通常より増便し、多くの人がバスを利用した。午後3時の室堂発最終便は、抽選で選ばれた200人が職員に見送られながら乗り込んだ。

来年から同区間の運行は電気バスに転換されることが決まっている。《北國新聞》


【北朝鮮による日本人拉致事件】

北朝鮮による拉致問題を巡り、秋田県と「救う会秋田」が主催する集会が30日、秋田市で開かれた。拉致被害者の曽我ひとみさん(65)は講演で「被害者、家族の両方が元気なうちに解決してほしいと願うことしかできず、何とももどかしい」と早期帰国の実現を求めた。報道陣の取材では、日本政府に対し「一日も早く日朝首脳会談を実現してほしい」と訴えた。

講演に先立ち、拉致問題を描いた映画「めぐみへの誓い」を上映。

講演では、横田めぐみさん=失踪当時(13)=と北朝鮮で過ごした思い出などを語り「あの笑顔を忘れることはできない」と振り返った。

集会には約460人が参加した。《共同通信》

【石川県輪島市町野町】スーパーが営業再開

元日の能登半島地震と9月の記録的豪雨で被害を受けた石川県輪島市町野町の地区唯一のスーパーが30日、本格的な営業を再開した。「もとやスーパー」社長の本谷一知さん(46)は集まった客に「今日の再開を全国から注目されるまちづくりのスタートの日と位置づけたい」と力を込めた。

この日は陳列棚に食料品や日用品をいっぱいに並べた。地元の買い物客たちは、振る舞われた焼き鳥やジュースを手に歓談。近くの仮設住宅に暮らすA子さん(64)は白身魚の刺し身を買い「正直この店はもう駄目だろうと思い、こんな日が来るとは思わなかった。豪雨からわずか2カ月で再開してくれてありがたい」と笑顔を見せた。

スーパーは元日の地震直後も休まずに営業を続けてきたが、9月下旬の豪雨では店内が約2メートル浸水し、休業を余儀なくされた。ボランティアなどの協力で片付けを進め、10月には敷地内の限られたスペースに商品を置き、仮営業を開始した。今後はスーパーにネットカフェや宿泊施設を併設することも検討している。《共同通信》

【秋田市】スーパにクマ

30日午前6時20分頃、秋田市土崎港西のスーパー「いとく土崎みなと店」で、男性従業員(47)が店内に侵入してきたクマ1頭(体長約1メートル)に襲われた。男性は頭をかまれたほか、顔などをひっかかれて軽傷を負った。クマは店内に居座り、市が箱わなを設置して捕獲を試みているが、午後7時現在、捕獲に至っていない。

秋田県警秋田臨港署の発表によると、男性従業員は売り場とバックヤードをつなぐ出入り口付近でクマに襲われた。血を流してうずくまり、「痛い」と叫ぶ男性を別の従業員が見つけた。発見時、襲われた男性の約2メートル先にクマがいたという。

店内には当時、開店準備のため従業員が21人いたが、襲われた男性を除く20人は、店舗近くの同署に避難し、けがはなかった。店舗の出入り口と裏側のシャッターは、開店準備作業のため開けたままにしていたという。店はこの日臨時休業した。店舗を運営する「伊徳」(大館市)によると、営業再開は未定という。

市は午前11時過ぎ、店舗の2か所の出入り口付近に、クマの好物とされる米ぬかやハチミツなどを入れた箱わなを設置。その後、ドローンで店内の様子を確認したが、売り場内にクマの姿は確認できなかった。市はクマがバックヤードにいるとみている。

現場はJR秋田駅から北西に約7キロの住宅街で、近くには病院や小学校などがある。消防や県警が注意を呼び掛けるなど騒然とした空気に包まれた。

近くに住む70歳代男性は「午前7時前から消防が注意を呼び掛けていて気づいた。クマが逃げ出して家の方に来ないか不安だ」と表情を曇らせた。

県警によると、クマによる人身被害は今年11人目。夜間も警察官を配置して警戒を続けるという。《読売新聞》

【阪神・淡路大震災】復興事業終結

1995年1月の阪神大震災で甚大な被害が出た神戸市長田区で続いていた「震災復興市街地再開発事業」が完了し、30日に記念式典が開かれた。市の主導で古い木造家屋や商店が密集していた街並みを一新し、耐震性能に優れた高層ビル群や防災公園などを整備する巨大プロジェクトで、来年1月の震災発生30年を前に、兵庫県内全ての復興再開発が終結した。

1月17日の震災後、県内で被害が大きかった6地区で自治体などが土地を買い上げ、再開発事業の枠組みで復興を急いだ。だが約2千人の地権者との交渉は難航し、2004年3月の予定だった事業完了は延期を繰り返した。現在も商業用スペースの58%が売れ残り、地価下落の影響も受け、市は502億円の赤字を抱える。ビルに入居した商店も集客の低迷や高額な管理費に苦しんだ。

事業完了のめどがたった20年、市は事業の検証結果を発表。地区人口が震災前の1.4倍に増え、被災者の生活再建や災害に強いまちづくりなどの目的はおおむね達成したと総括した一方、商業面のにぎわいに課題が残るとした。《共同通信》

【プロ野球】

26年ぶりに日本一に輝いたプロ野球DeNAが30日、本拠地の横浜市でパレードを開催した。みなとみらい地区の「横浜ハンマーヘッド」から横浜スタジアム付近までの約1.5キロのコースで、三浦大輔監督や牧秀悟選手らが地元ファンと喜びを分かち合った。球団によると沿道には約30万人が集まった。

冒頭に南場智子オーナーが「横浜の海に包まれて夢のように幸福な気持ち」とあいさつ。三浦監督はオープンカーから立ち上がって沿道に手を振り「『ありがとう』と涙されている方もいて、こちらこそという気持ち」と笑顔で話した。牧選手は「見たことのない最高の景色だった。来年はリーグ優勝から日本一になりたい」と決意を新たにした。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第37節第1日(30日・三協フロンテア柏スタジアムほか=9試合)首位神戸は後半追加タイムに武藤がゴールを挙げて柏と1―1で引き分け、勝ち点69とした。優勝決定は12月8日の最終節に持ち越した。町田は京都を1―0で下して同66。

札幌の来季J2降格が決まった。柏が新潟に並ぶ勝ち点41となり、柏が16位、新潟が17位に。残り2試合で同34の札幌は18位以下が確定した。G大阪は新潟を1―0で退け同63。同65の広島は12月1日に札幌と対戦する。

磐田は2―1でFC東京に逆転勝ちして勝ち点38とし、残留に望みをつないだ。鹿島はC大阪に2―0、鳥栖は名古屋に3―0で快勝。《共同通信》

【B1】

バスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)は30日、千葉県船橋市ららアリーナ東京ベイなどで11試合が行われ、渡辺が左足首のけがから復帰した千葉Jは琉球を77―65で下した。13勝2敗で東地区首位。10月6日以来の出場となった渡辺は約28分のプレーで8得点、7リバウンド、1アシストだった。西地区2位の琉球は11勝4敗。

東2位の宇都宮はSR渋谷に74―79で敗れ、3敗目(12勝)を喫した。西首位の島根は三遠に85―79で競り勝った。ともに12勝3敗。《共同通信》

【立憲民主党・野田佳彦代表】夫婦別姓「決着つける」

立憲民主党の野田佳彦代表は30日、東京都内で講演し、選択的夫婦別姓制度の導入に重ねて意欲を示した。衆院選で与党が過半数割れした結果、立民が衆院法務委員長ポストを獲得したことを踏まえ「野党と公明党は賛成で、自民党の一部だけがずっと邪魔をしてきた。そろそろ決着をつける」と述べた。

1996年に法相の諮問機関・法制審議会が選択的夫婦別姓を導入する民法改正を答申しながら「政府が重い腰を上げないから、議員立法で提出してきた。俎上に載せてもらえなかったが、今度は進めなければいけない」と語った。《共同通信》

【首相動静】

石破茂首相は30日、就任後初の「お国入り」で鳥取県を訪れた。地元で就任を直接報告するとともに、政権が重視する地方創生に力を入れる姿勢をアピール。12月2日からの臨時国会での本格論戦を控え、英気を養う。 首相は鳥取市で人口減少対策をテーマにした会合に出席した。10月1日の就任から約2カ月となり、地元首長や経済界関係者らを前に「内閣総理大臣の石破茂であります。どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。「国や歴史を変えるのは、いつも地方であり庶民、大衆だ」と述べ、地方の取り組みを後押しする考えを強調した。《共同通信》

【中国】日本人への短期ビザ免除を再開

中国が30日、日本人への短期滞在ビザの免除措置を約4年半ぶりに再開した。滞在可能期間は30日以内。国内経済が減速する中国は、日本との経済交流や貿易促進につなげたい考え。ただ相次ぐ無差別殺傷事件などにより安全面への不安が高まっており、渡航者が大幅に増えるかどうかは未知数だ。

中国に進出する日系企業からは「中国出張がしやすくなる」との声が出ている。上海事務所を置く日本の自治体は、往来が増えれば「中国と結ぶ直行便の就航につながる」と期待を高めている。

上海浦東国際空港では30日朝、さっそくビザ免除を利用して到着した人の姿が見られた。観光旅行で来た東京都の会社員(37)は「ビザ免除が決まりすぐチケットを買った。史跡巡りが趣味なので免除は助かるが、安全面の心配もあるので観光客はすぐには増えないのではないか」と話した。

日本政府観光局によると、日本人の中国渡航者数は新型コロナ流行前の2019年で約267万人。中国の大手旅行会社によると、同年の中国への旅行者数は各国別で日本が最多だった。《共同通信》

【台湾・頼清徳総統】初外遊へ出発

台湾の頼清徳総統は30日、外交関係のある太平洋の島国、マーシャル諸島とツバル、パラオの3カ国訪問のため北部・桃園国際空港を経由地の米ハワイへ向け出発した。5月の総統就任後初めての外遊。頼氏は歴訪途中で米グアムにも立ち寄る。

中国は近年、台湾と外交関係のある国に断交を迫り、切り崩しを進めている。歴訪では3カ国への経済協力を確認し、つなぎ留めを図る。

頼氏は出発前、同空港で記者団に「歴訪は価値観外交の新時代を切り開くものだ」と述べ、共有する民主主義の価値観を基礎に3カ国と関係を強化すると表明。ハワイやグアムの経由を手配した米国に謝意を示した。《共同通信》

【ジョージア】混乱続く

旧ソ連のジョージア(グルジア)による欧州連合(EU)加盟交渉の凍結に対し、米国務省は11月30日「EUと北大西洋条約機構(NATO)への完全統合を目指すという、憲法に刻まれた国民との約束をほごにした」と親ロシアの与党「ジョージアの夢」を非難する声明を発表した。

米国はジョージアとの戦略的パートナーシップを停止した。声明は国民の大多数が欧州への統合を支持していると指摘し、国民の抵抗を抑圧するなど反民主主義的な動きがみられると批判した。《共同通信》

旧ソ連構成国ジョージア(グルジア)で親欧米の立場で知られるズラビシビリ大統領は11月30日、10月の選挙に基づき発足した議会が非合法だと主張し、12月に大統領の任期が切れても職にとどまると宣言した。ロイター通信などが報じた。

選挙では親ロシアの与党「ジョージアの夢」が過半数の議席を獲得した。再任されたコバヒゼ首相は欧州連合(EU)への加盟交渉開始を2028年末まで凍結すると宣言し、早期加盟を求める野党支持者らが首都トビリシの議会周辺に多数集結。火炎瓶を投げつけるデモ隊と、放水や催涙弾で対応する治安当局の緊張が続いている。《共同通信》

【ウクライナ情勢】

ウクライナ東部や南部で11月30日、ミサイルやドローンによるロシア軍の攻撃があり、少なくとも計8人が死亡した。ウクライナのゼレンスキー大統領は「極めて卑劣なテロ」と述べ、市民への攻撃を続けるロシア軍を非難した。

ウクライナメディアによると、東部ドニプロにミサイルが着弾し、4人が死亡した。高層住宅や店舗が焼け、消防隊が出動して消火に当たった。子どもを含む少なくとも21人がけがをした。

南部ヘルソンではドローンが爆発物をバス停に向けて投下し、2人が死亡。地元検察は、戦争犯罪の可能性があるとみて捜査を始めた。東部ドネツク州では砲撃があり、65歳と56歳の女性計2人が死亡。《共同通信》

【中東情勢】

レバノンの国営通信は11月30日、同国南部の国境近くの村で、イスラエル軍の無人機攻撃があり、2人が死亡したと報じた。他に2人が負傷したとしているが、詳しい状況は不明。親イラン民兵組織ヒズボラとの停戦は維持されているが、イスラエル軍は「停戦合意違反」を主張し、空爆を連日実施している。

ヒズボラは30日、レバノンの首都ベイルート南部で、9月に空爆で殺害された前指導者ナスララ師の追悼イベントを開催した。会場となったのは殺害場所で、ナスララ師のポスターが掲げられ、多数の支持者が訪れた。空爆には地下施設に直接攻撃できる特殊な爆弾が使われたとみられ、巨大な陥没ができていた。《共同通信》

シリア人権監視団(英国)は11月30日、シリア反体制派が北部の要衝アレッポの空港を掌握したと明らかにした。ロイター通信によると、ロシアはシリアのアサド政権に軍事支援を約束。政権軍は反撃の準備を進めているもようだ。

アレッポは最近数年間、政権の統治が安定していたが、反体制派が27日に電撃的な攻勢を開始。29日に中心部に到達したとの主張が報じられた。監視団によると、反体制派はさらに中部ハマに接近。AP通信によると、反体制派は30日、ハマに到達したと発表した。

監視団によると、アレッポでロシアの戦闘機が行ったとみられる攻撃があり、少なくとも16人が死亡し、20人が負傷した。27日に始まった戦闘の死者は320人を超えたとされる。

国営シリア・アラブ通信によると、政権軍は反体制派からの奪還に向けすぐに反撃を開始すると強調した。アサド大統領はイラクのスダニ首相と電話会談。スダニ氏はシリア支援の用意があると確認したという。《共同通信》

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