2024 令和6年11月24日(日) 名古屋市・新市長に広沢一郎氏
令和2035日目
2024/11/24
この日のできごと(何の日)
【名古屋市長選】広沢一郎氏が初当選
衆院選で当選した河村たかし氏の市長失職に伴う名古屋市長選は24日投開票され、無所属新人の元副市長広沢一郎氏(60)=保守推薦=が、前参院議員大塚耕平氏(65)=自民、立民、国民、公明推薦、政治団体役員尾形慶子氏(67)=共産推薦=らを大差で破り、初当選した。河村氏が後継候補に指名した広沢氏は市民税減税など、約15年間の河村市政で進められた政策を継承すると訴え、支持を集めた。投票率は39.63%で2021年の前回を2.49ポイント下回った。
広沢氏は河村氏と二人三脚で選挙戦を展開し、後継をアピール。交流サイト(SNS)を通じた発信で無党派層を中心に支持を広げたほか、与野党問わず既成政党支持層も取り込んだ。
大塚氏は議会と対立してきた市政の刷新を訴え、4党の国会議員も相次いで応援に入ったものの、支持層を固めきれなかった。元会社員太田敏光氏(76)、旅行会社経営水谷昇氏(61)、元大学講師不破英紀氏(64)、旧自治省(現総務省)元職員鈴木慶明氏(85)は及ばなかった。《共同通信》
【競馬】
第44回ジャパンカップ(24日・東京12R2400メートル芝14頭、G1)1番人気のドウデュース(武豊騎乗)が2分25秒5で優勝し、G1で天皇賞・秋に続く5勝目を挙げるとともに、1着賞金5億円を獲得した。武騎手はこのレースで単独トップとなる5勝目、友道康夫調教師は2勝目。これで日本馬の19連勝となった。
スローペースの中、ドウデュースは後方から大外を回って順位を上げると、最後の直線半ばで先頭に立ち、そのまま押し切った。首差の2着には逃げ粘った8番人気のシンエンペラーと、7番人気のドゥレッツァが同着で入った。《共同通信》
【大相撲】
大相撲九州場所は24日、福岡市博多区の福岡国際センターで千秋楽を迎え、東大関琴桜(27)=本名鎌谷将且、千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=が14勝1敗で初優勝を果たした。西大関豊昇龍との相星決戦をはたき込みで制した。来年1月の初場所で琴桜は、13勝2敗で優勝に準じた豊昇龍とともに横綱昇進に挑む。
佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)の長男の琴桜は今年1月の初場所後に大関昇進。5月の夏場所から祖父で先代師匠の元横綱琴桜からしこ名を受け継ぎ、大関在位5場所目で初の賜杯を獲得した。今年は初の年間最多勝も達成。9年前に初土俵を踏んだ九州場所で悲願を達成し、飛躍の一年を締めくくった。《共同通信》
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大相撲九州場所千秋楽の24日、三賞選考委員会が開かれ、東前頭3枚目で豊昇龍、大の里の2大関を破って11勝4敗の阿炎が2度目の殊勲賞に選ばれた。
東前頭2枚目で10勝5敗の若隆景はおっつけの技術が評価され、5度目の技能賞獲得。終盤まで優勝争いに加わった東前頭6枚目の隆の勝は千秋楽に11勝目を挙げ、4度目の敢闘賞受賞となった。《共同通信》
【野球・プレミア12】
野球の国際大会「プレミア12」の決勝は24日、東京ドームで行われ、日本代表が台湾代表に0―4で敗れ、2019年に続く2連覇を逃した。主要国際大会で敗れたのは19年大会の2次ラウンドの米国戦以来。台湾は初優勝。
日本は台湾などで行われた1次リーグB組を5戦全勝で1位通過。東京ドームでの2次リーグも3連勝で突破したが、決勝は投打で低調だった。
昨年就任した井端弘和監督は2連覇に挑む26年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)まで指揮することが決まっている。
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台湾の頼清徳総統は24日、野球の国際大会「プレミア12」の決勝で日本に勝利し初優勝した台湾代表をたたえるため、選手が台湾に戻る際の航空機を上空で空軍戦闘機が出迎えるよう手配したと明らかにした。フェイスブックに書き込んだ。
頼氏は優勝決定後、フェイスブックで「ありがとう台湾の英雄」と選手たちに謝意を表明。「素晴らしい守備」や「積極的な走塁」を称賛した上で「世界に台湾を賛嘆させた」とたたえた。《共同通信》
【プロ野球】
プロ野球で4年ぶりのパ・リーグ制覇を果たしたソフトバンクの祝賀パレードが24日、福岡市中心部で行われた。沿道に集まった約28万人(球団発表)の観客の声援に応え、就任1年目の小久保裕紀監督は「久しぶりに勝つと、ファンのおかげだなというのが伝わる」と喜びをかみしめた。
午前11時ごろ、王貞治球団会長や選手らがオープンカーやバスに分乗し、約2.3キロのコースを30分ほどかけて進んだ。笑顔で手を振った周東佑京選手会長は「やっぱり優勝して良かったなと思えた」と感謝した。
リーグ優勝と4年連続日本一を達成した2020年は新型コロナウイルスの影響でパレードを見送っていた。《共同通信》
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プロ野球楽天の田中将大投手(36)が24日、「楽天と来季の契約を結ばず、新たなチームを探すことに決めた」と自身のユーチューブチャンネルで語った。米大リーグのヤンキースでの78勝と合わせ、日米通算200勝にあと3勝としている。
現役続行に意欲をにじませ「来季はどこでプレーするのかまだ何も分からない状態だが、今はいいコンディションでいいトレーニングを積むことができている」と語った。今季は状態が上がらず、9月28日のオリックス戦で黒星を喫した1試合の登板に終わったが「もう来季に向けてスタートしているし、来季はことし投げられなかった分、さらにしっかりと投げて戦っていきたい」と話した。
北海道・駒大苫小牧高から2007年に高校生ドラフト1巡目で楽天入団。13年に24勝0敗1セーブの圧倒的な成績で球団初のリーグ優勝と日本一の原動力となった。14年にポスティングシステムを利用して大リーグへ移籍し、ヤンキースで活躍。21年に楽天に復帰した。《共同通信》
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中日の細川成也外野手が24日、ナゴヤ球場で契約交渉し、今季から倍増強の年俸9200万円で更改した。全試合出場を果たして23本塁打、打率2割9分2厘。「地道にやってきて成果が少しずつ出た」と喜んだ。59試合で43ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎに輝いた松山晋也投手は3倍近い5千万円でサインし「最高のシーズンだった」と笑顔だった。
福永裕基内野手は約2.5倍の3500万円、村松開人内野手は倍増近い3300万円。夏場まで不振だった岡林勇希外野手は微減の7千万円。
高橋周平内野手は約1割減の6千万円で2年契約を結んだ。勝野昌慶投手は微減の3800万円。(金額は推定)《共同通信》
【ゴルフ】
ツアー選手権リコー杯最終日(24日・宮崎県宮崎CC=6497ヤード、パー72)今季最終戦は桑木志帆が3バーディー、3ボギーの72にまとめ、通算12アンダーの276で初日からの首位を守る完全優勝を果たした。今シーズンはツアー初勝利を含む3勝目で国内四大大会は初制覇。賞金3千万円を獲得した。
68をマークした小祝さくらが1打差の2位。年間女王となった竹田麗央は5位で、大会3連覇を狙った山下美夢有は6位だった。《共同通信》
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カシオ・ワールドオープン最終日(24日・高知県Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72)43歳の岩田寛が2打差6位から68で回って逆転し、通算14アンダーの274で今季ツアー2勝目、通算7勝目を挙げた。4千万円を加え、賞金ランキング4位に浮上した。清水大成が1打差の2位。
マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が通算12アンダーで3位、石川遼、永野竜太郎、大堀裕次郎が11アンダーで4位となった。賞金ランク1、2位の平田憲聖、金谷拓実はともに8アンダーで16位。《共同通信》
【イトーヨーカドー春日部店】閉店
セブン&アイ・ホールディングスが展開する「イトーヨーカドー春日部店」(埼玉県春日部市)が24日閉店した。セブン&アイによると、春日部市を舞台にした人気アニメ「クレヨンしんちゃん」に登場する「サトーココノカドー」のモデルで、ファンからは“聖地”として親しまれた。
春日部店は1972年にオープンし、96年に現在の場所に移転。過去には屋上の看板を「サトーココノカドー」に一部張り替えるなどの共同企画が注目を集めた。
セブン&アイは子会社「イトーヨーカ堂」で地方の不採算店を中心に国内店舗を削減している。
24日の閉店前には店舗を目に焼き付けようと、買い物客や国内外のファンらが路上に集まり、記念撮影をしていた。埼玉県越谷市の女性(75)は「孫のためにしんちゃんのキーホルダーを買おうと思ったけれども売り切れていた。3世代でお世話になった思い出深い場所だった」と惜しんだ。《共同通信》
【北朝鮮による日本人拉致問題】
林芳正官房長官兼拉致問題担当相は24日、鳥取県米子市を訪れ、1977年に松本京子さん=失踪当時(29)=が北朝鮮に拉致されたとみられる被害現場周辺を視察した。記者団に「普通の住宅街で、普通に暮らしていた京子さんが拉致に遭遇した。人ごとでない」と強調。「家族の思いを胸に刻み、解決にしっかり取り組む」とも語った。
被害者の帰国実現に向け、石破茂首相が意欲を示す金正恩朝鮮労働党総書記との会談に関しては「政府の責任で最も有効な手だてを講じる」と述べるにとどめた。
視察後、鳥取県の平井伸治知事らが早期解決を求める要望書を林氏に手渡した。《共同通信》
【台湾・国民党】党大会
台湾の最大野党で対中融和路線の国民党は24日、北部桃園市で党大会と結党130年祝賀式典を開いた。同党所属の馬英九元総統があいさつし、「一つの中国」を否定する与党、民主進歩党(民進党)の頼清徳政権に対し「両岸(中台)衝突を招く状況」へと向かわせていると批判。政権奪還へ向け党内団結を呼びかけた。
馬氏は、頼総統が就任して以降も中華民国(台湾)と中華人民共和国は「互いに隷属しない」という「新二国論」を展開していると主張。国民党は「一つの中国」に基づく中国共産党との「1992年合意」を堅持し、中台関係を安定させなければならないと訴えた。《共同通信》
【COP29】
アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)は24日、発展途上国の温暖化対策のため、先進国が2035年までに公的資金や民間資金を合わせて少なくとも年3千億ドル(約46兆4千億円)の支援をするとの目標で合意し、閉幕した。年1千億ドルという現行の支援規模の3倍となる。
途上国同士などを含めた世界全体の資金としては、官民合わせて年1兆3千億ドルに拡大させることも求めた。途上国の債務増加を抑制するよう、無償供与などの手段を活用しながら資金を拡大する枠組みも設置する。中国や産油国など、経済力のある途上国に対しても貢献を促す。《共同通信》
