2024 令和6年11月13日(水) 米・現新大統領、会談で握手
令和2024日目
2024/11/13
この日のできごと(何の日)
【米国】現新大統領、会談で握手
米共和党のドナルド・トランプ次期大統領(78)は13日、2021年1月の退任後初めてホワイトハウスを訪れ、民主党のジョー・バイデン大統領(81)と会談した。両氏は来年1月発足の新政権への移行を円滑に進めることを互いに約束。激しい舌戦から一転して握手し、融和を強調した。会談後、トランプ氏は国務長官に対中強硬派で親日派のマルコ・ルビオ上院議員(53)を指名すると発表した。
CNNテレビによると、共和党は5日の大統領選と同時実施された連邦議会選で上院を奪還したのに続き、下院の多数派を維持した。赤がシンボルカラーの共和党が大統領職と上下両院を握る「トリプルレッド」になり、トランプ氏は政策を進めやすくなる。
トランプ氏は13日も人事を進めた。司法長官に保守強硬派のマット・ゲーツ下院議員(42)を、国家情報長官に元民主党のトゥルシ・ギャバード元下院議員(43)を指名するほか、1次政権で大統領上級顧問を務めた対移民強硬派の側近スティーブン・ミラー氏(39)を大統領次席補佐官に起用すると発表した。《共同通信》
【大相撲】
大相撲九州場所4日目(13日・福岡国際センター)新大関大の里が初黒星を喫した。土俵際で阿炎のすくい投げに逆転負け。豊昇龍は宇良を上手投げで退けて4連勝とした。琴桜は若隆景を寄り切って3勝1敗。
両関脇は霧島が小結若元春に押し出され、元気なく4連敗。若元春は3勝目を挙げた。大栄翔は王鵬を押し出し、星を五分に戻した。小結正代は初白星。
4連勝は豊昇龍と平幕の熱海富士、隆の勝、阿武剋の4人となった。《共同通信》
【プロ野球】
プロ野球のフリーエージェント(FA)権行使の申請期間が13日で終了し、有資格者111選手のうち、海外FA権で米大リーグ移籍を目指す巨人の菅野智之、広島の九里亜蓮両投手や、新たに国内FA権を得たソフトバンクの甲斐拓也捕手と阪神の大山悠輔内野手らが手続きした。14日にFA宣言選手として公示され、15日から全ての球団との交渉が可能となる。
ソフトバンクの石川柊太投手、阪神の原口文仁、楽天の茂木栄五郎両内野手、中日の木下拓哉捕手と福谷浩司投手も国内FA権を行使した。
巨人の大城卓三、阪神の坂本誠志郎両捕手、DeNAの佐野恵太外野手らは今季得た国内FA権を行使せずに残留した。《共同通信》
【野球・プレミア12】
野球の国際大会「プレミア12」で2019年大会に続く2連覇を狙う日本代表は13日、バンテリンドームナゴヤで行われた1次リーグB組初戦でオーストラリアを9―3で下し、白星発進した。
日本は一回に辰己(楽天)の犠飛で先制し、小刻みに加点。5―3の七回に牧(DeNA)が適時打を放ち、八回には森下(阪神)の2点二塁打などで突き放した。先発の井上(巨人)は六回途中までを2失点で8三振を奪った。《共同通信》
【東京株式市場】
13日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続落した。終値は前日比654円43銭安の3万8721円66銭で、5日以来、約1週間ぶりの安値水準を付けた。米国市場は共和党のトランプ前大統領の大統領選当選を背景に株高基調だったが、12日は一服して下落に転じ、13日の東京市場に波及。企業の決算発表が相次ぐ中、業績不振の銘柄も売られた。
東証株価指数(TOPIX)は33.10ポイント安の2708.42。出来高は約23億3900万株。
日本の長期金利の上昇は相場の重荷となり、前日終値からの下げ幅は一時700円を超えた。決算で好調な業績を示した銘柄も、利益確定の売りに押された。《共同通信》
【インド】首都の大気汚染「最悪」
インドの首都ニューデリーで13日、今シーズン初めて6段階ある大気汚染の指標で最悪を記録した。健康な人にも害を及ぼすレベルで、航空機の遅延など経済活動にも影響が出始めた。
ニューデリーの国際空港では濃い霧のため13日早朝から視界が悪くなり、地元メディアによると7便が目的地を変更。他にも多数の便に遅延が生じた。
デリー首都圏政府は大気汚染の悪化を防ぐため、爆竹の製造や販売、使用を来年1月1日まで禁止している。だが10月31日のヒンズー教の大祭「ディワリ」を祝うため、多くの爆竹や花火が使われ、汚染が進んだ。近郊の農地での野焼きや車の排ガスも原因だとされる。《共同通信》
【高橋秀実さん】死去
ドラマ化された「『弱くても勝てます』開成高校野球部のセオリー」などの著書で知られるノンフィクション作家の高橋秀実さんが13日午前5時57分、胃がんのため川崎市の病院で死去した。62歳。横浜市出身。
東京外国語大卒業後、テレビ番組制作会社勤務を経て、ノンフィクション作家に。スポーツ、外国人労働者、原発、米軍基地など取材テーマは多岐にわたった。自身が水泳に挑んだ経験を記したエッセー「はい、泳げません」(2005年)は映画化された。《共同通信》
【谷川俊太郎さん】死去
親しみやすい言葉による詩や翻訳、エッセーで知られ、戦後日本を代表する詩人として海外でも評価された谷川俊太郎さんが13日午後、老衰のため死去した。92歳。東京都出身。
父は哲学者谷川徹三。10代で詩作を始め、1952年、20歳の時に第1詩集「二十億光年の孤独」でみずみずしい言語感覚を持つ戦後詩の新人として注目された。
詩人の川崎洋さんと茨木のり子さんが創刊した詩誌「櫂」に参加。現代詩に限らず、絵本、翻訳、エッセー、童謡の歌詞、ドラマの脚本など半世紀以上にわたって活躍した。「朝のリレー」など国語教科書に採用された詩も多く、幅広い年代の人々に愛読された。
他の詩集に「六十二のソネット」「ことばあそびうた」「定義」。歌詞に「鉄腕アトム」や「月火水木金土日の歌」など。《共同通信》
