2024 令和6年11月10日(日) 日本保守党・百田尚樹代表「子宮摘出」発言を撤回

令和2021日目

2024/11/10

この日のできごと(何の日)

【日本保守党・百田尚樹代表】「子宮摘出」発言を撤回

日本保守党の百田尚樹代表は10日、名古屋市で街頭演説し、ユーチューブ番組での「30超えたら子宮摘出」との自身の発言について「やってはいけないこととして例を挙げたが、例えがきつすぎた。聞いていた人が不快に思うということで発言を撤回して謝罪する」と述べた。

党共同代表で、前名古屋市長の河村たかし衆院議員は記者団の取材に「撤回したが、言うのもはばかられる発言だった。私からもみなさまにおわび申し上げたい」と陳謝した。

百田氏は8日配信の番組で少子化対策を議論した際「これはええ言うてるんちゃうで」「小説家のSFと考えてください」と述べた上で「30超えたら子宮摘出とか」などと語った。《共同通信》


【JR瀬戸大橋線】快速列車が立ち往生

10日午前7時35分ごろ、JR瀬戸大橋線の架線が切断するトラブルが発生し、高松発岡山行きの上り快速列車「マリンライナー10号」が瀬戸大橋上で緊急停止した。JR四国によると、立ち往生した車内に乗員と乗客計約150人がおり、約6時間後、救助に向かった下り列車に乗り換えて岡山方面へ移動した。体調不良を訴える人はいないという。

列車は当時、時速約80キロで走行しており、車掌が異常に気付いて緊急停車させた。車両に搭載されたパンタグラフ計3基も全て損傷しており、JR四国が原因を調べている。9日に四国4県で発生した大規模停電との関連はないとしている。少なくとも1万人超に影響が出た。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】海づくり大会ご出席

大分県に滞在中の天皇、皇后両陛下は10日、大分市の県立総合文化センターを訪れ、第43回全国豊かな海づくり大会の式典に出席された。天皇陛下はあいさつで「人々の海や水産業への関心と理解がより深まり、豊かな海づくりの輪が大きく広がっていくことを願う」と述べた。

陛下は「地球温暖化や海洋プラスチックごみの問題など国際的な課題も生じている」とし、漁業関係者の苦労を思いやった。

その後、別府市の別府港で歓迎行事に参加。雨の中、大漁旗をはためかせた漁船がパレードすると、笑顔で手を振った。両陛下はマコガレイとマダイの稚魚を放流した。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第36節最終日(10日・味の素スタジアムほか=2試合)首位の神戸は山川の先制ゴールを守り切れず、東京Vと1―1で引き分けて勝ち点68とした。2位の広島は浦和に0―3で完敗し、3連敗で同65。次節にも神戸のリーグ2連覇が決まる。優勝の可能性は同63の町田まで、3チームに絞られた。

次節は30日に神戸が柏と、町田が京都と対戦。12月1日に広島は札幌と顔を合わせる。《共同通信》

【競馬】

第49回エリザベス女王杯(10日・京都11R2200メートル芝17頭、G1)3番人気のスタニングローズ(クリスチャン・デムーロ騎乗)が2分11秒1で優勝し、G12勝目で重賞4勝目を飾った。1着賞金は1億3千万円。このレースでデムーロ騎手は2勝目、高野友和調教師は初勝利。

スタニングローズは好位置で脚をため、最後の直線で一気に抜け出した。2馬身差の2着は12番人気のラヴェル、3着は2番人気のホールネス。1番人気のレガレイラは5着だった。《共同通信》

【ゴルフ】

三井住友VISA太平洋マスターズ最終日(10日・静岡県太平洋クラブ御殿場=7262ヤード、パー70)33歳の石川遼が1打差2位から5バーディー、2ボギーの67と伸ばし、通算11アンダーの269で逆転して今季2勝目、通算20勝目を挙げた。賞金4千万円を獲得。

1打差の2位は66の谷原秀人と67の河本力。さらに1打差の4位は堀川未来夢とショーン・ノリス(南アフリカ)だった。前年覇者の今平周吾は通算8アンダーで6位、前日首位の金谷拓実は72とスコアを落とし、10位に終わった。《共同通信》

伊藤園レディース最終日(10日・千葉県グレートアイランドC=6769ヤード、パー72)4位から出た山内日菜子がボギーなしの5バーディーで67と伸ばして逆転し、通算14アンダーの202で昨季の初優勝に続く通算2勝目を挙げた。賞金1800万円を獲得した。2打差の2位は安田祐香と辻梨恵。

9日に予選落ちした竹田麗央の初の年間女王も決定した。ポイントランキング2位の山下美夢有が通算11アンダーの4位にとどまり、ツアー2戦を残して逆転の可能性が消えた。《共同通信》

【大相撲】

大相撲九州場所初日(10日・福岡国際センター)3大関はそろって白星発進。先場所覇者の新大関大の里は平戸海を逆転の突き落としで退けた。琴桜は小結正代を突き落とし、豊昇龍は王鵬を寄り切った。先場所全休の横綱照ノ富士は2場所連続の休場。

両関脇は明暗が分かれた。大栄翔は宇良を突き倒したが、霧島は若隆景に寄り切られた。小結若元春は阿炎を押し出し。再入幕の尊富士、ウクライナ出身の新入幕獅司も白星を挙げた。《共同通信》

【野球】

野球の国際大会「プレミア12」に臨む日本代表が10日、バンテリンドームナゴヤでチェコ代表と強化試合第2戦を行い、9―0と大勝して2連勝で終えた。13日に同球場でオーストラリア代表との大会初戦を迎える。

日本は一回に4番森下(阪神)の2点本塁打で先制し、七回は代走五十幡(日本ハム)の二盗、三盗から加点。八回は5安打を集めて一挙6得点と畳みかけた。先発早川(楽天)が2回1安打無失点、5奪三振と好投し、戸郷(巨人)も2回無失点で続くなど無失点リレーを見せた。

プレミア12で2連覇を狙う日本は、13日の1次リーグB組初戦の後は台湾に移動し、韓国、台湾、キューバ、ドミニカ共和国の順で対戦する。《共同通信》

【首相動静】

石破茂首相(自民党総裁)は10日、日本維新の会の馬場伸幸代表と公邸で会談し、派閥裏金事件を踏まえ、政治改革に関する協議を呼びかけた。馬場氏は、調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の使途公開などの改革を早期に実現するよう要求。めどがつくまで予算案や法案の成立に協力しない考えを伝え、協議を拒否した。

馬場氏は、今年5月の岸田文雄前首相との合意文書で、旧文通費の使途公開と残金返納を義務付ける法整備の実施が明記されていると指摘。年内に見込まれる臨時国会までに結論を出すよう求めた。「約束がほごにされている。自民の話を聞く気は毛頭ない」とも述べた。首相は「真摯に丁寧に受け止め、対応していきたい」と応じた。

会談後、首相は記者団に、政治資金規正法の再改正について「早急に議論を詰めて、結論を得ることは日本政治全体に必要だ」と述べ、早期実現に意欲を示した。

馬場氏は会談後の記者会見で「臨時国会で予定される24年度補正予算案の審議では、是々非々路線を横に置き、徹底的に政府の考え方をただす」と語った。《共同通信》

【ウクライナ情勢】

ワシントン・ポスト電子版は10日、トランプ次期大統領がロシアのプーチン大統領と電話会談し、ウクライナでの戦争を拡大しないよう忠告したと報じた。7日に実施されたという。トランプ氏の大統領選での勝利確定後、プーチン氏と話すのは初めてとしている。

同紙は関係者の話として、トランプ氏が欧州には多数の米軍が駐留していると念押ししたと伝えた。

両氏は欧州の平和について話し合い、トランプ氏は「戦争の早期解決」に関して、今後も協議を続ける意向を示したという。

トランプ氏は大統領選期間中、プーチン氏との関係が良好だと主張し「戦争を24時間で終わらせる」と主張したが、具体的な方法は示していない。同紙によると、ロシアが占領した一部の領土を維持する形での取引を支持する考えを示しており、プーチン氏にも簡単に提起したという。

次期政権での国務長官就任も取り沙汰されるハガティ上院議員は10日、テレビインタビューで「米国の問題を優先しなければならない」と述べ、ウクライナへの軍事支援継続に消極的な姿勢を示した。《共同通信》

ロシア国防省は10日、モスクワ郊外でウクライナ軍による無人機攻撃があり、34機を迎撃したと発表した。残骸が落下して住宅4軒で火災が発生し、5人が負傷した。

ロシア航空当局によると、攻撃の影響で首都周辺のドモジェドボ、シェレメチェボ、ジュコフスキーの主要3空港で発着が一時的に制限された。

ロシア国防省は10日、ウクライナ東部ドネツク州クラホベ北東郊外の1集落を制圧したと発表した。

ウクライナ空軍は10日、ロシア軍が9日夜から10日朝にかけ、145機の無人機でキーウや東部ハリコフ州、南部オデッサ州などを攻撃したと表明。一晩に使われた無人機の数としては記録的だとしている。《共同通信》

【中東情勢】

シリア人権監視団(英国)は10日、イスラエル軍がシリアの首都ダマスカス近郊にある集合住宅を空爆し、子どもや親イラン民兵組織ヒズボラ戦闘員を含む23人が死亡したと発表した。

イスラエル軍は10日、中部ホムス近郊にあるヒズボラの弾薬庫を空爆したと発表。ヒズボラの弾薬を運ぶ部隊が最近、レバノンとの国境に近いシリア領内に活動を拡大していると強調した。イスラエルのネタニヤフ首相は、ヒズボラがシリアを通じてイランからレバノンに武器を密輸する供給線を遮断する必要があると主張している。《共同通信》

サウジアラビア軍のルウィーリ参謀総長は10日、訪問先のイランの首都テヘランでイラン軍のバゲリ参謀総長と会談し、国防分野における協力促進を確認した。国営イラン通信が伝えた。中東の覇権を争う地域大国の軍高官同士が会うのは異例。

バゲリ氏は「共通の利益と多くの可能性を考慮すると、両国間の協力は拡大すべきだ」と強調。イラン海軍の演習にサウジ海軍が参加するよう呼びかけた。ルウィーリ氏は両国による昨年3月の外交関係正常化合意について「われわれはこの合意を戦略的な機会だと捉えている」と評価した。

両国は中国の仲介で外交関係の正常化で合意して以降、大使館が再開するなど関係改善が進む。《共同通信》

\ 最新情報をチェック /