平成8852日目
2013/04/03
【この日の安倍総理】
新任公務員を激励
安倍首相は3日、国家公務員の合同新任研修で訓示し、国民栄誉賞の授与を検討しているプロ野球「読売巨人軍」終身名誉監督・長嶋茂雄氏を引き合いに出して、新任公務員を激励した。
安倍首相「昭和のプロ野球を代表する名選手である長嶋茂雄さんは、サードが守備位置でしたが、時にはショートはおろか、セカンドの守備範囲にまで果敢にボールを拾いにいったとも語り継がれています。課題を発見すれば、他省庁の仕事のように思えることでも、その省庁にも協力を得るよう求めながら主体的に取り組む、それこそが縦割りの打破です」
安倍首相はまた「日本は(東日本大震災からの)復興の遅れに加え、経済・外交・教育など様々な面で国家的な危機に直面している」とした上で「皆さんがその政策分野のスペシャリストでなくては、国益を守っていくことはできない」と述べた。さらに「国家国民のため、どんなに厳しい壁にぶち当たっても信念を貫いて行動する、戦う公務員になってほしい」と、新任公務員を激励した。《日テレNEWS》
「拉致解決は私の使命」
政府は3日、北朝鮮による拉致問題の早期解決に向け新設した有識者懇談会(座長・古屋圭司拉致問題担当相)の初会合を首相官邸で開いた。安倍晋三首相は「拉致問題は私の使命として必ず解決する。専門的見地から提言をいただきたい」とあいさつした。
メンバーは朝鮮半島情勢に詳しい伊豆見元静岡県立大教授や、米国の外交政策が専門の古森義久国際教養大客員教授、被害者家族会の増元照明事務局長ら11人。相互に幅広く情報共有するのが狙いだ。
古屋氏は「全ての被害者を取り戻さなければ、北朝鮮に支援することは百パーセントありえない」と強い姿勢で臨む方針を示した。《共同通信》
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【三陸鉄道南リアス線】吉浜―盛駅間運行再開
東日本大震災で不通となっていた岩手県大船渡市の三陸鉄道南リアス線吉浜―盛駅間(21・6キロ)の運行が3日、2年ぶりに再開された。盛駅には早朝から地元住民や鉄道ファンが詰めかけた。始発列車が警笛を鳴らして出発すると、この日を待ちわびた住民らは「行ってらっしゃい」と手を振って見送った。《読売新聞》
【大相撲・蒼国来関】角界復帰が決定
日本相撲協会は3日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、八百長問題で2011年に解雇した元幕内蒼国来(本名恩和図布新、中国出身)の力士としての復帰を決めた。解雇処分を無効とした東京地裁の判決を覆すだけの証拠が乏しく、控訴を断念した。蒼国来の土俵復帰は7月の名古屋場所で、番付は解雇時と同じ西幕内15枚目となる。
【第85回春のセンバツ】浦和学院(埼玉)初優勝
第85回選抜高校野球大会最終日は3日、甲子園球場で決勝を行い、浦和学院(埼玉)が17―1で済美(愛媛)を下し、春夏通じて初優勝を飾った。埼玉勢の優勝は第40回大会の大宮工以来、45年ぶり2度目。
浦和学院は二回に1点を先制されたが、五回に済美の好投手安楽に8長短打を浴びせて打者12人の猛攻で一挙7点を奪って逆転。八回にも6安打を集めて8点を加えた。先発の小島が8安打1失点で完投した。《共同通信》
【DeNA陸上部】発足
廃部となったエスビー食品から選手を受け入れる形で発足したディー・エヌ・エー(DeNA)陸上チームの結団式が3日、東京都内で行われ、瀬古利彦総監督は「感無量。緊張感もあるが、うれしさの方が上。日本一、世界一のチームにする」と抱負を語った。
プロ野球DeNAと同様に紺を基調とし、赤、黄、水色、オレンジを配色したカラフルなユニホームを披露した。ウエアをまとった上野裕一郎主将は「1年目からニューイヤー駅伝優勝を目指し、2016年の五輪ではマラソンでメダルを取ることが目標」と意気込んだ。《共同通信》
【北朝鮮】開城団地への入境禁止
韓国統一省報道官は3日、南北経済協力事業が行われている北朝鮮の開城工業団地について、北朝鮮当局が韓国側関係者の入境を禁止し、団地に滞在中の関係者の帰還だけを許可すると通知してきたことを明らかにした。
団地は現在稼働している唯一の南北経済協力事業。北朝鮮が米韓への威嚇を続ける中でも、これまで開城への入境は承認していたため決定的対立は避けようとしているとの見方も出ていた。入境禁止措置は、こうした見方をけん制する狙いとみられる。
3日は韓国側関係者484人が入る予定だった。入境禁止が長期化すれば、団地の運営が困難になる恐れもある。《共同通信》
【塚原光男氏】参院選に出馬
五輪体操金メダリストで鉄棒の「ムーンサルト(月面宙返り)」を編み出した塚原光男氏(65)は3日、自民党本部で石破茂幹事長と会い、夏の参院選比例代表に立候補する意思を伝えた。面会後、塚原氏は記者団に「スポーツや五輪への国民の期待に貢献したい。月面宙返りをやったのと同じ思いで政治に挑戦したい」と述べた。
石破氏は「選挙は大変だが、頑張ってほしい」と応じたという。
これに先立ち、石破氏は比例代表での擁立を進めている元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏(56)と面会。若狭氏は記者団に「プロの法律家しかできない政治活動で自分なりに貢献したい」と語った。《共同通信》
【菅義偉官房長官】沖縄県・仲井真知事と会談
菅義偉官房長官は3日、就任後初めて沖縄県を訪れ、那覇市内のホテルで仲井真弘多知事と会談した。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題について「普天間の固定化はあってはならない、日米合意に基づき、(辺野古沿岸部の)埋め立てを申請した。理解を頂けるようにしたい」と述べ、県内移設の早期実現に理解を求めた。
一方、仲井真氏は名護市辺野古への移設について「時間がかかるから他がいい。申請は法に基づいてきちっと内容をチェックする」と述べ、県外移設を重ねて求めた。菅氏は米軍嘉手納基地(嘉手納町など)以南の米軍5施設・区域の返還計画の調整状況も説明した。《産経新聞》
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沖縄県訪問中の菅義偉官房長官は3日午後、那覇市内にある地元新聞社、テレビ局を相次ぎ訪れ、各社幹部と懇談、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設に理解を求めた。「名護市辺野古に移設するのが考えられるぎりぎりの最良の選択だ」などと述べた。
特定の政策テーマをめぐり官房長官がメディア行脚に乗り出すのは極めて異例。硬化する沖縄世論を和らげたい意向とみられる。
メディア側は、県内移設に関し「これ以上の基地負担は無理だ」などと否定的な見解を伝えた。《共同通信》