2024 令和6年11月6日(水) 米大統領選・トランプ氏、勝利宣言

令和2017日目

2024/11/06

この日のできごと(何の日)

【米大統領選挙】トランプ氏、勝利宣言

5日に投開票が行われた米大統領選で、共和党候補のトランプ前大統領(78)は6日未明、南部フロリダ州ウエストパームビーチで演説した。大勢の支持者を前に「米国民にとって素晴らしい勝利だ。米国を再び偉大にする」などと述べ、勝利を宣言した。

FOXニュースなどの米メディアが6日未明(日本時間6日午後)、トランプ氏が民主党候補のハリス副大統領(60)に勝利し、当選を確実にしたと報じていた。

トランプ氏は2016年以来、2度目の当選。25年1月に任期を終える民主党のバイデン政権から4年ぶりに共和党への政権交代が決まった。《産経新聞》

5日投開票された米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ前大統領が女性初の大統領を目指した民主党のカマラ・ハリス副大統領に圧勝した。主要メディアが6日報じた。4年ぶりに返り咲く。トランプ氏は支持者を前に「米国を再び偉大な国にする」と勝利宣言した。「米国第一」を推進し、同盟軽視の姿勢で日本にも米軍駐留経費の負担増などを求める可能性がある。

事前の世論調査では接戦とみられていたが、バイデン政権下での物価高や不法移民流入に不満を募らせる有権者の間で支持を広げた。

来年1月20日に第47代大統領として就任式に臨む。任期は4年。副大統領にはJ・D・バンス上院議員が就任する。大統領の返り咲きは19世紀のクリーブランド以来132年ぶりで、史上2人目。

トランプ氏は激戦7州のうち東部ペンシルベニア、中西部ウィスコンシンなど4州を制した。私邸がある南部フロリダ州で6日未明、支持者を前に演説し「国境を修復し、この国の全てを直す」と述べ不法移民対策などに取り組むと主張した。《共同通信》

石破茂首相は6日、米大統領選でトランプ前大統領が勝利したのを受け「心からお祝い申し上げる」と祝意を示した。「トランプ氏と連携を密にし、日米同盟、日米関係をさらなる高みに引き上げたい。今後、接点を早急に持つべく努力したい」と官邸で記者団に述べた。

その後、自身のX(旧ツイッター)に「自由で開かれたインド太平洋を推進するため、緊密に連携することを心から楽しみにしている」と投稿した。

岩屋毅外相は、首相と次期大統領ができるだけ早く接点を持つよう尽力する考えを外務省で記者団に強調した。《共同通信》


【富士山】初冠雪

富士山(3776メートル)頂上の静岡県側に積雪している様子を6日朝、共同通信記者が確認した。初冠雪は山頂から約40キロ離れた甲府地方気象台が目視で観測、発表しているが、山梨県側からは曇っていて積雪しているかどうか確認できず、初冠雪の発表はない。気象台が観測すれば、観測史上最も遅い初冠雪となる。6日に観測されれば平年より35日、昨年より32日遅い。

これまで最も遅かったのは1955年と2016年の10月26日。気象台によると、5日夜から6日朝にかけて静岡県の南側に局地的な前線が発生。気圧の谷が付近を通過し、静岡側を中心に積雪となった。担当者は取材に「山梨側は降水量が静岡側より少なく、積雪があるかは微妙な状況だ」と話した。

富士山の冠雪が遅れているのは平年より気温の高い日が続いたことが要因とみられる。10月の富士山頂の平均気温は1.6度で、平年より3.6度高く10月としては1932年の観測開始以降最高だった。

麓の山梨県富士吉田市は、目視で確認できたとして「初雪化粧」を宣言した。《共同通信》

【日本維新の会】馬場氏、代表選不出場を表明

日本維新の会は6日、代表選の是非を所属議員らに問う電子投票の結果、賛成多数で実施が決まったと発表した。17日に告示し、臨時党大会を開く12月1日に選出する日程も決めた。馬場伸幸代表は自身のX(旧ツイッター)で、衆院選で公示前から議席を減らした結果を踏まえ、代表選への不出馬を表明した。党内では馬場氏の責任を問う声が出ていた。

大阪市の党本部で開いた常任役員会後、柳ケ瀬裕文総務会長が代表選について記者団の取材に応じた。賛成は696票、反対は56票だった。

馬場氏はXで、代表選に関し「今般の衆院選の結果を受け出馬をしないことを決意した」と投稿した。《共同通信》

【東京株式市場】

6日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が急伸した。終値は前日比1005円77銭高の3万9480円67銭で、10月15日以来、約3週間ぶりの高値となった。米大統領選でトランプ前大統領が優勢との観測を受け、外国為替相場の円安ドル高が進み好感された。業績の押し上げ期待が高まった輸出関連株を中心に買われた。円相場は一時154円台に下落した。

TOPIXは51.66ポイント高の2715.92。出来高は約24億5500万株。

株価水準が高い半導体関連株の上昇も目立ち、相場を押し上げた。平均株価は前日の米株高が波及し、朝方から幅広い銘柄で買いが先行した。

午後にかけ、米大統領選の開票状況が伝わると、前日終値からの上げ幅は一時1100円を超えた。市場関係者からは「トランプ氏が大統領だったころの好景気が連想され、トランプトレードとも呼べる市場の高揚感が株価を押し上げた」(大和証券の坪井裕豪日米株チーフストラテジスト)との声も出た。

日本企業の2024年9月中間決算発表が相次ぐ中、好業績の銘柄も買われた。《共同通信》

【福岡県警】保険証不正使用、革労協主流派の女逮捕

福岡県警は6日、居住実態がない自治体が発行した国民健康保険証を都内の病院で使用し、医療費の一部の支払いを免れたとして、詐欺の疑いで革労協主流派活動家のA容疑者(69)=住所不詳=を逮捕した。

県警によると、容疑者は非公然活動に関与したとみられ、長く所在不明だった。県警は6日、住居とみられる都内の関係先や杉並区にある革労協主流派の活動拠点「現代社」などを家宅捜索した。

逮捕容疑は令和5年7~8月、福岡県久留米市を保険者とする本人名義の健康保険証を不正に使用して、自己負担金以外の医療費計約9千円の支払いを免れたとしている。

容疑者は15年から23年9月まで久留米市に住民登録していたが、居住の形跡はなかったという。《産経新聞》

【ウクライナ情勢】

ロイター通信は6日、ウクライナ軍が越境攻撃をしているロシア西部クルスク州で今月4日、北朝鮮兵が戦闘に参加したと報じた。米当局者の話として伝えた。死傷者が出たかどうかは不明だという。

ウクライナ国家安全保障・国防会議傘下の偽情報防止センターのコバレンコ所長によると、ウクライナ軍はクルスク州で今月2日か3日に、北朝鮮兵が配置された拠点を砲撃した。米紙ニューヨーク・タイムズは5日、ウクライナ軍との交戦で「かなりの数」の北朝鮮兵が死亡したと報じていた。今後、戦闘が本格化する恐れがある。

複数のウクライナメディアによると、同国当局が6日、カスピ海に面したロシア南部ダゲスタン共和国のカスピースクの軍拠点を無人機で攻撃し、複数の艦船を損傷させた。カスピースクにはロシア海軍のカスピ小艦隊の拠点がある。

ロシア国防省は6日、10月に支配下に置いたウクライナ東部ドネツク州ウグレダルの北郊にある2集落を制圧したと発表した。《共同通信》

【NBA】

米プロバスケットボールNBAは6日、各地で行われ、八村塁のレーカーズと河村勇輝がツーウエー契約を結ぶグリズリーズがテネシー州メンフィスで今季初対戦し、河村が2点を挙げ、NBA初得点をマークした。八村は体調不良で欠場し、日本人対決はならなかった。

河村は1分56秒プレーし、2本のフリースローを決めた。試合はグリズリーズが131―114で勝って5勝4敗、レーカーズは4勝4敗。《共同通信》

【ドイツ】連立政権崩壊

ドイツのショルツ首相(社会民主党=SPD)は6日、3党連立政権で経済や財政政策を巡って対立する自由民主党(FDP)のリントナー財務相を解任すると発表した。連立政権が事実上崩壊。ショルツ氏は議会で自身の信任投票を来年1月15日に行うよう求める意向を明らかにした。不信任となれば、9月に予定される連邦議会(下院)選挙が3月に前倒し実施される見通し。

世論調査では最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が支持率で首位を独走。与党3党の支持率は低く、ショルツ氏は政権維持は困難だと判断した。FDP幹部はブッシュマン法相ら他の3閣僚の辞任も明らかにした。

3党幹部は6日、政権の今後を協議する会合を開催。ショルツ氏は会合後の記者会見で「リントナー氏は長い交渉の末に合意した来年の予算案を一方的に破棄した」と指摘。「短期的なFDPの利益を優先し、何度も信頼を裏切った」と非難した。

2021年12月発足の連立政権は社会保障を重視するSPDと環境保護政党「緑の党」、FDPで構成。 《共同通信》

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