令和1889日目

2024/07/01

この日のできごと(何の日)

【H3・3号機】打ち上げ成功

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、国産新型ロケット「H3」3号機を鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げた。地震や豪雨の被害把握などに使う地球観測衛星「だいち4号」を目標の軌道に届けることに成功し、今後の本格的な運用に弾みがついた。

離陸の約5分後に第1段目を分離、約17分後にだいち4号を計画通り切り離した。実用の大型衛星の打ち上げ成功は、新型H3では3号機が初めてとなる。

H3はJAXAと三菱重工業が開発した2段式の使い捨て液体燃料ロケットで、「H2A」の後継機。日本の宇宙輸送を担い、世界で需要が拡大する衛星打ち上げビジネスへの本格参入も視野に入れる。昨年3月、1号機は打ち上げに失敗し、搭載した衛星「だいち3号」も失われた。今年2月に成功した2号機には、当初予定した「だいち4号」ではなく模擬衛星などを載せていた。

だいち4号は夜間や悪天候でも観測できるレーダーを搭載、災害による被災状況や地殻変動の把握に使う。火山活動、地盤沈下、地滑りなど、異変の早期発見が期待される。《共同通信》

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【富士山】「吉田ルート」山開き

富士山(3776メートル)の山梨側登山道「吉田ルート」が1日、山開きを迎え、山梨県が混雑や「弾丸登山」防止のため5合目に設置した入山規制ゲートの運用を始めた。記者が取材した7合目では、「御来光」は悪天のため見えなかった。

未明の7合目は前日からの強風や雨続き。空は明るくなったが雲に覆われていた。友人3人と来た熊本市の英会話講師Aさん(53)は「見られなくて残念だったけど、次に登る時の楽しみにする」と笑顔だった。

入山規制は午後4時〜午前3時。1日は暴風が吹いていたが予定通りの時間にゲートが開けられた。《共同通信》

【将棋・藤井聡太棋聖】最年少で「永世称号」

将棋の第95期棋聖戦5番勝負第3局は1日、名古屋市で指され、後手の藤井聡太棋聖(21)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将との七冠=が100手で挑戦者の山崎隆之八段(43)を破り、3勝0敗で防衛、5連覇を果たした。棋聖通算5期獲得により、自身初の「永世称号」の資格を得た。21歳11カ月での達成は中原誠16世名人(76)を抜いて史上最年少。

終局後、藤井棋聖は「棋聖戦は初めてタイトルを取ることができた棋戦。いろいろ思い出も多いので今回、棋聖戦で永世称号を獲得できたのは、すごくうれしい」と話した。

これまでは1971年、中原16世名人が永世棋聖を獲得した時の23歳11カ月で、藤井棋聖はこの記録を53年ぶりに更新した。永世称号は各棋戦により異なるが、規定の回数を獲得した棋士に与えられる。引退後もしくは、条件が整えば60歳を迎えると名乗ることができる。

藤井棋聖は6月20日、叡王戦5番勝負で伊藤匠七段(21)=当時、現叡王=に2勝3敗で敗れ、全八冠から七冠に後退。タイトル戦で初の敗北を喫した。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け1日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸した。外国為替相場の円安ドル高基調を好感した買い注文がやや優勢だった。利益確定の売りに押されて、下落に転じる場面もあった。

終値は前週末比47円98銭高の3万9631円06銭。東証株価指数(TOPIX)は14.65ポイント高の2824.28。出来高は約16億2884万株だった。《共同通信》

【海上保安庁・瀬口良夫長官】「日本の海、厳しい状況」

海上保安庁長官に1日付で就任した瀬口良夫氏(60)が記者会見し、沖縄県・尖閣諸島周辺海域での中国海警局の活動などを念頭に「日本の海は厳しい状況にある。法とルールに沿って秩序を維持する海保の役割は重要だ」と語った。

羽田空港で1月に起きた海保機と日航機の衝突事故については、国土交通省が6月に公表した再発防止策の中間取りまとめなどを挙げ「事故を二度と起こさない決意を持ち、対策に全力を尽くす」とした。

また、少子高齢化に伴う人材確保難が海保でも起きているとして「業務の効率化などを通じ、強靱な現場対応力を備えつつ、人を大事にする持続可能な組織づくりを進める」と強調した。《共同通信》

【岸田文雄首相】石川県訪問

岸田文雄首相は1日、能登半島地震被災地の石川県に入った。復興に向けて政府が輪島市に設置した支援拠点「能登創造的復興タスクフォース」の発足式に出席し、関係省庁の連携強化と関係市町間の調整を適切に行うよう指示した。能登半島最大の温泉地・和倉温泉(七尾市)を視察後、観光支援策「応援割」に関し、能登地域は補助率7割とする方針を記者団に示した。被災地入りは3回目。

首相は発足式で「霞が関ワンチームで復興、復旧に臨んでいかなければならない」と述べた。輪島市の能登空港施設内に整備された支援者向けの宿泊施設を視察。応援に入った自治体職員らが利用しており、首相は室内の様子を見て回った。《共同通信》

【北朝鮮】弾道ミサイル2発発射

韓国軍合同参謀本部は1日、北朝鮮が同日午前5時5分ごろ(日本時間同)と同15分ごろ、西部黄海南道長淵から北東方向へ弾道ミサイル計2発を発射したと発表した。1発目は短距離弾で約600キロ飛行し、2発目は約120キロ飛行したが失敗した可能性があるという。聯合ニュースは、飛んだ方向から、首都平壌の近くに落ちたとの見込みを伝えた。北朝鮮の弾道ミサイル発射は6月26日以来5日ぶり。

北朝鮮のミサイル発射は、日米韓3カ国が6月27〜29日に、海空やサイバー空間など複数領域を対象にした新たな共同訓練「フリーダムエッジ」を実施したことへの反発の可能性がある。北朝鮮外務省の対外政策室は30日、この訓練について「挑発的な軍事デモンストレーションで強く糾弾する」と批判する声明を発表していた。

韓国軍の広報室長は1日の記者会見で、1発目は北部咸鏡北道清津市の沖合周辺に落下したと説明。2発目は「初期段階で正常ではない飛行をした可能性がある。爆発したとすれば内陸部に落ちた可能性もある」と述べた。《共同通信》

【韓国・ソウル】車暴走、9人死亡

韓国ソウルの中心部で1日午後9時25分(日本時間同)ごろ、車両が歩道に突っ込む事故が起きた。地元消防によると、9人が死亡し、4人がけがを負った。在韓国日本大使館関係者は「今のところ日本人が巻き込まれたとの情報はない」と明らかにした。

事故があったのはソウル市庁近くの交差点。韓国メディアによると、警察は車を運転していた60代の男の身柄を確保した。信号待ちをしている歩行者に突っ込んだとみられており、警察が調べている。男は「車が急発進した」と主張しているという。

現場は企業や飲食店が多いエリアで、王宮の徳寿宮に近接している。外国人観光客も多く訪れる繁華街、明洞からも近い。《共同通信》

【米・ブリンケン国務長官】バイデン氏擁護 討論不振

ブリンケン米国務長官は1日、大統領選に向けた6月27日の討論会で不振だったバイデン大統領を擁護した。就任後の約3年半で同盟・友好国との連携を強化し「民主主義国の多くが彼の指導力を目の当たりにした」と外交面の実績を強調した。ワシントンのシンクタンクで語った。

一方、今月9〜11日にワシントンで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に日本や韓国がパートナー国として参加することに言及。ロシアと中国の蜜月関係が強まる現状に触れ「欧州とアジアの国々が双方の地域で起きている難題を自分事と考えるようになった証しだ」と述べた。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

ガザ南部、市民に退避要求

イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスなどで市民に退避を要求した。ガザ北部で先週、退避要求後に集中攻撃しており、同様の展開が予想される。ガザへの人道支援物資の主要輸送路になっているケレムシャローム検問所周辺が対象地域に含まれ、輸送が停滞すれば人道危機がさらに深刻化しそうだ。市民は避難を始めた。

ネタニヤフ首相は軍関係の学校で演説し、敵対するイスラム組織ハマスについて「軍事力壊滅に近づいている」と強調した。ガラント国防相も同様の認識を表明している。ネタニヤフ氏は「残存勢力を標的にした戦闘を続ける」と述べた。

イスラエル軍は先週、ガザ北部シャジャイヤを集中攻撃してハマス戦闘員40人以上を殺害、市民も犠牲になった。ハマスが部隊を再編しているとの情報を得たためだとみられている。

軍は1日もガザ各地を攻撃した。中部ヌセイラトや最南部ラファで市民が死傷した。ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は3万7900人。

レバノン国境沿いでは親イラン民兵組織ヒズボラとの交戦が続いた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは1日、各地で行われ、大谷の所属するドジャースや鈴木のカブス、吉田のレッドソックスは試合がなかった。

ドジャースは2日(日本時間3日)から本拠地でダイヤモンドバックスとブルワーズとの6連戦に臨む。《共同通信》