令和1783日目

2024/03/17

【ロシア大統領選】プーチン氏圧勝

ロシア大統領選は17日夜(日本時間18日未明)に開票され、中央選挙管理委員会の開票率72%の暫定集計で現職のウラジーミル・プーチン大統領(71)が87.16%を得票して他の3候補を圧倒、通算5選を確実にした。プーチン氏はモスクワの選対本部で「国民の信頼に感謝する」と述べ、勝利宣言した。

2000年の初当選以来、24年も政治の実権を握り続けているプーチン氏はさらに6年間ロシアを統治する。長期化するウクライナ侵攻作戦のほか、日米欧との厳しい対立が続く外交や、制裁下の経済強化などが新たな任期での焦点となる。

プーチン氏は22年2月に開始した侵攻を「国の独立と安全を確保する戦い」と正当化。ロシア系住民が多い東部・南部4州の併合を成果と位置付けて軍事作戦継続を明言している。政権は高い得票率を侵攻への「信任」とみなし、軍事力を強化して欧米との対決姿勢を強めるとみられる。《共同通信》

ロシアの侵攻が続くウクライナでは、プーチン大統領の当選が確実視されていたロシア大統領選は「茶番」(ウクライナ外務省)と一蹴され、関心は低かった。ロシアの占領下にあるウクライナ東部・南部4州や南部クリミア半島で強行された選挙は「違法で無効」との立場で、選挙結果の不当性を訴えている。

ロシア西部やウクライナ国内のロシア占領地では17日の投票最終日にかけて攻撃が相次いだが、ウクライナ側による選挙妨害かどうかは不明だ。ウクライナ外務省はロシアが危機をあおる「挑発活動」を行う可能性があるとして、占領地の住民に対し、人混みを避けるよう呼びかけていた。《共同通信》

ロシアが一方的に併合を宣言し、大統領選を強行したウクライナ東部・南部4州の占領地では、銃で武装した兵士らが戸別訪問して投票を強制するなど、民意の反映とはほど遠い状況となっている。住民はオンライン取材に「きたないやり方だ。うその選挙に意味はない」と怒りをあらわにした。

ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は17日、X(旧ツイッター)で「ロシアは盗んだ領土で、銃を突き付け『選挙』を組織している。市民を連行し、忠誠の署名をさせている」と批判した。

南部ザポロジエ州でロシアが「州都」とするメリトポリ在住の40代男性は、投票箱を持った選管係員が兵士と住宅を一軒一軒回っていたと証言。公園のベンチで休んでいる時に投票用紙を渡された人もいた。

メリトポリでは、ウクライナのテレビ放送が遮断され、流れるのはロシアからのニュースのみ。街じゅうにプーチン大統領のポスターが張られており、男性は「プロパガンダに毒され、喜んでプーチンに投票する人もいる」と語った。《共同通信》

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【令和6年能登半島地震】

液状化被災地で初の説明会

能登半島地震で液状化による多数の住宅被害が出た石川県内灘町は17日、地震後初の住民説明会を開いた。町側は今後、国土交通省による調査や住民の意向を踏まえて対策工事の方法など復興の方針を決めると明らかにした。住民からは2カ月以上、町からの説明がなかったことへの不満の声が相次いだ。

説明会は、西荒屋地区の住民を対象に小学校の体育館で開かれ約200人が参加した。町側は国交省が被害状況を調査中だと説明。土地の境界や道路、宅地の高さが地震前から変わっており、測量や、工事ではどの高さを基準に整備するか検討が必要だとした。住民の意向調査は25日以降、各世帯に郵送で実施する。《共同通信》

【将棋】

将棋の第49期棋王戦コナミグループ杯(共同通信社主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第4局は17日、栃木県日光市の日光きぬ川スパホテル三日月で指され、後手の藤井聡太棋王(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・王将・棋聖との八冠=が114手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り、対戦成績3勝0敗1持将棋(引き分け)で初防衛を果たした。

藤井棋王はこれで、昨年9月から続くタイトル戦での連勝を14に伸ばし、羽生善治九段(53)の13を抜いて歴代単独2位となった。1位は故大山康晴15世名人の17連勝。また、出場したタイトル戦の5番勝負、7番勝負は全て制しており、自身が持つ最多の連続獲得記録を21期とした。通算でのタイトル獲得21期は歴代6位となる。

2023年度の全対局を終了し、46勝8敗(勝率8割5分2厘)で、2年連続の勝率1位が確定した。

棋王戦5番勝負の開幕局は引き分けになったが、その後は藤井棋王が的確な指し手を披露し、一気に3連勝した。持ち時間各4時間のうち、本局の残りは藤井棋王5分、伊藤七段1分。《共同通信》

【ゴルフ】

Vポイント×ENEOS最終日(17日・鹿児島高牧CC=6456ヤード、パー72)荒天のため10番からの9ホールで争われ、首位から出た鈴木愛が5バーディー、2ボギーの33で回り、通算10アンダーの170で並んだ小祝さくらとのプレーオフを制して2週連続優勝を果たした。ツアー通算20勝目で賞金1800万円を獲得した。1打差の3位に申ジエ(韓国)が入った。

第2日を終えて決勝ラウンドに進んだ50人をさらに絞り込むセカンドカットを実施。通算1アンダーまでの37人が競技に臨んだ。《共同通信》

【大相撲】

大相撲春場所8日目(17日・エディオンアリーナ大阪)新大関琴ノ若は関脇若元春を押し出し、6勝目を挙げた。他の3大関は豊昇龍が隆の勝を押し出し、かど番の貴景勝も王鵬を押し出して同じく2敗を守った。霧島は翔猿に寄り切られ、6敗目を喫した。

両関脇は大栄翔が星を五分に戻し、若元春は3敗目。小結阿炎は6勝目をマークした。

新入幕尊富士が8戦全勝で勝ち越しを決め、単独トップ。1敗に大の里、2敗で豊昇龍、琴ノ若ら7人が続く混戦となった。十両は朝紅龍が8連勝で単独首位。 《共同通信》

【J1】

明治安田J1第4節最終日(17日・カシマスタジアムほか=3試合)鹿島は鈴木の得点などで川崎に2―1で逆転勝ちし、開幕節以来の白星で勝ち点7とした。川崎は3連敗。

湘南―浦和は4―4の引き分けで、ともに勝ち点5。浦和の興梠はJ1新記録の18年連続ゴールを記録した。 1試合消化の少ない横浜Mは3―2で京都に競り勝ち、勝ち点6とした。京都は同4。《共同通信》

【バドミントン】

バドミントンの全英オープン最終日は17日、英国のバーミンガムで各種目の決勝が行われ、女子シングルスで山口茜(再春館製薬所)が2016年リオデジャネイロ五輪覇者のカロリナ・マリン(スペイン)と対戦し、0―1で迎えた第2ゲーム途中に負傷棄権し、準優勝だった。

ダブルスは女子の志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が世界ランキング2位の白ハナ、李昭希組(韓国)に1―2で敗れた。混合の渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)も中国ペアに0―2でストレート負けし、2位に終わった。《共同通信》

【551の豚まん】30万個回収

「551の豚まん」で知られる蓬莱(大阪市浪速区)は17日、「豚まん」「チルド豚まん」の一部の商品にビニール片が混入し自主回収すると発表した。16日製造分の約19万6千個と17日製造分が対象で、両日合計で30万個を超える見込み。健康被害は確認されていない。

蓬莱によると16日正午ごろ、工場でチルド用の豚まんを包んでいた従業員が、具にビニール片を発見した。タマネギを切る機械のカバー樹脂が欠けており、混入したと判断。午後6時には販売を中止したが、すでに20店舗以上に具が納入されており、17日午前までに9人の客からビニール片の混入が報告された。《共同通信》

【MLB】

米大リーグの開幕シリーズに向けたプレシーズンゲームが17日、ソウルの高尺スカイドームで行われ、パドレスの松井は韓国代表との試合で五回に4番手で登板し、1回を無安打無失点に抑えた。試合はパドレスが1―0で勝った。

ドジャースの大谷は韓国プロ野球キウム戦に「2番・指名打者」で先発して2打席に立ち、ともに空振り三振だった。ドジャースはフリーマンのソロなど17安打を放ち、14―3で大勝した。

ドジャースとパドレスは20、21日に同球場で韓国初のメジャー公式戦となる2連戦を争う。《共同通信》