令和1781日目
2024/03/15
【特急サンダーバード、しらさき】敦賀−金沢ラストラン
北陸新幹線福井県内開業に伴い、特急しらさぎとサンダーバードが3月15日、JR北陸線金沢―敦賀間の運行最終日を迎えた。北陸と中京・関西を結び、観光やビジネスなど県民の足として親しまれ約60年。沿線では多くの県民やファンが、感謝の思いを込めて”ラストラン”を見送った。
福井市の福井駅では夕方から、記念に切符を買い求める客らで自動券売機の前に長蛇の列ができた。午後8時58分、5番ホームに上り最終のしらさぎ66号が定刻より数分遅れで到着。待ち受けたファンらが”最後の勇姿”をカメラに収め、ゆっくりと発車する車両を手を振って送り出した。
手書きのメッセージボードを持って見送ったのは同市の小学3年の男子児童。母親は「小さい頃から(しらさぎとサンダーバードが)大好きで時間があれば、よく駅や沿線に見に来ていた。息子の成長とともにあった列車でした」と感慨深げ。児童は「さみしいけど、今までありがとうって伝えたい」と手を振り続けていた。
午後9時33分には大阪行き最終のサンダーバード50号が福井駅を発車した。
しらさぎは1964年に名古屋―富山間で運行を開始。サンダーバードの前身、特急「雷鳥」も同年に大阪―富山間で運行を始めた。95年に新型車両「スーパー雷鳥(サンダーバード)」が投入され、97年にサンダーバードと改称した。
北陸新幹線敦賀開業後はしらさぎ、サンダーバードとも敦賀駅止まりになる。北陸線の県内区間は第三セクター「ハピラインふくい」が引き継ぐ。《福井新聞》
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【大相撲】
大相撲春場所6日目(15日・エディオンアリーナ大阪)横綱照ノ富士は平幕隆の勝に寄り切られ、3連敗で4敗目と苦しくなった。3日続けて金星を与えるのは2019年秋場所の鶴竜以来。隆の勝は2個目の金星。
新大関琴ノ若は小結阿炎を突き落として4勝目。阿炎は初黒星。豊昇龍は翔猿の寄りに屈して2敗に後退した。かど番の貴景勝は平戸海を押し出して4勝目を挙げ、霧島は王鵬を引き落として2勝4敗とした。
両関脇は大栄翔が3勝目、若元春が4勝目。全勝で大の里と新入幕尊富士が並び、1敗は阿炎と湘南乃海となった。 《共同通信》
【マクドナルド】システム障害
日本マクドナルドは15日、全国の店舗でシステム障害が発生したと発表した。店舗でのキャッシュレスの注文と、スマートフォンの公式アプリを通じたモバイルオーダーができなくなった。発生時刻や規模、原因は調査中という。現金での注文のみ受け付けたり、多くの店舗で営業を取りやめたりした。
同社公式アプリでは15日午後、モバイルオーダーをする際、商品を受け取る店舗を選択しようとすると、画面に「受付停止中」と表示され、注文できない状態になった。復旧作業が進み、15日夜になって一部の店舗が営業を再開した。海外メディアなどによると、英国、ドイツ、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、香港、台湾の店舗でもシステム障害が起きた。
東京都千代田区の店舗前には、システム障害を知らせるボードが立てられ、従業員が「現金のみの対応です」と大きな声で呼びかけていた。いぶかしんで足を止める通行人や、入店を諦めた客の姿も見られた。店内にあるキャッシュレス専用の注文システムは利用できない状態だった。 《共同通信》
【東京株式市場】
15日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日の米国株が下落したことを受け、投資家がリスク回避の姿勢を強め半導体関連株を中心に売られた。
終値は前日比99円74銭安の3万8707円64銭。東証株価指数(TOPIX)は9.21ポイント高の2670.80。出来高は約23億6898万株だった《共同通信》
【韓国】ドジャース選手団に生卵
韓国ソウル郊外の仁川国際空港で15日、ソウル開催の大リーグ開幕戦のため入国したドジャース選手団の近くに生卵が投げ付けられる事件があり、聯合ニュースは16日、警察が20代の男を暴行容疑で摘発したと伝えた。男は「外国人選手をなぜ歓迎するのか。気分が悪くて投げた」などと供述している。
空港の到着ロビーには当時、大谷翔平選手らを見ようと大勢の人が集まっていた。
聯合によると、卵はロバーツ監督には当たらなかった。男は現場を立ち去ったが、警察が防犯カメラ映像などを基に行方を捜し約1時間半後に空港内で身柄を確保していた。《共同通信》
【G7デジタル相会合】
先進7カ国(G7)産業・技術・デジタル相会合が15日、イタリア北部トレントで開かれた。人工知能(AI)の偽情報拡散などのリスクを踏まえ、公共インフラでの活用や国際的なルール作りを議論し、閣僚宣言をまとめて閉幕した。日本からは河野太郎デジタル相らが出席した。
AIを巡っては、「チャットGPT」など生成AIの急速な発展により、偽情報拡散や著作権侵害などの懸念が強まった。欧州連合(EU)欧州議会が13日に世界初の包括的な規制法案を可決。日本も事業者向けのガイドライン(指針)公表に動いており、対応に迫られている。 《共同通信》
【ロシア大統領選】投票開始
ロシアで15日、今月17日に開票される大統領選の投票が全土で始まった。2022年2月のウクライナ侵攻開始以来、大統領選の実施は初めて。現職プーチン大統領(71)はウクライナ東部のロシア系住民保護とロシアの国家主権維持に不可欠だったと侵攻を正当化し、約80%の支持率を誇る。通算5選は濃厚とみられている。
一方、欧米の支援を受けて抗戦を続けるウクライナは選挙をにらみ、隣接するロシア西部での越境攻撃や首都モスクワ周辺を含むロシア中心部への無人機攻撃を強める。ロシアが制圧し、一方的に併合を宣言したウクライナ東部・南部4州では戦火がやまず、厳戒下で初のロシア大統領選投票が行われた。
ウクライナ南部オデッサに15日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、非常事態庁によると16人が死亡。ロシアが実効支配する東部ドネツクではウクライナからの砲撃で2人が死亡した。
プーチン氏は15日の安全保障会議で、ロシア領内への攻撃は大統領選妨害を狙ったものだとウクライナ側を非難。報復すると述べた。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
ガザで支援待つ群衆、また被害
パレスチナ自治区ガザ当局は15日、北部ガザ市で支援物資を待つパレスチナ人が14日にイスラエル軍の攻撃を受け、30人以上が死亡、約150人が負傷したと発表した。飢餓が広がるガザでは物資を運ぶトラックに市民が殺到し、攻撃を受けるケースが続発。イスラエル軍は予備的調査の結果として「軍は攻撃していない」と否定した。
パレスチナ通信は、中部ヌセイラト難民キャンプの食料配給施設が14日、軍に空爆され、少なくとも8人が死亡したと伝えた。イスラエル軍は15日も攻撃を続行。ガザ保健当局は15日、ガザ側の死者は3万1490人に上ったと発表した。
イスラエル首相、ガザ最南部の地上侵攻を承認
イスラエル首相府は15日、ネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザ最南部ラファに軍が地上侵攻する作戦計画を承認したと発表した。イスラム組織ハマスに圧力をかける狙い。ラファに部隊を送れば、民間人被害の拡大は必至。人道危機を顧みずに強硬姿勢を貫くネタニヤフ政権に、バイデン米政権はいらだちを募らせている。
エジプト国境に近いラファには約150万人の避難民が密集し、多くが路上やテントで暮らす。ハマスが連れ去った人質もいるとされる。国際社会では侵攻断念を求める声が強まっており、バイデン米大統領も「越えてはならない一線だ」と警告している。 《共同通信》
【ドイツ、フランス、ポーランド】首脳会談
ドイツ、フランス、ポーランドは15日、ベルリンで首脳会談を開き、ウクライナへの軍事支援強化で一致した。支援を巡る意見の相違で関係が悪化しているドイツのショルツ首相とフランスのマクロン大統領は会談後の共同記者会見で「連帯」を強調し、結束を演出した。
ドイツとフランスは、マクロン氏がウクライナへの部隊派遣の可能性に言及したことや、ショルツ氏が長射程の巡航ミサイル「タウルス」の供与を拒み続けていることで、互いに反発。ウクライナ支援に悪影響を及ぼすと批判されている。
記者会見で、ショルツ氏は「団結は力だ」、マクロン氏も「3首脳は連帯している」と協力関係をアピールした。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
オデッサに攻撃、16人死亡
ウクライナ南部オデッサに15日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、ウクライナ非常事態庁などによると16人が死亡、53人が負傷した。住宅や民間施設が被害を受け、住民や救助隊員が死亡した。ロシア西部でもウクライナ側の攻撃が激化し、この日始まったロシア大統領選の投票に伴い、双方が攻勢を強める形となった。
ウクライナ軍は、攻撃はロシアが併合した南部クリミア半島から弾道ミサイル「イスカンデルM」で行われたと発表した。
ウクライナ東部ドネツク州の大半を実効支配する「ドネツク人民共和国」トップのプシーリン氏は15日、同日未明にウクライナ側から複数の砲撃があり、中心都市ドネツクで子ども2人が死亡したと明らかにした。タス通信などが伝えた。
ロシア西部ベルゴロド州では多連装ロケット砲7発が撃ち込まれるなどして少なくとも1人が死亡した。ウクライナ南部ヘルソン州のロシア側支配地域カホフカでは投票所の建物が攻撃され、有権者らが避難した。死傷者は出ていない。 《共同通信》
ロシア大統領選妨害に報復警告
ロシアのプーチン大統領は15日の安全保障会議で、同日投票が始まった大統領選の妨害を狙うウクライナがロシア領内への攻撃を激化させているとし「報復する」と警告した。ロシア軍は15日、ウクライナ南部オデッサをミサイルで攻撃。ウクライナ当局は少なくとも20人が死亡し、70人以上が負傷したとした。
プーチン氏は、ウクライナ側がロシア住民を脅そうと攻撃を強め、12日以降はロシア西部のベルゴロド、クルスク両州の国境で2500人以上の兵力と戦車35両を投じて越境攻撃を試みたが、撃退したと主張。ウクライナが他の前線でロシア軍が主導権を握る現実から国民や支援国の注意をそらすことを狙っているとして、越境攻撃は「軍事的に無意味だ」と強調した。
ウクライナのゼレンスキー大統領はX(旧ツイッター)への投稿で、オデッサで救助隊員も犠牲になったとし「卑劣な攻撃」と非難した。オデッサでは今月2日の無人機攻撃で12人が死亡、ゼレンスキー氏とギリシャのミツォタキス首相が訪れた6日もミサイル攻撃があった。《共同通信》