令和1777日目
2024/03/11
【ICC】所長に赤根智子氏
オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)は11日、赤根智子裁判官(67)を所長に選出した。裁判官の投票で選ばれ、任期は3年。日本人の所長就任は初めて。赤根氏はICCの裁判官として、ウクライナ侵攻に絡んでプーチン・ロシア大統領らに逮捕状を出したことで知られる。
ICCによると、赤根氏は「仲間の裁判官から所長に選出されたことを大変光栄に思う。裁判所の各機関や弁護人、被害者側の対話を促進する」と表明した。
赤根氏は愛知県出身。1982年に検事となり、函館地検検事正などを歴任。名古屋大法科大学院教授、国連アジア極東犯罪防止研修所所長なども務めた。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【東日本大震災】発生から13年
2万2千人以上が犠牲となった戦後最大の自然災害、東日本大震災の発生から11日で13年となった。インフラ整備などの復興は進んだが、東京電力福島第1原発事故などの影響で今も約2万9千人が避難を余儀なくされている。被災者らは亡き人の姿を浮かべて合掌。1月の能登半島地震に自らの経験を重ね、思いを寄せた。
福島第1原発事故の影響で、福島県は7市町村の一部に帰還困難区域が残る。多くの犠牲者が出た岩手県大槌町の旧役場庁舎跡地では追悼式が開かれる。
2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード(M)9・0の地震が発生。巨大津波が沿岸地域を襲い、福島第1原発でメルトダウン(炉心溶融)が起きた。警察庁によると今年2月末時点で全国の死者は1万5900人、行方不明者は2520人。復興庁によると、避難中の体調悪化などによる関連死は昨年末時点で3802人に上る。《産経新聞》
◇
東日本大震災から13年を迎えた11日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県からも、東北へ追悼の祈りがささげられた。「被災して初めて大変さを感じた」。災害対応に追われる自治体庁舎や復興に向けて動き始めた街中で、多くの人が静かに手を合わせた。
発生時刻に輪島市役所では黙とうを呼びかける庁内放送が流れ、災害対応をしていた職員らが立ち上がって目を閉じた。
同市河井町で開かれていた総菜やまんじゅうを販売する復興市の一角では、集まった出店者や被災者ら約20人が、東北に向かって1分間の祈りをささげた。
珠洲市では地震後初めての市議会定例会が開かれ、本会議冒頭で市長や市議らが黙とうした。《共同通信》
【大相撲】
大相撲春場所2日目(11日・エディオンアリーナ大阪)新大関琴ノ若を含む3大関が敗れる波乱。先場所覇者の横綱照ノ富士は宇良を押し倒して連敗を免れ、初白星を挙げた。
琴ノ若は朝乃山に押し出され、小結阿炎の上手投げに屈したかど番の貴景勝とともに初黒星。霧島は熱海富士に寄り切られ、元気なく2連敗となった。豊昇龍は小結錦木を寄り切って初勝利。
両関脇は若元春が明生を寄り倒して2連勝。大栄翔は王鵬の突き出しに敗れて2連敗となった。《共同通信》
【プロ野球】
巨人の若林晃弘内野手(30)と日本ハムの郡拓也捕手(25)のトレードが成立し、両球団が11日に発表した。捕手の層を厚くしたい巨人と、野手の強化を図る日本ハムの思惑が一致した。
若林は神奈川・桐蔭学園高から法大、JX―ENEOS(現ENEOS)を経て2018年にドラフト6位で入団。内外野を守れるユーティリティー選手として通算330試合に出場し、打率2割2分9厘、12本塁打、59打点。郡は東京・帝京高から17年にドラフト7位で入団し、通算78試合出場で打率1割6分6厘、2本塁打、10打点。《共同通信》
【東京株式市場】
11日の東京株式市場は外国為替相場の円高ドル安の進行などを背景に、日経平均株価(225種)が急落した。
終値は前日比868円45銭安の3万8820円49銭。東証株価指数(TOPIX)は59.97ポイント安の2666.83。出来高は約20億2854万株だった。 《共同通信》
【岸田文雄首相】ブルネイ皇太子と会談
岸田文雄首相は11日、ブルネイのビラ皇太子と官邸で会談した。東・南シナ海で覇権主義的行動を強める中国をにらみ、海洋安全保障分野でブルネイへの能力構築支援を推進する方針を確認した。首相は「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持、強化するべく連携したい」と呼びかけた。
今年は日本とブルネイの外交関係樹立40周年の節目。両氏は両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げすることで一致した。ビラ氏は王位継承順位1位に当たり「両国の友好関係を深められるのを楽しみにしている」と述べた。
会談では、人的交流を活性化するため査証(ビザ)の緩和で合意。脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想を通じ、次世代エネルギーへの移行で協力すると申し合わせた。首相はブルネイの日本に対する液化天然ガス(LNG)の安定供給に謝意を伝えた。《産経新聞》
【NATO】スウェーデン加盟祝い式典
北大西洋条約機構(NATO)は11日、ブリュッセルの本部でスウェーデンの加盟を祝う式典を開催し、同国のクリステション首相とストルテンベルグNATO事務総長が見守る中でスウェーデン国旗が掲げられた。
ストルテンベルグ氏は「全員が1人のために、1人が全員のために」と述べ、スウェーデンが集団防衛の対象になったことを強調した。クリステション氏は「加盟でスウェーデンは安全になり、NATOはより強固な同盟になる」とした。
クリステション氏は式典に先立ち、NATOの核共有を巡り「核兵器の常設基地をスウェーデン国内に置く必要はない」との考えを示した。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
グテレス国連総長、ガザ休戦要請
国連のグテレス事務総長は11日、パレスチナ自治区ガザで戦闘を続けるイスラエルとイスラム組織ハマスに対し、イスラム教のラマダン(断食月)入りを尊重して休戦するよう呼びかけた。ガザは食料や水などが不足し深刻な人道危機に陥っている。「国際人道法はなきに等しい状態だ」と批判し、支援物資搬入への協力を訴えた。
ニューヨークの国連本部で報道陣に声明を読み上げた。「事務総長就任以来、前例のない規模の民間人殺害を毎月目撃している」とし「苦しみを終わらせるときだ」と述べた。ハマスには人質の即時解放も呼びかけた。 《共同通信》