令和1759日目

2024/02/22

【東京株式市場】日経平均、史上最高値に

22日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)がバブル経済期だった1989年12月29日の水準を上回り、約34年ぶりに史上最高値を付けた。終値ベースと取引時間中のいずれも最高値を更新した。22日の終値は前日比836円52銭高の3万9098円68銭。取引時間中には一時、3万9156円97銭を付けた。企業業績の拡大を背景に、賃金と物価がそろって上昇する経済の好循環に期待が高まった。

2023年度の企業業績は、過去最高水準となる見通しだ。新型コロナウイルス禍後、経済活動が回復。外国為替市場の円安ドル高基調が輸出企業の業績を押し上げた。訪日客の増加もサービス業を支え、株価上昇につながった。

ロシアのウクライナ侵攻後、歴史的な物価高が続いた。企業は商品を値上げする一方、賃上げの動きも加速させた。株式市場では長年続いたデフレからの脱却に近づいたとの受け止めが広がった。企業の経営改革が進んでいることも海外投資家の日本株買いを促した。《共同通信》

岸田文雄首相は22日、日経平均株価の史上最高値更新に関し「賃上げや投資促進、科学技術イノベーションに力を入れてきた。日本経済が動き出している。国内外のマーケット関係者が評価してくれていることは心強く思う」と強調した。官邸で記者団の質問に答えた。「デフレ脱却に向けて官民の取り組みを加速させたい」とも述べた。

株高に国民の生活実感が伴っていないとの指摘については「今は世界的なエネルギー危機を背景とする輸入物価高の中にある」と説明。物価高対策や所得減税、NISAを挙げ「こうした取り組みが進むことによって手取りが増え、実感につながっていく。政策をしっかり進めていく」と語った。《共同通信》

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【竹島の日】

島根県は22日、韓国が実効支配する竹島(同県隠岐の島町)の領有権問題解決に向けて条例で定めた「竹島の日」に合わせ、松江市で記念式典を開いた。2005年の条例制定の翌年から毎年開いており、今年で19回目。

丸山達也知事や平沼正二郎内閣府政務官らが出席。県は毎年、首相や閣僚の式典参加などを求めているが、政府は今年も政務官を派遣した。政務官の出席は12年連続。日韓関係に過度な影響を及ぼさないよう配慮したとみられる。

政府は1905年1月に竹島を島根県に編入することを閣議決定し、県は同年2月22日に編入を告示。100年となった2005年、条例で2月22日を「竹島の日」と定めた。《共同通信》

【令和6年能登半島地震】

ボランティア向け宿泊拠点を設置

石川県は22日、能登半島地震の被災地で活動する一般ボランティア向けの宿泊拠点を同県穴水町に設置すると明らかにした。被害が大きかった半島北部に拠点を設けることで、被災地での活動時間を確保することが狙い。26日から運用を開始する。

県によると、同町比良の廃校になった中学校を活用し、約100人を収容できる。1泊2日で募集し、参加者は設営されたテントなどで寝泊まりするという。

馳浩知事は記者団の取材に「被災者に寄り添ったボランティア活動をお願いしたい」と呼びかけた。《共同通信》

【KinKi Kids・堂本剛さん】3月末にSMILE―UP.退所

人気デュオ「KinKi Kids」の堂本剛さん(44)が22日、所属する「SMILE―UP.(スマイルアップ、旧ジャニーズ事務所)」を3月31日に退所すると会員制有料サイトなどで発表した。

堂本さんは「アーティストとしての人生を進むためには環境を大きく変化させる必要があると感じた」と説明。デュオの活動については「解散は考えていない」とし「皆さんとの楽しい時間を守るためいろんな思いを尊重し合って協議を続けている」とした。

堂本さんは高い歌唱力を武器に、ソロの音楽活動も積極的に展開している。私生活では1月に「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さん(29)と結婚したことを発表した。《共同通信》

【東京都立大】宮台真司教授を懲戒処分

東京都公立大学法人が22日までに、他の大学に通う20歳の女子学生に不適切な行動を取ったとして、東京都立大人文社会学部の宮台真司教授(64)を20日付で戒告の懲戒処分にしたことが分かった。週刊誌「フラッシュ」(光文社)が1月、宮台教授と女子学生との交際などを報じていた。

同法人などによると、宮台教授は昨年12月、調査研究の一環として、ラブホテルなどで女子学生に取材し、返礼として相談に乗るなどの不適切な行動を取った。週刊誌に報じられ、大学に苦情が寄せられるなど法人の信用を失墜させたとしている。《共同通信》

【オイシックス】会長が辞任

食品宅配のオイシックス・ラ・大地は22日、藤田和芳会長が同日付で辞任したと発表した。X(旧ツイッター)の個人アカウントで、東京電力は福島第1原発の「放射能汚染水」を流し始めたという趣旨の投稿をしていた。会社側が不適切だとして3月末までの停職処分を決めたところ、藤田氏が辞任を申し出たという。

高島宏平社長は藤田氏への監督責任を明確にするとして、3月末までの役員報酬の10%を自主返納する。

オイシックスは、藤田氏の投稿が不必要な風評被害を引き起こす可能性があったとして、懲罰委員会を開催した。《共同通信》

【沖縄県】玉城デニー知事の後援会、政治資金収支報告書に記載ミス

玉城デニー知事の後援会の2022年政治資金収支報告書で、社民党県連からの寄付金について記載ミスがあったことが、分かった。社民党県連の報告書にも記載漏れがあった。両団体は本紙の取材に 誤りを認めた。社民側は22日、県選管に修正を申し入れた。玉城知事の後援会は、報告書を改めて点検し、26日に修正を申し入れる予定。

社民県連の報告書によると同年8~9月に4回、各5万円の計20万円を玉城知事の後援会に寄付した。知事の後援会は報告書にこの分を誤って記載していた。

政治資金規正法では同一団体から5万円以上の寄付があった場合、報告書に団体名を記載しなければならないところ、5万円以下は「その他」に該当すると誤認識し、寄付の内訳で「その他」の項目に含めていたという。

また玉城知事の後援会の報告書によると8月24日付で社民県連から11万5千円の寄付があったが、社民県連の報告書に記載がなかった。社民側が報告書の作成をする際、手元に領収書がなく、記載漏れにつながったという。

報告書は県選挙管理委員会がホームページ上で公開している。《沖縄タイムス》

【台湾】次期総統、米議員団と面会

中国共産党に関する米下院特別委員会のギャラガー委員長(共和党)らの議員団が22日、訪問先の台湾で次期総統の頼清徳副総統と面会した。ギャラガー氏は米国は超党派で「米台の協力関係を深化させる」と述べ、次期政権への支持を表明。中国が台湾を侵攻しようとすれば失敗に終わるとも強調した。1月13日の総統選後、米議員団の訪台は2回目。

頼氏はギャラガー氏らの訪台について「台湾への断固たる支持を表すものだ」と歓迎した。民主進歩党(民進党)政権を独立派と見なす中国からの圧力に直面しているとの見方を示し、中台問題を扱う上では対話だけではなく「防衛力の強化」が必要だと主張した。《共同通信》

【日米韓外相会談】

上川陽子外相は22日午後(日本時間23日未明)、米国のブリンケン国務長官、韓国の趙兌烈外相とブラジル・リオデジャネイロで会談した。核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応を巡り、日米韓3カ国が緊密に連携し、安全保障協力を含む地域の抑止力や対処力の強化を目指す方針を確認した。

上川氏は会談冒頭で「われわれの戦略的な連携はかつてなく重要だ。北朝鮮への対応を中心に一層緊密に協力していきたい」と語った。ブリンケン氏は、挑発行動を続ける北朝鮮がロシアと軍事協力を拡大している点を指摘し「地域の安全保障上の課題は増している」と強調した。

会談では、海洋進出を強める中国を念頭に、台湾海峡の平和と安定が重要との認識を共有した。ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ自治区ガザ情勢を協議し、「自由で開かれたインド太平洋」実現への取り組みも申し合わせた。

北朝鮮のミサイル開発を巡り、上川氏は深刻な懸念を表明すると同時に「緊張緩和に向け、対話の道は開かれている」とも述べた。 《共同通信》

【ロシア】ナワリヌイ氏母、遺体と対面

ロシアのプーチン政権と対立し、服役中の刑務所で死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の母リュドミラさんは22日、遺体と前日に対面し、当局から「秘密の埋葬」に応じるよう強要されたと批判した。遺体を即時引き渡すよう訴えた。ナワリヌイ氏の広報担当者は、死亡診断書に「自然死」と書かれていたと明らかにした。

リュドミラさんはユーチューブで映像メッセージを公表。21日夜に刑務所がある極北ヤマロ・ネネツ自治管区の中心都市サレハルドで遺体を見せられ、死亡診断書に署名したと語った。当局が葬儀をせずに遺体を埋葬するよう時間や場所を指定してきたと説明した。

「不法な要求を断ったところ『時間がたてば遺体は痛んでいく。プラスにはならない』と脅された」と述べ、遺体の引き渡しを改めて求めた。

ナワリヌイ氏は過去の経済事件などで懲役刑となった。当局の発表によると、16日に刑務所内で散歩の後に気分が悪くなり、意識を失って急死した。当局は遺族への遺体引き渡しに応じていない。ナワリヌイ氏の妻ユリアさんは「夫は殺された」とし、遺体引き渡し拒否は猛毒の痕跡が消えるのを待つためだと主張している。《共同通信》

【米・バイデン大統領】ナワリヌイ氏の勇気を称賛

バイデン米大統領は22日、刑務所で死亡したロシアの反政府活動家ナワリヌイ氏の妻ユリアさんや娘ダリヤさんと西部サンフランシスコで面会し、哀悼の意を伝えた。面会後、記者団に「信じられないほど勇気のある人だった」と称賛した。

バイデン氏は面会で、自由で民主的なロシアを目指して腐敗と闘ったと功績をたたえ、ナワリヌイ氏が成し遂げたことはロシアや世界の人々に届いていると語った。ロシアに対する制裁を23日に発表するとも伝えた。《共同通信》

【ロシア・プーチン大統領】「バイデン氏が望ましい」

ロシアのプーチン大統領は22日、ロシアにとってバイデン米大統領の方がトランプ前大統領より望ましいとの見解を改めて示した。国営テレビが報じた。バイデン氏とトランプ氏は11月の大統領選で再対決する公算が大きくなっている。

プーチン氏は今月14日にも、米国の大統領としてバイデン氏の方が望ましいと述べ「予測可能な古いスタイルの政治家だ」と評していた。ロイター通信によると、バイデン氏は21日の集会でプーチン氏を「狂ったろくでなし」と呼んだ。

プーチン氏は22日、視察先の中部タタルスタン共和国で「米国の内政状況を考えれば、バイデン氏が私に助けてくれてありがとうなどと言うはずがない」と指摘。自身の14日の発言を踏まえ「彼の反応は全く妥当だ。つまり私は正しかった」と皮肉を交えて語った。

タス通信によると、ロシアのアントノフ駐米大使は22日、バイデン氏の発言について米国務省に厳重に抗議したと明らかにした。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシア軍の砲撃で1人死亡

ウクライナ東部ドネツク州の知事は22日、同州の集落がロシア軍の砲撃を受け、1人が死亡し、9人が負傷したことを明らかにした。負傷者には12〜16歳の4人が含まれ、家屋も破壊された。

ウクライナ大統領府は22日、ゼレンスキー大統領が各国の大使らと会談したと発表した。ゼレンスキー氏は各国の軍事、財政の支援に謝意を表明し「支援が多数の人命を救っており、戦争を終結に近づけている」と述べた。《共同通信》

ロシア大統領、爆撃機で飛行

ロシアのプーチン大統領は22日、中部カザンの航空機工場の滑走路から、核兵器搭載可能な主力長距離戦略爆撃機の改良型ツポレフ160Mに搭乗して約30分間飛行した。インタファクス通信が伝えた。

ペスコフ大統領報道官によると、プーチン氏は21日に工場を視察した際に同型機の操縦席に座り、飛行を決意した。

プーチン氏は2005年8月にツポレフ160に搭乗し飛行したことがあるという。

【MLB】

米大リーグは22日、アリゾナ州ピオリアでオープン戦が始まり、今季加入したパドレスの松井がドジャース戦に5番手で登板して1回を三者三振と好投した。

オープン戦に出場しなかったドジャースの山本は2度目の実戦形式で、打者10人に43球を投げて安打性の打球を許さず6奪三振。大谷は別メニューで調整した。

メッツの千賀は右肩の張りで全体練習に参加せず、開幕は負傷者リスト(IL)入りして迎える見通しとなった。カブスの鈴木は打撃練習で柵越えを連発。今永は守備練習などで汗を流し、ブルージェイズの菊池は軽めに調整した。 《共同通信》

【赤堀政夫さん】死去

静岡県島田市で1954年、女児が殺害された「島田事件」でいったんは死刑が確定しながら、無実を訴え再審で無罪を勝ち取った赤堀政夫さんが22日午後、名古屋市の介護施設で死去した。関係者が明らかにした。94歳。後日、お別れの会を開く予定。逮捕から自由の身となるまで34年8カ月が経過した。

54年3月、島田市で6歳の女児が男に連れ去られ、3日後に遺体で見つかった。赤堀さんは約2カ月後に別件逮捕され、殺害を自白したとして殺人などの罪で起訴されたが、初公判から一貫して犯行を否認した。

静岡地裁は58年5月に死刑を言い渡し、最高裁で確定した。赤堀さんは兄や地元関係者の支援で4次にわたって再審を請求。地裁は86年に再審開始を決定し、89年1月に「自白の信用性は乏しい」として再審無罪を言い渡した。死刑囚では免田、財田川、松山の各事件に続き4人目。

島田事件弁護団の一員、河村正史弁護士は「長生きして天寿を全うしてくれた。他の冤罪事件のために活動され力になっていたと思う。天国で弁護団員と会っていてほしい」と話した。《共同通信》