令和1656日目

2023/11/11

【日本カードネットワーク】システム障害

全国各地でクレジットカードによる決済ができなくなる障害が11日、発生した。セブン―イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンのコンビニ大手3社の店舗や、JRの駅の券売機、みどりの窓口などで一時、カードが使えなくなった。JCBの子会社で、カード決済のデータを処理する「日本カードネットワーク」のシステムトラブルが原因。JCB以外のブランドのカードも使えなくなった。

日本カードネットワークは「多大なるご迷惑をおかけし、深くおわびする」とのコメントをホームページに掲載した。

JCBは11日夜、トラブルは午後9時前に解消したと説明した。コンビニ3社とJR東日本も同日夜、障害は解消したと明らかにした。日本カードネットワークは2017年と19年にもシステム障害でカードが使えないトラブルを起こし、19年には経済産業省が再発防止を要請していた。

JCBによると、日本カードネットワークのシステムトラブルは午後1時20分過ぎに発生し、カードが使えない範囲が徐々に拡大した。JR東日本では、駅の券売機やみどりの窓口などで午後6時ごろから利用できなくなった。《共同通信》

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【札幌市】初雪

冬型の気圧配置が強まり、札幌市では11日未明、初雪が観測された。札幌管区気象台によると、平年より10日遅く、昨年より5日早い。網走市や室蘭市、函館市のほか、青森市でも初雪となった。北海道は12日にかけ、日本海側やオホーツク海側では平地でも降雪が続く見込みで路面凍結などの恐れがある。 札幌管区気象台によると、12日午前6時までに予想される24時間降雪量は、多いところで日本海側北部で40センチ、南部で30センチ、オホーツク海側北部で25センチ。その後も日本海側を中心に降り続く。 《共同通信》

【フィギュアスケート】

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、中国杯最終日は11日、重慶で行われ、女子はショートプログラム(SP)3位だった18歳の吉田陽菜がフリー1位の合計203.97点でGP初優勝を果たした。GP2戦目で表彰台も初めて。

渡辺倫果がSP、フリーともに2位の合計203.22点で2位。SPトップのルナ・ヘンドリックス(ベルギー)は3位に終わった。

男子はSP首位の宇野昌磨がフリー2位の合計279.98点で2位。友野一希は251.95点で4位、山本草太は245.58点で6位。SP2位のアダム・シアオイムファ(フランス)がフリー1位の298.38点で優勝。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第32節第1日(11日・レモンガススタジアム平塚ほか=6試合)J1残留を争う湘南は、大橋の2ゴールで名古屋に2―1で競り勝った。16位の柏は鹿島に追い付かれて1―1で引き分け、勝ち点は31で湘南に並ばれた。

最下位の横浜FCは近藤の得点で鳥栖を突き放し、3―1で勝って勝ち点29。今季は最下位のみがJ2に降格する。

YBCルヴァン・カップを制した福岡はG大阪に2―1で逆転勝ちした。G大阪は5連敗。札幌―広島、新潟―FC東京は無得点で引き分けた。《共同通信》

【プロ野球】

日本ハムの加藤貴之投手(31)が11日、今季資格を取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せずに残留することを表明した。エスコンフィールド北海道で記者会見し「正直悩んだが、やっぱりファイターズでプレーしたいのが一番だった」と話した。

FA権を行使していれば、複数球団による争奪戦が確実視されていたサウスポーは「一度きりの野球人生なので他球団の評価を聞いてみたい気持ちもあったが、それ以上にファイターズの皆さんが必要としてくれた。そこがうれしかった」と揺れた胸の内を明かした。来季へ向け「先頭に立って、もっと頑張っていこうと思う」と決意を新たにした。《共同通信》

【将棋】

将棋の第36期竜王戦7番勝負第4局は10、11日、北海道小樽市で指され、先手の藤井聡太竜王(21)=名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖との八冠=が129手で挑戦者の伊藤匠七段(21)を破り4勝0敗で防衛、竜王戦3連覇を飾った。これで、出場した19度のタイトル戦を全て制した。

日本将棋連盟によると、5番勝負や7番勝負で勝利し、19期連続でタイトルを獲得したのは故大山康晴15世名人と並び最多。

藤井竜王は2020年の棋聖戦5番勝負で、最も若くタイトル挑戦して奪取。その後はシリーズ制覇を重ねていった。通算タイトル獲得19期は、歴代6位の故米長邦雄永世棋聖に並んだ。

藤井竜王は10月11日、王座戦5番勝負第4局で永瀬拓矢九段(31)を破って王座を奪取し、17年に過去最も多い八大タイトル戦となってから、初めて全冠を独占。年内のタイトル戦は終了し、年明けは王将戦7番勝負、棋王戦5番勝負と続いていく。

敗れた伊藤七段は藤井竜王と同学年。タイトル初挑戦での奪取は、ならなかった。 《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致問題】

北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん=失踪当時(13)=が連れ去られてから15日で46年となるのを前に「忘れるな拉致 県民集会」が11日、新潟市で開かれた。母早紀江さん(87)はオンライン参加し「一つになって力を合わせ、救出してほしい」と拉致問題の早期解決を訴えた。

拉致被害者家族会代表で弟の拓也さん(55)は「絶対に諦めるわけにはいかない。声を上げ続ける」と強調した。

2002年に帰国した拉致被害者の曽我ひとみさん(64)は、日朝首脳会談の早期実現の必要性に触れ「全員が一日も早く家族の元に帰れるよう、皆さまの力をお借りしたい」と述べた。 《共同通信》

【岸田文雄首相】航空観閲式で訓示

岸田文雄首相は11日、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)で航空観閲式に出席した。部隊への訓示で、日本周辺での中国とロシアの爆撃機による共同飛行に警戒感を表明。他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力(敵基地攻撃能力)に触れ、手段となる長射程ミサイルの整備を「速やかに進める」と強調した。

日本は戦後最も厳しく複雑な安全保障環境の中にあると指摘。「わが国周辺で一方的な現状変更の試みが強化されている」として、中ロの共同飛行を挙げ「軍事活動を活発化させている」と危機感を示した。

昨年策定した安保関連3文書で、反撃能力の保有を決めたと言及。「必要な予算水準を確保する」と表明した。《共同通信》

【イラン・サウジアラビア首脳会談】

イランのライシ大統領は11日、サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子と同国の首都リヤドで会談した。3月に中国の仲介で国交正常化した後、両首脳が直接会談するのは初めて。イラン大統領府によると、2国間関係と地域の協力を発展させるとともに、両国の関心事や地域情勢について詳細に議論することで一致した。パレスチナ自治区ガザ情勢も協議した。

両首脳は10月11日、国交正常化後に初めて電話会談した。今回の直接会談で協力を確認し、関係改善を印象付けた。

ライシ師はアラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)による合同の臨時首脳会議に出席するためサウジを訪問した。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

イスラム首脳、非難声明

アラブ連盟とイスラム協力機構(OIC)は11日、パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の攻撃を「戦争犯罪」と非難した上で「野蛮で残忍、非人道的な虐殺」を直ちにやめるよう求める共同声明を出した。攻撃を正当化しようとする自衛権行使といった主張を「拒絶する」とも表明した。

サウジアラビアの首都リヤドで開催した合同の臨時首脳会議終了後に声明を発表した。イスラエルの自衛権を支持し、一時的な戦闘休止を求める日米など先進7カ国(G7)との立場の違いが改めて鮮明になった。

アラブ連盟とOICの共同声明は、イスラエルの攻撃をやめさせるため、国連安全保障理事会に対して拘束力のある決定をするよう要求。イスラエルが電気や水の供給を遮断し、ガザの病院を破壊しているとして非難決議の採択を訴えた。国際刑事裁判所(ICC)による戦争犯罪の調査も要請した。

会議にはイランのライシ大統領やトルコのエルドアン大統領、インドネシアのジョコ大統領らが出席。サウジ国営テレビによると、約60の国と地域が参加した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ヘルソンに砲撃、1人死亡

ウクライナ南部ヘルソン州の検察は11日、州都ヘルソンにロシア軍の砲撃があり、1人が死亡、2人が負傷したと発表した。直撃した民家で火災が発生し、集合住宅も被害を受けたという。ロシアの占領下にあったヘルソンはウクライナ軍が1年前に奪還した。

ゼレンスキー大統領は奪還1年に合わせて通信アプリにメッセージを投稿し「敵の力に屈しなかった人々は世界を鼓舞した。ロシアの支配が永遠に続くことはない」と訴えた。

11日には首都キーウ(キエフ)に9月以来のミサイル攻撃があった。キーウ市当局は「52日間の停止を経て、敵が攻撃を再開した」と述べ、弾道ミサイル「イスカンデル」が使われたと指摘した。負傷者は報告されていない。

キーウでは警報発令前に爆発音が響いた。ウクライナ空軍のイグナット報道官は、弾道ミサイルは速度が速くレーダーでの覚知が難しい場合があると説明した。ロシアが昨年の同時期にエネルギー施設への攻撃を強めた経緯があり、ウクライナは警戒している。《共同通信》