令和1609日目
2023/09/25
【岸田文雄首相】経済対策の柱発表
岸田文雄首相は25日、10月にまとめる経済対策の柱を発表した。物価高で苦境に立つ家計や企業を支えるための光熱費抑制策に加え、持続的な賃上げの実現や、半導体など重要物資への投資拡大に向けた企業支援に取り組む。26日に閣僚へ策定を指示し、政府・与党で具体的な内容を詰める。
「新型コロナウイルス禍を乗り越え、経済状況は改善しつつある。成長の成果である税収増などを国民に適切に還元するべく経済対策を実施する」。首相はこう強調し、家計の負担軽減とさらなる経済活性化に意欲を示した。
今回の経済対策では▽物価高から国民生活を守る▽持続的賃上げ、所得向上と地方の成長▽成長力につながる国内投資促進▽人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革▽国土強靭化など国民の安心・安全−の5つを柱に掲げた。
物価高対策では、電気・ガス料金の負担軽減策のほか、高騰するガソリン価格への補助金も継続し、家計の止血を図る。いずれもすでに巨額の予算が投じられており、支援終了に向けた「出口戦略」や、一律で支援する仕組みを見直すかどうかも論点となりそうだ。
半導体など重要物資の生産強化に向けては、企業の生産を促す税優遇策の導入を検討するなどして投資拡大を目指す。
持続的な賃上げを図るため、労働者のリスキリング(学び直し)支援で成長産業への円滑な労働移動を促すほか、スタートアップ(新興企業)への支援も手厚くする。
財源を裏付けるための補正予算も編成する。与党内からは規模に関し「15兆〜20兆円が必要だ」(自民党の世耕弘成参院幹事長)との声が上がっている。衆院解散がちらつく中、今後の議論で与党の歳出圧力は一層強まるとみられ、コロナ禍で常態化した巨額の補正予算が継続される可能性が高い。
首相はまた、パート従業員らが社会保険料負担を避けるために働く時間を抑える「年収の壁」対策も表明した。《産経新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【新潟県長岡市】商業施設で切りつけ
25日午前11時20分ごろ、新潟県長岡市千秋2丁目の商業施設「リバーサイド千秋」で「客が男に切り付けられた」と110番があった。県警によると、3人が包丁で襲われ、警察官が殺人未遂の疑いで長岡市の男子高校生(18)を現行犯逮捕した。3人は首などにけがを負ったが、命に別条はない。
逮捕容疑は商業施設1階で、40代の男性店員らに包丁で切り付けるなどして、けがを負わせた疑い。高校生は容疑を認め「言い訳はありません」と供述している。
他に切り付けられたのは客の60代女性と、客とみられる40代女性。2人はいずれも首を負傷した。男性店員を含む3人とも高校生と面識がないという。《共同通信》
【プロ野球・25日】
オ4―3西
オリックスが7連勝とした。2―3の七回に宗の適時三塁打で追い付き、八回2死から森の18号ソロで勝ち越した。八回を抑えた4番手の阿部が3勝目、山岡が2セーブ目。西武は終盤の継投が決まらず、田村がプロ初黒星を喫した。
ロ1―10ソ
ソフトバンクが快勝し単独2位に立った。1―1の五回は井上がプロ初本塁打となるソロを放ち、柳田の押し出し四球と近藤の犠飛で3得点。七回は川瀬の2点打などで5点を加えた。和田は7勝目。ロッテは6連敗で4位に下がった。
日1―9楽
楽天が終盤の集中打で3連勝し3位に浮上した。1―1の九回に代打銀次の適時打や鈴木大の3点三塁打などで一挙8点を奪った。2番手の渡辺翔がチームトップに並ぶ8勝目を挙げた。日本ハムは伊藤が九回に力尽きた。
D1―0巨
DeNAが無失点リレーで競り勝った。大貫が6回1/3を被安打3、自己最多11奪三振と力投して4勝目。以降は小刻みに継投し、二回に林の適時打で挙げた1点を守り抜いた。巨人は4安打に終わり自力でのCS進出の可能性が消えた。
中2―1神
中日の梅津が3季ぶりの白星を挙げた。力強い直球を軸に8回を5安打1失点と好投した。九回を締めた勝野がプロ初セーブ。打線は1点を追う二回に龍空が逆転の2点中前打を放った。阪神は佐藤輝のソロによる1点止まりだった。
【杭州アジア大会】
杭州アジア大会第3日の25日、スケートボード女子のパーク決勝で、パリ五輪出場を目指す成長株の15歳、草木ひなのが88.87点で金メダルを手にした。
柔道の女子63キロ級では、五輪を2大会連続で経験した高市未来(コマツ)が決勝で指導3の反則勝ちを収め、同70キロ級の田中志歩(JR東日本)とともに金メダル。男子73キロ級のパリ五輪代表内定者、橋本壮市(パーク24)と、女子57キロ級の玉置桃(三井住友海上)は銀メダルだった。
競泳の日本勢は2日連続の金メダルなし。女子200メートル個人メドレーの成田実生(金町SC)が2分10秒76で4位、東京五輪2冠の大橋悠依(イトマン東進)は6位で、男子800メートルリレーは3位で3連覇を逃した。
体操女子団体総合の日本は中国に次ぐ2位。スケートボード男子パークの永原悠路(太陽ホールディングス)ローイング(旧ボート競技)シングルスカル男子の荒川龍太(NTT東日本)フェンシング女子フルーレ個人の上野優佳(中大)も銀メダルだった。
卓球の女子団体は準決勝で韓国に3―1で勝ち、銀メダル以上が確定した。 《共同通信》
【東京株式市場】
週明け25日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに反発した。終値は前週末比276円21銭高の3万2678円62銭。前週末までの4日間で計1100円超下落していたため、割安感の出た銘柄が幅広く買われた。 東証株価指数(TOPIX)は9.23ポイント高の2385.50。出来高は約12億6900万株だった。《共同通信》
【自民党・麻生太郎副総裁】公明幹部を批判
自民党の麻生太郎副総裁が福岡市内での講演で、岸田政権が昨年末に閣議決定した反撃能力(敵基地攻撃能力)保有を含む安全保障関連3文書への対応を巡り、公明党の山口那津男代表ら幹部を名指しで批判したことが25日、分かった。「一番動かなかった、がんだった」と述べた。
講演は24日。麻生氏は「北朝鮮からどんどんミサイルが飛んでくる。だが公明党は専守防衛に反するという理由で反対。現実をよく見てみろ」と指摘。山口氏、石井啓一幹事長、北側一雄副代表や創価学会が「がんだった」とした上で「今は時代が違う。ウクライナみたいに日本が戦場になると言い続け、納得するという形になった」と語った。《共同通信》
【中国】シリアと貿易拡大へ
中国の李強首相は25日、シリアのアサド大統領と北京で会談し、シリアとの貿易拡大に意欲を表明した。アサド氏は趙楽際全国人民代表大会(全人代)常務委員長とも会談。22日に習近平国家主席と会談したのに続き中国最高指導部と対面した。中国国営中央テレビが伝えた。内戦を巡り米欧の制裁下にあるアサド政権は、国際的な孤立から脱却するため、中国との関係強化を図っている。
中国はアサド政権への直接支援は行ってこなかったが、今後は経済面からアサド政権を支える構え。アサド政権はロシアとイランの支援を受けて内戦で軍事的優位を確立しており、中国を後ろ盾として政権基盤をさらに固めそうだ。《共同通信》
【米国】クック諸島、ニウエを国家承認
バイデン米大統領は25日、ホワイトハウスで、太平洋の18カ国・地域で構成する地域機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」との第2回首脳会議を開いた。インド太平洋地域で影響力を増す中国をにらみ、気候変動や違法漁業への対策など多分野の連携強化に向けた共同声明を発表。首脳会議に合わせ米国はクック諸島、ニウエを国家承認し、国交を樹立した。
バイデン氏は「自由で開かれ、安全で繁栄したインド太平洋の実現に向け、共に取り組む決意がある」と述べた。新たなインフラ支援の拠出で議会と調整していると明らかにした。
中国と関係を深めるソロモン諸島のソガバレ首相は22日、ニューヨークでの国連総会一般討論で演説したが、米国との首脳会議は欠席した。
共同声明は、海洋の秩序を保つ枠組みとして国連海洋法条約の重要性を再確認。海面上昇をもたらす地球温暖化を「最も重大な脅威」とし、経済協力や人的交流の促進をうたった。2025年に第3回首脳会議を実施し、それ以降も隔年で開催することを確認した。《共同通信》
【アルメニア】野党支持者ら抗議、170人拘束
旧ソ連アルメニアの首都エレバンで25日、隣国アゼルバイジャンとの係争地ナゴルノカラバフ問題を巡ってパシニャン首相の辞任を求める野党支持者の大規模抗議行動があり、約170人が警察に拘束された。タス通信などが伝えた。
一方、アゼルバイジャンとナゴルノカラバフ側の代表が25日にナゴルノカラバフの主要都市ステパナケルト郊外で会談した。今月20日の停戦後、双方の会談は2度目。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領は25日、同国を訪問したトルコのエルドアン大統領との会談後、ナゴルノカラバフへの人道支援を開始したと述べ、「統合プロセスは成功する」と自信を示した。エルドアン氏は、軍事行動は必要だったと支持を表明した。
エレバンでは多数の野党支持者らが25日朝から街頭に集まって「恥を知れ」などと連呼。主要道路の封鎖を試みた。
24日から住民のアルメニアへの集団的移動が始まり、アルメニア政府によると25日までに6500人以上が越境し、保護を求めた。《共同通信》
【ウクライナ侵攻 】
ウクライナ南部ヘルソン州で25日、ロシア軍の砲撃により少なくとも3人が死亡した。住宅や自動車などが被害を受け、負傷者も出た。ウクライナメディアが報じた。ロシア側当局によると、ロシアが実効支配するクリミア半島セバストポリ郊外で25日、ウクライナによるミサイル攻撃があったが、迎撃した。
セバストポリのラズボジャエフ市長は通信アプリで、郊外のベルベク軍用飛行場付近への攻撃を防空システムで撃墜したと述べた。
また、ロシア国防省は25日、ウクライナ国境の西部ベルゴロド州に無人機7機が飛来し、いずれも撃墜したと発表した。《共同通信》
◇
ウクライナ軍は25日、ロシアが2014年に併合した南部クリミア半島セバストポリにある黒海艦隊司令部へ22日に行った攻撃で、同艦隊のソコロフ司令官ら将校計34人が死亡し、105人が負傷したと通信アプリで発表した。情報の真偽は不明。司令部の建物は修復不能だとも主張した。ウクライナ側はこれまで司令部で幹部会合の開催中に攻撃を実行したと明らかにしていた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは25日、各地で行われ、鈴木のカブスや吉田のレッドソックスなど日本勢は試合がなかった。
レンジャーズのガルシアがアナハイムでのエンゼルス戦で2試合連続の37号本塁打を放ち、ア・リーグトップのエンゼルスの大谷に7本差とした。6本差で追うロベルトが所属するホワイトソックスは試合が順延となった。ともに残り6試合。《共同通信》