令和1605日目
2023/09/21
【韓国】野党代表の逮捕同意案可決
韓国の国会は21日、検察が背任などの容疑で逮捕状を請求した革新系の最大野党「共に民主党」の李在明代表の逮捕同意案を可決した。近く裁判所が逮捕状を発付するかどうか審査する。
同党議員は168人で、国会で多数派を占めるが、逮捕同意案への反対は136票だった。複数の同党議員が賛成票を投じたとみられる。
李氏は「(尹錫悦政権が)検察権力を私有化し、政敵除去に犯罪をでっち上げている」と主張している。
李氏は6月、議会の同意なしに拘束されない不逮捕特権を「放棄する」と述べたが、今月20日に交流サイト(SNS)で逮捕同意案への反対を訴えたため、革新層からも批判が出ていた。《共同通信》
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【大相撲】
大相撲秋場所12日目(21日・両国国技館)平幕熱海富士は関脇大栄翔に引き落としで敗れ、10勝2敗となった。単独トップは変わらず、関脇琴ノ若を押し出した大関貴景勝、平幕高安の3敗勢との差は一つに縮まった。
他の2大関はかど番の霧島が関脇若元春に寄り切られて5敗目を喫した。若元春は7勝目。新大関豊昇龍は豪ノ山を押し出して6勝6敗の五分に戻した。大栄翔は勝ち越し、琴ノ若は6勝6敗。錦木と翔猿の両小結は5勝7敗となった。
2敗の熱海富士、3敗の貴景勝と高安に続く4敗は大栄翔ら7人の混戦。十両は一山本が11勝1敗で単独首位に立った。《共同通信》
【プロ野球・21日】
ソ4―2ロ
ソフトバンクが逆転勝ちで勝率5割に戻した。0―1の一回に柳田の適時打で追い付き、近藤の23号3ランで勝ち越した。有原は7回5安打2失点で自身3連勝の9勝目を挙げた。ロッテは3連敗。一回に4失点した種市が誤算だった。
楽2―7西
西武が3連勝。楽天戦の2年連続勝ち越しを決めた。今井が8回2失点で自身初の10勝に到達した。打線は一発攻勢を見せ、渡部が二回に2ラン、マキノンが三回に2ラン、五回に3ランを放った。楽天は塩見が試合をつくれなかった。
神3―5巨
巨人は赤星が8回6安打無失点と好投し、今季4勝目を挙げた。打線は六回に丸の適時打、代打大城卓の16号満塁本塁打で5得点。阪神の青柳は五回まで被安打1だったが、六回に崩れ5敗目。九回に2本塁打で反撃したが遅かった。
ヤ8―9中
中日が逆転勝ち。3―7の六回2死無走者から四球を絡めて好機をつくり、木下の2点二塁打、岡林の3点三塁打などで6得点してひっくり返した。2番手の橋本が4年目でプロ初勝利。ヤクルトのサイスニードは9失点と崩れた。《共同通信》
【レスリング】
来年のパリ五輪予選を兼ねたレスリングの世界選手権第6日は21日、ベオグラードで行われ、五輪代表を決めていた女子53キロ級の藤波朱理(日体大)が決勝でワネサ・カラジンスカヤ(AIN)に快勝し、2021年以来2度目の優勝を果たした。17年9月からの連勝を127に伸ばした。
同じく五輪代表決定の62キロ級の元木咲良(育英大)は決勝でキルギス選手に敗れ、初の世界一を逃した。68キロ級の石井亜海(育英大)は3位決定戦に敗れたが、5位決定戦を制して五輪出場枠を確保した。五輪階級で5位以内の選手の国・地域に出場枠が与えられ、日本勢は3位以内で代表に決定。女子が終了し、五輪6階級で日本は5階級の代表が決まった。
非五輪階級は女子72キロ級の森川美和(ALSOK)が3位決定戦で勝利。男子グレコ82キロ級で東京五輪77キロ級銅メダルの屋比久翔平(ALSOK)、55キロ級の尾西大河(早大)は初戦で敗れた。《共同通信》
【日本テレビ】ジブリを子会社化へ
日本テレビは21日、スタジオジブリの株式を取得して10月6日付で子会社化すると発表した。両社が21日の取締役会で決議した。日テレが議決権の42.3%を所有する筆頭株主となり、役員を派遣してスタジオジブリの経営をサポートする方針。
日テレによると、スタジオジブリの後継者として、創業者の宮崎駿監督の長男でアニメ映画監督の吾朗氏が候補に挙がっていたが、吾朗氏は「1人で背負うのは難しい。他に任せた方が良い」と固辞。長年にわたってジブリ作品を放送してきた日テレとの間で子会社化について協議してきたという。
スタジオジブリの鈴木敏夫社長は「これまでやってきたけど、経営は大変。僕らは作品作りに専念する」と話した。新社長に就任する日テレの福田博之専務執行役員は「新しいものを期待されているのが分かるので、それを実現するお手伝いをしたい」と述べた。《共同通信》
【東京株式市場】
21日の東京株式市場は、米国の金融引き締め長期化を警戒した売り注文が膨らみ、日経平均株価(225種)は3日続落した。終値は前日比452円75銭安の3万2571円03銭だった。節目の3万3000円を割り込み、10日ぶりの安値を付けた。
東証株価指数(TOPIX)は22.59ポイント安の2383.41。出来高は約15億6700万株。《共同通信》
【大阪府警】「迷惑系配信者」の男逮捕
大阪府警南署は21日、動画撮影目的でホテルの建設現場に無断で侵入したとして、建造物侵入の疑いで、米国籍の無職イスマエル・ラムジー・カリド容疑者(23)を逮捕した。動画配信サイトなどで「ジョニー・ソマリ」の名前で活動している。
カリド容疑者は広島と長崎への原爆投下をやゆする発言や日本人を中傷する発言を繰り返し「迷惑系配信者」として、ネットで話題になっていた。
逮捕容疑は8月30日正午ごろ、大阪市中央区日本橋2丁目のホテル建設現場に侵入した疑い。《共同通信》
【東谷義和被告】保釈
東京地裁は21日、俳優らを動画投稿サイトでの暴露投稿で脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)など五つの罪で起訴された元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(51)の保釈を認める決定をした。保釈保証金は計3千万円で被告は即日納付し、勾留先の東京拘置所から保釈された。弁護人が19日に保釈を請求していた。
濃紺のTシャツ、短パンを身に着け、サンダルを履いたガーシー被告は、午後7時45分ごろ拘置所から出てきた。神妙な面持ちで報道陣に10秒近く頭を下げ、足早に迎えの車に乗り込んだ。
ガーシー被告は19日、東京地裁で開かれた初公判で、起訴内容について「間違いありません」と述べて謝罪。弁護側は脅迫行為に関し「常習性は認められない」として一部否認の姿勢を示した。
被告は昨年7月の参院選比例代表で旧NHK党から初当選。一度も登院せず今年3月に参院本会議で除名された。滞在先のアラブ首長国連邦(UAE)から6月に帰国し、警視庁に逮捕された。《共同通信》
【皇嗣秋篠宮同妃両殿下】元日本兵のベトナム人家族と面会
ベトナムを公式訪問中の秋篠宮ご夫妻は21日午後(日本時間同)、第2次大戦で駐留した元日本兵が戦後、現地に残してきたベトナム人の家族と首都ハノイのホテルで面会された。秋篠宮さまは一人一人と握手を交わし、それぞれの話に静かに耳を傾けた。
面会は60〜70代の子世代と、20〜40代の孫世代計19人が参加した。懇談後は「困難を乗り越えるよう励ましてくれた」などと口々に語り、グエン・バン・フィさんは「孫たちが『父の国』を訪れ関係を深めてくれることを願う」と話した。父の墓が石川県にあるというカオ・カイン・トゥオンさんは息子2人が日本を訪れる機会をつくってほしいと述べた。 《共同通信》
【日韓外相会談】
上川陽子外相は21日(日本時間同)、米ニューヨークで韓国の朴振外相と就任後初めて会談し、日韓関係をさらに進展させるべく、引き続き緊密に連携することを確認した。上川氏は、北朝鮮による日本人拉致問題の即時解決に向けた韓国政府の支持に謝意を表明し「引き続きよく連携したい」と述べた。
両氏はインド太平洋地域の情勢や、ロシアと北朝鮮の首脳会談を含む北朝鮮情勢を巡り意見交換。北朝鮮が前例のない頻度と新たな態様で弾道ミサイルの発射を繰り返していることに深刻な懸念を共有した。
上川氏は日中韓3カ国の対話に向け、議長国である韓国の取り組みを引き続き支持する意向を示した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ウクライナ各地で20日夜から21日朝にかけてロシア軍による大規模なミサイル攻撃があり、南部ヘルソンで6人が死亡した。首都キーウ(キエフ)では迎撃したミサイルの破片が落下。ウクライナ軍は同日、全土でミサイル43発のうち36発を迎撃したと発表した。ウクライナメディアが伝えた。
中部チェルカスイではホテルが攻撃で破壊され、9人が負傷した。東部ハリコフや西部リビウ州では倉庫などに被害があった。
ウクライナ軍は21日、ロシアの支配下にある南部クリミア半島のサキ航空基地を攻撃したと明らかにした。ウクライナメディアが伝えた。報道によると、飛行場には少なくとも戦闘機など12機があり「重大な損傷」を与えたとしている。ロシアの防空システムを破るため無人機多数とミサイルで攻撃したという。
またウクライナ軍は20日、クリミア半島セバストポリ近郊のロシア黒海艦隊司令部を攻撃したと発表。人員や軍事施設に損傷を与えたと主張したが、セバストポリのラズボジャエフ市長はミサイルを迎撃したと通信アプリに投稿した。《共同通信》
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ウクライナのゼレンスキー大統領は21日、米ワシントンのホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領と会談した。ロシアに対する反転攻勢の最新状況を共有。米議会で野党共和党の一部から巨額の軍事支援に疑問の声が上がっており、両首脳は長期的な支援継続に向けて結束を改めて確認する。
両首脳の対面会談は7月以来。ゼレンスキー氏は会談冒頭「世界の自由と民主主義を守るために連携を強化する」と述べた。バイデン氏は「ウクライナの主権と領土の一体性を尊重した公正で恒久的な和平を支持する」と強調した。
バイデン氏は会談に合わせて追加軍事支援を発表する。ウクライナが求めていた長射程の地対地ミサイル「ATACMS」の供与は見送る。
ゼレンスキー氏は会談に先立ち米連邦議会を訪れ、上院議員や下院指導部と非公開の会合に臨んだ。国防総省ではオースティン長官と面会し「領土奪還には、支援国が適切な時期に武器と弾薬を供給することが重要だ」と訴えた。米中枢同時テロの現場で献花もした。《共同通信》