令和1572日目
2023/08/19
【中国軍】台湾周辺で軍事演習
中国軍で台湾方面を管轄する東部戦区は19日、台湾周辺で海軍と空軍による合同の軍事演習とパトロールを同日始めたと発表した。台湾の頼清徳副総統が南米訪問の際に米国に立ち寄ったことへの対抗措置。東部戦区は演習について「台湾独立勢力と外部勢力の結託した挑発行為に対する警告だ」と強調し、米国をけん制した。
頼氏は来年1月の台湾総統選の与党、民主進歩党(民進党)候補。中国は民進党が政権を維持して対米接近を強めることを警戒しており、軍事的圧力を加えて選挙を控えた台湾を揺さぶる狙いもありそうだ。
台湾国防部は19日「非理性的な挑発行為」だと非難し、適切な兵力を動員し対応すると表明した。
東部戦区は演習で艦船と航空機による連携に重点を置き、制海権や制空権を奪取するなどの訓練を行ったという。「実戦能力の検証」が狙いとしている。
中国共産党で台湾政策を担う党中央台湾工作弁公室は19日、頼氏は台湾独立を狙っていると非難し「国家主権と領土の一体性を断固として守る」とする談話を発表した。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【伊藤新道】復活
長野、富山両県を結ぶ北アルプスの登山道「伊藤新道」の復活を祝うイベントが19日、出発点となる長野県大町市の湯俣温泉で開かれた。約40年前に廃道となった「伝説の登山道」が20日に本格開通するのを前に、登山ファンや山小屋関係者ら約300人が集まり喜びを分かち合った。
伊藤新道は湯俣温泉から、鷲羽岳(2924メートル)と三俣蓮華岳(2841メートル)の間にある富山市の三俣山荘までをつなぐ約10キロの登山道。山荘を経営する伊藤圭さん(46)の父が私費を投じ、1956年に完成した。
開通後、付近のダム工事で水位が上昇し、つり橋が流されるなどして83年ごろには通行が困難となった。《共同通信》
【高校野球】
全国高校野球選手権大会第12日は19日、甲子園球場で準々決勝が行われ、前回大会覇者の仙台育英(宮城)、慶応(神奈川)、神村学園(鹿児島)、土浦日大(茨城)が21日の準決勝へ進んだ。
仙台育英は花巻東(岩手)に9―4で快勝し史上7校目の2連覇へ前進した。慶応は六回に6点を奪い、沖縄尚学に7―2で逆転勝ち。1920年大会以来103年ぶりの4強入りを果たした。
神村学園は八回の5点で均衡を破っておかやま山陽(岡山)を6―0で、土浦日大は八戸学院光星(青森)を9―2で退け、ともに初めての準決勝進出。
準決勝は仙台育英と神村学園、慶応と土浦日大が対戦する。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第24節2日(19日・日産スタジアムほか=6試合)横浜Mは後半ロスタイムの渡辺のゴールでFC東京に2―1で競り勝ち、2連勝で勝ち点50として首位に立った。前節首位の神戸は柏と1―1で引き分けた。細谷に先制点を許したが、大迫のゴールで追い付いて勝ち点は48。
鹿島は2―1で鳥栖に競り勝ち、広島は終了間際に満田が決めて川崎を3―2で退けた。京都は札幌に3―0、G大阪は湘南に2―1で勝った。《共同通信》
【プロ野球・19日】
阪神の嶌村聡球団本部長は19日、横浜スタジアムで18日に行われたDeNA18回戦での判定を不服とし、日本野球機構(NPB)に意見書を提出したと明らかにした。
阪神は1―2の九回1死一塁から一走が二盗を試み、一度はセーフの判定もリクエストによるリプレー検証の末にアウトに覆った。映像ではベースカバーに入った遊撃手の足が二塁をふさぐ走塁妨害のようにも見えたが、審判は場内アナウンスで「走者と野手が接触していますが、妨害とはいたしません」と説明。岡田彰布監督が抗議した。
嶌村球団本部長は意見書の具体的な内容は明らかにしなかったが「昨日の判定とは違う意見を持っている」と話した。《共同通信》
◇
オ2―1日
オリックスは山崎福が6回2/3を無失点と好投し、自己最多更新の9勝目を挙げた。打線は三回に紅林、七回は中川圭がともにソロ本塁打。日本ハムは5連勝で止まった。8安打を放っても1得点止まりで、伊藤は完投負けで7敗目。
ソ3―2西
ソフトバンクの板東は6回2失点で7月5日以来の4勝目。2本塁打を浴びたが、緩急がさえて無四球で3安打にとどめた。打線は1―2の五回、谷川原の適時二塁打などで2点を奪って逆転した。西武は打線がつながりを欠いた。
楽7―5ロ
楽天が逆転勝ちで連敗を3で止めた。4―5の八回に代打島内の二塁打で同点とし、続く小深田の三塁打で勝ち越し。さらに辰己の適時打と畳みかけた。3番手の渡辺翔が5勝目を挙げた。ロッテはペルドモが誤算だった。
広6―3巨
広島がこのカード4年ぶりの勝ち越しを決めた。二回に末包の二塁打で先制し、五回は西川の2点二塁打などで3点を加えた。末包は六回にはソロ本塁打。森下は8回を岡本和の3ランによる3失点で7勝目。巨人は反撃が遅かった。
ヤ3―2中
ヤクルトがミスにつけこみ逆転勝ち。六回に失策などで走者を進めて暴投の間に追い付くと、七回は暴投が絡んだ好機から武岡の犠飛で勝ち越した。3番手の星が2勝目。中日は一回に2点を先行したが、高橋宏が踏ん張れなかった。
D2―6神
阪神が逆転勝ちした。0―1の六回に小野寺の同点三塁打に続き、大山の犠飛で勝ち越し。七回は近本の適時二塁打で加点し、八、九回も得点を重ねた。青柳が5回1失点で5勝目。DeNAは救援陣が総崩れだった。《共同通信》
【サッカー】
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)第24日は19日、オーストラリアのブリスベンで3位決定戦が行われ、スウェーデンが地元のオーストラリアを2―0で下し、2大会連続の3位だった。オーストラリアは過去最高の4位。
準々決勝で日本に勝ったスウェーデンは前半にPKで先制。後半に速攻から追加点を奪った。
20日の決勝でスペインとイングランドが初優勝を懸けて対戦する。《共同通信》
【日本維新の会、国民民主党】改憲シンポジウム開催
日本維新の会、国民民主党、衆院会派「有志の会」は19日、憲法改正を推進するシンポジウムを東京都内で開催した。維新の馬場伸幸代表は「日本の民主主義をさらに醸成させるため、改憲の国民投票を一日も早く行うべきだ」と訴えるなど、野党3党派で改憲に向け共同歩調を取る姿勢をアピールした。
国民の玉木雄一郎代表は東日本大震災や新型コロナウイルス禍を挙げて緊急事態条項創設の意義を強調した。シンポには有志の会の北神圭朗衆院議員も出席した。
3党派は緊急事態時に国会議員任期を延長する改憲が必要との認識で自民党や公明党と一致しており、6月には緊急事態条項を巡る3党派の改憲案を発表した。《共同通信》
【G20デジタル経済相会合】
日米欧の先進国にロシアや中国などの新興国を加えたG20デジタル経済相会合が19日、インド南部ベンガルールで開かれた。国をまたいだ、信頼性のある自由なデータ流通の実現を盛り込んだ合意文書をまとめた。出席した河野太郎デジタル相は終了後、記者団に「データの国境を越えた流通なしに経済発展は難しいという認識が広がってきた」と成果を強調した。
データ保護に関する法制度や考え方は各国で異なり、制度を把握するコストや現地の仕組みに不慣れなことによるリスクが、企業が海外進出する際の障壁になっている。文書は「実現の重要性を再確認する」とし、日本は各国に国際的な枠組み作りへの協力を呼びかけた。《共同通信》
【台湾】日米韓首脳声明を歓迎
日米韓首脳の共同声明で台湾海峡の平和と安定を維持する重要性を再確認したことについて、台湾外交部(外務省)は19日「歓迎と感謝」の意を表明した。
外交部は「中国は台湾に対する脅迫と軍事的威嚇を強め、地域の安全に深刻な問題を引き起こしている」と指摘。台湾海峡の平和と安定の重要性は国際社会の共通認識だと強調し、今後も日米韓などのパートナーと協力して地域の平和を促進したいと訴えた。《共同通信》
【共産党】日米韓首脳声明を批判
共産党は19日、日米韓首脳会談に合わせ発表した首脳共同声明を批判した。軍事・経済安全保障上の協力による抑止力強化を打ち出しているなどとして「東アジアに新たな軍事的枠組みをつくり、分断と対立をより深刻にする動きに厳しく反対する」と強調した。
日米首脳会談で合意した極超音速兵器に対処する新型迎撃ミサイルの共同開発についても、地域の緊張を高めるものだとして「強く反対する」とした。《共同通信》
【中国】日米韓首脳会談を非難
中国国営通信新華社は19日夜、共同声明で中国を名指し批判した日米韓首脳会談について「中国脅威論というデマを拡散させた」と非難する評論を配信した。中国は安全保障を含むあらゆる分野で連携を強化する日米韓が中国を封じ込めることを警戒し、反発を強めている。
一方、米国務省の報道担当者は19日、中国軍が台湾周辺で同日に軍事演習を行ったことを受け「中国に対し台湾への軍事、外交、経済的な圧力を停止するよう求める」との声明を出した。
評論は「日米韓は米国主導で排他的なグループを形成し、アジア太平洋の平和と安定、繁栄を脅かしている」と主張。「日韓は米国の覇権の駒になるべきではない」と強調した。
米国のインド太平洋戦略について「覇権を維持するためにアジア太平洋で徒党を組んでいる」と非難し、米国に同戦略の放棄を要求。「米国は日韓と安全保障で協力するとしているが、むしろ地域の緊張を高めており、最終的に被害を受けるのは日韓だ」と訴えた。《共同通信》
【北朝鮮】国連人権会合を非難
北朝鮮は19日、国連安全保障理事会が17日に北朝鮮の人権状況を協議する公開会合を開いたことを非難し、安保理は「米国の私設独裁機関、反人権謀略機構に過ぎない」と主張した。「朝鮮人権研究協会」の報道官談話を朝鮮中央通信が伝えた。
談話は、住民は高い水準の人権を享有していると強調し、会合に出席した脱北者による北朝鮮内の人権侵害に関する証言を「人間のごみどもによる愚にもつかないうそ」と罵倒した。
また、安保理が北朝鮮住民のことを考えるなら、敵視政策で北朝鮮の自主権を脅かす米国の平和に反する行為から問題視すべきだと指摘した。《共同通信》
【ニジェール】軍政トップ「3年かけず民政移管」を表明
クーデターを起こしたニジェール軍事政権トップのチアニ将軍は19日のテレビ演説で、「3年をかけず」民政移管を実施すると述べた。ロイター通信が伝えた。軍政を維持する意向を示したともいえ、バズム大統領への速やかな権力返還を求めている周辺国の反発は必至だ。
19日には西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の代表団が首都ニアメーを訪問し、チアニ氏らと会談した。ただ、演説により、政変前への状況回復を要求するECOWAS側と権力維持を図る軍政側の立場の隔たりが改めて露呈した形で、今後の交渉は難航が予想される。
代表団は、軍政が追放を宣言し監視下に置いているバズム氏とも面会した。代表団は今月上旬にもニアメーに入ったが、この際はチアニ、バズム両氏と会えなかった。
ECOWASはこれまで、軍事介入も辞さない構えで軍政に圧力をかけてきた。18日には安全保障を担当する委員会のムサ委員長が、軍事介入の「開始日を決めた」と発言。同時に交渉を優先する意向も強調し、軍政に態度軟化を促していた。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア軍ミサイル攻撃で7人死亡
ウクライナ北部チェルニヒウ中心部に19日朝、ロシア軍のミサイル攻撃があり、ウクライナ当局によると6歳の女児ら7人が死亡し、100人以上が負傷した。ゼレンスキー大統領は通信アプリに現場の様子を写した動画を投稿し「いつもと変わらない土曜日が、苦痛と喪失の1日となった」とロシアを激しく非難した。
米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は18日、ウクライナによるロシアへの反転攻勢が続く中、両軍の死傷者が計50万人に迫ったと報じた。複数の米当局者の推計として伝えた。死者はロシアが約12万人、ウクライナが約7万人に上り、合計で約19万人。負傷者はロシア17万〜18万人、ウクライナ10万〜12万人と見積もった。
ウクライナは6月上旬に反転攻勢を始めたが、防御を固めたロシアに苦戦している。
ロシア国防省は19日、北西部ノブゴロド州の軍用飛行場にウクライナの無人機攻撃があり、駐機場で火災が発生、航空機1機が損傷したと発表した。既に鎮火され、死傷者はいないとしている。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは19日、各地で行われ、メッツの千賀はセントルイスでのカージナルス戦に先発し、7回2安打1失点で10勝目(6敗)を挙げた。チームは13―2で勝って4連勝。日本選手のメジャー1年目での2桁勝利は、2016年にドジャースで記録した前田(ツインズ)以来8人目。
エンゼルスの大谷はレイズとのダブルヘッダーに2戦とも「2番・指名打者」で出場し、計6打数1安打だった。1戦目は7―6で勝ち、2戦目は4―18で大敗した。
パドレスのダルビッシュはダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー第2試合に投げ、5回0/3を4失点で9敗目(8勝)を喫した。試合は1―8。《共同通信》