令和1518日目

2023/06/26

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ侵攻】

プリコジン氏「流血回避で撤退決断」

ロシアで武装反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は26日、およそ2日ぶりに通信アプリに音声を投稿し「ロシア人の流血を避けるため」に首都モスクワへの進軍を取りやめ、撤収したと述べた。発信場所は明らかにしなかった。

反乱について「ロシア指導部を転覆させるためではなかった」とも表明した。一方でタス通信など複数のロシアメディアは26日、検察当局者の話として、プリゴジン氏への捜査が続いていると報じた。

プリゴジン氏は投稿で、ウクライナ侵攻時に「数々の失敗を犯した人々を裁くためだった」と反乱の理由を語った。

プリゴジン氏は頻繁な情報発信を続けてきたが、25日午前2時半(日本時間)、通信アプリで進軍停止を表明したのを最後に沈黙。一時制圧した南部ロストフナドヌーの軍管区司令部から撤収する映像が報じられたが、その後の行方は分かっていない。

ペスコフ大統領報道官は24日、プリゴジン氏への捜査が取り下げられた上で、プーチン大統領が安全を保証し、プリゴジン氏がベラルーシに向かうと説明していた。ロシアメディアが報じた「捜査継続」の情報との関連は不明。《共同通信》

プリゴジン氏「ワグネル7月1日消滅」

ロシア軍への反乱を企てた民間軍事会社「ワグネル」の創設者エフゲニー・プリゴジン氏は26日、ほぼ2日ぶりとなるSNSへの投稿でワグネルについて、「(ロシア国防省などの)陰謀と思慮不足の決定により、7月1日に消滅しなければならなくなった」と述べた。

プリゴジン氏は反乱を企てた理由を「ワグネルの破壊を阻止し、(ウクライナ侵攻の)作戦で多くの失敗をした者の責任を追及することだった」と釈明。プーチン政権の転覆を意図した行動ではなかったとした上で、ベラルーシのルカシェンコ大統領による、モスクワへの進軍を中止するという提案を受け入れたのは、流血の事態を回避するためだったと述べた。

プリゴジン氏は24日夜の撤退表明後、ベラルーシに向かうとみられていたが、動静が不明だった。《朝日新聞》

ロシア大統領、反乱首謀者糾弾

ロシアのプーチン大統領は26日、民間軍事会社ワグネルによる武装反乱の収束後初めて演説し「首謀者らは国と国民を裏切った」と糾弾した。首謀者が誰かは明言せず、ワグネル創設者プリゴジン氏を名指しもしなかった。戦闘員の多くは愛国者だとし、流血の事態回避に謝意を示した上で、国防省と契約して任務を続けられるし、希望者はベラルーシに行くこともできると述べた。

国営テレビを通じて述べた。ベラルーシに行く戦闘員の扱いには言及しておらず、ワグネルの存続を容認するのかどうかは不透明。反乱は「いずれにしても鎮圧されただろう」とも警告した。

プーチン氏は武装反乱が始まった直後から、多大な流血を避けるよう直接指示していたと主張した。

プリゴジン氏を説得したベラルーシのルカシェンコ大統領について「平和的解決への貢献に感謝している」と述べた。《共同通信》

中国「ロシアと密接に連絡」

中国外務省の毛寧副報道局長は26日の記者会見で、反乱が起きたロシアに関し「中国とロシアは密接で良好な意思の疎通を各レベルで続けている」と述べ、連絡を密にしていると強調した。

毛氏は「中国は友好的隣国で戦略的協力パートナーとして、ロシアが国家の安定を維持し、発展と繁栄を実現することを支持しており、確信している」と改めて強調。ロシアの民間軍事会社ワグネルの反乱については「ロシアの内政だ」として評価を避けた。

秦剛国務委員兼外相は25日、ロシアのルデンコ外務次官と北京で会談した。ロシア外務省によると、中国側はロシア政府の反乱への対応を支持すると表明した。《共同通信》

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【プロ野球・26日】

ソ1―3楽

楽天が連敗を5で止めた。田中将は制球良く、7回5安打1失点で4勝目を挙げた。松井裕が15セーブ目。二回に山崎の適時二塁打で先制し、五、七回にも1点を加えた。ソフトバンクは和田が5回2失点で3敗目。3位に転落した。《共同通信》

【東京株式市場】

週明け26日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3営業日続落した。終値は前週末比82円73銭安の3万2698円81銭で、2週間ぶりの安値。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの警戒感から、売り注文がやや優勢となった。

3営業日連続の下落は3月10〜14日以来、約3カ月半ぶり。東証株価指数(TOPIX)は4.56ポイント安の2260.17。出来高は約11億7千万株。《共同通信》

【COVID-19】尾身氏「第9波始まった可能性」

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長を務めた尾身茂氏は26日、岸田文雄首相と官邸で面会し、夏の感染拡大に向けた備えや国内の感染状況について意見を交わした。終了後、尾身氏は「第9波が始まった可能性がある。日本は高齢化が進んでおり、高齢者をどう守るかが大切だ」と記者団に語った。

冒頭で首相は「発生動向は緩やかな増加傾向。5類移行後の状況をどのようにみているか、夏に向けて感染防止のためにどう気を付けるべきか。意見を聞きたい」と述べた。

全国約5千の定点医療機関から12〜18日に報告された1医療機関当たりの新型コロナ感染者の平均は5.60人。前週比はおよそ1.10倍だった。ただ沖縄は1機関当たり28.74人と突出して多く、さらに増える可能性が指摘されている。

尾身氏は沖縄の状況について「医療提供体制が他県よりも乏しく、患者が一部の医療機関に集中している」と分析。コミュニティーを大切にする生活様式や、比較的低いワクチン接種率も影響している可能性があると指摘した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは26日、各地で行われ、エンゼルスの大谷は本拠地アナハイムでのホワイトソックス戦に「3番・指名打者」で出場し、0―1の四回に両リーグ単独トップとなる26号ソロを放つなど3打数1安打1打点だった。62打点も両リーグ1位。チームは2―1でサヨナラ勝ちした。

吉田のレッドソックス、鈴木のカブスは試合がなかった。《共同通信》



6月26日 その日のできごと(何の日)