令和1407日目
2023/03/07
この日のできごと(何の日)
【H3ロケット1号機】打ち上げ失敗
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は7日午前10時37分ごろ、日本の新型主力機H3ロケット1号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射したが、離陸後に2段目エンジンが点火せず失敗した。ミッションを達成する見込みがなく、JAXAは地上から信号を送って機体を破壊した。地球観測衛星だいち3号を予定の軌道に投入するはずだった。2月17日には発射寸前に機器の誤動作で中断し、今回が再挑戦だった。
失敗を受けて文部科学省は対策本部会合を開き、井出庸生副大臣は「徹底的な原因究明が必要だ。信頼を取り戻すべく全力で臨む」と話した。文科省によると、指令破壊の信号は午前10時51分に出された。H3ロケットの指令破壊による第三者への被害は確認されていない。永岡桂子文科相は「大変遺憾であり、期待に沿えないことを申し訳なく思います」との談話を発表した。《共同通信》
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新型主力機H3ロケット1号機の失敗を受けて宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7日午後、記者会見を開き、指令破壊されたH3ロケット1号機は積み荷の衛星ごとフィリピンの東方沖に落下したとみられると明らかにした。昨年10月、小型固体燃料ロケットのイプシロン6号機が今回と同じく離陸後に指令破壊されて失敗したばかり。
1号機が先月17日に機器の誤作動で発射寸前に中断したのに続くトラブルとなったことについて「見直すべきことがあったと言わざるを得ない」とした。山川宏理事長は「国民の皆さまのご期待に応えられず、深くおわび申し上げる」と謝罪。「原因を究明し、早期に信頼を回復していくことが最優先の課題。それに専念していきたい」と述べた。
新たに開発したH3ロケットの主エンジンについて「想定した性能を発揮した。完璧だったと思っている」と評価した。開発担当の岡田匡史プロジェクトマネジャーは「多くの一般の方々にも見守っていただいた中で、このような結果になってしまった。申し訳なく思う」と述べた。《共同通信》
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【WBC】
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は7日、京セラドーム大阪でオリックスと大会前最後の強化試合を行い、9―1で大勝した。
一回に吉田(レッドソックス)の適時打と村上(ヤクルト)の3ランで4点を先行し、二回に吉田の3点三塁打、四回に山川(西武)の適時打で加点。8―1の八回に山川のソロで突き放した。6日に2本塁打を放った大谷(エンゼルス)は「3番・指名打者」で先発し、1打数1安打1四球で途中交代した。
WBCは8日に台湾の台中市で、1次リーグA組の2試合で開幕する。日本代表は8日に東京に移動し、9日に東京ドームでWBC1次リーグB組初戦の中国戦に臨む。《共同通信》
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WBCで日本と同じ1次リーグB組の強化試合が7日、京セラドーム大阪などで行われ、韓国は阪神に7―4で勝った。金慧成の本塁打などで得点を重ね、内野陣の好守も光った。
宮崎市では9日の初戦で日本と対戦する中国が宮崎梅田学園に5―7で敗れ、オーストラリアは西部ガス戦で4本塁打を放って8―1と快勝した。チェコはJR九州に9―4だった。《共同通信》
【アントニオ猪木さん】お別れの会
昨年10月に79歳で死去した元プロレスラーで、参院議員も務めたアントニオ猪木(本名猪木寛至)さんの「お別れの会」が7日、東京都墨田区の両国国技館で開催され、約7千人のファンらが「燃える闘魂」として愛された故人を悼んだ。
式典には関係者と、入場券を購入したファンが参加。あいさつで一番弟子の藤波辰爾さんが「永遠の師匠であり、不滅のヒーローです」と声を震わせ、森喜朗元首相は「闘魂たくましく、この国のことを見守ってください」と述べた。
テーマ曲の「炎のファイター」が流れると拍手が起こり、最後は現役レスラーらが音頭を取り「1、2、3、ダー!」で締めた。《共同通信》
【COVID-19】
国内で7日、新たに1万2311人の新型コロナウイルス感染者が確認された。都道府県別では、東京989人、愛知752人、大阪733人など。死者は埼玉10人、神奈川、愛知、大阪で各8人など計85人が報告された。
厚生労働省によると、全国の重症者は124人で前日から7人減った。
広島が過去に公表した感染者数を修正した。《共同通信》
【東京株式市場】
7日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸し、3営業日連続で今年の最高値を更新した。終値は前日比71円38銭高の2万8309円16銭。外国為替市場で円安ドル高が進行したことを好感した。
時価総額を基に算出し、東証プライム市場全体の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は8.49ポイント高の2044.98。2021年11月16日以来、約1年4カ月ぶりの高値を付けた。出来高は約11億2700万株。
7日の東京市場の続伸は、米国の金融引き締めが長期化するとの観測から円安ドル高が進行したためで、平均株価の前日終値からの上げ幅は一時100円を超えた。《共同通信》
【天皇、皇后両陛下】ルーマニア大統領夫妻と会見
天皇、皇后両陛下は7日、皇居・御所で、ルーマニアのヨハニス大統領夫妻と会見された。宮内庁によると、大統領が隣国のウクライナ問題に触れ、避難民の受け入れ状況などを説明した。陛下は人道支援に敬意を表した上で「戦争により多くの人が亡くなっていることに心を痛めている。一日も早く平和が戻ってくることを心から願っている」と述べた。 懇談は約35分間で、皇后さまは「ルーマニアでは日本への関心が高く、日本語を勉強している人たちも多いと伺っている」と伝えた。大統領夫人は、自らが教える高校で日本の高校生との交流プロジェクトがあると紹介した。《共同通信》
【NHK党・ガーシー参院議員】本会議欠席へ
NHK党のガーシー参院議員が帰国せず、自身が陳謝することになっている8日の参院本会議について、出席しない方針を参院側に伝えたことが7日、分かった。複数の関係者が明らかにした。ガーシー氏は昨年7月の初当選後、アラブ首長国連邦(UAE)などに滞在して一度も登院していない。自民党幹部は、ガーシー氏が本会議を欠席すれば「除名になるだろう」と述べた。
ガーシー氏は5日、滞在していたUAEのドバイからトルコ・シリア大地震の被災地支援と視察のためにトルコに入ったとの動画を投稿。帰国しない可能性に含みを持たせる発言もしており、動向が注目されていた。《共同通信》
【中国】汚職で13万9千人有罪
中国最高人民法院(最高裁)の周強院長は7日、全国人民代表大会(全人代)で活動報告を行い、2022年までの5年間で贈収賄などの汚職で約13万9千人を有罪判決に処したと発表した。重慶市トップだった孫政才・元同市共産党委員会書記ら高級幹部92人を死刑など厳罰に処し「腐敗があれば必ず罰する党中央の決意を示した」と表明した。
周氏は「民衆の利益を侵害するハエやアリは必ず罰する」と強調した。国外への逃走や隠し資産に対する法の網も厳しくなり、腐敗分子を震え上がらせていると述べた。
中国の最高人民検察院(最高検)の張軍検察長(検事総長)も活動報告を行った。《共同通信》
【北朝鮮】砲兵が待機態勢
朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は7日、報道官声明で、同日午前に韓国側がソウル北方の坡州の射撃場で30発余りの砲撃による挑発を行ったとし、同日午前9時(日本時間同)に砲兵部隊に待機態勢を取らせたと明らかにした。米韓が砲撃訓練を行った可能性がある。
声明は、砲撃が「情勢をさらに悪化させる極めて重大な武力挑発行為だ」と非難。「軍事境界線一帯で挑発的な軍事行動を直ちに中止するよう厳重に警告する」と表明した。
人民軍第2軍団に所属する砲兵部隊を待機させ、前線地帯の監視と空からの攻撃に備えた警戒を強化したとしている。《共同通信》