令和1370日目
2023/01/29
この日のできごと(何の日)
【中国】日本人へのビザ発給再開
在日本中国大使館は29日、日本政府による新型コロナウイルスの水際対策強化への対抗措置として停止していた日本人に対する渡航ビザ(査証)発給について、同日から手続きを再開すると発表した。中国政府が制限緩和に踏み切ったことで、今後、両国間の人的往来が活発化する方向へ向かいそうだ。
日本の水際対策について、中国は秦剛外相が「中国国民の往来への差別的な措置」と厳しく批判するなど、対抗措置の正当性を強調していたが、自国の経済回復を優先し措置撤回を決めたとみられる。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【蘇民祭】
千年以上の歴史があるとされる奇祭「蘇民祭」が29日、岩手県奥州市の黒石寺で行われた。男衆が厳寒の川で身を清めてお堂を巡り、無病息災や豊作を祈った。新型コロナウイルス禍のため、クライマックスを飾る「蘇民袋争奪戦」は3年連続中止したが、一部行事を復活させた。
本来は夜通しの祭りだが、今年は午前に開始。下帯姿の約100人の男衆が「ジャッソー、ジョヤサ」と気勢を上げながら、水面が凍った川に入水。水を浴びてから、お堂を巡る「裸参り」を3回繰り返した。《共同通信》
【袴田巌さん】「戦いはまだある」
1966年の静岡県の一家4人強盗殺人事件で死刑が確定し、静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さん(86)の支援団体が29日、静岡市内で集会を開いた。東京高裁による再審開始の可否決定を控え、袴田さんは「戦いはまだある。勝とうということで今日は来た」と話した。
袴田さんと一緒に登壇した姉ひで子さん(89)は「再審開始になることを願っている。一区切りつけてほしい」と訴えた。弁護団によると、3月中に決定が出る見通しで、再審開始の可否が注目される。
主催は市民団体「袴田巌さんを救援する清水・静岡市民の会」。《共同通信》
【石川県】9700世帯で一時断水
石川県は29日、低温で水道管が凍結、破裂した影響を受け県内5市町で一時、計約9700世帯が断水したと発表した。羽咋、白山両市では28日までに解消、輪島市は一部世帯で通水を始めた。
県によると29日午後1時時点で、かほく市で約5400世帯、輪島市で2767世帯、七尾市で988世帯、志賀町で約360世帯、宝達志水町で185世帯が断水した。その後、七尾市は断水が解消したと発表した。
断水が解消した羽咋市では、水質検査で安全が確認できれば飲料水として使えるようになる。輪島市は試験的に水を通して漏水箇所を特定し、順次復旧を進めている。《共同通信》
【将棋】
将棋の藤井聡太王将=竜王・王位・叡王・棋聖との五冠=(20)に羽生善治九段(52)が挑む第72期王将戦7番勝負の第3局は28、29の両日、金沢市で指され、95手で先手の藤井王将が勝ち、対戦成績を2勝1敗として初防衛に向けて前進した。
2敗目を喫した羽生九段は、前人未到のタイトル100期を目指す。第4局は2月9、10日に東京都立川市で行われる。
対局は難解な中盤戦が続いたが、藤井王将が敵陣へ大駒を放ってから有利に。その後も的確な指し手でリードを広げて勝ち切った。藤井王将は「構想が難しくて分からないところが多かった」と話した。《共同通信》
【卓球】
卓球の全日本選手権最終日は29日、東京体育館でシングルス決勝が行われ、女子は早田ひなが木原美悠に4―2で勝ち、3大会ぶり2度目の優勝を果たした。女子ダブルス、混合ダブルスも制した早田は男女合わせて史上7度目の3冠を達成した。
男子は戸上隼輔が張本智和に4―2で勝ち、2連覇した。男子ダブルスと混合ダブルス優勝の張本智は3種目制覇を逃した。
準決勝で早田は石川佳純にストレート勝ちし、木原は横井咲桜を4―1で退けた。張本智は曽根翔に4―1で快勝し、戸上は篠塚大登に4―3で競り勝った。
シングルスは2024年パリ五輪シングルス日本代表選考の対象だった。《共同通信》
【マラソン】
大阪国際女子マラソンは29日、大阪市のヤンマーフィールド長居発着で行われ、2021年東京五輪1万m代表の安藤友香が2時間22分59秒で日本勢最高の3位となった。ヘブン・デッセ(エチオピア)が2時間21分13秒で優勝。
28歳の安藤はデッセらと先頭集団でレースを展開。30キロ過ぎでエチオピアの2選手に遅れたが、8月の世界選手権(ブダペスト)の派遣設定記録(2時間23分18秒)をクリアした。
上杉真穂が2時間25分18秒で4位。5位吉川侑美、6位前田彩里、7位池田千晴、8位大東優奈の4人が10月に行われる24年パリ五輪代表選考会「MGC」の出場権を獲得した。《共同通信》
【テニス】
テニスの四大大会今季初戦、全豪オープン最終日は29日、メルボルンで行われ、男子シングルス決勝で第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に6―3、7―6、7―6でストレート勝ちし、2年ぶり10度目の優勝を果たした。四大大会通算22勝目で、ラファエル・ナダル(スペイン)の男子最多記録に並んだ。
女子ダブルス決勝では前回4強の青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組がバルボラ・クレイチコバ、カテリナ・シニアコバ組(チェコ)に4―6、3―6で敗れ、初制覇はならなかった。《共同通信》
【サッカー】
サッカーのイングランド協会(FA)カップは29日、各地で4回戦が行われ、ブライトンの三笘薫がリバプール戦で1―1の後半ロスタイムに決勝点を挙げ、2―1の勝利に貢献した。
三笘は21日のプレミアリーグ、レスター戦に続き、公式戦2試合連続ゴールとなった。《共同通信》
【COVID-19】
国内で29日、4万4289人の新型コロナウイルス感染者が確認された。減少傾向が続いており、1週間前と比べて約2万人減った。都道府県別では、東京3427人、大阪2903人、愛知2712人など。死者は大阪29人、東京21人、千葉17人など計191人が報告された。
厚生労働省によると、重症者は522人で前日から11人減少した。《共同通信》
【鮎川誠さん】死去
ロックバンド「シーナ&ロケッツ」のギタリストでミュージシャンの鮎川誠さんが29日午前5時47分、膵臓がんのため東京都の自宅で死去した。74歳。福岡県出身。
1978年、妻でボーカルのシーナさんらとバンドを結成し、「涙のハイウェイ」でデビュー。「ユー・メイ・ドリーム」「ピンナップ・ベイビー・ブルース」などのヒット曲を出した。《共同通信》
【石原信雄さん】死去
内閣事務方トップの官房副長官として歴代最多となる7人の首相を支えた石原信雄氏が29日、多臓器不全のため死去した。96歳。群馬県出身。
旧自治省(現総務省)の事務次官を経て、1987年11月発足の竹下内閣で官房副長官に就任。自民、非自民の政権交代期に宇野、海部、宮沢、細川、羽田、村山の各内閣でも務めた。在職期間7年3カ月は杉田和博氏、古川貞二郎氏に次ぐ歴代3位。首相官邸で省庁間の調整を仕切り「陰の総理」と呼ばれた。
89年1月の昭和天皇逝去に伴う平成改元と皇位継承儀式では、現行憲法と皇室の伝統との整合性を取るのに腐心した。《共同通信》