令和1291日目

2022/11/11

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ侵攻】

ウクライナ、州都ヘルソンを奪還

ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ロシアが一方的に併合を宣言した南部ヘルソン州の州都ヘルソンをウクライナ軍が「取り戻している」と述べ、奪還しつつあるとの認識を示した。「歴史的な日だ」と評し、既に特殊部隊が市内に入り、主力部隊も近づいていると強調した。交流サイト(SNS)には、ヘルソンの住民がウクライナ国旗を掲げて広場を歩く様子や涙を浮かべて兵士と抱き合う映像が投稿された。

侵攻直後の3月に制圧されたヘルソンをウクライナが事実上奪還したもようだ。米高官も「並外れた勝利」と歓迎した。

ヘルソンはロシアが2月の侵攻以降、唯一掌握した州都。

ロシアが併合を宣言したウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソンにウクライナ軍が入ったとの発表を受け、首都キーウ中心部の独立広場では11日夜、市民100人以上が肩を寄せ喜びを分かち合った。節電の影響で明かりが乏しい中、報道陣の照明が国歌を斉唱する人々の笑顔や涙を照らした。

「ヘルソンはウクライナのものだ」。大合唱が響く広場。同州からの避難民も多く、ウクライナ国旗を手に記念撮影したり抱き合ったりしていた。

ヘルソンから6月に退避してきた大学生は「この日を待ち望んでいた」。在郷中にミサイルの破片で自宅が損壊し「生きた心地がしなかった」と振り返った。《共同通信》

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【プロ野球】

プロ野球のフリーエージェント(FA)宣言選手と各球団との交渉が11日、解禁された。日本ハムから海外FA権を行使した近藤健介外野手にはソフトバンクや西武が、西武から国内FA権を行使した森友哉捕手にはオリックスなど複数球団が興味を示し、どちらも争奪戦になる見込み。

海外FA権を行使したソフトバンクの千賀滉大投手は米大リーグ移籍を目指し、オリックスの伏見寅威捕手、DeNAの嶺井博希捕手はともに国内FA権を行使した。

巨人は11日、今季限りでソフトバンクを退団した松田宣浩内野手(39)と来季の契約を結ぶことで合意したと発表した。

松田は岐阜・中京高―亜大を経て2006年に大学生・社会人ドラフトの希望枠でソフトバンクに入団し、17年間プレー。強打の三塁手として7度の日本一に貢献した。日本代表としても13、17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍した。本塁打を放った後にファンと「熱男」と叫ぶパフォーマンスなど、ムードメーカーとしても知られる。

通算成績は1910試合で1831安打を放ち、打率2割6分5厘、301本塁打、991打点。《共同通信》

【セブン&アイ・ホールディングス】そごう・西武を売却

セブン&アイ・ホールディングスは11日、傘下の百貨店そごう・西武を米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループに来年2月1日に売却すると発表した。売却額は2500億円を基準とする。家電量販店ヨドバシカメラを展開するヨドバシホールディングス(東京)がフォートレスのビジネスパートナーとして、業績不振が続くそごう・西武の再建に参画する。

フォートレスはソフトバンクグループの傘下で、小売業より不動産分野に知見があるとされる。そごう・西武の再建はヨドバシの力量に頼るところが大きい。百貨店の衰退を象徴しており、他の大手百貨店の戦略にも影響を与えそうだ。《共同通信》

【Rapidus】次世代半導体の製造基盤確立へ

トヨタ自動車やNTTなど8社が出資する半導体新会社「Rapidus(ラピダス)」は11日、令和9年に次世代半導体の製造基盤を確立させる方針を明らかにした。同日、東京都内で記者会見した小池淳義社長は「日本の半導体は20年近く遅れている。これが最後のチャンスだ」と設立の経緯を語った。

同社は次世代半導体の製造基盤の確立後に「ファウンドリー」と呼ばれる受託製造企業を目指す。世界の半導体供給に大きな影響を持つファウンドリーが中国と台湾に集中しているとして、経済安全保障の観点からも国産の次世代半導体の必要性を訴えた。

新会社にはトヨタやNTT、ソニーグループ、ソフトバンク、デンソー、キオクシア、NECがそれぞれ10億円、三菱UFJ銀行が3億円を出資した。

会長には半導体製造装置大手、東京エレクトロン元会長の東哲郎氏、社長に米半導体大手ウエスタンデジタル日本法人でトップを務めた小池氏が就任した。《産経新聞》

【東京株式市場】

11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発し、9月13日以来、約2カ月ぶりに節目の2万8000円台を回復した。終値は前日比817円47銭高の2万8263円57銭。上げ幅は約1カ月ぶりに800円を超えた。前日発表された10月の米消費者物価指数(CPI)の伸び率が市場予想を下回り、米国市場が急反発。この流れが東京市場にも波及した。

東証株価指数(TOPIX)は41.10ポイント高の1977.76。出来高は約17億4300万株。

前日の米国市場は株価が大幅上昇し、東京市場もつられて朝から大幅反発。その後は利益確定売りも出て、小幅に推移した。《共同通信》

【COVID-19】

国内で11日、7万3877人の新型コロナウイルス感染者が報告された。1週間前より2倍以上増えた。都道府県別では北海道7911人、東京7899人、愛知3985人、大阪3709人など。死者は北海道14人、東京8人など計100人だった。

厚生労働省によると、重症者は前日から22人増えて210人だった。

秋田や沖縄などで、過去に公表した感染者数を修正した。《共同通信》

【米・バイデン大統領】途上国支援倍増を表明

バイデン米政権は11日、開発途上国が気候変動の悪影響に備えるための事業に資金支援する国際的な「適応基金」への拠出を倍増し、1億ドル(約140億円)にすることを決めた。バイデン大統領がエジプトで開催中の気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で演説し表明、災害に強い社会づくりや、化石燃料業界などの温室効果ガス排出削減の加速を訴えた。

米国は世界第2位の排出国。COP27では気候変動を引き起こした先進国に対し、気候災害に苦しむ途上国への支援強化を求める声が高まっており、応じる姿勢を強調した。《共同通信》

【米中間選挙】

米中間選挙は11日も開票が続いた。米主要メディアによると、上院(定数100)選を巡り与党民主党が西部アリゾナ州で勝利を確実にした。獲得議席は非改選を含め49で野党共和党と並んだ。ネバダ州でも猛追して僅差に持ち込んでおり、多数派維持に向け勢いを見せている。共和党は下院でリードを維持しているが、事前予想に反して伸び悩む。指導部の責任を問う声も上がり、内部対立が表面化した。

上院は民主党がネバダで勝利すれば、多数派を保つ。共和党が奪還すれば、決着は12月のジョージア州の決選投票に持ち越しに。

下院(定数435)は共和党211、民主党が200。《共同通信》

【村田兆治さん】死去

11日午前3時10分ごろ、東京都世田谷区成城の元プロ野球選手村田兆治さん(72)宅から出火した。村田さんは病院に運ばれたが、死亡が確認された。死因は煙を吸ったことによる一酸化炭素(CO)中毒とみられる。

村田さんは広島県出身。プロ野球ロッテのエースとして215勝を挙げ、豪快な投球フォーム「マサカリ投法」で知られる。引退後の2005年に野球殿堂入りした。名球会のメンバーにも名を連ねる。

警視庁成城署や東京消防庁によると、2階建て住宅の2階約40平方メートルが焼けた。村田さんは2階から運び出されたという。

元プロ野球選手の村田兆治さん(72)が死亡した東京都世田谷区の住宅火災で、村田さんは消防隊が駆け付けた際、床に座った状態だったことが11日、警視庁成城署への取材で分かった。目立った外傷はないという。外部から侵入された形跡は見られず、署は実況見分をして出火の原因を調べている。

署や東京消防庁によると、火災は11日午前3時10分ごろに発生。村田さんは2階建て住宅の2階から意識不明の状態で運び出された。午前6時ごろに搬送先の病院で死亡が確認された。署は煙を吸ったことによる一酸化炭素(CO)中毒が死因とみている。《共同通信》



11月11日 その日のできごと(何の日)