令和1253日目

2022/10/04

この日のできごと(何の日)

【北朝鮮】弾道ミサイル発射

政府は4日、北朝鮮が同日午前7時22分頃、同国内陸部から弾道ミサイル1発を東方向に発射したと発表した。ミサイルは青森県上空を通過し、同7時44分頃に太平洋上の日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したと推定される。

北朝鮮の弾道ミサイルが日本の上空を通過したのは、2017年9月15日に北海道上空を飛行した「火星12」以来、5年ぶりで、今回で7回目となる。

防衛省によると、最高高度は約1000キロ・メートル、飛行距離は約4600キロ・メートルで、北朝鮮の弾道ミサイルの飛行距離としては過去最長となる。ミサイルは発射後、午前7時28〜29分頃、青森県上空を通過した。落下地点は岩手県釜石市の東約3200キロ・メートルと推定される。韓国軍によると、発射地点は北朝鮮の北部慈江道・舞坪里付近。ミサイルの速度はマッハ17に達した。現時点で航空機や船舶などへの被害は確認されていない。

浜田防衛相は記者団に対し、「中距離弾道ミサイル以上の射程を有する弾道ミサイルだったとみられる」と述べた。北朝鮮は今年1月にも舞坪里から中距離弾道ミサイル「火星12」を発射しており、政府は今回も火星12の可能性があると分析している。火星12は推定射程が約5000キロ・メートルで、米領グアムを主要な標的とするミサイルだ。

松野官房長官は4日午前、首相官邸で緊急記者会見を開き、「我が国の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威だ。地域、国際社会の平和と安全を脅かすものであり、国際社会全体にとって深刻な挑戦だ」と非難した。政府は、北京の大使館ルートを通じ、北朝鮮に対し厳重に抗議した。

北朝鮮のミサイル発射は巡航ミサイルも含めて今年23回目。9月25日以降では5回(計8発)と異例の高頻度となっている。

発射予告はなく、政府は全国瞬時警報システム「Jアラート」や自治体向け専用回線メール「エムネット」を使い、避難や警戒を呼びかけた。自衛隊は国内への落下の恐れはないと判断し、迎撃措置は取らなかった。

政府は4日午前、国家安全保障会議(NSC)の4大臣会合を首相官邸で開き、対応を協議した。

米韓は北朝鮮への抑止力を高めるため、9月下旬に韓国近海で米原子力空母ロナルド・レーガンも加わった合同訓練を実施。同月末には日米韓による対潜水艦の合同訓練も行われた。北朝鮮は対抗姿勢を示しており、今回のミサイル発射も日米韓を強くけん制する狙いとみられる。《読売新聞》

岸田文雄首相は4日、バイデン米大統領と電話会談し、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、日米同盟のさらなる抑止力向上で一致した。国際社会の平和と安定への重大な挑戦だとの認識を共有し非難。政府は敵基地攻撃能力(反撃能力)保有を含む防衛力の抜本的強化へ議論を急ぐ。林芳正外相は米韓両国の外相と個別に電話会談し、ミサイル発射を強く批判。日米韓の結束を示す狙いだ。浜田靖一防衛相も米国防長官と電話で協議。自衛隊と米軍は共同訓練を実施した。

日米両首脳は、北朝鮮の完全な非核化に向け、国連安全保障理事会でのさらなる対応について、日米や日米韓で緊密に連携すると確認した。《共同通信》

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【テレビ朝日・玉川徹氏】10日間の出勤停止に

テレビ朝日は4日、平日朝の情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」にコメンテーターとして出演する、報道局情報番組センターの玉川徹氏(59)を5日から出勤停止10日の謹慎、同センター長と同番組のチーフプロデューサーをけん責の懲戒処分にしたと発表した。 テレ朝によると、玉川氏は9月28日放送の同番組内で、安倍晋三元首相の国葬に大手広告会社の電通が関与しているなど、事実に基づかない発言を行い、番組及び会社の信用を傷つけ、損害を与えたという。センター長らには管理監督責任を問うた。 4日の定例記者会見で篠塚浩社長は、電通側に謝罪したことを明かした上で、「国葬に関する様々な情報をチェックする中で(玉川氏は)誤解をしてしまった。本人は深く反省している。再発防止を徹底したい」と話した。玉川氏は処分明けから番組に復帰するという。《読売新聞》《共同通信》

【COVID-19】

国内で4日、新たに4万667人の新型コロナウイルス感染者が確認された。前週の同じ曜日と比較して3千人ほど減った。内訳は東京4310人、大阪3271人、北海道2808人など。死者は埼玉で9人、東京と神奈川、愛知、大阪でそれぞれ8人など計90人が報告された。

厚生労働省によると全国の重症者は167人で前日から5人増加した。

過去に公表された感染者について山形で取り下げがあった。《共同通信》

【東京株式市場】

4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅続伸した。英国の財政懸念が後退したことなどから前日の欧米株価が上昇した流れを引き継ぎ、全面高となった。

終値は前日比776円42銭高の2万6992円21銭。東証株価指数(TOPIX)は59.31ポイント高の1906.89。出来高は約13億7866万株だった。《共同通信》

【ノーベル物理学賞】欧米3氏に

スウェーデンの王立科学アカデミーは4日、2022年のノーベル物理学賞を、量子力学の基礎研究で成果を上げたフランスのパリ・サクレー大のアラン・アスペ教授ら3人に授与すると発表した。 他の2人は米国のジョン・クラウザー元カリフォルニア大バークリー校研究員と、オーストリアのアントン・ツァイリンガーウィーン大名誉教授。 クラウザー氏とアスペ氏は、実験を通じて古典力学の常識を破り、「量子もつれ」が生じることを証明した。ツァイリンガー氏は実験で「量子テレポーテーション」が起きることを実証し、量子情報科学という新分野の基礎を築いた。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

ロシア予備役、国防相「20万人超を動員」

ロシア国防省によると、セルゲイ・ショイグ国防相は4日、軍幹部との会合で、プーチン大統領が発令した予備役の部分的動員について、これまでに「20万人超がロシア軍に加わった」と明らかにした。

ショイグ氏は動員発令時、動員の規模は30万人に上ると述べていた。露メディアは、国防省が最終的に100万人規模の動員を目指しているとの見方を伝えている。部分的動員を巡っては、高齢者ら動員対象外の人が招集されるケースが相次ぐなど混乱が続いており、20万人超が動員を避ける目的で周辺国に出国したとされる。《読売新聞》

ロシア、4州の併合手続き完了へ

ロシア上院は4日、プーチン大統領が9月30日にウクライナ東部・南部4州の親ロシア派代表と結んだ併合条約の批准と関連法案を承認し、議会手続きを終えた。下院は3日に承認済みで、プーチン大統領が署名し成立。ロシアは占領地域で自国領としての行政確立を急ぎ、併合の既成事実化を図る。

ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアのプーチン大統領との停戦に向けた交渉を「不可能」とする法令を公表。一方的な併合に対抗し、徹底抗戦する姿勢を改めて示した形だ。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは4日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はオークランドでのアスレチックス戦に「3番・指名打者」でフル出場し、4打数無安打で自己最長を更新していた連続試合安打が18で止まった。チームは延長十回、1―2で敗れた。

ヤンキースのジャッジがレンジャーズとのダブルヘッダー第2試合で62号ソロを放ち、シーズン本塁打で1961年のロジャー・マリス(ヤンキース)を抜くア・リーグ新記録を樹立した。

カブスの鈴木は2―3で敗れたレッズ戦に「3番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。

ナ・リーグはブレーブスが5年連続で東地区優勝を決めた。《共同通信》



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