令和1100日目
2022/05/04
この日のできごと(何の日)
【日伊首脳会談】
岸田文雄首相は4日午後(日本時間同)、イタリアのドラギ首相とローマで会談した。ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、先進7カ国(G7)が毅然と対応する重要性で一致。終了後の共同記者発表で「前例のない強力な対ロ制裁を実施し、ウクライナ支援を強化する」と述べた。「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた協力も確認し、東・南シナ海での中国の動向を念頭に法の支配に基づく海洋秩序維持へ連携を図った。
両首脳による会談は初めて。岸田氏は対ロシアで国際協調を図る観点から、直近の東南アジアでの首脳会談結果をドラギ氏に説明したとみられる。《共同通信》
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【北朝鮮】弾道ミサイルを発射
北朝鮮は4日午後0時3分ごろ(日本時間同)、首都平壌の順安付近から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。韓国軍が明らかにした。日本の防衛省によると、約500キロ飛行し、日本の排他的経済水域(EEZ)外へ落下したとみられる。最高高度は約800キロだった。韓国の尹錫悦次期政権の発足を10日に控え、北朝鮮が挑発行動をエスカレートさせる可能性があり、日米韓は追加発射などを警戒している。
高い角度で打ち上げ飛距離を抑える「ロフテッド軌道」とみられる。聯合ニュースによると、韓国軍は大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの可能性があるとみている。
◇
岸田文雄首相は4日、北朝鮮による弾道ミサイル発射に関し「国際社会の平和と安全を脅かすものであり、断じて容認できない」と表明した。訪問先のイタリア・ローマで記者団の質問に答えた。日本政府は、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。
防衛省は弾道ミサイル発射を受け、関係幹部会議を開催。ミサイルの種類などの分析を進めた。鬼木誠防衛副大臣は記者団に、弾道ミサイルの最高高度は約800キロ、飛行距離約500キロと推定されると説明。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられ、航空機や船舶への被害情報は確認されていない。《共同通信》
【プロ野球・4日】
日1―5楽
楽天が6連勝を飾った。三回に西川の適時三塁打、小深田の適時打、島内の2点二塁打で4点を先行し、九回に浅村の適時打で加点。涌井は5安打1失点で2年ぶりに完投し3勝目。日本ハムは完敗で負け越しが今季最多の11となった。
ソ2―1オ
ソフトバンクが接戦を制した。柳田が一回に先制の適時二塁打、1―1の七回には2戦連続の勝ち越し本塁打となる4号ソロを放った。東浜が7回1失点で3勝目。モイネロが4セーブ目を挙げた。オリックスは拙攻続きで3連敗。
西5―7ロ
ロッテは一回に佐藤都の2点打と菅野、レアード、安田の適時打で5点を先制し、三回に安田の適時打、エチェバリアの適時二塁打で2点を加えた。河村は5回4失点で今季初登板勝利。西武は松本が3回7失点で反撃も及ばなかった。
神0―3ヤ
ヤクルトが無失点リレーで、今季初の5連勝。石川は制球良く、5回を4安打に抑えて2勝目を挙げた。打線は三回に塩見の中前打で先制し、六回は村上の二塁打とオスナの適時打で2点を加えた。阪神は2試合連続の零敗。
広3―6巨
巨人が連敗を4で止めた。0―3の六回に岡本和の11号3ランで追い付いて七回に代打中島の適時二塁打で勝ち越し、八回に広岡の2点三塁打で加点した。戸郷が6回3失点で4勝目、大勢が12セーブ目。広島は投手陣が終盤に崩れた。
D7―1中
DeNAが快勝で連敗を4で止めた。五回までに嶺井の2ランなどで3点を先行し、七回に牧の3ランなどで突き放した。大貫は6回を2安打無失点の力投で今季初勝利。中日は岡田を攻撃と守備でもり立てられず連勝は3でストップ。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第11節第2日(4日・パナソニックスタジアム吹田=1試合)G大阪と札幌は0―0で引き分けた。札幌は前半終了間際のPKを生かせなかったが、4試合連続無失点で勝ち点を14とした。連敗を2で止めたG大阪は同11。《共同通信》
【知床観光船沈没事故】
不明12人の捜索続く
北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没し、14人が死亡した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)などは4日、9隻の船や航空機を使って、行方不明となっている12人の捜索を続けた。水中カメラで海中の船体の調査も試みた。4月28日に3人が見つかった後は、行方不明者の発見には至っていない。
事故発生後、天候や海の状況を見ながら地元の漁師らが続けてきた行方不明者の捜索協力は、5日が最後になる見通し。《共同通信》
海保、運航会社社長を事情聴取
北海道・知床沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)が運航会社「知床遊覧船」(斜里町)のK社長(58)を事情聴取したことが4日、捜査関係者への取材で分かった。1管はK社長が安全管理を怠り、事故を引き起こしたとみて、業務上過失致死の疑いで調べている。
同社の運航基準などでは、「運航管理者」の桂田社長は航行中は原則事務所にいて、船長と連絡を取ると定めていた。しかし当時は私用で事務所を離れ、連絡も取っていなかった。《共同通信》
画像データ10枚公開
北海道・知床沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)は4日、道警の水中カメラで撮影した海底に沈む船内の画像データ計10枚を公開した。画像では暗い船内で座席が白っぽく照らし出された。行方不明者らしき姿は写っていなかった。
画像には座席のほか、天井部分の一部が剥がれて電線が垂れ下がっている様子や、オレンジ色の救命胴衣も写っていた。
海保によると、3日、道警の水中カメラが開いたままになっていた左舷側のドアから船内に進入。同日午後5時20分ごろ、さまざまな角度から客席や操舵室を動画で撮影した。《共同通信》
【COVID-19】
国内新規感染2万6469人
国内で4日、新たに2万6469人の新型コロナウイルス感染者が報告された。内訳は東京2999人、北海道2090人、神奈川1780人など。死者は東京6人、埼玉5人など計20人だった。
厚生労働省によると、重症者は前日から14人増え174人だった。
千葉や兵庫などで過去に公表された感染者の取り下げがあった。《共同通信》
北京で地下鉄駅や大学を封鎖
中国北京市は4日、新型コロナウイルス対策を強化し、市中心部などの約60の地下鉄駅を封鎖した。路線バスも感染者の多い朝陽区を中心に約160路線で運行停止や路線変更などの措置を決めた。期間は不明。
また4日までに市内の大学を封鎖。校内の寮に住む学生らに対し8日まで外出しないよう通知した。炊事場や食堂がない寮もあるため学生からは戸惑いの声が上がった。
中国の衛生当局は4日、感染対策のロックダウン(都市封鎖)が続く上海市で、空港検疫などを除き、3日に4982人の新規感染者を確認したと発表した。3月31日以来、約1カ月ぶりに5千人を下回った。《共同通信》
【台湾・蘇貞昌行政院長】自民青年局長らと会談
台湾の蘇貞昌行政院長(首相)は4日、訪台中の自民党青年局の小倉将信局長ら一行と会談し、ロシアのウクライナ侵攻を巡り「台日は民主主義や自由といった普遍的価値観を共有している」と述べ、中国も念頭に権威主義国家による侵略行為に一致して反対していく考えを表明した。一行は5日に蔡英文総統と会談する。
小倉氏も「権威主義国家による一方的な現状変更を許してはいけない」と述べ、日台の関係強化に意欲を示した。台湾が東京電力福島第1原発事故後に課してきた日本産食品の輸入禁止措置を原則解禁したことに謝意を表した。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
ロシア軍、8州でインフラ攻撃
ウクライナ軍は4日、西部リビウや南部オデッサ、東部ドニエプロペトロフスクなど計8州で、ロシア軍による変電所や鉄道駅などのインフラ施設に対するミサイル攻撃があったと発表した。欧米からの武器輸送を阻む狙い。東部ドネツク州のキリレンコ知事は、工場などへの砲撃で、少なくとも計21人が死亡、計27人が負傷したと明らかにした。
リビウ州では変電所3カ所が損壊し、一部地域で停電や断水が発生。中部や西部の鉄道駅も攻撃された。ロシア国防省は4日、リビウなどで、欧米供与の武器を輸送する鉄道関連施設6カ所を精密誘導ミサイルで破壊したと発表した。《共同通信》
ロシア、岸田首相らの入国を禁止
ロシア外務省は4日、日本の岸田文雄首相と林芳正外相、岸信夫防衛相ら閣僚7人を含む計63人のロシアへの入国を無期限で禁止する制裁を科すと発表した。ウクライナ侵攻後に日本側がロシア指導部個人に科した制裁への対抗としている。事実上の報復措置に当たり、日ロ関係は一層の冷却化が避けられない事態となった。
ロシア外務省は岸田政権が「前例のない反ロシアのキャンペーン」を展開していると批判。日本政府は既にプーチン大統領やラブロフ外相、ショイグ国防相らの資産凍結などの制裁を実施しているほか、両国は互いに外交官8人の国外追放を決めた。
◇
岸田文雄首相は4日、自身や7閣僚らのロシア入国を禁止する制裁を科すとしたロシア外務省の発表を非難した。「日ロ関係をこのような状況に追いやった責任は全面的にロシア側にある。発表は断じて受け入れられない」と、訪問先のイタリア・ローマで記者団に語った。
ロシアによるウクライナ侵攻は明白な国際法違反だと重ねて批判。ロシアへの追加制裁については、先進7カ国(G7)をはじめとする国際社会と連携して適切に対応すると述べた。《共同通信》
EU、ロシア産石油禁輸へ
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は4日、ウクライナに侵攻したロシアへの追加制裁を提案し、同国産石油を禁輸する方針を示した。対ロ依存度が高い国は即時禁輸が困難なため、年末までに段階的に禁輸を進めるとした。ロシアの銀行最大手ズベルバンクを金融決済網から排除することも盛り込んだ。制裁発動に向け、早期の合意を目指し各国間で議論を急ぐ。
EUはロシア産石炭の禁輸を決めたものの、ロシア軍による民間人殺害などを受け、エネルギー関連の収入がロシアの軍事費に回っているとの批判が国際的に高まっていた。《共同通信》
ロシア元首相、マリウポリ訪問
ロシア元首相のキリエンコ大統領府第1副長官と政権与党幹部のトゥルチャク上院第1副議長が4日、ウクライナ南東部マリウポリを訪問した。トゥルチャク氏が通信アプリに投稿した。2人はロシアのプーチン大統領の側近。激戦が続く中でのマリウポリ訪問は、ロシアの支配強化を示す狙いがありそうだ。
トゥルチャク氏によると、マリウポリの港や、ロシア側が設置した「人道支援センター」を訪問、ウクライナ側部隊が抵抗を続ける製鉄所近くの住民とも交流したとしている。ウクライナ側は、ロシア統合に向けた動きの可能性があるとして警戒している。《共同通信》
【岸信夫防衛相】米・オースティン国防長官と会談
岸信夫防衛相は4日(日本時間5日未明)、米ワシントン郊外の国防総省でオースティン国防長官と会談し、日米同盟の抑止力・対処力強化を早期に具体化させる方針で一致した。双方の安全保障戦略を緊密に擦り合わせると合意。中国の威圧的行動を抑止し、必要なら対処するため連携を強化すると申し合わせた。オースティン氏は日本防衛に関し「核と通常兵器を含むあらゆる軍事能力による拡大抑止への決意を再確認する」と明言した。《共同通信》
【岸田文雄首相】ローマ教皇と会談
岸田文雄首相は4日、キリスト教カトリックの総本山バチカンで、ローマ教皇フランシスコと会談した。「核兵器のない世界」実現のため連携することで合意。ロシアによるウクライナ侵攻を巡っては、民間人殺害を非難し「非道な侵略を終わらせ、平和を取り戻す」との決意で一致した。首相はバチカンのパロリン国務長官(首相に相当)とも面会し、核兵器による威嚇や使用はあってはならないとの認識を共有した。
日本の首相がバチカンを訪れ、教皇と会談するのは2014年以来、約8年ぶり。教皇は核兵器の使用と保有について「全く理解できない」と述べた。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは4日、各地で行われ、ブルージェイズの菊池はトロントでのヤンキース戦に先発し、6回3安打1失点、7奪三振で今季初勝利(1敗)を挙げた。試合は2―1。
エンゼルスの大谷はレッドソックス戦に「3番・指名打者」で出場し3打数無安打。チームは延長十回、10―5で勝った。レッドソックスの沢村は延長十回7番手で登板し1/3回で2失点だった。
カブス鈴木はホワイトソックス戦に「2番・右翼」で出場し、4打数無安打。チームは3―4で敗れた。
パイレーツ筒香はタイガースとのダブルヘッダー第1試合に「6番・一塁」で出場し2打数無安打、2―3で負けた。《共同通信》
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米大リーグ、ブルージェイズは4日、加藤豪将内野手(27)をメジャー出場の前提となる40人枠から外したと発表した。事実上の戦力外となる。
加藤はプロ10年目の今季、オープン戦で好結果を残して初のメジャー昇格を果たし、開幕ベンチ入り。4月27日のレッドソックス戦で大リーグ初安打を記録した。ここまで8試合に出場し、7打数1安打で打率1割4分3厘。今月2日にベンチ入りメンバーが28人から従来の26人に戻ったのに伴い、2度目のマイナー降格となっていた。
今後はウエーバーで獲得を希望する球団がなければ自由契約などの措置が決まる。《共同通信》