令和1095日目

2022/04/29

この日のできごと(何の日)

【知床観光船沈没事故】観光船発見、海底120メートル

北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難した事故で、救助要請があった付近の水深約120メートルの海底に沈んでいる船が29日見つかった。第1管区海上保安本部は、この船をカズワンと特定。不明者が船内に残されている可能性があり、水中カメラで内部の確認を進める。新たに4人の犠牲者の氏名も公表した。

事故は30日で発生から1週間。29日時点で死者は14人、不明者は12人となった。

斉藤鉄夫国土交通相は29日の事故対策本部会議で「船内に乗客が取り残されていないか、確認を早急に進めてほしい」と海上保安庁に要請した。《共同通信》

北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」=19トン=が遭難した事故で、第1管区海上保安本部は29日、海中で発見したカズワンの写真を公開した。船名が読み取れる。

1管は、カズワンの発見場所を救助要請があった「カシュニの滝」から西北西約1キロの沖合と明らかにした。また、発見した海底の水深を当初約100メートルとしていたが、約120メートルと修正した。《共同通信》

国土交通省は29日、北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」=19トン=が遭難した事故で、救助要請があった付近の水深約120メートルの海底に沈んでいるカズワンが見つかったことをうけ、運航会社のK社長(58)が船体引き揚げに関し「可能な限り対応したい」と話したと明らかにした。《産経新聞》

北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」=19トン=が遭難した事故で第1管区海上保安本部は29日、ロシアの国境警備局から、北方領土・国後島西の海域で、救命胴衣を着用した漂流者を見つけたが、荒天で救助できず見失ったとの連絡があったと明らかにした。

また、ロシアの国境警備局は遺留品とみられるリュックサックを海中から引き上げていて、日本人名義の銀行カードが入っていたと明かしているという。《産経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【ゴールデンウイーク】初日

3年ぶりに新型コロナの緊急事態宣言が出ていないゴールデンウイーク(GW)を迎えた29日、鉄道や空の便は下りのピークとなり、駅や空港は古里や行楽地に向かう人で混雑した。交通機関の予約状況はコロナ禍前に及ばないが、昨年の同時期と比べ大幅に増えた。

羽田空港の出発ロビーは29日早朝から大きなバッグを持った子ども連れなどでにぎわった。国内線の出発便は同日、日航、全日空ともにほぼ満席。約2年ぶりに、第2ターミナルにある4カ所の保安検査場が全て開いた。

震度6強を観測した3月の地震で脱線、運休し、今月14日から全線で運転を再開した東北新幹線は臨時ダイヤで運行した。《共同通信》

【プロ野球・29日】

オ1―0西

オリックスが今季3度目のサヨナラ勝ち。0―0の九回1死一、三塁で宗が左前に殊勲打を放った。来日初登板先発のワゲスパックが5回を抑え、救援4投手と無失点リレー。西武は8回無失点と力投した高橋を援護できなかった。

中0―1広

広島は大瀬良が散発の2安打、無四球で今季初完封。打たせて取る投球で二塁を踏ませず、五回に堂林のソロで奪った1点を守り切った。中日は3連敗で借金1。打線が凡打を繰り返し、1失点で踏ん張る投手陣を援護できなかった。

巨2―3神

阪神が今季初の4連勝を飾った。三回に佐藤輝の2ランで先制し、2―1の八回に大山のソロで加点した。青柳は6安打2失点で投げ切り、2試合連続完投で開幕3連勝。巨人の菅野は3回2失点で降板し、3敗目を喫した。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第10節最終日(29日・ヨドコウ桜スタジアムほか=6試合)鹿島が鈴木や松村らの得点でC大阪に3―0で快勝し、勝ち点を22に伸ばして首位に立った。FC東京はG大阪に2―0で勝って同18で4位に浮上した。国立競技場でのJリーグの試合は8年ぶりで改築後は初だった。

柏は鳥栖に1―4で敗れ、3連敗で勝ち点16のまま。鳥栖は同15とした。札幌は菅のゴールで湘南に1―0で競り勝ち、今季ホーム初勝利。福岡は京都を1―0で破り、広島は清水と2―2で引き分けた。《共同通信》

【柔道・全日本選手権】

体重無差別で柔道日本一を決める伝統の全日本選手権は29日、東京都千代田区の日本武道館で行われ、斉藤立(20)=国士舘大=が決勝で昨年世界選手権王者の影浦心(26)=日本中央競馬会=を破り、初優勝した。父で五輪王者の故斉藤仁氏との親子2代での制覇は初の快挙。20歳1カ月は史上3番目の若さとなった。

斉藤は191センチ、160キロの恵まれた体を生かした力強い柔道で、5試合を勝ち抜いた。10月の世界選手権(タシケント)代表にも初めて選ばれた。

新型コロナウイルス禍で過去2大会は総本山の講道館で無観客開催。3年ぶりに会場を「聖地」に戻し、観客を入れて実施された。《共同通信》

【陸上・織田記念国際】

陸上の織田記念国際は29日、広島市のエディオンスタジアム広島で行われ、男子100メートルは向かい風3.3メートルの決勝を東京五輪代表の小池祐貴(住友電工)が10秒49で制した。多田修平(住友電工)は予選2組で10秒57の5着にとどまり、B決勝は棄権。女子100メートル決勝は向かい風0.7メートルの条件で御家瀬緑(住友電工)が11秒79で優勝した。

5000メートルの男子は東京五輪3000メートル障害7位の三浦龍司(順大)が13分32秒42で制し、女子は同五輪1500メートル8位の田中希実(豊田自動織機)が15分23秒87で日本勢最高の3位だった。《共同通信》

【競泳・日本選手権】

競泳の日本選手権第2日は29日、9月の杭州アジア大会(中国)代表の追加選考会を兼ねて横浜国際プールで行われ、男子100メートル背泳ぎは入江陵介が52秒88とまずまずのタイムで9連覇した。

男子200メートル自由形は松元克央が1分46秒98で勝ち、女子400メートル個人メドレーは谷川亜華葉が4分38秒14で優勝した。3人は既に世界選手権(6月開幕・ブダペスト)とアジア大会の代表権を得ている。

女子の白井璃緒は200メートル自由形を1分57秒52、100メートル背泳ぎを1分0秒01で制したが、個人種目の派遣標準記録には届かなかった。《共同通信》

【相模原障害者施設殺傷事件】植松死刑囚側が再審請求

相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者ら45人が殺傷された事件で、殺人などの罪に問われ、死刑判決が確定した元職員植松聖死刑囚(32)側が横浜地裁に再審を請求したことが29日、地裁への取材で分かった。請求は1日付。地裁は既に受理、再審開始の可否を判断する。

植松死刑囚は横浜地裁の裁判員裁判で罪を認め、弁護側は精神障害で心神喪失状態だったと無罪を主張。地裁は2020年3月の判決で、刑事責任能力を認定し「19人もの人命が奪われ、結果は他の事件と比較できないほど甚だしく重大」として求刑通り死刑を言い渡した。植松死刑囚の控訴取り下げで死刑が確定した。《共同通信》

【第93回メーデー中央大会】

連合は29日、第93回メーデー中央大会を東京都渋谷区の代々木公園で開き、芳野友子会長は「雇用と暮らしを守り、将来の希望につなげることが重要だ」と訴えた。新型コロナウイルス流行のため控えていた実際に集まっての大会を3年ぶりに復活させ、オンラインでの中継も行った。

芳野会長はあいさつでコロナ禍に加え、資源価格の高騰や円安で物価上昇が懸念される中、派遣など非正規雇用で働く人や女性、外国人労働者らが「大きな打撃を受けている」と指摘、格差是正が重要だとした。

大会には岸田文雄首相の代理で松野博一官房長官が出席。夏の参院選をにらみ連合との接近ぶりをアピールした。《共同通信》

【中国・湖南省】6階建てビル崩壊

中国湖南省長沙で29日、6階建てのビルが突然崩壊した。飲食店や旅館、住居が入っているとみられ、閉じ込められた人がいるとの情報もある。中国メディアが報じた。

崩壊直後とみられる画像によると、現場はがれきの山となり砂ぼこりが舞い上がった。当局が救援活動を始めた。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染3万6672人

国内で29日、新たに3万6672人の新型コロナウイルス感染者が報告された。都道府県別では東京3893人、北海道2927人、大阪2619人など。死者は福岡6人、東京5人、神奈川と大阪で各4人など計45人だった。

厚生労働省によると、全国の重症者は173人で前日から1人減った。

過去に公表された感染者について、群馬や兵庫などで取り下げがあった。《共同通信》

中国、ゼロコロナを改めて強調

中国国家衛生健康委員会幹部は29日に記者会見を開き、新型コロナウイルス感染の抑え込みを目指す「ゼロコロナ」政策は有効だと改めて強調した。上海でロックダウン(都市封鎖)が長引き、北京でも部分的な封鎖が拡大。市民から政策転換を求める声も出ているが「人民戦争」に打ち勝つため厳格な対策を続けると訴えた。

北京市では28日に市中感染者を49人確認。29日は小中学校や幼稚園が一斉休校・休園し、一部地域はショッピングモールや映画館、飲食店などを一律休業とした。4月下旬に入って感染拡大への警戒が高まり、地域ごとに細分化した封鎖や外出制限が増えている。《共同通信》

【日・インドネシア首脳会談】

岸田文雄首相は29日、インドネシアのジョコ大統領と首都ジャカルタ南方ボゴールの大統領宮殿で会談した。ロシアによるウクライナ侵攻に関連し、アジアを含むどの地域でも武力行使や威嚇による一方的な現状変更は認めないとの認識で一致。首相は東・南シナ海での現状変更の試みや経済的威圧に強い反対を言明した。両首脳は、ロシアの軍事侵攻は認められず、国際人道法に反する民間人や施設攻撃への反対も表明した。

武力行使の即時停止と対話による事態打開の重要性でも一致。ウクライナ危機に伴う世界経済への影響に協力して対処する方針や、人道支援実施での連携も確認した。《共同通信》

【ウクライナ侵攻】

米報道官、ロシア軍の非人道的行動を非難

「道徳心があれば、誰も正当化できない」。米国防総省のカービー報道官が29日の記者会見で、感情的になって言葉を詰まらせながら、ウクライナに侵攻するロシア軍の非人道的な行動を非難する場面があった。「成熟した指導者がやることとは思えない」として、プーチン大統領の責任を追及した。

カービー氏は1986年に海軍に入り、28年以上、制服組として勤務した経験がある。「長い間、軍隊にいて帰還できなかった友人もいた。つらいことだ」と会見で感情的になった背景に触れた上で、個人的な見解を持ち込んだと謝罪した。《共同通信》

東部の戦況が膠着

ロシア軍が完全掌握を狙うウクライナ東部2州の戦況が膠着し始めている。米国防総省高官は29日、ウクライナ軍の抵抗で作戦に遅れが出ているとの見方を示した。5月9日のロシア祝日、対ドイツ戦勝記念日の前に戦果を上げたいロシア軍は、北部の首都キーウ(キエフ)を再び攻撃するなど焦りの色を濃くしている。

ロシア紙「独立新聞」によると、5月半ばには欧米から大量の兵器が到着しウクライナが反攻に転じる可能性がある。ウクライナの大統領府長官顧問も、供与された兵器が、5月下旬から6月初めごろに効果を発揮し始めると指摘した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは29日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はシカゴで行われたホワイトソックス戦に「4番・指名打者」でフル出場し、一回に4号ソロ本塁打を放つなど5打数2安打1打点だった。チームは5―1で勝ち、6連勝。大谷が4番で先発したのは2020年9月以来だった。

パドレスのダルビッシュはパイレーツ戦に先発し6回8安打3失点で、2勝目を挙げた。チームは7―3で勝利。パイレーツの筒香は2試合連続で出番がなかった。

アストロズ戦に先発したブルージェイズの菊池は、三回途中4失点で降板し今季初勝利はならなかった。チームは7―11で敗れた。《共同通信》

【小坂忠さん】死去

日本のロック草創期のバンドとして知られる「エイプリル・フール」の元メンバーで、シンガー・ソングライターの小坂忠さんが29日午前10時43分、肝不全のため死去した。73歳。東京都出身。

ロックグループ「ザ・フローラル」でデビュー。1969年、細野晴臣さん、松本隆さんらと「エイプリル・フール」を結成した。75年に発表したアルバム「HORO(ほうろう)」はリズム&ブルースの名盤として知られる。

自身の子どもの事故を機にキリスト教に帰依し、牧師として活動しながら、ゴスペル音楽のアルバムも多数手がけた。近年はがんで闘病中だった。《共同通信》



4月29日 その日のできごと(何の日)