令和980日目

2022/01/04

この日のできごと(何の日)

【岸田文雄首相】年頭記者会見

岸田文雄首相は4日、三重県伊勢市で年頭の記者会見を行い、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への対応をめぐり、陽性者全員を入院させ、濃厚接触者も宿泊施設に待機させる現行の措置を見直す考えを示した。市中感染の拡大に備えた体制に転換する。外国人の新規入国を原則禁止する水際対策の継続についても、連休明けの来週に判断すると説明した。

首相はオミクロン株対応に関し「今後は市中感染が急速に拡大するという最悪の事態に備えるため、水際対策の骨格は維持しつつ、重点を国内対策へ移す準備を始める」と述べた。

陽性者を一律で入院させるのではなく、重症度に応じて自宅療養などで対応できるようにし、医療の逼迫を回避する。それでも病床の逼迫などが見込まれる場合は行動制限の強化も検討する考えだ。

首相は米製薬大手ファイザーが開発した飲み薬の購入に向け月内に最終合意し、2月中の実用化を目指すとした。陽性判明当日か翌日に健康観察や訪問診療を始めるようにして在宅療養体制を整える。高齢者らの3回目のワクチン接種の前倒しについても、全国約900万回分の未使用のワクチンを活用するとした。

また、「国内のコロナ対策に万全を期す」として、17日召集予定の通常国会前の外遊は行わない考えを表明した。米国のバイデン大統領や、オーストラリアのモリソン首相との会談を調整していた。観光支援事業「Go To トラベル」の再開は「慎重に考えていく」と述べるにとどめた。

一方、新しい資本主義の実現に向け急成長する企業などを指す「スタートアップ」支援の5カ年計画の策定や、官民のデジタル投資を倍増する方針を明らかにした。首相は会見に先立ち、伊勢神宮を参拝した。《産経新聞》

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【小笠原・母島】震度5強

4日午前6時9分ごろ、東京・小笠原諸島の母島で震度5強の地震があった。気象庁によると、震源地は父島近海で、震源の深さは約70キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.3と推定される。津波の心配はない。

各地の震度は次の通り。

震度5強=母島(東京)▽震度4=父島、父島三日月山(東京)《共同通信》

【サッカー】

サッカーの全国高校選手権第5日は4日、川崎市等々力陸上競技場などで準々決勝が行われ、準決勝(8日・国立競技場)の組み合わせは大津(熊本)−関東第一(東京B)、高川学園(山口)−青森山田に決まった。

3大会ぶりの頂点を狙う青森山田は東山(京都)に2−1で逆転勝ち。関東第一は前々回優勝の静岡学園に1−1と追い付いてPK戦を制し、前橋育英(群馬)に1−0で勝った大津とともに初の4強入り。高川学園は桐光学園(神奈川)に1−0で競り勝ち、14大会ぶりに準決勝へ進んだ。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染1268人

国内で4日、新たに1268人の新型コロナウイルス感染者が確認された。1日当たりの感染者が千人を超えるのは昨年10月6日以来。前週の火曜日から800人以上の増加となり、全国で感染が広がりつつある。

都道府県別では沖縄225人、東京151人、大阪124人、広島109人など。空港検疫は117人だった。死者は石川で1人の報告があった。

厚生労働省によると、全国の重症者は54人で、前日から2人増えた。

茨城と京都、検疫で各1人、過去に発表した感染者の取り下げがあった。《共同通信》

【東京株式市場】

今年最初の取引となる大発会を迎えた4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は大幅反発した。終値は前年末比510円08銭高の2万9301円79銭で、大発会での値上がりは4年ぶり。景気拡大への期待から投資家の積極的な取引姿勢が鮮明となった。東京外国為替市場では一時1ドル=115円台後半を付け、その後の海外市場で一時116円台となった。いずれも約5年ぶりの円安ドル高水準。円安進行も輸出関連銘柄に追い風だった。

平均株価は昨年11月25日以来、約1カ月ぶりの高値。東証株価指数(TOPIX)は37.89ポイント高の2030.22。出来高は約11億900万株。《共同通信》

【ジーマ】販売終了へ

酒の輸入販売を手掛けるモルソン・クアーズ・ジャパン(東京)は4日、アルコール飲料の「ジーマ」「ブルームーン」などの出荷を昨年末で終了したと明らかにした。流通している在庫限りで販売を終える。

昨年11月に日本事業からの撤退を従業員や取引先に伝えていた。競争激化で業績改善に取り組んでいたが、新型コロナウイルス流行に伴う外出自粛の影響で飲食店の売り上げが落ち込んだことが追い打ちを掛けた。

担当者は今後について「米国の親会社が日本での輸入代理店を探している」と説明した。《共同通信》

【トヨタ自動車】米新車販売で初の首位

2021年の米新車販売台数で、トヨタ自動車が米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いて首位となったことが4日、分かった。米国以外のメーカーが年間販売首位になるのは史上初とみられる。

ロイター通信によると、GMは1931年から保ってきた新車販売台数首位の座を90年ぶりに明け渡した。

トヨタの21年の新車販売は20年比10%増の233万2000台だった。GMは13%減の221万8000台でトヨタが約11万台上回った。他のメーカーはこの2社を下回る。

GMは、半導体不足により北米の工場で生産を休止したことが大きく響き減産した。《共同通信》

【公明党・山口那津男代表】参院選へ強い危機感

公明党の山口那津男代表は4日、東京都内で開いた党仕事始め式で、昨年末に遠山清彦元同党衆院議員らが貸金業法違反罪で在宅起訴されたのを念頭に「党にとって試練だ」との認識を示した。「さまざまな厳しい目があり、謙虚に受け止める」とも述べ、夏に控える参院選への強い危機感を示した。

遠山氏は昨年2月、緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れたなどとして議員辞職。その後、今回の事件が発覚した。公明は従来クリーンさを売りにしてきただけに「大きな痛手」(党幹部)だ。

山口氏は、「勝負の年だ。『大衆と共に』の立党精神を実践し、勝利に結び付けたい」と引き締めを図った。《共同通信》

【立憲民主党・泉健太代表】年頭会見

立憲民主党の泉健太代表は4日、三重県伊勢市で年頭記者会見を行い、夏の参院選に関し「自民、公明両党の改選過半数割れが目標だ。立民の議席を一つでも増やせるよう努力する」と表明した。国民民主党とは共通する政策が多いとして、改選1人区の候補者調整に向けて玉木雄一郎代表と協議する考えを示した。

17日召集の通常国会に当たり「疑惑や不祥事を厳しく追及する一方、立民の政策を訴えていく」と強調。月内に昨年の衆院選の総括を公表すると明らかにした。参院選の結果が泉氏の進退に影響を及ぼすかどうか問われ「(2024年9月末までの)任期を務めることが大前提だ」と述べた。《共同通信》

【中国・習近平国家主席】北京冬季五輪成功に自信

中国の習近平国家主席は4日、1カ月後に開幕が迫った北京冬季五輪の会場を視察し「われわれには素晴らしい大会を世界にささげる自信と能力がある」と強調した。新型コロナウイルス対応が「最大の試練だ」と述べ、厳格な感染対策を指示した。新華社電が5日伝えた。

習氏は、国家スピードスケート館やメインメディアセンター(MMC)、選手村、トレーニング施設を訪れ、準備状況を確認。外部との接触を断つ「バブル式」管理を徹底し、「最大限の努力を尽くして感染発生を防ぐ」よう求めた。

選手やコーチを激励し、「体育強国」実現の重要性を強調した。《共同通信》

【田中慶秋さん】死去

田中慶秋氏(元法相兼拉致問題担当相、元民主党副代表)4日午後、肝不全のため横浜市中区の老人ホームで死去、83歳。福島県出身。

神奈川県議を経て83年衆院選で当時の民社党から初当選。計6期務めた。新進党などを経て98年の民主党結成に参加し、民社系議員を率いた。衆院内閣委員長や党副代表を歴任し、12年に野田内閣の法相兼拉致問題担当相として初入閣。暴力団との関係や外国人献金が指摘され、約3週間で辞任した。12年に落選、14年に引退表明した。《共同通信》



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