令和822日目

2021/07/30

この日のできごと(何の日)

【東京五輪】第8日

東京五輪第8日の30日、フェンシング男子エペ団体で日本が、同競技で初の金メダルを獲得した。準々決勝で4連覇を狙った強豪フランスを破るなど勝ち上がり、決勝は個人資格で参加しているロシア勢のROCを下した。


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日本は山田優(27)=自衛隊、宇山賢(29)=三菱電機、加納虹輝(23)=JAL、見延和靖(34)=ネクサス=の4人。2016年リオデジャネイロ五輪の個人で6位に入賞した見延を軸に、19年から20年にかけて国際大会で優勝するなど好成績を残してきた実績のある強力なメンバーをそろえた。《共同通信》

東京五輪第8日の30日、柔道女子78キロ超級で初出場の素根輝(21)が優勝した。最重量級では2004年アテネ大会の塚田真希以来、4大会ぶりの頂点。日本女子は7階級で金4、銀1、銅1と計6個のメダルを獲得した。男女合わせて9個の金メダルは過去最多。

素根は身長162センチと最重量級では小柄ながら、豊富な練習で培ったスタミナを武器に決勝まで粘り強く闘った。

福岡・南筑高3年だった18年、体重無差別で争う全日本女子選手権を初出場で優勝。19年は全日本を連覇し、世界選手権も制した。将来を嘱望されるエース候補が、大一番で輝いた。

バドミントン混合ダブルスは3位決定戦で、渡辺勇大、東野有紗組(日本ユニシス)がトウ俊文、謝影雪組(香港)を2−0で下し、銅メダルを獲得した。同種目で日本勢初の表彰台で、渡辺はバドミントンの日本男子で初のメダリストになった。日本勢のメダル獲得は2012年ロンドン大会から3大会連続。

女子シングルスは準々決勝で、前回リオデジャネイロ大会銅メダルの奥原希望(太陽ホールディングス)が何氷嬌(中国)に1−2で、山口茜(再春館製薬所)がプサルラ(インド)に0−2で敗れ、ともに4強入りを逃して敗退した。

東京五輪の体操男子個人総合で、金メダルだった橋本大輝との接戦の末、銀メダルを獲得した中国の肖若騰が30日までに中国の会員制交流サイト(SNS)で「選手への過度な攻撃はやめてほしい」と呼び掛けた。橋本の跳馬の得点が不当に高かったとして誹謗中傷がSNS上で広がっていることを念頭に置いた発言とみられる。

肖は「皆が中国選手や自分を引き続き応援してくれるのを望んでいる」とつづった上で、選手への攻撃をやめるように求めた。また「スポーツ選手は皆すごい。選手は皆、目標のために努力している」と記した。《共同通信》

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【COVID-19】

国内新規感染1万743人

国内で30日、新たに1万743人の新型コロナウイルス感染者が報告され、3日連続で過去最多を更新した。1万人超えは2日連続。東京は3300人で3日続けて3000人を超えた。神奈川は1418人、千葉は753人でそれぞれ過去最多となり、都市部を中心に感染拡大に歯止めはかかっていない。

ほかは、大阪882人、埼玉853人、福岡478人など。茨城と鳥取も最多を更新した。死者は千葉と東京で各2人など計9人が報告された。

厚生労働省によると、重症者は前日から87人増えて626人となった。

静岡、愛知、京都で過去の感染者各1人の取り下げがあった。《共同通信》

緊急事態宣言、6都府県に拡大

政府は30日、新型コロナウイルス感染症対策本部を開き、感染が急増している埼玉、千葉、神奈川、大阪4府県への緊急事態宣言発令を決定した。北海道、石川、京都、兵庫、福岡の5道府県にはまん延防止等重点措置を適用する。いずれも8月2日から31日まで。宣言を発令中の東京都と沖縄県の期限も8月22日から31日に延長する。重点措置地域は酒類提供要件を厳格化する。国内の新規感染者は29日に続いて1万人超の1万743人となり、3日連続で過去最多を更新。

宣言対象は6都府県に拡大する。デルタ株が広がり、東京五輪開催の傍ら広い地域で国民の行動制限を強化する事態となった。《共同通信》

【東京株式市場】

30日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。国内で新型コロナウイルスの感染再拡大に伴い緊急事態宣言の対象地域が拡大することや、中国当局がインターネット企業への規制を強化するとの懸念がくすぶっており、売り注文が広がった。

終値は前日比498円83銭安の2万7283円59銭。東証株価指数(TOPIX)は26.35ポイント安の1901.08。出来高は約12億3671万株だった。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第4節最終日(30日・札幌厚別公園競技場=1試合)新型コロナウイルスの影響で延期となっていた試合はG大阪が2−0で札幌を下して2連勝、勝ち点を23とし、得失点差で13位に上がった。前半に矢島、後半にレアンドロペレイラが得点した。札幌は同29で10位。《共同通信》

【岸信夫防衛相】米・オースティン国防長官と電話会談

岸信夫防衛相は30日、オースティン米国防長官と電話会談した。厳しさを増すアジアの安全保障環境に対応するため、緊密に連携し、さまざまな手段を組み合わせて日米同盟の抑止力、対処力を一層強化する方針を確認した。中国が軍事力を拡大している東・南シナ海情勢についても意見交換した。会談後、岸氏が防衛省で記者団に明らかにした。

オースティン氏はシンガポール、ベトナム、フィリピン歴訪について説明。岸氏は「米国がこの地域の安全保障に深く関与することを明確に示す大変意義深いものだ」と高く評価した。《共同通信》

【政府】梅雨被害を激甚災害指定へ

菅義偉首相は30日、政府の非常災害対策本部の会合で、今年の梅雨期に起きた大雨被害を激甚災害に指定する見込みになったと明らかにした。会合では、公営住宅などを活用した住まい確保、中小企業の資金繰りや観光促進の支援といった対応策も決定。菅氏は「被災者の生活となりわいの再建を加速させる」と述べた。

農地や林道、農林水産関連施設の復旧支援については、地域を限定しない激甚災害(本激)とし、国による補助率を通常より引き上げる。島根県の雲南市、飯南町、鹿児島県さつま町の3市町は、局地激甚災害(局激)に指定し、道路などインフラ被害に関しても補助率をかさ上げする。《共同通信》

【香港】国安法違反で禁錮9年

香港の高等法院(高裁)は30日、昨年7月の抗議デモの際、香港独立の主張を意味するスローガンの旗を掲げてバイクで警官隊に突入したなどとして、香港国家安全維持法(国安法)の国家分裂扇動罪とテロ活動罪で有罪判決を受けた元飲食店店員、唐英傑被告(24)に、禁錮9年を言い渡した。国安法事件を巡る量刑言い渡しは初めて。

法廷で傍聴していた支援者からは「旗を持っていただけで禁錮9年は重すぎる」「司法は信頼できなくなった」と不満の声が相次いだ。重刑宣告には国安法に違反しないよう香港市民に強く警告する狙いがありそうだ。《共同通信》

【台湾・蔡英文総統】 李登輝氏死去1年で墓参

台湾の蔡英文総統は李登輝元総統の死去から1年の30日、新北市にある李氏の墓に献花し、台湾の民主主義を一層深化させると誓った。総統府の直属機関、国史館は台湾の民主化の歩みを紹介する展覧会「李登輝と台湾民主元年」の開幕式を行った。

蔡氏は開幕式のあいさつで「台湾の民主は成熟期にある。国際社会と民主主義の経験を共有するとともに、民主主義を守る最前線にしっかりと立ち続ける」と述べた。

李氏は1988年に台湾初の本省人(台湾出身者)総統に就任し、96年の総統直接選挙実施など民主化を推進した。昨年7月30日に多臓器不全のため97歳で死去した。《共同通信》

【鳩山由紀夫元首相】「日本も尖閣領海内に入るな」

旧民主党を率いた鳩山由紀夫元首相は30日、国会内で開かれたシンポジウムで講演し、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺に中国海警局の船の侵入が相次いでいることについて「この問題を中国も日本も棚に上げ、接続水域も含め領海内に日本も中国も入らないことで、一触即発的なことを起こさないのが大事だ」と述べ、偶発的な衝突を回避する措置が必要だと訴えた。

尖閣は日本固有の領土で、日中間に領有権問題は存在しないが、鳩山氏は「日本がどういおうとも世界の国々が領土問題として紛争地域だと思っている。領土問題として認めるべきだ」とも主張した。

また、鳩山氏は、米中対立の深まりに危機感を示し、米国に対し「外交に民主主義を含めた価値観を持ち込み過ぎてはいけない。米国にとって価値観が十分でないと思うものを排除しやすくなる」と注文を付けた。

「『自由で開かれたインド太平洋』構想のような価値観を基準に中国を囲い込む政策を強調すれば、中国は威圧的だと受け止める。中国の反発が強まるだけだ」と述べた。

鳩山氏は中国側にも自制を求めた。中国が攻撃的な発言で主張を繰り返す「戦狼(せんろう)」と呼ばれる外交手法を強めていることを挙げ「中国国内で国威が発揚されたかもしれないが、世界の多くの場所で敵を増やした。対中包囲網を自ら作らせることは必要はない。大国として我慢をすることが大事だ」と強調した。《産経新聞》

【MLB】

米大リーグは30日、各地で行われ、エンゼルスの大谷がアナハイムでのアスレチックス戦に「2番・指名打者」でフル出場し、4打数1安打、1三振だった。37本塁打は依然メジャー単独トップ。チームは0−2で敗れた。

レッドソックスの沢村はレイズ戦で右上腕三頭筋の炎症から復帰し、3−7の七回を1安打無失点、1三振2四球だった。チームはそのまま敗れた。

レッズの秋山はメッツ戦に「8番・中堅」で先発出場し、3打数無安打、1三振で途中交代した。チームは6−2で4連勝とした。《共同通信》



7月30日 その日のできごと(何の日)