令和795日目

2021/07/03

この日のできごと(何の日)

【熱海市土石流災害】

3日午前10時半ごろ、熱海市伊豆山の伊豆山神社南西で、大規模な土石流が発生し、逢初川に沿って土砂が流出した。県や同市によると、多数の民家が流され、巻き込まれたとみられる女性2人の死亡が確認された。約20人の安否が分かっていない。記録的な大雨の影響とみられ、沼津市で民家1軒が流されるなど静岡県内で被害が相次いだ。

静岡地方気象台によると、5日にかけて大雨になる所がある。総雨量がさらに増えるため、土砂災害や河川の増水への厳重な警戒を呼び掛けている。

県によると、土石流は約2キロにわたって流れ下り、海まで到達した。死亡した2人は伊豆山港で海上保安庁が発見した。身元の確認を急いでいる。

県の要請を受け自衛隊、緊急消防援助隊が出動し、救助活動に当たっている。県警や県内各地の消防本部も現地で活動している。市によると、被害エリアにある家屋は100〜300世帯とみられる。現場にいた男女10人を救出した。121人が小学校などに避難している。

同市網代では48時間雨量が321.0ミリに達し、7月の1カ月の平年雨量を上回った。県は同日午後、災害対策本部員会議を開いた。臨時記者会見した川勝平太知事は「全力で救援、救助に当たっている。被害を最小限に食い止める」と述べた。

沼津市では、黄瀬川沿いの民家1棟が流された。住民2人は事前に避難していて無事だった。御殿場市や裾野市では床下浸水が発生した。

3日までの48時間雨量は、森町三倉(475.0ミリ)、富士市(451.0ミリ)など6地点で観測史上最大、御殿場市(496.5ミリ)、静岡市葵区鍵穴(400.0ミリ)など11地点で7月の観測史上最大となった。

気象台によると、4日の1時間雨量は県東部、伊豆で25ミリ、中部、西部で20ミリの見込み。同日午後6時までの24時間雨量は県東部、伊豆80ミリ、中部50ミリ、西部40ミリと予想している。《静岡新聞》

熱海市伊豆山で土石流災害をもたらした大雨を受け、政府は3日、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置した。菅義偉首相は関係閣僚会議で「人命を第一に自治体と連携し、被害状況の把握や応急対策に全力を」と指示した。今後も大雨が降る可能性があるとして、被害地域などの住民に「自治体の避難情報に注意し、早め早めに自らの命を守る行動をとってほしい」と呼び掛けた。《静岡新聞》

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【静岡県】大雨

梅雨前線の停滞に伴う大雨の影響で、沼津市では3日、土砂災害や浸水被害が相次いで発生した。沼津市と清水町をつなぐ黄瀬川大橋が午前10時ごろに一部崩壊し、通行止めになった。県沼津土木事務所は「復旧の見通しは立っていない」としていて、周辺住民らの生活への影響が懸念されている。

県道富士清水線(旧国道1号)に架かる黄瀬川大橋は、橋脚4基のうち1基が損傷。全長83メートルの橋の西側34メートル部分がV字形に折れ曲がるように崩壊した。沼津署によると、人的被害はなかった。

上流の沼津市大岡では黄瀬川の増水で護岸が崩れ、2階建て住宅1棟が流された。沼津署によると、午前8時35分ごろに近隣住民から「家が川に流れそう。白い煙が上がっている」と110番があった。住人2人は避難し、無事だった。民家が流される瞬間を目撃した近所の50代女性は「護岸が崩れ始めて大丈夫かと見ていたら、家が少しずつ傾いて流されてしまった。あっという間だった」と話した。

同市西部の原、愛鷹地区では、家屋の浸水や道路冠水が広範囲に及んだ。原地区では、水が引いた後も、地域住民らが道路上などに残った泥の片付けに追われた。《静岡新聞》

激しい大雨に見舞われた静岡県内は3日、鉄道ダイヤの乱れや高速道路の通行止めなど多方面に影響が出た。

東海道新幹線は始発から運転を始めたが、午前7時台に県内区間の雨量が規制値を超え、運行を見合わせた。同10時45分ごろ、全区間で運転を再開した。JR東海道本線は熱海−三島駅間の上下で終日運休したほか、私鉄各線でも線路の冠水や崩土で列車の運休や遅れが相次いだ。また、JR東海は4日、東海道本線熱海−函南駅間の上下を終日運転を見合わせる。

中日本高速道路によると、東名高速道や新東名高速道は午前から複数区間が全面通行止めに。午後7時現在、東名沼津インターチェンジ(IC)−裾野ICの上下が通行止め。国道・県道は雨量規制のため、43路線60カ所が通行不可となった。国道246号は小山町棚頭から同町生土までの6.2キロが上下線とも通行止めになった。

熱海市では土石流が発生した伊豆山地区を含め市内2830戸が停電した。《静岡新聞》

【COVID-19】

国内新規感染1881人

国内で3日、新たに1881人の新型コロナウイルス感染が確認された。東京716人、神奈川254人、千葉157人、大阪148人など。厚生労働省が同日までに公表した6指標では、東京は人口10万人当たりの新規感染者数など三つの指標がステージ4(爆発的感染拡大)相当だった。

死者は北海道と千葉で各2人などの報告があり、計9人だった。厚労省によると、重症者は501人で前日より10人減少した。

東京の感染者数は前週の土曜日より大幅に増加。感染状況を示す指標では、新規感染者数に加えて療養者数と感染経路不明の割合についての指標がステージ4相当だった。《共同通信》

【インターステラテクノロジズ】小型ロケット打ち上げ

北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は3日夕、自社開発の小型ロケット「MOMO(モモ)」7号機を町内の発射場から打ち上げた。稲川貴大社長は記者会見し、ロケットは高度約100キロの宇宙空間に到達、打ち上げは成功したと話した。

同社開発のロケットが宇宙空間に到達したのは2019年5月の初成功以来2度目。宇宙への物資運搬事業実現の弾みにしたい考えだ。

稲川氏は「今後(ロケットの)量産化へ進みたいと考えている」との意向を表明。同社を創業した実業家の堀江貴文氏も会見に同席し「思った通りに打ち上げができた」と喜んだ。《共同通信》

【関西電力】大飯原発3号機の運転再開

関西電力は3日、定期検査中の大飯原発3号機(福井県おおい町)の原子炉を起動し、運転を再開した。30日から営業運転に入る見通し。定検中に傷が見つかった配管の取り換えが6月上旬に完了した。

県内では他に関電の大飯4号機と高浜原発3、4号機(高浜町)、運転開始から44年を超えて再稼働した美浜原発3号機(美浜町)が運転している。関電によると、計5基が同時に稼働するのは2011年7月以来、約10年ぶりで、東京電力福島第1原発事故後の新規制基準下で初。

大飯3号機では、昨年7月からの定検で、蒸気発生器周辺の配管の溶接部分内側に、傷が見つかり、運転再開が遅れていた。《共同通信》

【将棋・藤井聡太棋聖】初防衛

将棋の藤井聡太棋聖=王位との二冠=(18)に渡辺明三冠(37)が挑戦していた第92期棋聖戦5番勝負第3局は3日、静岡県沼津市で指され、100手で後手の藤井棋聖が勝ち、3連勝で最年少の18歳11カ月で初防衛を果たした。タイトル獲得を通算3期として規定により、最も若く九段に昇段。10代が初めて最高段位に駆け上がった。

これまで、最年少の九段は渡辺三冠が作った21歳7カ月。前期に奪取したタイトルを維持する防衛は、屋敷伸之九段(49)の19歳0カ月だった。今シリーズは名人、棋王、王将を持つ渡辺三冠が相手だったが、隙のない指し手で押し切った。《共同通信》

【J1】第21節

明治安田J1第21節第3日(3日・三協フロンテア柏スタジアムほか=4試合)2位の横浜Mは前半に退場者を出したが、東京五輪代表の前田らのゴールで柏を2−1で下した。5連勝で勝ち点43。神戸は古橋の3試合連続得点などで湘南に3−1と逆転勝ちし、3連勝で3位に上がった。

仙台−浦和は0−0、広島−鳥栖は1−1で引き分けた。《共同通信》

【プロ野球・3日】

西0−8オ

オリックスが無失点リレーで4連勝した。二回に福田の3ランなどで4点を先行し、六回にモヤの適時打と福田の犠飛で2点を加え、八回に伏見の2ランで加点。山崎福は7回4安打無失点で4勝目。西武は打線がつながらなかった。

日1−7ソ

ソフトバンクが快勝した。一回に栗原の2点適時打で先制し、二回にも2点を追加。四回には中村晃が2点二塁打を放った。マルティネスは九回にソロを浴びたものの、6安打1失点の好投で6勝目。日本ハムは上沢が6失点と乱れた。

ロ5−3楽

ロッテが勝率5割に復帰した。2−3の八回に中村奨の2ランと岡のソロで3点を奪い逆転。七、八回を完璧に抑えたフローレスが今季初勝利、益田が19セーブ目を挙げた。楽天は涌井の6回2失点の好投を生かせず3連敗を喫した。

中1−5ヤ

ヤクルトが3連勝とした。小川はストライク先行の投球が光り、5安打1失点で完投して7勝目。打では古賀が4安打3打点。二回に先制の2点打を放つと、四回も適時打を打った。中日は今季初の5連敗で借金は最多の10に増えた。

D1−3巨

巨人は三回に丸のソロと岡本和のリーグトップに並ぶ24号ソロで2点を先行し、四回に北村のソロで加点した。メルセデスは六回途中無失点で4勝目。6投手の継投で逃げ切った。DeNAは打線が11残塁の拙攻で連勝が5で止まった。

広0−5神

阪神が3連敗を阻止。伊藤将は丁寧に低めに集め、7回を4安打無得点に抑えて5勝目を挙げた。1−0の七回にマルテが一発。八回は代打サンズの適時二塁打などで3点を加えた。広島は五、七回の好機を逃し、今季10度目の無得点。

【茂木敏充外相】バルト3国歴訪終了

茂木敏充外相は3日(日本時間同)、リトアニアの首都ビリニュスでランズベルギス外相と会談し、日本が提唱する「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けた協力や、2国間関係の強化で一致した。日本の外相として初となったバルト3国歴訪を終了。東欧で積極的に経済協力を進める中国を念頭に、各国と連携拡大を図った。

バルト3国は帝政ロシアや旧ソ連に支配された歴史から、専制主義への警戒感が強い。茂木氏は会談後のオンライン記者会見で「自由や民主主義といった基本的価値を重視する3国と、ルールに基づく国際秩序の維持強化に向けた連携を確認できた」と強調した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグは3日、各地で行われ、パドレスのダルビッシュがフィラデルフィアでのフィリーズ戦に先発し、6回を投げて2本塁打を含む6安打4失点、8三振1四球で3敗目(7勝)を喫した。チームは2−4で負け、3連敗となった。

エンゼルスの大谷はオリオールズ戦に「2番・指名打者」でフル出場し、2打数無安打3四球で1得点だった。チームは4−1で勝って3連勝。

レッドソックスの沢村はアスレチックス戦で3−2の六回途中に2番手で登板し、1回を無安打無失点1四球で6試合連続無失点とした。チームは延長十二回、6−7で逆転サヨナラ負けし、連勝は8で止まった。《共同通信》



7月3日 その日のできごと(何の日)