令和573日目

2020/11/23

この日のできごと(何の日)

【香港】周庭氏、黄之鋒氏ら即日収監

香港の西九竜裁判所は23日、デモ扇動罪に問われた民主活動家の周庭氏(23)、黄之鋒氏(24)、林朗彦氏(26)ら3人の公判で、保釈の継続を認めず、3人を即日収監した。量刑は12月2日に言い渡される。

3人が罪に問われたのは、昨年6月、犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対するため、デモを呼びかけるなどして警察本部を包囲したことだった。

3人は昨年8~9月に逮捕され、保釈されていた。既に起訴内容を認めていた周氏を含め、23日の公判で3人が罪を認め、有罪の判断が下された。

香港メディアによると、デモ扇動罪の最高刑期は懲役5年。周氏と黄氏は6月の香港国家安全維持法(国安法)の成立に伴い解散した民主派の政治団体「香港衆志」(デモシスト)の中心メンバーで、林氏は同団体の元主席。

黄氏は法廷を出る際、傍聴席の支持者らに対し「外にいるみんなはもっと大変だ。頑張ろう」と声をかけた。初めて収監された周氏は事前に想定していたようで、前日の夜、フェイスブックに「人生で初めて監獄に入る。覚悟はできているが、少し怖い」と心境をつづっていた。

香港当局は最近、民主化運動に対する締め付けを強化している。10月29日に独立派団体「学生動源」の元代表、鍾翰林氏を国安法に基づく国家分裂罪などで起訴したほか、11月11日に中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の決定に基づき香港立法会(議会)の民主派議員4人の資格を剥奪。18日には3人の民主派前議員を議事進行妨害の容疑で逮捕した。《産経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【COVID-19】

国内新規感染1520人

新型コロナウイルスの新規感染者は23日、新たに40都道府県と空港検疫で計1520人確認された。厚生労働省によると、重症者は331人となり、4月30日の328人を超え、過去最多となった。死者は、岩手県で初めて1人発表されたほか、北海道、愛知、大阪の4道府県で計8人だった。

東京都内で感染が判明したのは314人。2日連続で400人を下回ったが、感染者の報告が少ない月曜日では初めて300人を超えた。重症患者は前日から1人増の41人で、入院患者は1483人だった。

大阪府内の感染者は281人で、検査数が比較的少ない月曜では過去最多だった。重症者は7人増えて98人となり、重症病床使用率は47・6%に上昇した。

岩手県は、ウイルスに感染し、入院中だった1人が22日に亡くなったと発表した。年代・性別は明らかにしていないが、高齢で基礎疾患があったという。《読売新聞》

「Go To トラベル」大阪市の除外を国に要望へ

新型コロナウイルスの感染拡大で、政府が一時停止の方針を決めた観光支援事業「Go To トラベル」について、大阪府の吉村洋文知事は23日、大阪市を27日から対象外とするよう国に要望する考えを示した。出演した読売テレビの番組で発言した。

吉村知事は番組で「(トラベル事業に)経済効果があるのは確かで、否定するつもりはない。ただ、今は感染が広がっている。大阪は一時停止をお願いしたい」と述べた。24日に府の対策本部会議で決定する見通し。

大阪府では22日に1日当たりの感染者が過去最多の490人となり、23日も月曜日で最多の281人の感染が確認された。

北海道の鈴木直道知事も23日、記者会見で「厳しい感染状況、医療体制の負荷を踏まえた」と述べ、札幌市を対象から一時除外することを容認すると表明した。期間は、政府の新型コロナ対策分科会が提案した「3週間程度」を目安に検討する。

政府の方針では、まずは都道府県知事が除外を判断し、政府が最終決定する。《読売新聞》

【阪急神戸線】特急電車が軽自動車と衝突、先頭車両が脱線

23日午後7時40分ごろ、神戸市灘区宮山町1、阪急神戸線六甲-御影間の高羽踏切で、新開地発大阪梅田行き特急電車(8両編成)が軽ワゴン車と衝突し、先頭車両が脱線した。車は大破したが、運転していた市内の男性(42)は車内におらず無事だった。乗客約400人もけがはなかった。

阪急によると、先頭車両の最前方の台車が進行方向の左側に約40センチ脱線した。神戸線は新開地-夙川間の上下線で終日運転を見合わせた。現場は阪急六甲駅から東に約200メートルの住宅街の一角。

兵庫県警灘署によると、男性は配送会社従業員で、踏切の北約10メートルに駐車し車から離れていた。「サイドブレーキの引きが甘かったかもしれない」と話しており、無人の車が坂道を下り踏切に進入したとみられる。男性は事故直後に119番した。

事故後、乗客は阪急が車外に誘導し、座席を滑り台代わりにして線路に降ろした。乗客は足早に振り替え輸送のJR方面へ歩きだしたり、携帯電話で連絡を取ったりしていた。周囲では、近隣住民らが心配そうに様子を見守っていた。《神戸新聞》

【プロ野球・沢村賞】中日・大野雄大投手

プロ野球草創期の名投手、故沢村栄治氏を記念し、シーズンで最も活躍した先発投手を表彰する「沢村賞」の選考委員会が23日、東京都内で開かれ、中日の大野雄大投手(32)が初受賞を果たした。

大野雄は20試合に登板し11勝6敗、防御率1.82、148奪三振で最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを獲得。投球回の148回2/3と10完投、6完封はセ、パ両リーグを通じてトップで、45イニング連続無失点の球団新記録もマークした。

選考委員会では、開幕戦から13連勝し14勝2敗で最多勝と勝率第1位に輝いた巨人の菅野智之投手(31)との比較になった。《共同通信》

【楽天・青山浩二投手】引退会見

楽天の青山浩二投手(37)が23日、楽天生命パーク宮城でオンラインの引退記者会見を行った。北海道・函館工高から八戸大を経て2006年に大学・社会人ドラフト3巡目で楽天に入団し、チーム一筋で15年間の現役生活を終え「愛着も湧いているし、思い出も多い。この地(東北)で終われたのはうれしく思う」と感慨深そうに話した。

今季はプロで最少の11試合の登板にとどまった。「チームの力になれなかったのが一番。シーズン最後の方にけがをしてしまった。そろそろなのかなと感じた」と決断理由を語った。

印象に残る試合にはリーグ初優勝を決めた2013年9月26日の西武戦を挙げた。《共同通信》

【この日の菅義偉総理】

不妊治療、所得制限撤廃へ

菅義偉首相は23日、不妊治療を受ける人への費用助成制度の支援拡充をめぐり「支援策を来年すぐにでもできるようにしたい」と述べ、所得制限(夫婦の合計所得730万円未満)を撤廃する意向を明らかにした。追加経済対策の裏付けとなる令和2年度第3次補正予算案で関連予算を確保する見通しで、不妊治療の支援策の実施を急ぐ考えだ。企業経営者らを対象にした東京都内の会合で発言した。

首相は会合で少子化対策に言及し、不妊治療について公的医療保険の適用拡大までは時間が必要なため支援策を拡充すると強調し、「これから予算(編成)で方向性を決める。所得制限も撤廃したい」と述べた。不妊治療の保険適用は、首相が自民党総裁選や所信表明演説でも実現に意欲を示し、政権の重要政策と位置付けている。《産経新聞》

【米・トランプ大統領】政権移行への協力を容認

米国のトランプ大統領は23日、ジョー・バイデン前副大統領の政権発足へ向けた移行準備への協力を容認する意向を初めて示した。大統領選の結果については、依然として敗北を認めない姿勢を明確にした。

米メディアによると、連邦政府施設・予算の使用を管理する一般調達局(GSA)が、政権移行へ向けた準備作業の開始を認めた。トランプ氏は「国家の利益を最優先し、必要とされる手はずを取るべきだと(GSAに)勧告する」とツイッターに投稿した。一方で「法廷闘争を継続し、最終的には勝利する」と徹底抗戦の構えを崩さなかった。

バイデン氏は政権発足へ向けた準備を加速させており、23日は政権入りする閣僚の一部を発表した。

国務長官にはアントニー・ブリンケン元国務副長官(58)、国家安全保障担当大統領補佐官にはジェイク・サリバン元副大統領補佐官(43)を起用する。どちらもオバマ前政権で外交分野の要職を務めた。

また、新たに気候問題担当大統領特使のポストを創設し、ジョン・ケリー元国務長官(76)を指名した。気候変動問題で主導的役割を果たす意欲を内外に示す狙いとみられる。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、財務長官にはジャネット・イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)前議長(74)を起用する方針だ。就任すれば初の女性財務長官となる。週内にも正式に発表される見通しだという。《読売新聞》



11月23日 その日のできごと(何の日)