令和470日目
2020/08/12
この日のできごと(何の日)
【日航ジャンボ機墜落事故】発生から35年
乗客乗員520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故は、12日で発生から35年を迎えた。墜落現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)では、朝から遺族が慰霊の登山を始めた。
例年は命日に300人前後の遺族が訪れるが、新型コロナウイルスの影響で、今夏は現地での供養を見合わせる人もいる。
夫(当時29歳)を亡くした女性(64)は「来られない人の思いも一緒に連れてきました」と語り、息子夫婦ら4人とともに、標高約1540メートルの尾根に立つ慰霊碑「昇魂之碑」にそっと手を合わせた。
今年の慰霊登山は、密集を避けるために遺族と関係者のみが入山できる機会がこの日を含め計5日間、分散して設けられた。12日夜に麓の「慰霊の園」で行われる追悼式典も、規模を大幅に縮小して開催される。《読売新聞》
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日航ジャンボ機墜落事故から35年となった12日、墜落現場「御巣鷹の尾根」(群馬県上野村)の麓にある「慰霊の園」で追悼慰霊式が営まれた。例年の参列者は300人近くに上るが、今年は新型コロナウイルスの影響で遺族は参列せず、上野村関係者ら22人のみが出席。犠牲者の数と同じ520本のろうそくに火をともし、墜落時刻の午後6時56分に黙とうをささげた。《読売新聞》
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【市川修一さん、増元るみ子さん】拉致から42年
日置市の吹上浜で1978(昭和53)年、市川修一さん=当時(23)=と増元るみ子さん=同(24)=が北朝鮮に拉致されてから42年となった12日、鹿児島県警の警察官ら19人は現場近くで、通行車両に情報提供を呼び掛けた。
今回初めて市川さんと増元さんの等身大パネルを掲示。新型コロナウイルス感染防止のためチラシを配らず、被害者の家族は参加を見送った。
警察官らは、77年に拉致された横田めぐみさん=同(13)=の父・滋さんら今年亡くなった被害者家族に黙とう。市川さんと増元さんの写真を載せた資料やのぼり旗を掲げて道路脇に立ち、運転手らに「わずかな情報でも知らせてほしい」と協力を求めた。
県警の有嶋悟警備部長は「いまだに事案の全容解明や被害者の帰国が実現していない。引き続き捜査や広報活動に全力で取り組む」と話した。
日置署は拉致問題の風化防止を目的に、拉致事件の概要や現場付近の航空写真をまとめたパネルを作成。階段踊り場に展示し、市民らに情報提供を呼び掛けている。《南日本新聞》
【COVID-19】国内新規感染979人
国内では12日、新型コロナウイルス感染者が36都道府県と空港検疫で新たに979人確認された。
東京都内の新規感染者は222人。都によると、20~30歳代が全体の約6割(135人)、70歳代以上が約1割(21人)を占めた。経路別では、会食を通じた感染が17人、家庭内が15人、職場内は14人などで、全体の7割弱(149人)は感染経路が判明していない。直近1週間の平均検査人数は3775人で、平均陽性率は6・6%だった。
独自の緊急事態宣言が発令されている沖縄県では、65人の感染が確認された。県内の医療機関では、コロナ患者専用病床の占有率が98%に達しているという。《読売新聞》
【日本列島】猛暑続く
12日の日本列島は太平洋側を中心によく晴れ、山梨県甲州市で38.2度を観測するなど各地で気温が上昇した。午後は暖かく湿った空気や強い日差しの影響で大気の状態が非常に不安定になり、埼玉県越谷市では観測史上最多の1時間に80.5ミリ、群馬県高崎市でも50ミリを超える猛烈な雨が降った。
13日も厳しい暑さが続く見通しで、気象庁は熱中症対策を呼び掛けた。予想最高気温は宮崎県都城市が37度、前橋市、さいたま市、岐阜市、名古屋市、津市、高松市、大分県日田市で36度など。
12日の最高気温は他に前橋市や埼玉県熊谷市、浜松市中区、愛知県大府市などで37度を超えた。《共同通信》
【東京株式市場】
12日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続伸した。終値は前日比93円72銭高の2万2843円96銭で、約3週間ぶりの高値。円安ドル高進行が株価を支えた。新型コロナウイルスのワクチン開発の進展による経済回復への期待が先行し、買い注文が入った。
東証株価指数(TOPIX)は19.57ポイント高の1605.53で、約2カ月ぶりに節目の1600台を回復した。出来高は約14億9100万株。
新型コロナを巡っては「冬に向かって感染が拡大するのではないか」(大手証券)との声も聞かれる。平均株価は一時120円余り上昇した。《共同通信》
【プロ野球・12日】
西2―6楽
楽天が快勝した。二回に太田の適時打で先制し、四回は太田が2ラン。七回は茂木の適時打と島内の2点三塁打でリードを広げた。涌井は七回途中まで2失点と好投し、開幕7連勝を飾った。西武は4年ぶりの6連敗。
ロ4―12日(12日) 日本ハムが快勝
日本ハムが快勝した。一回に中田の2ランで先制。二回に宇佐見の適時打と石井の犠飛で2点を加え、七回には中田の15号3ランで突き放した。小刻みな継投で相手に主導権を渡さなかった。ロッテの連勝は4で止まった。
ソ6―0オ
ソフトバンクが3連勝。和田が七回途中まで3安打無失点で4勝目を挙げた。五回2死二、三塁で松田宣が先制の2点打を放ち、六回は柳田、中村晃の連打で加点。松田宣は八回にも適時打で3打点。オリックスは5連敗を喫した。
広1―4中
中日は四回に高橋の二ゴロと井領の適時打で2点を先制し、六回も井領の押し出し四球などで2点を追加。柳は7回2/3を4安打1失点で2勝目、R・マルティネスは7セーブ目。広島は3併殺が響き、K・ジョンソンも四球から崩れた。
D6―7神
阪神が1―3の四回に集中打で逆転。2死から近本の適時打、中谷の3点本塁打、サンズのソロで一挙5点を奪った。6―5の七回は陽川の押し出し死球で加点した。青柳が5回0/3を4失点ながら5勝目。DeNAは浜口が精彩を欠いた。
巨8―1ヤ
巨人が連敗を3で止めた。0―1の二回に吉川尚の2点適時打、坂本の2ラン、パーラのソロで5点を奪い逆転。六回に坂本のソロと岡本の16号ソロで加点した。菅野は7回1失点で開幕7連勝。ヤクルトは3連敗で勝率5割を切った。
月間MVP
セ、パ両リーグは12日、6、7月の月間最優秀選手(MVP)を発表し、セは巨人の菅野とヤクルトの村上、パは楽天の涌井とソフトバンクの柳田が選ばれた。
菅野は7度目、柳田は6度目、涌井は4度目で、村上はプロ3年目で初受賞。 菅野はリーグトップの5勝(0敗)を挙げ、2018年9、10月以来の受賞。村上は打率3割3分9厘、6本塁打でリーグ最多の37打点を挙げた。
涌井もリーグ最多の5勝(0敗)をマーク。西武時代に2度、ロッテで1度選ばれており、プロ野球史上2人目の3球団での受賞となった。柳田は打率3割7分9厘、47安打、38得点などでリーグトップと活躍した。《共同通信》
【神奈川県】TikTok動画78本を非公開に
神奈川県の黒岩祐治知事は12日の記者会見で、中国のIT企業が運営する動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の県公式アカウントに投稿した動画計78本を、7日から非公開にしたと明らかにした。利用者の個人情報流出の懸念があることを理由とし、「今後の運用は日本政府の動向を見極めながら判断したい」と述べた。
県は昨年11月、運営企業と情報発信の連携協定を、都道府県で初めて締結。これまでに国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」や、共生社会の実現に向けた取り組みを投稿していた。フォロワーは約7400人で、再生回数は約240万回に上った。《共同通信》
【中国】民主派摘発を継続
中国共産党系の新聞は12日、香港国家安全維持法(国安法)違反容疑で逮捕された香港紙の創業者で民主派の大物、黎智英氏を、米国と結託した売国奴だと非難した。同様に逮捕された民主活動家、周庭氏についても「香港独立分子」だと批判した。習近平指導部は国安法制定は香港の安定を確保するための「思いやり」の表れだと主張。香港警察は今後も民主派の摘発を徹底する構えだ。
中国外務省の趙立堅副報道局長は12日の記者会見で「香港に関わることは完全に内政であり、いかなる外国政府や組織、個人の干渉も容認しない」と改めて強調した。《共同通信》
【国民民主党・玉木雄一郎代表】立民との合流「役員会は6対3で反対多数だった」
国民民主党の玉木雄一郎代表は12日夜のBSフジ番組で、立憲民主党との合流を議論した11日の党執行役員会では、両党幹事長間でまとめた条件での合流には反対する意見が多数だったことを明らかにした。「相当もめた。今の条件で合流することには反対の方が多かった。6対3だった」と語った。
関係者によると、賛成した3人は平野博文幹事長、泉健太政調会長、原口一博国対委員長。玉木氏や古川元久代表代行ら6人は反対した。綱領案など合流条件は平野、泉両氏が立民と協議してまとめた。
番組で玉木氏は「あのまま議決すれば否決されて交渉決裂だ。せっかく平野氏と泉氏が積み上げてきた1つの成果は生かすべきだし、この条件で合流したい議員も多くいる」と語り、合流派と反対派の双方に配慮した「セカンドベスト」として、分党を提案したと説明した。
泉氏が、役員会で分党方針は了承されていないと記者団に述べたことについては「(了承)されている。泉氏と電話で話した。分党の方法ややり方が、必ずしも明確になっていないという趣旨で発言したということだった」と語った。《産経新聞》
【台湾・蔡英文総統】対中防衛で「非対称戦力」の強化訴え
台湾の蔡英文総統は12日、米政策研究機関ハドソン研究所のイベントでビデオ演説した。蔡氏は中国による香港の民主派弾圧に関し、「2300万人の台湾人は自身の将来を自身で決める権利がある。中国とは正反対だ」と指摘。台湾は、自由で開かれたインド太平洋地域を守る「民主主義の防塞」であるとし、中国の脅威をにらんだ米国との安全保障連携を強化していく意向を表明した。
蔡氏は、米英が中国政府による香港国家安全維持法の施行などを強く非難したことを称賛した上で、さらに多くの国々が非難の声を上げるべきだと訴えた。
また、中国の習近平体制による統一圧力に徹底的に反対する立場を打ち出す一方、「平和と対等、繁栄」に基づく中国との対話は排除しないとも指摘した。
一方で、中国と渡り合うには台湾が適切な防衛力を備える必要があるとし、中国による台湾侵攻を阻止するため、米国からの武器購入や軍の機構改革などを通じた「非対称戦力」の強化が急務だと強調した。
イベントに出席した駐米台北経済文化代表処の蕭美琴代表(駐米大使に相当)は、中国軍の上陸作戦の阻止や沿岸防衛に向け、米国から機雷や巡航ミサイルなどを購入する方向で協議中だと明らかにした。
ロイター通信によると、米国はこれらの兵器に加え、少なくとも4機の海上監視用大型無人機「シーガーディアン」の売却交渉を台湾と行っているという。《産経新聞》