令和464日目

2020/08/06

この日のできごと(何の日)

【広島】75回目の原爆忌

広島は6日、75回目の原爆忌を迎えた。広島市中区の平和記念公園では午前8時から平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)が開かれ、約800人が犠牲者を悼んだ。新型コロナウイルスの影響で例年約5万人に上る参列者は大幅に制限された。松井一実・広島市長は平和宣言で、核兵器だけでなく新型コロナウイルスを「人類の脅威」と位置づけ、「自国第一主義によることなく、連帯して脅威に立ち向かわなければならない」と訴えた。

今年は感染防止のため、午前5~9時の会場への入場を招待者のみに規制する異例の式典となった。例年約1万1000人に上る招待者らは被爆者団体などを通じて絞り込んだほか、一般参列者の座席を設けず、椅子の間隔も2メートル空けた。

式典には、被爆者や各都道府県の遺族代表のほか、安倍首相や、核兵器保有国の米露などを含む海外83か国と欧州連合(EU)代表部の駐日大使らが出席。遺族代表は23都道府県の23人で過去最少だった。

原爆が投下された午前8時15分には遺族代表が「平和の鐘」をつき、全員で1分間の黙とうをささげた。

宣言で松井市長は「『75年間は草木も生えぬ』と言われた広島は今、復興を遂げて平和を象徴する都市になった」と強調。その上で国連難民高等弁務官として難民支援に取り組み、昨年92歳で亡くなった緒方貞子氏の「自分の国だけの平和はありえない。世界はつながっているのだから」という言葉を引用し、惨禍を繰り返さないために国際社会の結束が必要と訴えた。

また、原爆投下直後に降った「黒い雨」を巡り、国が定める援護対象区域外の住民を被爆者と認定した7月の広島地裁判決を踏まえ、「『黒い雨』の降雨地域拡大への政治判断を改めて強く求める」として、国の支援拡充を促した。

核兵器禁止条約については「被爆者の思いを誠実に受け止め、唯一の戦争被爆国として、世界中がヒロシマの心に共感し、連帯するよう訴えてほしい」と条約の署名・批准に否定的な政府に方針転換を迫った。

安倍首相はあいさつで、「立場の異なる国々の橋渡しに努め、各国の対話や行動を粘り強く促すことによって核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取り組みをリードする」と述べた。

原爆死没者慰霊碑には、この1年間で死亡が確認された被爆者4943人の名前を書き加えた名簿が奉納され、死没者は32万4129人となった。全国の被爆者(被爆者健康手帳所持者)は3月末現在で13万6682人となり、前年同期から9162人減った。平均年齢は83・31歳で、前年より0・66歳上がった。《読売新聞》

安倍晋三首相は6日午前、広島市の平和記念公園で開かれた「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」に出席した。首相はあいさつで「被爆者の方々に対しては支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行う」と述べた。

首相はまた、「核兵器のない世界の実現に向けた国際社会の取り組みをリードしていく」と強調した。そのうえで、今年で発効50年を迎え、来年4月までに再検討会議が開かれる核兵器不拡散条約(NPT)について「結束した取り組みの継続を各国に働きかける」と述べた。

世界中に感染が拡大する新型コロナウイルスにも触れ、「1発の原子爆弾により廃虚と化しながらも、先人たちの努力によって見事に復興を遂げたこの美しい街を前にしたとき、現在の試練を乗り越える決意を新たにする」と語った。《産経新聞》

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【COVID-19】

都外への旅行、帰省控えて 小池都知事

東京都の小池百合子知事は6日の臨時記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて「この夏は特別な夏だ」として、都民に都外への旅行や帰省、夜間の会食、遠くへの外出を控えるよう呼びかけた。

また、重症化リスクのある高齢者への感染拡大防止に向け、高齢者がいる家庭に対して、長時間の会話の際にはマスクを着用する▽食事は時間をずらして小皿に分ける▽タオル・コップ・歯磨き粉などは別にする-対策を呼び掛けた。

国内新規感染1485人

国内では6日、新型コロナウイルスの感染者が40都道府県と空港検疫で新たに1485人確認された。大阪、神奈川、千葉、佐賀、山梨で1日当たりの感染者が最多を更新した。死者は埼玉や福岡などの6人だった。

兵庫県宝塚市の宝塚歌劇団は、花組の公演「はいからさんが通る」の出演者ら計7人が感染したと発表した。この公演ではすでに4人の感染が判明しており、感染者は計11人。兵庫県はクラスター(感染集団)と認定した。一方、東京宝塚劇場(東京都千代田区)の星組公演「眩耀(げんよう)の谷~舞い降りた新星~」「Ray(レイ)―星の光線―」でも出演者1人の感染が判明。7日から当面の間、中止する。

140人の感染が確認された愛知県は、県独自の緊急事態宣言を出し、6~24日まで県をまたぐ不要不急の移動自粛などを県民に求めた。

神奈川県では119人の感染が判明した。1日当たりの新規感染者が100人を超えるのは初めて。《読売新聞》

北朝鮮、4000人超隔離中

世界保健機関(WHO)当局者は6日、駐平壌代表からの情報として、北朝鮮が新型コロナウイルス対策として4380人を隔離中だと明らかにした。このうち3635人は、北朝鮮が新型コロナ感染の疑いがあるとした元脱北者と接触した人やその関係者だという。

北朝鮮の発表によると、元脱北者はひそかに韓国から軍事境界線を越えて7月19日に南西部開城市に戻り、感染が疑われる検査結果が出たため同月24日から同市を完全封鎖した。WHOは北朝鮮側から報告を受け、一層の情報共有を要請した。

WHO当局者によると、3635人は政府施設で40日間、隔離される。《共同通信》

【富山市】37.5度

6日の本州、四国、九州は広く太平洋高気圧に覆われ、各地で気温が上昇した。富山市では37.5度を観測し、5日に山梨県や大分県で記録した今年の全国最高気温36.7度を更新した。記録更新は2日連続。

気象庁によると、兵庫県豊岡市でも37.2度を記録したほか、石川県は小松市で36.9度を観測し、同県で今年初の猛暑日となった。他に福井市、鳥取県米子市、大分県豊後大野市、宮崎県美郷町などで36度を超えた。北海道でも足寄町で最高気温が30度に達した。

6日午後2時現在、全国921の観測点のうち650地点が30度以上となり、この中で48地点が35度以上の猛暑日になった。《共同通信》

6日の県内は、猛烈な暑さとなった。観測地点「富山」(富山市石坂)では最高気温が37.5度と日本一になり、今年の国内の最高気温を更新した。

県内では、秋ケ島(富山空港)36.9度、砺波35.6度など全10観測地点のうち6地点で35度以上の猛暑日となり、全地点で今年最高を記録した。富山駅前では、強い日差しがスクランブル交差点を行き交う人たちに照りつけていた。

富山地方気象台によると、暖かく湿った南風が山を越えて乾いた風となり吹き込むフェーン現象が起きたため、気温が上がった。

7日は前線の接近に伴い、晴れ時々曇りの見通し。日中の予想最高気温は富山、高岡(伏木)ともに33度。《北日本新聞》

【青ガエル】秋田に到着

JR渋谷駅のハチ公前広場(東京都渋谷区)で観光案内所として利用されてきた鉄道車両「青ガエル」が6日、ハチ公の出身地・秋田県大館市にある観光施設「秋田犬の里」に到着した。来場者用の休憩スペースとして9月から使われる予定で、市はスロープの設置や内装工事を進める。

車両は3日に渋谷駅前を出発し大型トレーラーで陸送された。6日午前5時すぎ、ブルーシートに包まれた姿で到着。「ようこそ大館市へ」の文字や車両のイラストが描かれた横断幕を手にした市職員らが笑顔で迎えた。

青ガエルは、1954~86年に東急電鉄が運用していた「旧5000系」の愛称。《共同通信》

【東京株式市場】

6日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は続落し、前日比96円70銭安の2万2418円15銭で取引を終えた。新型コロナウイルス感染症の流行長期化による企業業績の低迷が懸念され、売り注文が広がった。ただ前日の米国株高を好感する買いも入った。

東証株価指数(TOPIX)は4.83ポイント安の1549.88。出来高は約10億7900万株。

発表が相次いだ上場企業の業績は、世界的な不況が響いて減益や赤字が目立った。不振の銘柄が個別に売られ、相場全体の逆風となった。大手資産運用会社の関係者は「事前に予想はしていたが、実際に厳しい決算が並んだ」と話した。《共同通信》

【プロ野球・6日】

楽1―3ソ

ソフトバンクが単独首位に立った。0―1の三回に柳田の適時打で追い付き、四回は明石の適時打、甲斐のスクイズで加点した。2番手の板東が3回無失点でプロ初勝利を挙げ、森が10セーブ目。楽天は松井が今季初黒星を喫した。

日5―3西

日本ハムが4位に浮上した。一回に中田の2点二塁打と大田の適時二塁打で3点を先制。四回に西川の適時打、七回には石井の適時打で加点した。河野が5回2失点で2勝目を挙げ、秋吉が9セーブ目。西武は打線がつながりを欠いた。

オ3―1ロ

オリックスがロッテに今季9戦目で初勝利を挙げた。三回に吉田正の二ゴロの間に先制。五回には伏見の適時打に失策が絡んで2点を加えた。山崎福が6回3安打無失点で2勝目。ロッテは打線が振るわず、勝率5割に逆戻りした。

D3―0中

DeNAは大貫が尻上がりに調子を上げて7回無失点で4勝目。打線は二回に中井の1号ソロで先制し、神里が三回にソロ、五回に適時打を放った。中日には今季2度目の3連戦3連勝。中日は4安打で封じられ、借金は今季最多の9。

ヤ9―5広

ヤクルトが連敗を4で止めた。5―5に追い付かれた七回、井野の三塁打を足場に広岡の犠飛で勝ち越すと坂口と塩見の連続適時二塁打で突き放した。広島は5点差を追い付く粘りを見せたが、救援陣が踏ん張れず連勝は3でストップ。

神11―0巨

阪神は今季初登板の高橋が7回を3安打無得点に抑えて白星。球に切れがあり、11三振を奪った。三回に近本が先制打を放ち、四回は植田の2点二塁打などで3得点。八回は代打中谷が満塁本塁打を放った。巨人は今季2度目の零敗。

【大相撲・阿炎関】出場停止3場所

日本相撲協会は6日、東京都墨田区の両国国技館で理事会を開き、新型コロナウイルス禍の中で外出して会食した幕内阿炎(26)=埼玉県出身、錣山部屋=に出場停止3場所と5カ月の報酬減額50%の処分を決めた。阿炎は処分を受け、現役を続ける。

既に引退届が出されているが、再び問題を起こした場合に受理することやそれを了承する誓約書の提出、住居を錣山部屋に移すことを条件として、預かりのままとした。

協会発表によると、元小結の阿炎はコロナ対策のガイドラインに反し、大相撲7月場所の前と場所中の4度、「夜の店」とされる接待を伴う飲食店で会食した。《共同通信》

【木村響子さん】自民会合で講演

自民党のプロジェクトチームが開いた非公開の会合に臨む木村響子さん(中央)=6日午後、東京・永田町の党本部

フジテレビのリアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さん(享年22歳)が視聴者らから会員制交流サイト(SNS)上で誹謗中傷を受けた後に死去した問題で、母響子さん(43)は6日、書き込みをした加害者を特定した上で警察に被害届を提出する考えを明らかにした。

響子さんは同日、インターネット上の誹謗中傷対策を検討する自民党のプロジェクトチームが開いた非公開の会合で講演。終了後に報道陣の取材に応じた。

元プロレスラーの響子さんは「気持ちを強く入れ替える」ため、現役時代の髪形とメークで会合に出席した。《共同通信》

【国民民主党・小沢一郎衆院議員】立民・枝野代表と会談

国民民主党の小沢一郎衆院議員は6日、立憲民主党の枝野幸男代表、福山哲郎幹事長と国会内で会談し、両党の合流協議で焦点となっている新党の名称について、投票で決めるべきだとの考えを伝えた。会談後、小沢氏は記者団に「話し合いがつかなければ、構成員の投票で決めるのが民主主義の基本だ」と述べ、「お盆前に基本の合意ができればいい」と語った。枝野氏は「考えさせてもらいたい」と応じたという。

小沢氏は「何度も何度も同じお願いをしてきたが、(今回は)ある意味で最後のお願いだ」と強調。「もうお盆、夏休みだ。これをまたいで議論を続けるのは国民のひんしゅくを買い、期待を裏切る」として、早期決着を求めた。

国民の玉木雄一郎代表が党首会談の開催を求めていることには「どういう決断になるか分からないが(最終的には)どちらにせよ党首会談をやらざるを得ない」と語った。《産経新聞》

【仏・マクロン大統領】レバノン訪問

フランスのマクロン大統領は6日、大規模爆発が起きたレバノンの首都ベイルートを訪問し、アウン大統領らと会談して支援を表明、国際緊急支援が本格化した。地元メディアによると、死者は137人、負傷者は約5千人に達した。レバノン内閣は同日までに首都に非常事態宣言を出し、治安権限を軍に委ねた。

爆発後、外国首脳のレバノン訪問は初。フランスはかつてレバノンを委任統治し、関係が深い。マクロン氏はツイッターにアラビア語で「レバノンは孤独ではない」と書き込み、復興への連帯を表明した。《共同通信》

【中国】米厚生長官の訪台に対抗措置示唆

中国外務省の汪文斌報道官は6日の記者会見で、米国のアザー厚生長官が近く台湾を訪問することについて「米国の誤った行為に対して、中国は断固として力強い反撃措置を講じるだろう」と対抗措置をとる方針を示した。中国側は、米台間の公的な往来を停止するよう強く求めている。

国営新華社通信によると、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の馬暁光報道官は6日までに「台湾問題は中国の内政で、外部勢力の介入や干渉は許さない」と米側を非難。台湾の民主進歩党(民進党)政権に対しても「米国と結託して政治的な私益を得る」ことは「非常に危険であるとともに、目的を達することはできない」と牽制した。《産経新聞》



8月6日 その日のできごと(何の日)