令和372日目
2020/05/06
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
世界の死者26万人超え
米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が6日、世界全体で26万人を超えた。欧米に死者の85%以上が集中している。感染者は370万人を超えた。
死者は4日に25万人を上回ったばかりだった。3月31日に4万人を超えてからは、1~2日ごとに1万人以上が増える状態が1カ月以上にわたって続いている。
世界最悪の被害が出ているのは米国で死者7万2千人。750万件を超えるウイルス検査を実施済みということも反映し、感染者も120万人を上回っている。欧州では英国が最多で3万人を超え、イタリアが2万9千人で続いている。《共同通信》
台湾「全世界による情報共有が必要」
台湾の陳時中衛生福利部長(衛生相)は6日、台北市で外国メディア向けに記者会見を開き、感染症対策で「全世界による情報の共有」が不可欠と指摘、台湾の世界保健機関(WHO)への参加が必要だと改めて表明した。
台湾は、独立志向の民主進歩党(民進党)の蔡英文政権下では中国の反対でWHO総会に出席できておらず、18日から開催される総会への参加を求めている。
陳氏は感染症対策について「透明性(の確保)が最重要」と述べ、正確な情報の共有で世界に有効な対策を編み出せるとした。
親中路線の国民党、馬英九前政権時代はWHO総会にオブザーバー参加を認められていた。《共同通信》
ドイツ、サッカー再開を認可
ドイツ・メディアは6日、新型コロナウイルスの感染拡大で中断しているサッカーの同国1、2部リーグが15日にも再開できることが決まったと報じた。世界の主要プロスポーツリーグで初めて。ドイツ政府と各州が、当面は無観客で試合を実施することなどを条件に認可した。
運営団体のドイツ・リーグは4月30日から1、2部の全選手やスタッフらのウイルス検査を実施。無観客試合の運用計画も公表し、再開へ準備を整えてきた。
1部では大迫勇也(ブレーメン)と長谷部誠、鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)がプレーし、2部には原口元気(ハノーバー)らが在籍する。《共同通信》
韓国、感染防止策を緩和
新型コロナウイルスの感染拡大が収まりつつある韓国で6日、厳格な感染防止策が緩和され、日常生活を送りながら感染対策を取る「生活防疫」への移行が始まった。博物館など公共施設の利用が再開され、会食や会合、行事も指針の順守を条件に認められる。
新たな感染確認者が激減したことに加え「これ以上、日常生活と経済活動を止めたまま社会を維持することはできない」(政府高官)との判断もある。感染が再拡大すれば、防疫態勢を改めて強化することも検討する。《共同通信》
感染者受け入れホテルで廃材焼く
5日午後11時40分ごろ、宇都宮市泉町、ホテル丸治の西側通路下から出火し、ベニヤ板などの廃材約0.25平方メートルを焼いた。現場は屋外で火の気がなく、宇都宮中央署は不審火の可能性があるとみて調べている。
ホテルは新型コロナウイルスに感染した軽症者や無症状者の受け入れ施設。署によると、火事はホテルの従業員が気付き消火器で消した。けが人はいなかった。《共同通信》
安倍首相「日常生活取り戻していく」
安倍晋三首相は6日、新型コロナウイルスの感染拡大に関連し、インターネット番組にメッセージを寄せた。緊急事態宣言の延長について、「5月は収束のための1カ月であり、出口に向けた準備期間だ。ウイルスを正しく恐れながら日常生活を取り戻していきたい」と感染拡大の収束に向けた決意を改めて示した。
首相は直近の感染者数が一時期に比べ、落ち着いてきていることを踏まえ、「私たちは収束に向けた道を着実に前進している。(外出自粛などに協力してきた)皆さんの行動は私たちの未来を確実に変えている」と訴えた。首相は4日に宣言の延期を決定したが、「今月半ば、専門家に感染者数の動向や医療提供体制の逼迫(ひっぱく)状況などを分析してもらい、可能であれば期間満了を待つことなく緊急事態を解除する」と理解を求めた。
また、新型コロナの治療法に関しては、治療薬としての効果が期待されている国産の新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の5月中の薬事承認を進めていく考えを示し、「有効な治療法の確立に向かってこの1カ月で一気に加速していく」と述べた。《産経新聞》
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【ゴールデンウイーク】ひっそり幕
ゴールデンウイーク最終日の6日、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、交通機関は例年のようなUターンラッシュがなく、新幹線の駅などは閑散としたままだった。「ステイホーム」の呼び掛けで、外出や移動の自粛が続く異例の連休だった。
JR各社によると、6日の新幹線上りは自由席乗車率が20%以下となる列車が相次いだ。東北、山形、北陸新幹線では始発駅出発時点で1%にとどまる列車もあった。東海道新幹線の最高は20%。山陽新幹線では、のぞみ32号が岡山駅発車時点で34%だった。
空の便も6日の予約は低調。日本道路交通情報センターによると、全国の高速道路で渋滞はなかった。《共同通信》
【中国】米大統領の制裁関税言及に反発
中国外務省の華春瑩報道局長は6日の記者会見で、トランプ米大統領が新型コロナウイルスの世界的感染拡大の責任を巡り、対中制裁関税を発動する可能性に言及したことに反発した。華氏は「貿易戦争は誰の利益にもならない。関税を武器に使い他国を脅迫するような考えは放棄すべきだ」と強調した。
ポンペオ米国務長官が中国湖北省武漢市の研究所が新型コロナの起源だという多くの証拠があると述べたことについては「証拠を出せていない」と指摘。「中国に対し二度といわれのない非難をするな」と述べた。
中国がこれまでに、計約150の国と国際機関に防疫物資を提供したことも紹介した。《共同通信》
【ケニア】洪水で10万人避難、194人死亡
ケニア政府は6日、西部などで大雨に伴う洪水が発生し、過去3週間で少なくとも194人が死亡、約10万人が避難したと発表した。近年で最悪規模の洪水被害という。
ケニア政府によると、現在は雨期で降雨量が例年より多く、大雨が当面続く見通し。ダムの水位が上昇しており、川の近くに住む住民に避難を呼び掛けた。
被災地の一部ではバッタが大量発生して農作物を食い荒らす被害も出ており、農業に大打撃となる恐れがある。《共同通信》