令和312日目
2020/03/07
この日のできごと(何の日)
【COVID-19】
国内新規感染36人
新型のコロナウイルスの感染が国内で広がっている。各自治体などによると、国内での感染者は7日に新たに36人の感染が確認されて計438人(3月7日午後10時現在)に上っている。都道府県別では福島、群馬、広島の3県を新たに加えた34都道府県で感染が確認されている。手洗いの徹底など一人ひとりの感染症対策が重要となる。
なお、前日午後10時より後に明らかになるなどした感染者は当日の新規分には含めていない。《日経新聞》
韓国・丁世均首相、対抗措置の正当性を強調
韓国の丁世均首相は7日の新型コロナウイルスの対策会議で、日本政府が韓国からの入国制限強化を決めたことを巡り、「科学的でもなければ賢いとも言えない。日本の不当な措置には相応の措置が不可避だ」と述べた。90日間の査証(ビザ)免除措置の停止など、9日に発動する対抗措置の正当性を改めて強調したものだ。
韓国国内では、ウイルス検査態勢が日本よりも充実しているとの自負から入国制限への感情的反発が広がる一方、対抗措置を取ることには疑問の声も出ている。 文在寅政権に近い左派のハンギョレ新聞は7日の社説で、対抗措置に理解を示した上で「安倍政権が(国内の)初期防疫に失敗した責任を突拍子もなく(韓国に)押しつけようという意図」だとして日本の入国制限を非難した。同じく左派の京郷新聞も「安倍政権が支持率下落を韓国たたきで挽回しようとしているのではないか」との見方を示した。
韓国に入国制限を課す国は100か国・地域を超え、中国も韓国からの入国者を隔離しているが、韓国は日本以外の国には対抗措置を取っていない。 保守系の朝鮮日報は、日本の措置に懸念を示しながらも「中国には何も言わない政府が日本にだけ激しい憤怒をあらわにしている」「(4月の)選挙を前に再び『抗日運動歌』を歌う機会にしようというのか」と文政権の対応に疑問を呈した。《読売新聞》
中国、隔離施設が倒壊
中国福建省泉州市で7日夜、6階建てのホテルが突然、大きな音とともに倒壊した。現場は廃虚のようになっており、約70人ががれきの下に取り残された。新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者を隔離する場所となっていた。中国メディアが報じた。
死傷者数や倒壊の原因などは不明。報道によると、消防や警察が現場に駆け付け、救出作業を行っている。既に38人が救出された。ホテルは2018年6月に開業し、計80部屋だったという。《共同通信》
イタリア、死者233人に
イタリア政府は7日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から36人増えて233人になったと発表した。中国に次いで世界で2番目に死者数が多い。感染者は前日から1247人増えて5883人に上った。イタリアの1日の感染確認数で過去最多となった。
地域別で感染者が最も多いのは大都市ミラノのある北部ロンバルディア州で3420人。日本の外務省は同州を巡る感染症危険情報をレベル3に上げて渡航中止を勧告している。
一方、感染者のうち589人が回復したという。ANSA通信によると、これまでのウイルス検査総数は約4万2千件に上る。《共同通信》
米ニューヨーク州、非常事態宣言
米ニューヨーク州のクオモ知事は7日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を受け、非常事態を宣言した。手指消毒液など必要な物資の確保や検査を迅速化するための措置。同州では感染者が新たに32人確認され、計76人になった。
感染者を地域別にみると、ニューヨーク市近郊のウエストチェスター郡が57人と大半を占め、次いでニューヨーク市が11人などとなっている。ウエストチェスター郡は日本人駐在員の家族らが多く住むことで知られる。 死者が出た西部カリフォルニア州も4日に非常事態を宣言している。《共同通信》
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【常磐道・常磐双葉IC】開通
東日本高速道路(ネクスコ東日本)と双葉町が、同町寺沢地区に整備した常磐道常磐双葉インターチェンジ(IC)が7日、開通した。記念式典で、赤羽一嘉国土交通相は「常磐道全線の実質4車線化が一日も早く実現できるよう全力を尽くすことを約束する」と明言、高速道路網の充実で復興の加速につなげる考えを示した。
同ICは大熊―浪江IC間の中間に位置し、東京電力福島第1原発事故に伴う帰還困難区域に整備された。14日に営業再開を控えたJR双葉駅など、復興整備が進められる町の中心市街地から車で10分圏内にある。開通により一時帰宅する住民の利便性向上や緊急時の避難路の確保、中間貯蔵施設への除染土壌の効率的搬送などが期待される。《福島民友新聞》
【サッカー・久保建英選手】今季3点目
サッカーのスペイン1部リーグで7日、マジョルカの久保建英はアウェーでのエイバル戦に先発出場し、1―0の後半33分に今季3点目を挙げた。同37分までプレーし、2―1の勝利に貢献した。エイバルの乾貴士はベンチ外だった。《共同通信》
【スピードスケートW杯】新浜立也選手、今季2勝目
スピードスケートのワールドカップ(W杯)最終戦は7日、オランダのヘーレンフェインで開幕し、男子500メートルは新浜立也(高崎健康福祉大職)が34秒31で制した。今季2勝目で、通算5勝。村上右磨(高堂建設)は34秒47で4位だった。
女子500メートルは小平奈緒(相沢病院)が37秒39で3位。バネッサ・ヘルツォーク(オーストリア)が37秒31で制し、郷亜里砂(イヨテツク)が37秒51で4位だった。《共同通信》
【レバノン】財政危機、債務不履行へ
深刻な財政危機に陥っている中東レバノンのディアブ首相は7日に演説し、9日が支払期限の外貨建て国債12億ドル(約1260億円)について、外貨準備高が「危機的な状況にある」と説明、支払いを保留する考えを示した。事実上のデフォルト(債務不履行)になる見通し。地元紙デーリー・スターなどが伝えた。
AP通信によると、レバノンの債務不履行は初。レバノンは昨年から大規模な反政府デモが続いているほか、市中では外貨不足が起きている。政治や社会の混乱がさらに加速しそうだ。ディアブ氏はレバノンの債務残高を、国内総生産(GDP)比170%に達したと説明した。《共同通信》
【台湾・国民党】新党首に江啓臣氏
1月の台湾総統選と立法委員(国会議員)選で大敗した親中路線の最大野党、国民党は7日、主席(党首)を決める党内選挙を実施し、江啓臣・立法委員(48)が選出された。9日に就任する。
江氏は若さをアピールし、世代交代などによる党改革を公約に掲げてきた。立て直しが最大の責務だが、党の支持率は低迷しており、じり貧状態に陥る可能性もある。反中世論が主流となる中、同党が中台関係の基盤と位置付ける「一つの中国」に基づく中国共産党との「1992年合意」の見直しに実際に着手するかどうかが注目される。《共同通信》
【安倍晋三首相】福島県を視察
安倍晋三首相は7日、東日本大震災から11日で9年となるのを前に福島県を視察した。富岡町で宮本皓一町長らと懇談し「ふるさとへの思いと熱意が大きな力となって、復興は着実に進んでいる」と述べた。東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部解除された双葉町を訪問。14日に全線で運行が再開されるJR常磐線の状況について説明を受けた。
首相が福島県の震災被災地を視察するのは昨年4月以来。日本各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でも、震災復興に取り組む姿勢をアピールする狙いがある。世界最大規模の水素製造拠点「福島水素エネルギー研究フィールド」の開所式にも臨む。《共同通信》
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本県を7日に視察した安倍晋三首相は既存の交付金の対象を拡大して浜通りへの移住を促進する方針を改めて示し、「避難をしている方にとどまらず、日本中の多くの方々に浜通りに移住していただきたい」と強調した。浪江町で記者団に述べた。今国会で成立を目指す福島復興再生特別措置法改正案に盛り込んでいる。
首相が県内の震災被災地を視察するのは昨年4月以来。6日夜に本県入りし、富岡、双葉、浪江3町を巡った。震災から丸9年を前に、新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中で復興への取り組みをアピールする狙いがある。首相は「3月11日は被災地の皆さんや日本にとって忘れ得ぬ日であり、忘れてはならない日。それは何年たっても変わらない」と語った。
宿泊先の富岡町では宮本皓一町長らと懇談し、「古里への思い、熱意が大きな力となって復興は着実に進んでいる」と語った。
首相は14日に全線開通するJR常磐線の試運転列車に乗車。富岡駅から双葉駅に移動し、伊沢史朗双葉町長から復興状況の説明を受けた。伊沢町長は町の産業団地に進出する浅野撚糸(ねんし)(岐阜県安八町)と共同開発している双葉ブランドのタオルマフラーを首相に贈呈。マフラーを首に巻いた首相は「肌触りに首ったけになっちゃう」と述べ、笑いを誘った。《福島民友新聞》