令和267日目

2020/01/22

この日のできごと(何の日)

【中国】新型肺炎拡大

中国国家衛生健康委員会は22日、北京で記者会見を開き、湖北省武漢市から感染が広がった新型コロナウイルスによる肺炎の発症者が計440人になったことを明らかにした。新型肺炎に関する中国政府の記者会見は初めて。一方、湖北省当局は同日夜、死者数が計17人になったと発表した。

発症者は22日までに、同委の集計に含まれないマカオで1人、アジア以外で初めて米国でも1人が確認された。香港政府は22日夜、感染が強く疑われる男性1人を隔離したと発表した。

中国国営中央テレビは22日夜、台湾1人とマカオ1人を含め、計473人の発症が確認されたと報じた。

武漢では、2月に開催予定だったボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選が22日、中止された。

北京での会見で、同委の李斌副主任は「すでに人から人、医療従事者への感染が出ている」と明言。主な感染経路として「呼吸器感染」を挙げ、「ウイルスは変異する可能性があり、さらに拡散するリスクがある」と指摘した。

帰省や旅行で人の移動が激増する春節(旧正月)の大型連休(24~30日)を前に、駅や空港で体温測定などの措置が強化される。

発症者全体の8割超が確認されている武漢市の当局は22日、市民向けに「差し迫った事情がなければ武漢を離れないように」などと求めた通知を行った。

一方、米疾病対策センター(CDC)は21日、西部ワシントン州シアトル近郊の男性が新型コロナウイルスに感染したと発表。米メディアによると、男性は30代で武漢を旅行していた。

マカオ政府も22日、武漢から来た女性観光客(52)の発症が確認されたと発表した。これまでに日本、タイ、韓国、台湾でも発症者が報告されている。《産経新聞》

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【オウム裁判】アレフに10億2000万円支払い命令

オウム真理教事件の被害者への賠償が滞っているとして、教団の破産管財人から債権を譲り受けた「オウム真理教犯罪被害者支援機構」が後継団体主流派の「Aleph(アレフ)」に約10億2000万円の支払いを求めた訴訟で、東京高裁(八木一洋裁判長)は22日、全額の支払いを命じた1審・東京地裁判決を支持し、アレフの控訴を棄却する判決を言い渡した。

判決によると、オウム真理教は1996年に破産。同機構は2009年に破産管財人から債権を譲り受け、アレフに支払いを求めたが、滞ったため提訴した。

控訴審でアレフ側は「債権の譲渡は無効だ」と主張したが、判決は「譲渡を禁じる定めはない」と退けた。

公安調査庁によると、アレフなど主流派の保有資産は昨年10月時点で約12億8000万円に上る。判決後に記者会見した同機構理事長の宇都宮健児弁護士は「遺族や被害者の高齢化が進んでいる。速やかに賠償してほしい」と要望。地下鉄サリン事件の被害者遺族の高橋シズヱさん(72)は「(アレフは)何を考えているのかと、怒りの気持ちだ」と語った。

一方、会見では、同機構が21日にアレフの資産約3000万円を差し押さえたことを公表。1審判決には確定前に支払いを強制できる仮執行宣言が付き、裁判所の執行官を通じて現金を差し押さえたという。《読売新聞》

【富山市】最も遅い冬日に

22日の富山県内は曇りとなった。放射冷却の影響で冷え込み、最低気温は富山市中心部氷点下0・8度、高岡市伏木氷点下1度など、全10観測地点で氷点下となり、今季最低を記録した。富山市中心部では1939(昭和14)年の観測開始以降最も遅い冬日となった。

砺波市鹿島の水田では水面が凍った。23日の県内は前線上の低気圧が本州の南岸を東に進む影響で日中は雨が降る。 富山地方気象台によると、富山市中心部で積雪があったのは昨年12月6日だけだが、極めて少ない「0センチ」。1センチを超える積雪はまだなく、統計を取り始めた61(同36)年以降で最も遅かった2016年の1月19日を更新した。《北國新聞》

【大相撲初場所】11日目

大相撲初場所11日目(22日・両国国技館)大関貴景勝は平幕宝富士を危なげなく押し出し、2敗を守った。平幕の正代、徳勝龍が1敗を保ち、首位をキープ。正代は新小結大栄翔を押し出し、徳勝龍は碧山を突き落とした。大栄翔は負け越し。

かど番の大関豪栄道は関脇高安を寄り切って、4勝7敗とした。高安は7敗目。新関脇朝乃山は炎鵬に押し出されて、ともに6勝5敗。

2敗は貴景勝と平幕の豊山、輝の3人で変わらなかった。十両は元大関の照ノ富士が11連勝で単独トップを堅持した。《共同通信》

【サッカー・タイ代表】西野朗監督との契約2年延長

タイ・サッカー協会は22日、同国代表の西野朗監督との契約を2年延長することで基本合意したと明らかにした。24日に正式契約を交わす。

西野氏は前日本代表監督で、昨年7月にタイ代表監督に就任した。東京五輪出場を逃したものの、U―23(23歳以下)代表をアジア選手権で8強に導いたことなどが評価された。《共同通信》

【東京株式市場】

22日の東京株式市場は、割安感のある銘柄の買い戻しが強まり、日経平均株価(225種)は反発した。

終値は前日比166円79銭高の2万4031円35銭。東証株価指数(TOPIX)は9.16ポイント高の1744.13。出来高は約10億180万株だった。《共同通信》

【野菜販売価格】暖冬で値下がり

農林水産省が22日発表した全国小売店での野菜販売価格の動向(13~15日時点)によると、キャベツやハクサイなど調査対象の8品目で平年に比べて4~35%安い価格となった。暖冬で生育が順調に進んで出荷が増える一方、鍋物用などの需要が伸び悩んでいることが影響した。消費者にとっては恩恵だが、農家は対応に苦慮している。

農水省が全国470店舗の小売価格を調べた。鍋物の定番の具材として使われるハクサイは平年より22%安く、1キロ当たり146円だった。キャベツは34%安の143円、ネギは14%安の668円、ダイコンは20%安の146円となった。レタスは35%安だった。《共同通信》

【東京新聞・望月衣塑子記者】菅官房長官に抗議

菅義偉官房長官の22日の記者会見で、東京新聞の望月衣塑子記者が質問の機会を得られないとして抗議する一幕があった。菅氏は「最後の1問」として望月記者を指名。これに対し記者は「2問聞きたい。長官から不当な扱いを受けている。21日から手を挙げているが、私だけ指されない」と訴えた。

菅氏は「あなたの要望に応える場所ではない」とした上で、「桜を見る会」の公文書管理に関する質問に1問だけ答えて会見は終了した。

会見は官邸記者クラブ「内閣記者会」が主催し、官邸報道室長が司会役を務めている。《共同通信》

【立憲民主党・枝野幸男代表】首相に辞任要求

立憲民主党の枝野幸男代表は22日の衆院本会議で代表質問に立ち、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の問題に関し、首相の辞任を求めた。「疑惑まみれのまま首相の地位にとどまれば、日本社会のモラル崩壊が続く」と批判した。

代表質問で枝野氏は、首相が後援会向けの「前夜祭」の夕食会費を違法に補填(ほてん)した疑いがあると指摘した。

終了後、記者団に「(首相は)支離滅裂な言い訳を繰り返していた。何とかごまかそうという姿勢自体が、社会のモラルを回復不能なところまで破壊しかねない状況だという自覚がないことを残念に思う」と語った。

首相はこの日の本会議で、国会での憲法改正論議について「国民的意識の高まりを受け止め、憲法審査会の場で与野党の枠を超えた活発な議論が展開されることを期待する」と述べたが、枝野氏は「国民の意識が高まっているという客観的事実が存在していない。何事も自分の都合のいいようにしか解釈していない」と突き放した。《産経新聞》



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