令和257日目

2020/01/12

この日のできごと(何の日)

【拉致被害者・有本恵子さん】60歳の誕生日

神戸市出身で、北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さん=失踪当時(23)=が12日、60歳の誕生日を迎えた。神戸市長田区の自宅では、家族が還暦を迎えた恵子さんの健康状態などを気遣い、膠着したままの拉致問題の前進を望んだ。

いつも恵子さんが座っていた食卓の席には、ケーキなどが用意され、6本のろうそくが添えられた。恵子さんの姉尚子さん(61)は「妹は青春時代から還暦まで、あの国で過ごしたことになる。食べるものも少なく、寒さも厳しいのでは」と思いやった。

ロンドン留学を終えて欧州を旅行中に拉致された恵子さんの早期救出を訴え続けてきた両親も、高齢で健康に不安を抱える。

毎年一緒にお祝いしてきた母嘉代子さん(94)は年明けから体調が優れず、入院している。父明弘さん(91)は「核問題を巡る米朝交渉は行き詰まった。安倍首相がトランプ大統領に話をした上で、早く訪朝してもらいたい」と語気を強めた。《神戸新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【大相撲初場所】初日

大相撲初場所初日(12日・両国国技館)2場所連続44度目の優勝を狙う横綱白鵬は先場所敗れた新小結大栄翔を寄り切り、白星発進した。2場所連続休場明けの横綱鶴竜は平幕遠藤に寄り切られた。遠藤は5個目の金星を獲得。

新関脇朝乃山は御嶽海を寄り切り、好スタートを切った。大関貴景勝は妙義龍を押し出したが、休場明けでかど番の豪栄道は北勝富士の突き落としに屈した。1場所での大関復帰を目指す関脇高安は玉鷲に押し出しで敗れた。《共同通信》

大相撲初場所初日は12日、東京・両国国技館であり、東関脇の朝乃山(25)=富山市呉羽町出身、高砂部屋=は、西前頭2枚目の御嶽海(出羽海部屋)を寄り切り、新関脇で白星発進した。大関とりに向けて重要となる新年最初の一番を白星で飾り、「挑戦者のつもりで前へ出た。うれしさは今日だけにして、明日からまた気持ちを切り替えて頑張る」と話した。

先場所まで17場所連続で三役に在位し、大関候補と呼ばれてきた実力者とのいきなりの対戦。立ち合いから押し込まれる場面もあったが、最後は得意の左上手を取って寄り切り、次の大関候補の「1番手」となったことを強く印象づけた。

初日の白星は、昨年3月の春場所から6場所連続。

2日目の13日は、初日に西関脇の高安(田子ノ浦部屋)を破った東前頭3枚目の玉鷲(片男波部屋)と対戦する。これまでの対戦成績は朝乃山の1勝3敗。《北日本新聞》

大相撲初場所(両国国技館)初日の12日、東前頭筆頭の遠藤は横綱鶴竜を破り、今年の角界で最初の金星を獲得した。西前頭5枚目の炎鵬は鮮やかな下手投げで東前頭6枚目の宝富士を撃破。西前頭11枚目の輝は会心の取組で東前頭12枚目の剣翔を下した。郷土の幕内力士3人がそろって白星で飾り、好スタートを切った。

遠藤は締め込みの色を金から紫系に変えて初日に臨んだ。鶴竜に対し踏み込んでもろ差しとなり、横綱の引きに乗じて寄り切った。物言いがついたが、鶴竜の足が早く出たため、軍配通りとなった。 遠藤の金星は五つ目。29歳の相撲巧者はいつも通り言葉少なで「良かった」と短く喜びを表現した。締め込みの変更についても「特に意味はありません」と素っ気なかった。ただ、若手が台頭する中、今年は正念場だ。今まで以上の躍進を期待され「自分らしい相撲を取っていけばいい」と闘志を燃やした。《北國新聞》

【バドミントン マレーシア・マスターズ】

バドミントンのマレーシア・マスターズは12日、クアラルンプールで各種目の決勝が行われ、男子シングルスで世界ランキング1位の桃田賢斗(NTT東日本)がビクトル・アクセルセン(デンマーク)を2―0で下し、五輪イヤーの国際大会初戦を優勝で飾った。

熱戦となった第1ゲームを24―22で制すと、第2ゲームは21―11と圧倒した。

桃田は昨年、世界選手権2連覇を達成するなど、国際大会で史上最多の11勝を挙げた。東京五輪では男子シングルス初の金メダルが期待される。《共同通信》

【台湾・蔡英文総統】日米代表と会談

台湾の蔡英文総統は12日、台北市の総統府で日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会の大橋光夫会長と会談し、11日の総統再選について「台湾人が世界に主権と民主自由を守る決意を表明した」と意義を強調、理念の近い国と協力して「民主を深めていきたい」と述べた。

蔡氏は日台関係について「貿易や文化、観光など多くの分野で交流していきたい」と述べ、今夏の東京五輪・パラリンピックに触れて「成功を願う」とした。

台湾にある米代表機関、米在台協会(AIT)台北事務所のブレント・クリステンセン所長とも会談し、米台の一層の関係強化に期待を表明した。《共同通信》

【香港】市民らが集会

台湾の総統選が直接選挙で実施されたのを受け、香港では12日、民主化を求める集会が行われ、主催者発表で約3万6000人が参加した。

市民らは9月に実施予定の立法会(議会)議員選で、「一人一票」の完全な直接選挙を導入するよう政府に要求、政府が無視した場合は制裁を実施するよう国際社会に求めた。

立法会選は一部、親中派に有利な間接選挙で行われている。《産経新聞》

【中国】蔡氏への祝意で日米英に抗議

中国外務省の耿爽副報道局長は12日、日米英の政府高官らが台湾総統選で勝利した蔡英文氏に祝意を表明したことに「一つの中国の原則に違反したやり方であり、強烈な不満と断固とした反対を表明する」との談話を発表した。関係国に厳重抗議したとしている。

台湾の民意が強権的な中国への危機感や嫌悪感を示した結果に対し、習近平指導部は情報操作に躍起になっているとみられる。耿氏は「台湾問題は中国の核心的利益だ。中国と外交関係のある国と台湾地区によるどのような形式の公的交流にも反対する」と主張した。《共同通信》

【安田純平さん】国を提訴

内戦下のシリアで約3年4カ月拘束され、2018年10月に解放されたフリージャーナリストの安田純平さん(45)が、外務省から旅券(パスポート)の発給を拒否されたのは「外国への移動の自由を保障する憲法に違反する」として、国に発給などを求めて東京地裁に提訴したことが12日、分かった。

安田さんの代理人弁護士が明らかにした。提訴は9日付。

安田さんはシリアでの拘束中にパスポートを奪われ、帰国後の19年1月に再発行を申請。外務省は19年7月10日付でパスポートを発給しないと通知していた。《共同通信》

【北海道泊村長選】高橋鉄徳氏が初当選

任期満了に伴う北海道泊村長選は12日投開票され、無所属の元村建設水道課長高橋鉄徳氏(49)が無所属の元村議三浦光博氏(68)を破り、初当選を果たした。高橋氏は北海道電力泊原発の再稼働は安全性確認を前提に「反対の立場ではない」としている。

投票率は85.43%で、得票は高橋氏705票、三浦氏472票だった。

再稼働容認の立場で、3期務めた牧野浩臣村長(73)は高齢などを理由に2019年10月に不出馬を表明、12年ぶりの新人対決になった。

泊原発は全3基が停止中で、13年に原子力規制委員会に再稼働に向けた審査を申請。敷地内の断層を巡る議論が長期化している。《共同通信》

【河野太郎防衛相】降下訓練を体験

河野太郎防衛相は12日、陸上自衛隊習志野演習場(千葉県)で開かれた陸自第1空挺団の「降下訓練始め」を視察し、記者団の取材に「米軍からも参加してもらい、日米同盟の絆の深さを再確認した」と述べた。自身もロープを付け、高さ11メートルの「跳び出し塔」からの飛び降りを体験した。

訓練は、離島に上陸した敵を日米共同で撃退する想定で、陸自約600人、米軍約80人が参加。300メートルを超える高さから、次々にパラシュートで降下した。河野氏は「島しょ部防衛をはじめ、空挺団の役割は非常に重要になっている」と訓練の意義を強調した。《共同通信》

【安倍晋三首相】「日本船舶の安全確保重要」

安倍晋三首相は12日放送のNHK番組で、海上自衛隊の中東派遣に関し「情報収集態勢強化のためだ。エネルギーの多くはこの地域を多く通る。日本関係船舶の安全を守ることは日本の経済にとって死活的に重要だ」と理解を求めた。

同時に「昨年12月にイランのロウハニ大統領が来日した際、自衛隊の活動について説明したところ、評価され、理解が示された。周辺国にもきちんと説明し、自衛隊が活動を行えるよう努力したい」と述べた。

一方、同じ番組で立憲民主党の枝野幸男代表は、防衛省設置法の「調査・研究」を根拠にした自衛隊の派遣に関し「明らかに法の趣旨を逸脱している」と批判した。《共同通信》

【安倍晋三首相】サウジ国王と会談

安倍晋三首相は12日午後(日本時間同日夜)、中東3カ国歴訪の最初の訪問地であるサウジアラビアでサルマン国王と会談し、米国とイランの対立を受け緊張状態にある中東情勢を意見交換した。日本は原油輸入の4割をサウジに依存しており、エネルギーの安定供給に向けて協力を深めることも確認した。

これに先立ち、首相はサウジのファイサル外相と面会し、地域の緊張緩和と情勢安定化に向け緊密に連携していくことを確認した。

首相は「中東情勢が緊迫の度を高めていることを深く憂慮している」と言及した。その上で「粘り強く外交努力を続けていく。アラブ、イスラム世界の盟主であるサウジアラビアとも緊密に連携していきたい」と呼びかけた。

首相は、日本関係船舶の安全航行を確保するための海上自衛隊の中東派遣について説明した。政府によると、ファイサル氏は「航行の安全確保はすべての関係国の責任であり、日本の決定を歓迎する」と述べた。《産経新聞》

【イラン】撃墜への抗議デモ拡大

イランが当初の説明を一転させてウクライナ機撃墜を認めたことに抗議するデモが12日、イランの複数の都市で行われた。11日に続いて2日連続。参加者らは最高指導者ハメネイ師や同師直轄の革命防衛隊を批判しており、反体制デモの様相を呈しつつある。

目撃者らによると、12日夜には首都テヘラン、北西部タブリーズ、西部ケルマンシャーなどでデモが起きた。

12日のテヘランのデモは、中心部の広場などで行われた。参加者らは、当局が誤射の事実を発生から3日間、隠蔽しようとしていたとして全ての関係者の辞任を要求。ハメネイ師の辞任を求め、革命防衛隊を非難した。《共同通信》

【ケンドー・ナガサキさん】死去

日本プロレス界の「ケンカ最強男」が天に召された。レジェンドレスラーのケンドー・ナガサキさんが12日に死去したことが大日本プロレスから発表され、マット界は深い悲しみに包まれた。71歳だった。北海道・網走刑務所で育ち、海外で名声を獲得した後に日本のプロレス界で活躍。数々の団体を渡り歩き、1995年3月の旗揚げから大日本を支えた功労者は、知る人ぞ知る数々の武勇伝を持つ男だった――。

13日の大日本プロレス後楽園ホール大会ではナガサキさんの追悼セレモニーが行われ、旗揚げ戦から苦楽をともにしたグレート小鹿会長(77)と登坂栄児社長(48)が並び、一番弟子だった谷口裕一(41)が遺影を持った。大日本によると、ナガサキさんは12日に千葉・市原市内の自宅で亡くなっているところを知人に発見されたという。

死因は不明。2016年に心臓の手術を受けるも、数日前までは元気な姿を見せていたという。近親者がいないため葬儀日程などは未定で、小鹿会長は「彼がおらんかったら大日本の存在はなかった。感謝しかない。親族の方がいらっしゃいましたら、どうか大日本プロレスまでご連絡ください」と涙をぬぐった。《東京スポーツ》



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