令和38日目
2019/06/07
この日のできごと(何の日)
【陸上 サニブラウン・ハキーム選手】100メートル「9秒97」
陸上男子短距離のサニブラウン・ハキーム(20)=米フロリダ大=が7日(日本時間8日)、米テキサス州オースティンで行われた全米大学選手権100メートル決勝で、9秒97の日本新記録をマークし、3位に入った。追い風0.8メートルだった。桐生祥秀(当時東洋大、現日本生命)が2017年9月の日本学生対校選手権で出した9秒98(追い風1.8メートル)の従来の記録を塗り替えた。
サニブラウンにとって自身2度目となる9秒台。世界大会では、準決勝を10秒00を切るタイムで走れば決勝に勝ち進める可能性が高く、2020年東京五輪ファイナリストへの期待が大きく膨らむ。
サニブラウンは父がガーナ人で、母が日本人。東京・城西高2年だった15年世界ユース選手権で100メートル、200メートルの短距離2冠を達成。同年の北京世界選手権200メートルでは準決勝に進んだ。《産経新聞》
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【プロ野球交流戦・7日】
中13―3楽
中日が今季最多13得点で、連敗を5で止めた。1―0の二回に藤井が1号3ラン。四回の高橋、ビシエドの連続適時打などで着実に加点した。柳は7回1失点でリーグトップに並ぶ6勝目。楽天は辛島が乱調。打線も12安打で3点だけ。
神2―3日
日本ハムが競り勝った。有原は6回を2点に抑えてリーグトップの7勝目。2―2とされた直後の七回に大田の犠飛で勝ち越し、宮西らが好救援。阪神は七回にこの日三つ目の失策が絡んで失点。西の踏ん張りを生かせず、3位に後退。
広3―6ソ
ソフトバンクが4連勝。千賀が7回を投げ、3安打無失点で6勝目を挙げた。4連投の森が17セーブ目。五回に真砂の適時打で均衡を破り、六回はグラシアルのソロと甲斐の2点二塁打で加点した。広島は投打がかみ合わなかった。
D2―6西
西武は2―2の五回、外崎の3試合連続本塁打で1点を勝ち越し、七回に外崎の適時二塁打と中村の適時打で加点した。高橋光は速球に力があり7回2失点で6勝目。DeNAは今永が7回を投げて今季最悪の5失点と誤算だった。
巨4―3ロ
巨人は0―2の四回に若林のプロ初本塁打の2ランで追い付き、五回に岡本、大城の連続適時打で2点を勝ち越した。メルセデスが六回途中2失点で5勝目。中川が九回を1点でしのいだ。ロッテは再三の好機を生かし切れなかった。
【コメダ珈琲店】全国制覇
コーヒーチェーン「コメダ珈琲店」を展開するコメダ(名古屋市)は7日、青森市浜田のイトーヨーカドー青森店1階に青森県内で初めて出店した。この日は、生活雑貨店「ロフト」もヨーカドー店内にオープンした。
コメダは、ヨーカドー1階に出店。空白県だった青森県内への出店で、全47都道府県への出店を達成した。午前7時のオープン前には約30人が列を作り、開店と同時に店内はコーヒーや朝食を楽しむ客であふれた。
列の先頭で並んだ、近くに住む船員の男性(23)は午前3時から開店を待った。男性は、「東京で一度コメダに行ったことがあり、どうしてももう一度行きたいと思っていた」とうれしそうに話した。《読売新聞》
【自民党】参院選公約を発表
自民党は7日、夏の参院選の公約を発表した。外交・防衛や経済、憲法改正など6つのテーマを柱とし、特に「外交」を第1の柱と位置付け、国際社会の結束・ルールづくりを主導する考えを打ち出した。早期の憲法改正を目指すと明記したほか、参院選で東北などの1人区が勝敗のカギを握ることから地方の活性化に取り組む姿勢も示した。
「日本の明日を切り拓(ひら)く。」と題した公約の柱は(1)力強い外交・防衛(2)強い経済(3)誰もが安心、活躍できる人生100年社会(4)最先端をいく元気な地方(5)復興・防災(6)憲法改正を目指す-の6つ。「令和新時代・伝統とチャレンジ」とのキャッチフレーズも掲げた。
外交・防衛では「日米同盟を一層強固にする」とし、安倍晋三首相(党総裁)が議長を務める今月の20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)を踏まえ「国際社会の結束やルールづくりを主導する」とアピールした。北朝鮮に核・ミサイルの完全な放棄を迫るとともに拉致被害者全員の帰国を目指す姿勢も強調した。ロシアとは北方領土問題を解決し、平和条約の締結を目指す方針を示した。
さらに「強い経済で所得を増やす」として、税負担の軽減やIT導入支援など中小・小規模事業者支援のほか、児童相談所の体制強化、最近の交通事故や事件を念頭に総合的な子供の安全対策を盛り込んだ。消費税増税については政策集で「10月に消費税率を10%に引き上げる」と書き込んだ。《産経新聞》
【杉良太郎さん】運転免許証を返納
俳優の杉良太郎さん(74)が7日、警視庁鮫洲運転免許試験場(品川区)で運転免許証を返納した。
杉さんは、顔写真入りで身分証として使える「運転経歴証明書」の交付を受け、「高齢者による事故で相当な犠牲者が出ている。少しでも運転に不安があれば返納したほうがいい」と話した。
警視庁によると、高齢ドライバーによる事故が相次いだ影響で、東京都内では5月の1か月間に、過去最多の計約5800人が運転免許を返納した。《読売新聞》
【アントニオ猪木氏】参院選不出馬を表明
無所属で国民民主党会派に所属するアントニオ猪木参院議員(76)(比例、当選2回)は7日、改選を迎える夏の参院選に出馬しない意向を明らかにした。猪木氏は国会内で記者団に「よぼよぼだ。年を考えてください」と述べ、高齢を理由に挙げた。《読売新聞》
【英・メイ首相】党首辞任
英国のメイ首相は7日、欧州連合(EU)離脱を巡る混乱の責任を取り、与党・保守党の党首を辞任した。保守党は次の首相となる新党首選びを10日に始め、7月下旬には新しい首相が就任する見通しだ。
メイ氏は保守党内の幹部議員らで作る組織に書面で辞任を申し出た。メイ氏は新首相が決まるまでは首相の職務を続ける。今月28~29日に大阪で開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議にも出席する予定だ。
党首選には11人が名乗りを上げており、10月末の離脱実現を最優先に掲げる強硬離脱派のジョンソン前外相が最有力とみられている。
メイ氏は昨年11月、離脱条件などを定めた離脱協定案をEUとの間でまとめた。しかし党内の強硬離脱派や閣外協力を組む北アイルランドの地域政党「民主統一党(DUP)」の賛成を得られず、協定案は今年3月までに下院で3回否決された。離脱日は当初予定の3月29日から10月末に延期され、メイ氏は求心力を失った。《読売新聞》
【岩屋毅防衛相】「会うときも別れるときも気持ち良く」
岩屋毅防衛相は7日午前の記者会見で、シンガポールで韓国の鄭景斗国防相と笑顔で握手したことなどを批判する声が自民党内から出ていることについて「会うときも別れるときも気持ちよくというのが私のモットーなので、まったく問題はなかった」と述べた。
自民党が5日に党本部で開いた国防部会などの会合では、韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題の進展が見込めない中、岩屋氏が非公式の日韓防衛相会談に臨んだことや、鄭氏と笑顔で握手したことなどを問題視する意見が出た。《産経新聞》
【麻生太郎外相】「老後2000万必要」表現不適切
金融審議会(首相の諮問機関)の作業部会がまとめた老後に備えた資産形成などに関する報告書の一部の表現を巡り、麻生金融相は7日の閣議後記者会見で、「意味を取り違えられる書き方で不適切だった」と釈明した。「老後に約2000万円の取り崩しが必要」との表記が、年金制度への不安を高めかねないと野党から批判が上がっていた。
今月3日公表の報告書では、65歳で定年退職して95歳まで生きる夫婦の場合、毎月約5万円の赤字が続き、30年間で約2000万円が不足するとの試算を示した。この試算は、平均的な家計の支出と年金収入などとを単純に差し引きした計算で、貯蓄や退職金などを考慮していなかった。
麻生氏は「あたかも赤字なんじゃないかというような表現をしたのは、表現自体が不適切。そうじゃない方もいっぱいいる」と話した。公的年金については、「老後の生活設計の柱だ。さらに豊かな老後を送るために個々の状況に応じて上手に資産形成を(してほしい)と言ってきた」と述べた。
菅官房長官も7日の記者会見で「単純計算したものとはいえ、誤解や不安を招く表現であり、不適切であった」と陳謝した。《読売新聞》
【菅義偉官房長官】安田純平さんの旅券不発給 「事案ごとに判断」
菅義偉官房長官は7日の記者会見で、内戦下のシリアで約3年4カ月拘束され、昨年10月に解放されたフリージャーナリストの安田純平さんが外務省に申請した旅券(パスポート)が5カ月にわたって発給されていないとの一部報道について「個人情報に関することで、お答えを差し控えたい」と述べた。パスポート発給の基準については「個別具体的な事案ごとに慎重に検査をして判断している」と語った。《産経新聞》