令和37日目
2019/06/06
この日のできごと(何の日)
【衆院本会議】丸山穂高氏の糾弾決議可決
衆院は6日の本会議で、北方領土を戦争で取り返す是非に言及した丸山穂高衆院議員(大阪19区)について、直ちに進退判断を促す糾弾決議を全会一致で可決した。衆参両院の事務局によると、国会議員に対する糾弾決議は初めて。
決議では、丸山氏に対して「国益を大きく損ない、本院の権威と品位を著しく失墜させた」と指摘し、「国会議員の資格はないと断ぜざるを得ない」と厳しく非難している。5日に自民党や立憲民主党など与野党8会派が衆院に提出。糾弾決議に法的拘束力はない。
丸山氏は、3日に衆院議院運営委員会の高市早苗委員長(自民)に弁明書を提出した。議員の進退については「最終的には選挙での有権者の判断によるものだ」などと持論を展開し、議員辞職を改めて否定した。《産経新聞》
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丸山穂高衆院議員=大阪19区=が6日、同日の衆院本会議で進退判断を促す糾弾決議が全会一致で可決されたことに対し、自身のツイッターで議員辞職を改めて否定した。「ただちに自ら進退について判断を。仔細は議運(衆院議院運営委員会)への提出文書の通り、行蔵は我に存し毀誉は他人の主張にて。その任期を全うし前に進んでまいります」と投稿した。《産経新聞》
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【自民党・宇都隆史参院議員】岩屋防衛相を批判
元航空自衛官で自民党の宇都隆史参院議員は6日、岩屋毅防衛相に対し「怒りに身が震えている」と批判する動画を公開した。韓国海軍駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダー照射問題の進展が見込めない中、岩屋氏が日韓防衛相会談に臨んだことや、韓国国防相と笑顔で握手したことなどを問題視した。
岩屋氏は1日、韓国の鄭景斗国防相とシンガポールで非公式に会談した。日本はレーダー照射問題について再発防止を要求したが、韓国側は事実を認めず、自衛隊機の飛行を非難した。岩屋氏は会談後、記者団に「未来志向の関係を作っていくために一歩踏み出したい」と述べ、関係改善を進めていく考えを示した。
宇都氏の動画は約20分間で、「会っても結果が伴わないなら意味がない」と指摘。外務省がいわゆる徴用工問題で外交努力を重ねていることに触れ「防衛省だけが『一歩前に、未来志向で』なんてあり得ない」と語った。
さらに、首相官邸が難色を示したにも関わらず岩屋氏が熱望して非公式会談が行われたとして「パフォーマンス的に頑張っているように見せたい。どこの大臣だ」と語気を強めた。
自衛官の家族らから岩屋氏の対応について批判の声が多数寄せられていることを明かし、「守らなくてはいけないのは国益だ。ましてや今の岩屋氏の立場であれば守るべきは隊員だ」と訴えた。今後、国会で岩屋氏を徹底追及する考えも示した。《産経新聞》
【上皇上皇后両陛下】大正天皇陵に退位を報告
上皇ご夫妻は6日、東京都八王子市の武蔵陵墓地を訪れ、大正天皇陵に上皇さまの退位を報告する「親謁(しんえつ)の儀」に臨まれた。
在位中に行えなかった退位の関連儀式。上皇さまはモーニング、上皇后さまはロングドレスの参拝服姿で、大正天皇陵にそれぞれ玉串をささげて拝礼された。ご夫妻は11~13日に京都府を訪問し、孝明天皇と明治天皇の陵を参拝して一連の退位の関連儀式を終えられる。
上皇さまの在位中、重要行事などで外出する際には車に「天皇旗」が付けられていたが、今回、新たに作られた「上皇旗」が初めて使われた。《読売新聞》
【天皇皇后両陛下】養蚕担当者をおねぎらい
天皇、皇后両陛下は6日、皇居の紅葉山御養蚕所を訪れ、今年の養蚕に携わった担当者をねぎらわれた。皇居での養蚕は明治以降、歴代皇后が受け継いでおり、皇后さまが上皇后さまから引き継いだが、今年は即位関連儀式などと重なったため作業は担われなかった。宮内庁によると、両陛下はこの日、日本純産種の「小石丸」など4種類の蚕の成育状況も見て回られたという。《産経新聞》
【ロシア・プーチン大統領】日露平和条約「すぐ解決できない」
タス通信によると、ロシアのプーチン大統領は6日、サンクトペテルブルクで開いた外国通信社幹部らとの会見で、北方領土問題の解決を含む日露平和条約交渉に関し、「難しいプロセスだ。すぐには解決できない」と述べた。
プーチン氏は、「日米の軍事協力」を要因として挙げ、日米同盟が障害との考えを改めて示した。一方で、「安倍首相は平和条約を締結しようと努力している。私も同じだ」と交渉継続には意欲を示した。
日露両国は、6月28、29日に大阪で開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議に合わせて首脳会談を行う予定だ。《読売新聞》
【東京株式市場】
6日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は小幅反落した。米国がメキシコに対して準備する関税への懸念が根強く、終盤にかけて売りに押された。
終値は前日比2円06銭安の2万0774円04銭。東証株価指数(TOPIX)は5.17ポイント安の1524.91。出来高は約10億6800万株。
トランプ米大統領が不法移民問題を巡りメキシコからの全輸入品に関税を課すと表明したことについて、両国政府の5日の協議は進展がなかった。6日の東京市場はこの流れを受け、下落して始まった。
5日のニューヨーク株式市場が値上がりしたことから、平均株価は一時上昇に転じた。《共同通信》
【プロ野球交流戦・6日】
オ3―2D
投打のかみ合ったオリックスが2連勝。三回に吉田正が先制二塁打。1―1の四回に福田の適時二塁打と失策で2点勝ち越した。榊原は要所で粘り、7回を犠飛の1点に抑え3勝目。増井が16セーブ目を挙げた。DeNAの東は2敗目。
ソ6―4中
ソフトバンクが3連勝とした。グラシアルが4打点。一回に先制2ラン、八回に決勝の2点打を放った。大竹は8回4失点で3勝目。森は16セーブ目。中日は2度追い付く粘りも及ばず、5連敗。八回はロドリゲスが痛打を浴びた。
日3―1ヤ
日本ハムは一回に王柏融の適時打で先制し、三回は清宮、四回は大田の適時打でリードを広げた。加藤は5回1失点で3勝目。継投も決まり、秋吉が11セーブ目。ヤクルトは投打がかみ合わず、小川が6回3失点で8敗目を喫した。
楽1―2巨
巨人は1―1の六回に岡本の10号ソロで勝ち越した。桜井が七回途中まで3安打1失点と好投し先発ではプロ初勝利となる2勝目。救援4投手が得点を許さず逃げ切り、中川は6セーブ目を挙げた。楽天は好機を拙攻で生かせなかった。
西9―2広
西武が今季最多の5本塁打で快勝した。2―2の二回に金子侑の適時打で勝ち越し、三回に山川の2ラン、五回に山川の25号ソロと栗山の2ランで3点を加えた。郭俊麟が6回2失点で今季初勝利。広島は10カードぶりに負け越した。
ロ3―4神
阪神が延長戦を制した。3―3の十回、糸井が右前に勝ち越し打を放った。ドリスが九回2死から同点打を浴びても反発力を見せ、5番手の島本がプロ初セーブ。ロッテは九回に清田の右前打で追い付いたが、十回に益田がつかまった。《共同通信》
【競泳・萩野公介選手】休養から練習再開
不振のため3月から休養していた2016年リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(ブリヂストン)が6日、東京都内で取材に応じ、5月から徐々に練習を再開していると明らかにした。8月か9月にレースに復帰予定で、来年の東京五輪へ「目標はずっとぶれずに、複数種目の金メダル」と意欲を示した。
萩野は休養した経緯について、2月の大会で低調に終わり「練習を一生懸命頑張ってきたつもりだったが、うまく泳げなかった。(競泳が)つらいなと思うようになった」と説明。精神面でも焦りを感じ「自分で自分を追い詰めていた」と振り返った。《共同通信》
【第65回江戸川乱歩賞】神護かずみ氏「NOIRを纏った彼女」
第65回江戸川乱歩賞(日本推理作家協会主催)は6日、神護かずみさん(58)の「NOIRを纏った彼女」に決まった。賞金は1千万円。贈呈式は9月26日、東京都内で。
神護さんは1960年生まれ。愛知県出身、東京都在住。96年「裏平安霊異記」でデビュー、2011年「人魚呪」で遠野物語100周年文学賞を受賞した。《共同通信》
【横田騒音訴訟】二審も賠償命令
米軍横田基地(東京都福生市など)の周辺住民約千人が、米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めと、騒音被害の賠償を国に求めた「第2次新横田基地公害訴訟」の控訴審判決で、東京高裁は6日、一審東京地裁立川支部判決に続き、過去の被害に対する賠償を命じた。同様に将来分の賠償と飛行差し止めは認めなかった。厚木基地訴訟の最高裁判決(2016年12月)の枠組みを踏襲した形だ。
賠償額は二審が結審するまでの分約1億5千万円を加算し、約7億6800万円とした。原告側は上告を検討する。
高裁の中西茂裁判長は「我慢すべき限度を超えている」と指摘した。《共同通信》
【シーサイドライン】断線で進行方向伝わらず
無人の自動運転で横浜市を走る新交通システム「シーサイドライン」(5両編成)の逆走事故で、運営会社「横浜シーサイドライン」(横浜市金沢区)は6日、先頭車両の電気系統の配線に断線が見つかり、断線によって正しい進行方向が各車両のモーターに伝わらず、逆走が起きたとみられると発表した。
無人運行は、駅と列車に搭載された自動列車運転装置(ATO)が情報をやりとりすることで実施。事故は折り返し駅の新杉田駅で起き、同社の調査によると、同駅と事故車両のATOは、進行方向の切り替えの信号を正常に送受信していた。
同社が事故車両を調べたところ、1両目の配線1本に断線を発見。この配線は、2両目に搭載されたATOから進行方向の切り替えの信号を全車両のモーターに伝える役割を担っていた。同社が記録を確認したところ、発車する前の段階で切り替え信号は途切れ、モーターに伝わっていなかった。また、断線のため、逆走など異常があると列車を停止する装置にも進行方向の信号が伝わらず、作動しなかったという。《読売新聞》
【東京都渋谷区】東大生カップル口論、女が服燃やす
交際相手の男子学生宅に火をつけようとしたとして、警視庁代々木署が、東京大学工学部3年の女(20)(東京都文京区)を現住建造物等放火未遂容疑で逮捕していたことが分かった。逮捕は6日。
代々木署幹部によると、女は6日午前6時25分頃、交際相手の東大生の男子学生(21)が住む渋谷区笹塚のマンション室内で、ガスコンロの上に洋服を置いて火をつけた疑い。調べに対し、黙秘している。
事件直前に女と口論になった男子学生が近くの交番に駆け込み、警察官が一緒に部屋に行くと、スプリンクラーが作動し、洋服から煙が出ていたという。《読売新聞》
【AKIRAさん、リン・チーリンさん】ご結婚
人気グループ、EXILEのメンバー、EXILE AKIRAさん(37)と台湾出身の女優、リン・チーリンさん(44)が6日、結婚したとAKIRAさんの所属事務所が発表した。
2人は共演した舞台をきっかけに友人となり、昨年から交際していたという。AKIRAさんは「ありのままの僕を笑顔で受け入れてくれる大きな優しさに、感謝の気持ちと共に、心から幸せにしたいと思いました」などとコメントした。《読売新聞》
【安倍晋三首相】吉本新喜劇メンバーらと会食
安倍首相は6日昼、首相公邸で吉本興業の西川きよしさんや吉本新喜劇メンバーと会食した。会食に先立つ懇談で、メンバーがコントを披露。元参院議員でもある西川さんが勢いに乗って「衆参同日(選挙)、あんのかい!」と迫ると、首相は笑いながらも何も語らなかった。
首相は4月、大阪で開かれる主要20か国・地域(G20)首脳会議(サミット)に向けた準備状況視察で大阪を訪れ、新喜劇にも飛び入り出演。そのお礼を兼ね、昼食に招待した。《読売新聞》
【安倍晋三首相】在任日数歴代3位に
安倍晋三首相は6日午前、通算在職日数が2720日となり、歴代3位の初代首相、伊藤博文と並んだことについて、「(平成24年以降の)5回の国政選挙で国民の皆さまから力強い支援をいただき、ここまでくることができた。改めて感謝したい」と述べた。その上で「約束した一つ一つの政策をしっかりと前に進め、責任を果たしていく」と強調した。
首相官邸で記者団に語った。首相は順調ならば8月24日に大叔父の佐藤栄作を抜き、11月20日には歴代最長の桂太郎を上回る見込みだ。《産経新聞》
【田辺聖子さん】死去
巧みな大阪弁を駆使し、ユーモアと人間観察に富んだ作品で知られた、芥川賞作家で文化勲章受章者の田辺聖子さんが6日午後1時28分、総胆管結石による胆管炎のため、神戸市内の病院で死去した。91歳だった。大阪市出身。兵庫県伊丹市在住。
樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大学)国文科在学中に、小説の習作を始めた。卒業後、会社勤めをしながら大阪文学学校で小説を学び、本格的に作家を志した。昭和33年、懸賞小説に入選した長編「花狩」が刊行され、文壇デビュー。ラジオドラマのシナリオ作家としても活躍し、39年には、「感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)」で初めて芥川賞を受けた。
軽妙な大阪弁を使って男女の心の機微を描いた恋愛、独身女性の生活スタイルや切なさなど、風俗小説の秀作を次々と発表。現代小説だけでなく「源氏物語」や「落窪物語」の口語訳に取り組むなど古典文学の紹介に力を注ぐ一方、自ら源氏物語などの講演会や朗読会を長年にわたって続け、多くのファンを獲得した。与謝野晶子、樋口一葉ら、文学世界を生きた女性たちを題材に取った評伝・伝記小説の分野でも独自の境地を開いた。
大のタカラヅカファンとして知られ、「新源氏物語」などの作品が宝塚歌劇で上演。庶民的な人柄から、「おせいさん」の愛称で親しまれた。私生活では、「カモカのおっちゃん」として作品にも登場する医師、川野純夫氏(平成14年、77歳で死去)と長年連れ添った。《産経新聞》