平成11015日目
2019/03/06
この日のできごと(何の日)
【カルロス・ゴーン被告】保釈
会社法違反(特別背任)などの罪で起訴された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(64)が6日、勾留されていた東京拘置所(東京都葛飾区)から保釈された。同日、保釈保証金10億円を納付。身柄拘束は昨年11月19日の逮捕以来、108日間に及んだ。ゴーン被告は保釈後、無罪を訴える記者会見を開くかどうか検討しているが、弁護人は今後の動向を明らかにしていない。
争点や証拠を絞り込む公判前整理手続きが始まっていない段階で、起訴内容を否認している被告の保釈が認められるのは極めて異例。《産経新聞》
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異例の「保釈劇」となった–。東京・小菅の東京拘置所に勾留されていた日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(64)は6日午後4時半ごろ、108日間に及ぶ身柄の拘束を解かれ、報道陣の前に姿を現した。
作業員を装うかのように紺の作業着に、青の帽子をかぶり、顔をマスクで覆う“秘匿ぶり”だった。さらに、玄関前に横付けされた黒の大型ワンボックス車には乗らず、すぐ隣の白のスズキの軽ワンボックス車の後部座席に滑り込んだ。
軽ワンボックス車の屋根には脚立。運転手も作業着に身を包む徹底ぶりだったが、拘置所職員に囲まれながら車に誘導される厳重警戒態勢が敷かれ、さらに目元までは隠せず、ゴーン被告本人だと、すぐに露見。詰め掛けた報道陣から一斉にフラッシュがたかれた。《産経新聞》
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【競泳・池江璃花子選手】闘病の様子をツイート
競泳女子のエースで白血病と診断されたことを公表した池江璃花子選手(18)=ルネサンス=が6日、自身のツイッターを更新し、闘病中の心境を明かした。
池江は「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです」と闘病生活の苦しい胸の内を吐露し、「三日間以上ご飯も食べれてない日が続いてます」と明かした。
それでも、最後には「でも負けたくない」と前向きな言葉で締めくくった。
池江は豪州で合宿中に体調不良を訴え、予定を早めて先月8日に帰国。検査の結果、白血病との診断を受け、同12日から治療を開始していた。《産経新聞》
【丸紅】フィリピンで高架鉄道延伸を受注
丸紅がフィリピンの首都マニラ市東西を結ぶ都市鉄道2号線の東側延伸事業(約4キロ、2駅)の軌道や変電・配電、信号などを現地企業と受注したことが6日、分かった。国際協力機構(JICA)が実施する円借款(インフラ整備のための長期・低金利の円建て貸し付け)事業で、受注額は約69億円。明電舎製の変電設備などが納入され、平成32年秋に完工予定。パートナーのフィリピン建設大手D・M・コンスンジが工事などを担当する。
丸紅は今後、2号線の運行管理の改善を現地政府機関に提案し、保守、管理の受注も目指したい考え。
マニラでは首都圏の渋滞緩和や大気汚染防止のため、輸送システムの整備が進められている。2号線は、マニラ市の13・8キロ(11駅)を結び、丸紅が車両や軌道など鉄道システムを受注した。今回の延伸事業はさらに東側の人口密集地を結び輸送力を増強する。《産経新聞》
【清原和博さん】厚労省の依存症啓発イベントに登場
平成28年に覚せい剤取締法違反罪で有罪判決を受けた元プロ野球選手の清原和博氏(51)が6日、厚生労働省が東京都中央区で開いた依存症の啓発イベント「誤解だらけの“依存症”in東京」に出席した。事件後初の公の場で「少しでも自分のように苦しんでいる人のためになれば」と自身の体験を語った。
約180人を前にスーツ姿で登壇した清原氏は、精神科医で国立精神・神経医療研究センター部長の松本俊彦氏と対談。「(薬物使用は)一時的に止められてもやめ続けることは自分自身では非常に難しい」と薬物依存の怖さを語り、依存症を克服するための治療を受けていると明かした。
清原氏は28年2月、港区の自宅マンションで覚醒剤を所持したとして警視庁に逮捕され、同5月、覚せい剤取締法違反罪で懲役2年6月、執行猶予4年の判決を受けた。《産経新聞》
【籠池泰典氏】詐欺罪を否認
国や大阪府・市の補助金をだまし取ったなどとして詐欺と詐欺未遂罪に問われた学校法人「森友学園」前理事長、籠池泰典被告(66)と妻の諄子被告(62)の初公判が6日、大阪地裁(野口卓志裁判長)で開かれ、両被告は詐欺罪の成立を否定した。両被告が法廷に立つのは初めて。一連の「森友問題」への発言などが注目される。
10月30日の結審まで15回の公判期日が指定され、この間、19人の証人尋問が予定されている。判決公判は後日指定される見込み。《産経新聞》
【社民党・福島瑞穂副党首】屋山太郎氏を提訴
静岡新聞に掲載された政治評論家、屋山太郎氏執筆のコラム「論壇」の記述に事実に反する内容があり、名誉を傷つけられたとして、社民党の福島瑞穂副党首が6日、屋山氏に330万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起した。
訴状によると、コラムは2月6日付で掲載され、いわゆる徴用工訴訟に触れて「この訴訟を日本で取り上げさせたのは福島瑞穂議員」「福島氏は実妹が北朝鮮に生存している」などと記述。福島氏側はいずれも虚偽として「(屋山氏の)悪意で甚大な被害を受けた」と主張している。
静岡新聞社は後にコラムの訂正を掲載した。屋山氏は提訴を受け、「違う人を福島さんだと思い込んでしまった。間違えて申し訳なかった」とコメントした。《産経新聞》
【安倍晋三首相】日朝会談へ意欲
安倍晋三首相は6日、北朝鮮による拉致被害者家族会の飯塚繁雄代表らと首相官邸で面会し、トランプ米大統領が2月末の米朝首脳会談で金正恩朝鮮労働党委員長に拉致問題を提起したことを報告した。首相は「次は私自身が金氏と向き合わなければならない」と述べ、拉致問題の早期解決に向け日朝首脳会談の実現に意欲を示した。
首相は、トランプ氏が金氏との1対1の会談とその後の夕食会でそれぞれ拉致問題を取り上げたと説明し「私の考え方を伝えてもらった。首脳間で真剣な議論が行われたということだ」と語った。
飯塚氏は「『米大統領と連携を取りながら北朝鮮と向き合う』という首相の覚悟を聞き、非常に期待している」と応じた。《産経新聞》