平成10811日目
2018/08/14
この日のできごと(何の日)
【沖縄県宜野湾市・佐喜真淳市長】知事選出馬表明
沖縄県宜野湾市の佐喜真淳市長(54)は14日、翁長雄志知事の死去に伴う9月30日投開票の県知事選への立候補を市役所で正式表明した。翁長氏の県政運営を「国との関係について争いが絶えず、ひずみや分断が生まれた」と批判した上で「対立から協調へ、未来志向で沖縄のあるべき姿を見据えなければならない。国との関係を改めて構築することが欠かせない」と指摘した。
知事選は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設が争点となる見通し。佐喜真氏は移設を推進する安倍政権が支援する方針だ。一方の移設反対派は候補者が決まっておらず、擁立作業を急いでいる。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【金融庁】スルガ銀の一部業務停止を検討
シェアハウス投資を巡るずさん融資問題で、金融庁がスルガ銀行に不動産融資業務の一部停止命令の検討に入ったことが14日、分かった。経営陣が現場の実態を把握せず、問題融資のまん延を防げなかった点を問題視し、厳しい行政処分が必要と判断した。ガバナンス(企業統治)に重大な欠陥があるとして、経営体制の刷新も求める方向で、30年以上トップに君臨してきた岡野光喜会長らの退任は避けられない見通しとなった。
シェアハウス関連の融資業務の新規取り扱いを一定期間取りやめさせるといった処分を検討しているとみられる。《共同通信》
【イタリア・ジェノバ】高速道路の橋崩落
イタリア北部ジェノバの高速道路の高架橋が14日、約100メートルにわたって突然崩落、35人が死亡した。死者には子ども1人が含まれるという。30台近くの乗用車と数台のトラックが巻き込まれた。行方不明者の捜索が続いており、死傷者数はさらに増える恐れがある。防災当局者の話などとして地元メディアが報じた。
地元テレビは、道路が橋桁ごとなくなり、鉄筋がむき出しになったがれきの山にトラックや車が押しつぶされた様子を伝えた。
橋は1960年代に建設されたといい、何度か補修工事が行われていた。老朽化による崩落とみられ、政府は原因究明に当たる。《共同通信》
【ロバート・キャンベルさん】同性愛を公表
自民党の谷川とむ衆院議員による「(同性愛は)趣味みたいなもの」など、性的少数者(LGBT)を巡る一連の問題発言について、日本文学研究者のロバート・キャンベル東京大名誉教授(60)は14日、共同通信の取材に応じ、自身が同性愛者だと明らかにした上で「政治家がこういうことを言うことに幻滅し、危惧も感じる」と批判し、「(性的指向は)自分の中に通底する一つの芯のようなものだ」と述べた。
「大きな誤解が波及していくと感じ(同性愛者である)自分の立場から批評することが重要だと思った」と語った。近世・近代日本文学研究の第一人者で、テレビのコメンテーターとしてもおなじみのキャンベルさんが、自らの性的指向を明言した上で展開した批判により、LGBTを巡る議論が活発化しそうだ。
月刊誌の寄稿でLGBTを「『生産性』がない」「性的嗜好の話です」と表現した自民党の杉田水脈衆院議員に対しても「性的指向を『嗜好』と混同させるように書いている。努力で変えられると思っているようだが、『直せばいい』という論理は多くの人の苦しみを助長する」と反発した。
キャンベルさんは米国生まれ。1985年に来日し、九州大専任講師や東大教授などを経て現在は国文学研究資料館館長。日本人男性のパートナーと20年近く共に過ごし、昨年には米国で結婚もした。職場の同僚や友人には明らかにしていたが、公の場で明言することはなかったという。
日本社会のLGBTへの態度を「やんわりと遠巻きに見るが、表だっては公認しない。一人一人の当事者の可能性を閉じ込め、開花させない力が働いている」とみる。同性婚をはじめとする諸制度の整備などをどうするのか。「(議員の発言は)悲しい発言ですが、私の発言も含め、一緒に考えていこうというきっかけになればいい」と強調した。《共同通信》