平成10546日目
2017/11/22
この日のできごと(何の日)
【熊本市議会】議場に赤ちゃん
22日に開会した熊本市議会の定例会で、緒方夕佳市議(42)が生後7カ月の長男を抱いて議場に入場したため開会が40分遅れる混乱があった。議員や職員以外が議場に入ることは規則で禁じられているが、緒方市議は「子育て中の女性も活躍できる市議会であってほしかった」と説明した。市議会は事前に通告なくルール違反を強行したとして問題視する一方、子育て世代の議員のための環境整備について議論を進める方針だ。
緒方市議は、本会議が始まる午前10時前に長男を抱いて議場の自席に着席した。市議会は「議員や職員以外は傍聴人とみなす」とした上で傍聴規則で「傍聴人は会議中に議場に入ることができない」と定めているため、澤田昌作議長が退場を促した。しかし、緒方市議が聞き入れなかったため別室で協議。長男を友人に預けることで合意したため予定より40分遅れて開会した。
緒方市議は1期目で、1人会派「和の会くまもと」に所属。長男を出産した4月以降、「出産後の体調不良」を理由に議会を欠席しており、本会議出席は約8カ月ぶりだった。妊娠が判明した昨年から、乳児を連れての本会議出席や市議会への託児所設置を議会事務局に訴えてきたが、前向きな回答を得ることができず子連れでの入場に踏み切ったという。
緒方市議の行動について、自民党の原口亮志市議は「個人的な理由で議事進行を妨げたのは問題で懲罰の対象だ」と批判。共産党の那須円市議は「事前に議会運営委員会に相談すべきだった」としながら「欧州では乳児を連れて議場に入ることもある。子育て世代の議員活動について議論が必要だ」と述べた。
澤田議長は「子育てが大変で思い詰めた部分もあったのだろう。子連れでも議会に参加できる仕組みを考えたい」と述べ、近く開催する議会活性化委員会で議論する方針を示した。《毎日新聞》
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【悠仁親王殿下】歌や演奏ご披露
秋篠宮家の長男、悠仁さま(11)は22日、通っているお茶の水女子大付属小(東京・文京)の音楽会に参加し、5年生の同級生に交じって楽しそうに歌声や演奏を披露された。秋篠宮ご夫妻も他の保護者と一緒に鑑賞された。
紺色の制服姿の悠仁さまは、4クラス合わせて約110人の同級生と一緒に舞台に登場。生き生きとした表情で大きく口を開け、2曲を歌われた。
合奏では、リコーダーで「オペラ座の怪人」を、ハンドベルのように使うトーンチャイムで「美女と野獣」を演奏。音程が違うトーンチャイムを次々に手に取り、鳴らされていた。
小学校によると、悠仁さまは10月から授業などで練習を重ねられてきた。《共同通信》
【日馬富士関暴行問題】貴ノ岩関への聞き取り要請を親方が拒否
大相撲の横綱日馬富士関(33)(伊勢ヶ浜部屋)が幕内貴ノ岩関(27)(貴乃花部屋)に暴行した問題で、日本相撲協会の貴ノ岩関に対する聞き取り調査の要請を22日、師匠の貴乃花親方(元横綱)が拒否した。相撲協会が明らかにした。
相撲協会の危機管理委員会(委員長=高野利雄外部理事・元名古屋高検検事長)はこれまでも複数回にわたって貴乃花親方に協力を要請してきたが、その度に貴乃花親方は拒絶したという。貴ノ岩関は被害届を提出した際に鳥取県警から事情を聞かれているが、相撲協会執行部は、ここまで貴ノ岩関に接触できていない。《読売新聞》
【横綱白鵬関】軍配に納得せず抗議
福岡市の福岡国際センターで行われている大相撲九州場所で11日目の22日、横綱白鵬関(32)(宮城野部屋)が初黒星の軍配に納得せず、約1分間、土俵下で抗議する一幕があった。横綱らしからぬ異例の行動に、場内は騒然となった。
関脇嘉風関との対戦で、左から張った横綱は右手を挙げて力を抜き、「待った」をアピール。しかし、立ち合いは成立しており、嘉風関がそのまま寄り切った。
土俵下に吹っ飛ばされた白鵬関は納得せず、右手を挙げて「待った」だと審判の親方衆や行司に抗議。土俵に戻った後も嘉風関が勝ち名乗りを受ける間、右手を挙げて不満を示した。
「納得いかない、ではないけど、やっぱり呼吸が合わなかった」と白鵬関。八角理事長(元横綱北勝海)は「白鵬の勘違い。嘉風がちょっと遅れたと判断したんだろう。自分で決めてはいけない」と話した。《読売新聞》
【政府】12月1日の皇室会議正式発表
菅義偉官房長官は22日の記者会見で、天皇陛下の譲位と皇太子さまの即位の日程を決める皇室会議を12月1日午前9時に宮内庁で開くと正式に発表した。安倍晋三首相が皇族や衆参両院議長らから意見を聞く。政府は5日の閣議で皇室会議の意見を報告し、年内に日程を定める政令を閣議決定する。皇太子さまの即位と同時の改元に向け、元号法の政令制定の手続きにも入る。
譲位と即位の日程について、首相は天皇陛下が平成31年4月30日に譲位され、5月1日に皇太子さまが即位される案を推す意向を示している。政府は皇室会議で、31年3月31日に譲位、4月1日に即位の案も提示する。
首相は22日の参院本会議で皇室会議の開催日を公表した上で「国民がこぞって寿(ことほ)ぐなか、陛下のご退位(譲位)と皇太子殿下のご即位がつつがなく行われるよう最善を尽くす」と述べた。また、安定的な皇位継承について「男系継承が古来例外なく維持されてきたことの重みなどを踏まえながら、慎重かつ丁寧に検討を行っていく」と語った。《産経新聞》
【安倍晋三首相】賃上げ実現に意欲
安倍晋三首相は22日、参院本会議での各党代表質問で、賃上げ企業の法人税を軽減する「所得拡大促進税制」の拡充に意欲を示した。「過去最大の企業収益を賃上げや設備投資へと向かわせるため、あらゆる施策を総動員する」と述べた。公明党の山口那津男代表への答弁。共産党の山下芳生副委員長は首相の責任で森友、加計学園問題の真相を究明すべきだと追及した。
平成29年度末に期限を迎える所得拡大促進税制に関し、政府、与党は年末の18年度税制改正で制度を延長し、賃上げ企業の優遇対象の拡充を検討する方向だ。首相は「4年連続の賃上げの勢いを力強いものにし、デフレからの脱却を確実にする」と語った。
森友、加計問題について山下氏は「国政が私物化された重大な疑惑」と指摘。森友学園が建設を進めた小学校の名誉校長だった安倍昭恵首相夫人や、首相の友人である加計学園の加計孝太郎理事長の国会招致を求めた。首相は「国会が決めることだ」と述べるにとどめた。《共同通信》