平成10163日目

2016/11/04

この日のできごと(何の日)

【広島・黒田博樹投手】引退会見

今季限りで現役引退するプロ野球・広島東洋カープの黒田博樹投手(41)が4日、広島市のマツダスタジアムで記者会見を開いた。日米通算20年の現役生活を振り返り、「カープに入っていなければ、これだけの野球人生を送ることはできなかった。本当にカープで良かったなと、つくづく思っています」と笑顔で語った。

大阪・上宮高、専修大を経て、1996年秋の新人選手選択(ドラフト)会議2位(当時の逆指名)で広島入団。2008年に米大リーグ移籍後、広島復帰2年目の今季は10勝を挙げ、91年以来25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。日米通算勝利は野茂英雄投手(元ロイヤルズ)の201を抜く203。「出来過ぎだったし、最後は優勝もできた。本当に満足できる野球人生だった」と晴れやかな表情を見せた。

日本ハムに2勝4敗で敗れた日本シリーズ第3戦(10月25日、札幌ドーム)が最後のマウンドとなった。先発したが、六回途中に両足がつって降板した。「日本一になれなかった悔しい思いもあるけれど、(力を)出し切った充実感はある」

最後の一球は、指名打者で出場していた大谷翔平投手(22)に投じて左飛に打ち取った。「最後が彼だったという、うれしい気持ちがある。高い確率で向こう(米大リーグ)で成功する選手。そういうチャレンジをするならば、一ファンとして楽しみにしたい」とエールを送った。

今後の去就は未定。「野球を離れて、自分がどれだけ野球が好きだったのか分かってくると思う。還元できることがあれば還元したい」と語った。《毎日新聞》

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【吉川光夫投手、石川慎吾外野手】巨人入団会見

プロ野球・日本ハムからトレードで巨人に加入した吉川光夫投手(28)が4日、東京都内の球団事務所で記者会見し、「少しでもチームの戦力になれるように頑張る。自信のある直球を磨きたい」と話した。2006年の高校生ドラフト1巡目で広島・広陵高から日本ハムに入団した左腕。12年に14勝5敗、防御率1・71の成績でリーグMVPに輝き、今季は7勝6敗、防御率4・19だった。

2日に発表されたトレードで、吉川と石川慎吾外野手(23)が巨人に入団し、大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)が日本ハムへ移籍。背番号は吉川が21、石川が49に決まった。《朝日新聞》

【大田泰示外野手、公文克彦投手】日本ハム入団会見

日本ハムに巨人からトレードで加入した大田泰示外野手、公文克彦投手が4日、千葉県鎌ケ谷市内で入団記者会見に臨み大田は「これからファイターズの大田泰示になれるように精いっぱい頑張る」と抱負を語った。

大田は右の長距離砲として期待されながら、巨人では定位置を獲得できなかった。「とにかく思い切って野球をやる。泥くさく野球をやっていくことを見せられればいい」と心機一転、新天地に臨む。会見に同席した栗山監督は「持っているものの大きさはこんなもんじゃない」と期待した。

公文は手薄な左の中継ぎとして期待されており「がむしゃらに精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。《共同通信》

【ソフトバンク・森福允彦投手】FA宣言

ソフトバンクの森福允彦投手(30)が4日、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。代理人とともに申請書類を球団に提出し、「一番輝ける場所で野球がやりたい」と話した。球団はFA宣言しての残留を認める方針で、複数年契約を提示して慰留している。

森福はプロ10年間で通算384試合に登板し、16勝14敗18セーブ125ホールドをマーク。今季は主に対左打者の切り札として50試合に登板したが、「自分の置かれている立場に満足していない」と起用法への不満を漏らした。「この球団でなければ、今の自分はいない」とソフトバンクへの愛着を語りながらも、「他球団の話を聞いてみたい」とした。《朝日新聞》

【民進党・蓮舫代表】スー・チー氏と会談

民進党の蓮舫代表は4日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と東京都内で会談した。スー・チー氏が日本の経済協力に期待感を示したのに対し、蓮舫氏は「経済発展を支援する」と応じた。

女性の社会進出を巡り蓮舫氏は「女性はどのように輝けば良いか」と質問すると、スー・チー氏は「男性が子育てに協力すべきだ」などと述べた。会談には野田佳彦幹事長も同席した。

菅義偉官房長官は同日夜、スー・チー氏を歓迎する会食を開いた。《共同通信》

【韓国・朴槿恵大統領】捜査受け入れを表明

韓国の、朴槿恵大統領は4日、職権乱用の共犯容疑などで前日夜に逮捕された友人の女性実業家、崔順実容疑者の国政介入疑惑をめぐり、国民向け談話を発表した。朴氏は国民に謝罪したうえで、「検察の捜査に最大限協力する」と述べ、必要なら自らへの捜査にも応じる考えを示した。朴氏が検察の捜査を受け入れれば、韓国の現職大統領としては初めてとなる。

朴氏は大統領府で発表した談話で、「崔氏の事件で国民に大きな失望を与えた。もう一度心から謝罪する。周辺の人々に厳格にできなかった。すべての責任は私にある。私が至らなかったことに、国民に許しを請う」と述べた。 また朴氏は、「すべての責任をとる覚悟がある、必要であれば、私も検察の捜査に応じる覚悟がある」と述べた。

その一方で、安全保障や国内経済など、内外の懸案が山積している韓国の現状について言及。自らの辞任には触れず、国政運営に引き続き当っていく考えを示した。《産経新聞》

【三笠宮崇仁親王殿下】斂葬の儀

10月27日に100歳で亡くなられた三笠宮崇仁さまの本葬「斂葬の儀」が4日、皇室墓所の豊島岡墓地(東京・文京)で営まれた。妻の百合子さま(93)が喪主を務め、皇太子ご夫妻はじめ皇族方、安倍晋三首相ら三権の長など約600人が参列。歴史学やダンスなど幅広い分野で活躍され、国民に親しまれた「大殿下」の逝去を悼んだ。

皇族の葬儀は、三笠宮さまの次男、桂宮宜仁さまが亡くなられた2014年6月以来。天皇、皇后両陛下は慣例に従って参列せず、使者を派遣された。

この日は朝から、赤坂御用地(東京・港)の三笠宮邸で、ご遺体を葬場に送り出す「斂葬当日柩前祭」や「霊車発引の儀」が行われた。ひつぎを乗せた霊車は宮邸から皇居前などを経て、午前9時半ごろ、葬場が設けられた豊島岡墓地に到着した。

霊車は喪儀委員長を務める宮内庁の秋元義孝式部官長らに付き添われて葬場に移動。ひつぎが安置されると、米や絹織物が供えられた。生前の功績をたたえる「祭詞」が読み上げられた後、両陛下の使者である河相周夫侍従長らが拝礼し、百合子さまや皇太子ご夫妻らが続かれた。

一般市民による拝礼が行われた後、ご遺体は東京新宿区の落合斎場に移され、火葬される。遺骨は同日夕、豊島岡墓地に埋葬される。《日経新聞》



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