平成10053日目

2017/07/17

この日のできごと(何の日)

【国立西洋美術館】世界文化遺産登録が決定

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第40回世界遺産委員会は17日、東京・上野の国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジエの建築作品」の世界文化遺産への登録を決めた。日本の世界遺産としては20件目となる。

トルコのイスタンブールでの審議で決めた。世界文化遺産への登録は西洋美術館を含む7カ国17作品。他国にまたがる世界遺産は国内初になる。

フランス人建築家、ル・コルビュジエ(1887~1965年)は近代建築の巨匠。西洋美術館本館は日本国内唯一の作品で1959年に完成した。らせん状の階段や1階部分を柱だけで構成する「ピロティ」などが特徴だ。

コルビュジエは装飾を排し、機能性と合理性を融合した独自の建築理論を実践した。21世紀に至る現代建築に多大な影響を及ぼしたことが評価された。

安倍晋三首相は17日、「世界の宝となった国立西洋美術館をこれからもしっかりと守って次世代に引き継いでいく」との談話を発表した。《日経新聞》

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【ボクシング・村田諒太選手】ラスベガスへ出発

ボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBC同級4位の村田諒太(30=帝拳)が17日夜、プロ11戦目を行う米ネバダ州ラスベガスへの出発前に羽田空港で取材に応じた。23日(日本時間24日)にラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで元WBC米大陸同級王者ジョージ・タドニッパ(37=米国)とノンタイトル10回戦を戦う。

村田は「凄くいい練習ができたので自信がある。実戦練習で気づくところもあったし、いい時も悪い時もあったけど全体的にはいいトレーニングになった」と手応えを口にした。

ラスベガスでの試合は昨年11月に続いて自身2度目。前回は不完全燃焼の判定勝ちで、今回は世界戦実現へ重要なアピールの場となるが「テーマとしてはあまり力まずにいきたい。見せようとか思うと、いい結果は出ない。公開練習でも力んでしまったし、ろくなことがない」と自然体を強調した。スパーリングでは課題だった左の強化にも取り組み、今回は右ストレートとともに左ボディーを攻撃のキーポイントに挙げているが「流れの中で出ればいい。狙ってしまうと、そのフォームでやろうとしちゃう。ゴルフと同じ」と解説した。

【大相撲名古屋場所8日目】白鵬、日馬富士が1敗キープ

大相撲名古屋場所8日目は17日に愛知県体育館で行われ、ここまで1敗の白鵬、日馬富士の両横綱はともに白星。綱獲りを狙う大関・稀勢の里も1敗を守って首位タイをキープした。

白鵬は松鳳山を危なげなく送り出しで下し幕内900勝に到達、正代と対戦した日馬富士は一瞬ヒヤリとする場面もあったが、俊敏な動きで最後は寄り切った。稀勢の里は琴勇輝を叩き込みで下した。

照ノ富士と豪栄道の大関同士の一番は照ノ富士に軍配。勝った照ノ富士はカド番脱出へあと3勝となった。

首位タイに並んでいた小結・高安は栃煌山を叩き込みで下して1敗キープ。平幕の宝富士と逸ノ城はともに敗れ、優勝争いから一歩後退した。《スポニチ》

【TBS】不適切な演出を謝罪

TBS系で6月19日に放送されたバラエティー番組「ピラミッド・ダービー」内で、出演者の姿を本人に断りなく映像処理で消すなどしていた問題で、17日放送の同番組内で改めて経緯説明と謝罪があった。

この問題は、同番組に出演した顔相鑑定士の池袋絵意知氏が自身のブログで自分の出演シーンがCG処理により消されるなど捏造があったと訴え発覚したもの。

TBSは番組公式サイトや武田信二社長の定例会見で「行き過ぎた編集だった」と釈明していたが、17日の同番組の最後に江藤愛アナ(30)が登場し改めて経緯を説明。「6月19日放送の『双子見極めダービー』で、出演者の方からご指摘いただいた収録の順番やルール変更のいきさつは、演出の一環のつもりではありましたが、事前の説明や了解を得ることなく画像を加工し、行き過ぎた編集がありました。池袋絵意知氏および視聴者の皆様に深くおわびいたします」と謝罪した。《日刊スポーツ》

【和歌山県北山村長選】48年ぶりの選挙戦

全国で唯一、自治体全体が飛び地になっている和歌山県北山村で17日、村長選が投開票され、元村議山口賢二氏(66)が会社役員阪上博行氏(66)を破り、初当選した。無所属新人同士の一騎打ちを制した。村長選は過去11回連続で無投票が続いており、選挙戦となったのは1968年以来48年ぶりだった。

投票率は84・95%で、68年の選挙を12・18ポイント下回った。得票数は山口氏が287票、阪上氏が48票。

三重県と奈良県に囲まれた北山村では、72年から2012年まで、いずれも村出身の3人の村長が、計11回連続で無投票当選を果たしてきた。《共同通信》

【スコットランド・スタージョン首相】英国とEU両方に残留可能

英北部スコットランド行政府のスタージョン首相は17日、BBC放送の番組に出演し、英国の欧州連合(EU)離脱について、スコットランドは英国とEUの両方に残ることが可能との考えを示した。

スタージョン氏はこれまで英国からスコットランドを独立させEUにとどまるため、独立を問う住民投票の再実施を訴えていた。この日は「現段階で(両方に残るという選択を)排除すべきだとは思わない」と述べ、独立以外の選択肢を模索する考えを示した。具体策は明らかにしなかった。《共同通信》



7月17日 その日のできごと(何の日)