平成9752日目

2015/09/20

この日のできごと(何の日)

【瀬戸内寂聴さん】「安倍さん民意聞かない」

僧侶で作家の瀬戸内寂聴さん(93)が20日、京都市右京区の寂庵(じゃくあん)で開いた毎月1回の「法話の会」で、19日未明に成立した安全保障関連法について「今の政治は間違っている。戦争しないという憲法9条は世界の珍しい宝で、世界が認めている。憲法9条を放棄して戦争ができるようにするなんて、馬鹿なことだ」と批判した。

寂聴さんは骨折やがんで約1年間の療養生活を続けたが、今年4月に法話を再開。6月には国会前で抗議の声を上げ、その後も被爆地・長崎や出身地・徳島などで廃案を訴えてきた。

この日、約160人の聴衆を前に「(参院特別委での)強行採決は見苦しかった。安倍さんは自分の名前を後世に残したい、そればっかりで、民の心を考えていない。自分のことは忘れて、民がどういうことを求めているか察し、その望みをかなえてやるのがいい政治家。安倍さんは民意をちっとも聞こうとしない。今のままでは戦争になる。安倍さんが行けばいい」と非難。

一方、学生団体「SEALDs(シールズ)」ら若者が立ち上がったことに触れ、「日本はまだ大丈夫。若い子が立ち上がって、政府のいいかげんなことに反対している。すばらしいこと。彼らは『これからが勝負。今度の選挙で勝負をつけよう』と言っている。今の国会議員は私たちが選んだ人。(国会議員を)選ぶ時には気をつけなければ」と話した。

また、聴衆の多くを占めた女性に対し、「子ども、孫、ひ孫を守ってください。女が力を出してやらないと、男だけに任せてられない。頑張ってください」と語りかけた。今後も法話や作家活動のなかで訴えていくという。《朝日新聞》

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【大阪市長選】自民府連、柳本氏の推薦申請決定

自民党大阪府連は20日、大阪市の府連本部で選挙対策委員会を開き、11月22日投開票の大阪市長選に立候補する意向を示している同党大阪市議団幹事長柳本顕氏(41)の推薦を決めた。党本部として推薦するよう近く申請する。

柳本氏は無所属で出馬する。19日の市議団の擁立決定を受け、出馬の意向を表明していた。府連の竹本直一会長は「大阪の行き詰まった経済状況を打破してほしい」と期待感を示した。柳本氏は「周辺市と連携した経済政策を公約の柱にしたい」と意欲を語った。

自民党はダブル選となる大阪府知事選の候補者擁立作業も進めているが、この日の会議で具体名は出なかった。《共同通信》

【公明党】軽減税率案を提示へ

公明党の石井啓一政調会長は20日のNHK番組で、消費税再増税に伴う負担軽減策として、党が掲げてきた複数税率による軽減税率制度に沿った独自案を与党協議に提示する意向を表明した。「党内に(増税分の一部を払い戻す)財務省案を評価する声はほとんどない。軽減税率に関する従来の党の考え方に基づき、提示していく」と述べた。

導入時期については「(税率を)10%に上げるときには確実に導入したい」として、2017年4月を目指す考えを強調した。《共同通信》

【民主党・岡田克也代表】共産党と協議へ

民主党の岡田克也代表は20日、共産党が呼び掛けた安全保障関連法廃止に向けた野党の選挙協力について「かなり思い切った提案で、注目している」と述べ、共産党から説明を受けたいとの意向を示した。近く両党党首が協議する見通しだ。秋田市で記者団に語った。

岡田氏は「選挙区で競合を避けるのは重要だが、政策をどうするかなど、さまざまな議論をしないといけない」と指摘。「(共産党から提案の)中身について、よく話を聞きたい」と述べた。《共同通信》

【ANAオープンゴルフ】石川遼選手、今季国内ツアー初参戦で優勝

男子ゴルフのANAオープンは20日、北海道北広島市の札幌GC輪厚コースで最終ラウンドがあり、米国ツアー中心で国内ツアーは今季初参戦の石川遼が通算16アンダーで優勝、賞金2200万円を獲得した。《毎日新聞》

【楽天・小山伸一郎投手】引退会見

楽天の小山伸一郎投手(37)が20日、コボスタ宮城で記者会見し、今季限りの現役引退を表明した。数日前に受けた球団からの引退勧告を聞き入れた形で「ここまで投げられるとは思わなかった。毎日、全力で投げてきた結果」と19年間のプロ生活を振り返った。《産経新聞》

【フォルクスワーゲン】「排ガス規制逃れ」謝罪

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のウィンターコルン会長は20日、排ガス規制逃れのため一部のディーゼルエンジン車に違法ソフトウエアを搭載していた問題で「信頼を裏切り、深くおわびする」と謝罪した。ホームページに声明を掲載した。

事実関係を解明するために外部調査を依頼したことも明らかにした。調査の依頼先などは明らかにしていない。

米環境保護局(EPA)が18日に、VWと傘下のアウディの一部ディーゼルエンジン車に違法ソフトを搭載していたと発表した。《共同通信》

【豪・ターンブル首相】新内閣発表

オーストラリアのターンブル首相は20日、首相交代に伴う新内閣の陣容を発表した。要となる財務相に将来の首相候補との呼び声が高いモリソン社会サービス担当相を充て、日本も参加する次期潜水艦選定手続きに絡む国防相には女性のペイン人的サービス相を登用した。

ターンブル氏は「未来に向けた21世紀型の政権だ」と意気込み、ペイン氏について「女性の国防相は初めてだ」と期待した。引き続き自由党、国民党の保守連合の連立政権となり、新内閣は21日に正式発足する見通し。《共同通信》

【米国】「難民10万人受け入れ」

ケリー米国務長官は20日、内戦が続くシリアなどから難民や移民が欧州に押し寄せていることを受け、世界から受け入れる難民の人数を段階的に増やし、2017会計年度(16年10月~17年9月)には10万人の受け入れを目指すと表明した。ドイツのベルリンで、シュタインマイヤー外相と会談後の記者会見で述べた。

16年度の難民受け入れについては、15年度の約7万人から1万5千人増やして8万5千人にすると語り「このうちシリア難民は最低でも1万人」と明らかにした。17年度にはさらに1万5千人を増やして10万人を目標にすると付け加えた。《共同通信》

【ローマ法王】両カストロ氏と会談

キューバを訪問中のローマ法王フランシスコ(78)は20日、フィデル・カストロ前国家評議会議長(89)とラウル・カストロ議長(84)と相次いで会談した。

キューバ国営メディアによると、法王はキューバが平和に貢献しているとして前議長に謝意を伝えた。米国との関係改善やコロンビア政府と左翼ゲリラ、コロンビア革命軍の和平交渉仲介について評価したとみられる。

バチカンのロンバルディ報道官によると、法王は前議長と自宅で30~40分間懇談。世界情勢や環境問題が議題に上った。前議長の妻や子ども、孫らも同席し「打ち解けた友好的な」雰囲気だったという。《共同通信》



9月20日 その日のできごと(何の日)