2015 平成27年8月10日(月)　防衛省、旧陸軍の地下壕を報道陣に公開

平成9711日目

2015/08/10

この日のできごと(何の日)

【防衛省】旧陸軍の地下壕を報道陣に公開

防衛省は10日、東京・市谷の同省敷地内にある、旧陸軍の地下壕を報道各社に公開した。壕は大本営陸軍部や陸軍参謀本部が入っていた建物の地下に、旧陸軍が第2次世界大戦中に造った。2000年に東京・六本木から市谷に庁舎を移転する際の工事で一部が埋め戻され、地表部分は現在、各国軍の要人が来日した際に儀仗を行う広場などとなっている。《産経新聞》

【北海道・苫小牧沖】フェリー火災が鎮火

北海道苫小牧市沖で7月31日に火災を起こした商船三井フェリーのカーフェリー「さんふらわあ だいせつ」(1万1401トン)が10日、鎮火した。第1管区海上保安本部(北海道小樽市)が発表した。

10日午後、同本部の職員らが船内に入り、鎮火を確認した。船内のデッキが5層に分かれ、外部からの放水が届きにくかったことなどが影響し、消火活動は難航。比較的波が穏やかな函館市沖に引航し、船内に二酸化炭素を充満させて鎮火した。今後、室蘭港に引航し、現場検証する。《朝日新聞》

【大分県】韓国産ヒラメから基準超えの「寄生虫」

大分県は10日、同県豊後大野市の業者が輸入した韓国産の生食用活ヒラメから食品衛生法の基準を超える寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ」が検出されたと発表した。県は輸入された3100キロ(2862匹)の全品回収を同社に命じた。県によると、食中毒を引き起こす一種だが、今のところ健康被害の情報は寄せられていないという。《朝日新聞》

【日米両政府】辺野古沖サンゴの破損状況調査を認める

日米両政府は10日の合同委員会で、沖縄県の米軍普天間基地(宜野湾市)の移設先である名護市辺野古沖で沖縄県が求めていた臨時制限区域内のサンゴの破損状況調査を認めると決めた。調査期間は合計で10日間。《日経新聞》

【麻生太郎副総理】武藤議員を注意

麻生太郎副総理兼財務相は10日の参院予算委員会で、安全保障関連法案に反対する学生デモをツイッターで批判した自民党麻生派の武藤貴也衆院議員を先週注意したことを明らかにした。「本人を呼んで『与党議員としていかがなものか』という話をした。時間を少々かけて、きちんと分かるようにさせたと思っている」と強調した。

一方、安倍晋三首相(党総裁)は「議員の発言(への対応)は党に任せている。問題があれば幹事長室が注意する」と述べるにとどめた。民主党の蓮舫氏への答弁。《共同通信》

【次世代の党・平沼赳夫党首】党首選不出馬を表明

次世代の党の平沼赳夫党首は10日、国会内で記者会見し、9月7日投開票の党首選に立候補しないと表明した。理由として、昨年12月の衆院選大敗を挙げ「党首として責任を感じる」と述べた。

後任の党首に関しては「次世代の党の在り方を強くアピールしてほしい」と語った。同時に「党に残って協力するのはやぶさかではない」として離党は否定した。今月19日に両院議員総会を開き、今後の党運営について協議する。

また、園田博之衆院議員が通常国会終了後に離党し、自民党に復党することも明らかにした。《共同通信》

【この日の安倍総理】

夏休み(？)入り

安倍晋三首相は10日夜に官邸での公務を終え、別荘のある山梨県で夏休みに入った。14日の戦後70年談話発表や、15日の全国戦没者追悼式参列などの公務をこなす合間を縫って別荘や地元・山口県で過ごす予定だ。参院の安全保障関連法案の審議など課題を抱え「気が抜けない」(周辺)状況が続く中、充電を図る。

10日に別荘で1泊した後、東京に戻る。12~14日の日程で山口県に入り、村岡嗣政知事と会談するほか、自民党山口県連の会合などに出席する。

今年の夏休みは通常国会で戦後最長となる95日間の会期延長を決めたことで、例年より短くなる見通しだ。《共同通信》

【米大統領選】共和党はトランプ氏が首位維持

ロイター通信は10日、来年の米大統領選に向けて共和党が6日に実施した初の候補者討論会を受けた世論調査結果を発表した。不動産王トランプ氏が討論会での放言やその後の女性蔑視ととれる発言にもかかわらず、支持率首位を維持した。

世論調査は、討論会終了後から9日にかけてインターネットを通じて823人を対象に実施。共和党員と答えた278人の間で、トランプ氏の支持率は討論会前と同じ水準の24%、次点のブッシュ元フロリダ州知事は17%から12%に落ちた。

トランプ氏は討論会で共和党以外からの出馬の可能性を否定しなかった。《共同通信》

【トルコ】銃撃、爆発相次ぎ7人死亡

トルコからの報道によると、同国最大都市イスタンブールや南東部シュルナク県で10日、銃撃や爆発事件が3件相次ぎ、警官ら少なくとも7人が死亡した。このうちイスタンブールの米総領事館前では同日朝、男女2人組が銃を発砲し、警察が応射すると逃走。死者はなく、銃撃犯の1人が拘束された。

関連は不明だが、トルコは過激派組織「イスラム国」に対する空爆に踏み切り、米軍に南部インジルリク空軍基地の利用を許可。非合法武装組織クルド労働者党(PKK)への攻撃も続けており、緊張が高まっている。《共同通信》

8月10日　その日のできごと(何の日)