平成9707日目

2015/08/06

この日のできごと(何の日)

【スエズ運河】拡張工事が完了、開通式

エジプト政府は6日、スエズ運河の一部を拡張した「新運河」の開通式典を開催した。通航料の増加による国家収入の拡大を見込む。政情不安から観光業が低迷し経済再生が課題のシシ政権にとっては国威発揚の狙いもある。ただ、周辺で過激派組織「イスラム国」(IS)の影響力も強まるなか、船舶が新たな標的になる可能性もあり、エジプト政府による治安維持が求められる。

スエズ運河は全長約190キロメートルで、地中海と紅海とを結ぶ海運の要衝だ。今回、エジプト政府は全体のうち72キロメートルの部分を拡張したり、水深を深く掘り下げた。一部は運河を新設し、大型タンカーが双方向で通航できるようにし通航時間の短縮を実現する。《日経新聞》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【藤川球児投手】四国アイランドリーグ公式戦初先発

独立リーグの四国アイランドリーグ高知と今季終了まで契約を更新した藤川球児投手(35)が6日、高知市総合運動場野球場で行われた徳島戦に先発として公式戦に初登板した。

1回、5球目が打者の頭に当たり、危険球と判断されて退場となった。米球界から6月に高知に入団した藤川投手は今季中のNPB復帰を目指したが7月中に獲得球団は現れず、これまでと同じく無報酬で高知と契約した。《日刊スポーツ》

【水泳・世界選手権】第14日

水泳の世界選手権第14日は6日、ロシアのカザニで行われ、競泳女子200メートルバタフライ決勝を星奈津美(ミズノ)が2分5秒56で制し、日本勢の女子で大会史上初めての金メダルを手にした。星は来年のリオデジャネイロ五輪の代表権も獲得。今大会の日本勢最初の優勝で、競泳では女子200メートル個人メドレー2位の渡部香生子(JSS立石)に続く2個目のメダルとなった。

女子800メートルリレーで日本(五十嵐、池江、持田、青木)は7分54秒62の7位となり、五輪出場枠を獲得。同200メートル平泳ぎ準決勝で渡部が2分22秒15の全体3位だった。《共同通信》

【御嶽山】噴火による不明者の捜索を終了

58人が死亡し、5人が行方不明となっている御嶽山(長野、岐阜県)の噴火災害で、行方不明者の捜索活動が6日、終了した。7月29日に再開した捜索は8日間で計約33時間実施。捜索可能な範囲は捜し尽くしたとしている。今後は不定期にヘリコプターを飛ばし、立ち入りができなかった雪渓で手がかりがないか目視で調べる。《共同通信》

【北海道北見市】市長が自殺

6日午前7時すぎ、北海道北見市のS市長(52)が市内の自宅で心肺停止状態になっているのを家族が見つけ、119番通報した。市や北見地区消防組合によると、蘇生を試みながら救急搬送したが午前7時43分に死亡が確認された。自殺とみられる。北見署によると、目立った外傷はなかった。市によると、市長は最近、市幹部に「疲れた」と漏らしていたという。《朝日新聞》

【広島原爆の日】

広島は6日、史上初めて原爆が投下されてから70年の「原爆の日」を迎えた。爆心地近くの広島市中区の平和記念公園では、午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれ、松井一実市長は平和宣言で「絶対悪」である核兵器廃絶に向けて世界の指導者らに「人類愛」と「寛容」を呼び掛けた。

厚生労働省によると、被爆者健康手帳を持つ人は2015年3月末で18万3519人。平均年齢は初めて80歳を超え、80・13歳となった。

式典には、過去最多の100カ国と欧州連合(EU)の代表が参列。核兵器保有国は米英仏ロの代表が出席し、中国は欠席した。《共同通信》

【安倍晋三首相】平和記念式典であいさつ

安倍晋三首相は6日の平和記念式典のあいさつで「非核三原則」に言及しなかった。首相は第2次政権発足後の2013、14年の式典では「非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶に、世界恒久平和の実現に力を惜しまぬことを誓う」と述べていた。

非核三原則は、核兵器を「持たず」「つくらず」「持ち込ませず」という日本政府の基本的な核政策。政府筋は盛り込まなかった理由について「全く他意はない」としている。

今回、首相は「核兵器のない世界」との言葉を3回使い、核兵器廃絶への取り組みを主導する考えを強調した。《共同通信》

【民主党・蓮舫代表代行】首相あいさつを批判

民主党の蓮舫代表代行は6日の記者会見で、安倍晋三首相が広島市で同日行われた平和記念式典のあいさつで「非核三原則の堅持」に言及しなかったことについて「(三原則を)変える余地があるのかという懸念を持たせるようなコメントで、非常に残念だ」と述べた。

「一瞬聞き間違いかと思った」という蓮舫氏は、安全保障関連法案で核弾頭の運搬を排除していないことを挙げ、「核輸送が法律上は可能になることも現実的だということが明らかになった」と指摘。これと首相が非核三原則に触れなかったことについて「どうしても関連づけて考えてしまいがちになる」と語り、国会で真意を確認する意向を示した。《産経新聞》

【ASEAN地域フォーラム閣僚会議】米中、南シナ海で火花

東南アジア諸国連合(ASEAN)や日米中などの外相が参加するASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議が6日、マレーシアの首都クアラルンプールで開かれた。中国による岩礁埋め立てなどで緊張が高まる南シナ海情勢をめぐり、実効支配強化を批判する米国に中国が反発、激しく火花を散らした。

中国の海洋進出を懸念する米国と、南シナ海での主権をあくまで主張する中国との溝があらためて浮き彫りになった。

会議には米国のケリー国務長官、中国の王毅外相、日本の岸田文雄外相らが出席。ケリー氏は最近の南シナ海情勢に「深刻な懸念」を表明した。《共同通信》

【韓国・朴槿恵大統領】労働改革を最優先

韓国の朴槿恵大統領は6日、5年の任期折り返しを迎える今月25日を前に、任期後半の政策を説明する国民向け談話を発表、若者の失業者や非正規労働者を減らすため労働分野の改革を強力に進めると宣言した。

雇用を定年まで保障する代わりに、一定の年齢に達すると賃金を定額に据え置く「賃金ピーク制」の社会全般への導入が柱。朴氏は「私たちの子どもや国の未来のために決断を下すときだ」と述べた。

ただ労働界が抵抗しており、実現の見通しは不透明だ。提示した目標を実現できなかった場合、政権の求心力に打撃を与えかねず、朴氏は賭けに出たともいえる。《共同通信》

【スエズ運河】新水路開通

アジアと欧州を結ぶ国際海運の要衝、エジプト北東部スエズ運河(全長193キロ)の拡張工事が終わり、新水路(計72キロ)開通の記念式典が6日、同国北東部イスマイリアで開かれた。船舶の利用を促進し、国庫に入る通航料収入を増やす狙い。経済再生を最優先課題とするシシ政権が国家の威信をかけて実施した巨大事業だ。

スエズ運河の通航料は観光などと並ぶエジプトの主要な外貨収入源。「アラブの春」以降の混乱や治安悪化で観光収入が減少する中、スエズ運河の重要性が増している。《共同通信》



8月6日 その日のできごと(何の日)