平成9611日目
2015/05/02
この日のできごと(何の日)
【岸田文雄外相】カストロ兄弟と会談
キューバを訪問中の岸田文雄外相は2日、ラウル・カストロ国家評議会議長(83)と兄のフィデル・カストロ前議長(88)と会談。議長は「歴史的訪問を心から歓迎する。経済関係など2国間関係を強化したい」などと述べた。岸田外相が記者団に明らかにした。前議長も訪問を歓迎、2003年に広島を訪れた話をしたという。要職を退いた前議長が外国の要人と会談するのは異例。
前議長は「日本人は勤勉で日本の製品は優秀だ。日本とは常に友好関係にあった」と強調した。核兵器の被害や防災、農業などが話題に上った。岸田外相は前議長と「核廃絶についての思いを共有できた」と述べた。また、広島出身の岸田外相の身内の原爆の被害についても尋ねたという。議長とは、米キューバ関係や債務問題、経済改革について話し合った。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【シャーロット・エリザベス・ダイアナ王女】誕生日
英王室は2日、王位継承順位2位のウィリアム王子(32)の妻、キャサリン妃(33)が、ロンドンのセント・メアリー病院で第2子となる女児を出産したと発表した。母子ともに健康だという。
キャサリン妃は陣痛が始まったため、同日午前6時ごろにウィリアム王子に付き添われ入院。同8時34分に出産した。女児の体重は約3700グラム。
第2子出産の知らせは王子夫妻の両親のほか、エリザベス女王にも伝えられたという。
キャサリン妃は2013年7月22日に第1子のジョージ王子を出産した。
第2子の継承順位は、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子に続き4位となる。《ロイター》
【この日の安倍総理】
「KAKEHASHIプロジェクト」参加メンバーと懇談
訪米中の安倍晋三首相は2日午前(日本時間3日未明)、留学していたロサンゼルス市の南カリフォルニア大を訪れ、当時の風景が残るキャンパスを歩いて懐かしんだ。
宗教や文化、政治、経済などの分野で日米の相互理解を促進する同大学の学術組織「日本センター」を視察。ニキアス学長とも懇談し、留学当時の思い出話に花を咲かせた。
これに先立ち、首相は同市内のホテルで、日本政府が推進する北米地域との青少年交流事業「KAKEHASHIプロジェクト」に参加経験のある米国の大学生ら約20人と懇談。「この中から将来の米大統領が生まれるかもしれない」と述べた。《共同通信》
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安倍晋三首相は2日昼(日本時間3日未明)、一連の訪米日程を終え、米ロサンゼルス市のロサンゼルス国際空港を政府専用機で出発、帰国の途に就いた。日本時間の3日午後、羽田空港に帰国する。
首相は28日にオバマ米大統領とワシントンのホワイトハウスで会談し、安全保障、経済両面で日米同盟を強化する方針で一致した。29日に日本の首相として初めて米連邦議会の上下両院合同会議で演説し、歴史認識をめぐり「先の大戦に対する痛切な反省」を表明した。《共同通信》
【WBA・WBOウエルター級王座統一戦】メイウェザーがパッキャオに判定勝ち
「世紀の一戦」と世界中から注目を集めたボクシングの世界ウエルター級王座統一戦は2日、ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで行われ、世界ボクシング協会(WBA)、世界ボクシング評議会(WBC)王者のフロイド・メイウェザー(米国、38)が世界ボクシング機構(WBO)王者のマニー・パッキャオ(フィリピン、36)に3-0の判定勝ちを収め、3団体統一に成功した。無敗レコードを守るとともに、長らく続いた「最強論争」にも終止符を打った。《日経新聞》
【オーストラリア】住宅違法購入を厳罰化
オーストラリアのアボット首相は2日、不動産を違法に購入した外国人への罰則を厳しくすると明らかにした。関連法案を提出し12月の施行を目指す。中国からの不動産投資が急増し、最大都市シドニーなどで住宅価格が高騰、一般市民の購入が難しくなっている問題に対処し、価格を抑制したい考え。
法案は、違反した個人に最長3年の禁錮刑か最大12万豪ドル(約1100万円)、企業に対しては最大63万豪ドルの罰金を科すなどの内容。手助けした業者への罰則も強化する。
アボット首相は「違法な投資は中古物件の価格を引き上げる。国民の購入機会を最大化したい」と述べた。《共同通信》
【台湾】国民党・朱立倫主席が訪中
台湾与党、国民党の朱立倫主席は2日、民間機で台湾を出発し、上海に到着した。訪中は1月の主席就任後初めて。滞在最終日の4日には北京で中国共産党の習近平総書記(国家主席)と6年ぶりとなる両党トップ会談を開くほか、上海では2006年に始まり今回が10回目となる「国共フォーラム」に参加する。
国民党は、昨年11月の統一地方選で馬英九総統の対中融和策が批判されて惨敗しており、朱氏の対中姿勢が注目される。台湾での対中警戒感の高まりを受けて中台関係が低迷する中、朱氏の訪中は、今後の交流や台湾での来年1月の次期総統選にも影響しそうだ。《共同通信》
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台湾与党、国民党の朱立倫主席は2日午後、最初の訪問先である上海市の復旦大を訪れて数百人の学生らを前に講演し、4日までの訪中日程をスタートさせた。
朱氏は講演で、フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が提起した格差問題にも触れながら、国民党はこれまで「経済の成長や繁栄を重視しすぎてきた」と述べ、意識改革の必要性を強調。「若い世代は新たな挑戦に直面している」とし、富の分配の公平性やボランティアへの参加などにより目を向けるよう訴えた。
朱氏は2日午後、到着した上海の浦東国際空港で、中国国務院(政府)台湾事務弁公室の張志軍主任(閣僚級)の出迎えを受けた。《共同通信》
【ネパール大地震】死者6700人、建物再建に2400億円
ネパール警察当局は2日、大地震の死者が6624人に達したと明らかにした。中国やインドなど近隣国を含めた死者は6700人を超えた。
一方、ロイター通信によると、ネパールのマハト財務相は1日、大地震の被害を受けた家屋や病院、歴史的建造物などの再建に、少なくとも20億ドル(約2400億円)が必要になるとの見通しを示した。「当初の見積もりにすぎない」としている。
2日までのネパール国内の被害は家屋など建物の全壊が約15万戸、半壊が約15万戸。負傷者は約1万4千人。《共同通信》
【北朝鮮】韓国系の米大学生拘束
北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、中朝国境から北朝鮮に不法入国したとして、韓国系で米国永住権を持つニューヨーク大の学生、チュ・ウォンムン氏(21)を当局が拘束したと報じた。
同通信によると、チュ氏は男性で米ニュージャージー州在住。国籍は明らかにされていない。4月22日、北朝鮮と国境を接する中国遼寧省丹東から鴨緑江を渡って北朝鮮に入り拘束されたとしている。
北朝鮮は、チュ氏の解放交渉を糸口に米国との対話を模索する可能性もある。
同通信によると、チュ氏は北朝鮮当局の取り調べを受けており、自分の行為が北朝鮮の法律を犯した重大な犯罪だと認めたという。《共同通信》