平成9475日目

2014/12/17

この日のできごと(何の日)

【大韓航空・趙顕娥前副社長】検察へ出頭

大韓航空の趙顕娥前副社長が自社機に搭乗した際、ナッツの出し方に怒って客室サービス責任者の男性を降ろし離陸を遅らせた問題で、ソウル西部地検は17日、航空法違反や業務妨害の容疑で、同地検に出頭した趙氏を取り調べた。聴取は18日未明まで続いた。検察は近く逮捕手続きに入る可能性があるとみられている。

出頭直前に記者団に囲まれた趙氏は質問に顔を伏せて答えず「すみません」と4回繰り返した。

地検は、非常時の乗客誘導を指揮する任務があるサービス責任者を、権限のない趙氏が降ろさせたのは、乗客を危険にさらす重大な法令違反の疑いがあるとみているようだ。《共同通信》


https://www.youtube.com/

ナッツの出し方をめぐり激怒した大韓航空の趙顕娥前副社長が17日、韓国検察当局の事情聴取を受けた。日本では「ナッツ・リターン事件」と呼ばれるなど、海外で注目を集める不始末に国内では非難が収まらない。趙氏は検察への出頭に先立ち、告発していた国土交通省に対し、離陸直前の旅客機から「降りなさい」と責任者に命じたことは本人も認めたが、「旅客機を引き返せとは言っていない」と話しているという。《産経新聞》

大韓航空の機内で同社の趙顕娥前副社長がナッツの出し方に怒って客室サービス責任者の男性を降ろし離陸を遅らせた問題で、航空法違反容疑などでの趙氏の取り調べを17日に始めた韓国検察は、約12時間後の18日未明に聴取をいったん終えた。

聯合ニュースは、検察が逮捕状を請求するかどうか検討していると伝えた。取り調べ後、趙氏は報道陣の質問に答えず検察施設を離れた。

機体から降ろされた男性は、機内で趙氏に罵倒されたりたたかれたりし、その後会社から、趙氏の行動に問題はなかったとの虚偽の証言をしろと強要されたと証言。韓国国土交通省も暴言を確認している。《共同通信》

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【日本列島】大荒れ

日本列島は17日、急速に発達した北海道付近の低気圧の影響で冬型の気圧配置が強まり、北海道根室市で最大瞬間風速が12月の観測史上最高となる39.9メートルを観測するなど、全国的に強風や雪、高波などの大荒れの天候となった。

北海道では、大雪や強風による停電や住宅の破損などが発生。高潮による浸水被害も起き、住民に避難指示や避難勧告も出された。 気象庁は18日にかけても影響が続くとして暴風雪や高潮、雪崩への厳重な警戒を呼び掛けた。特に北海道は猛烈な風が吹き、北日本と北陸地方は猛烈なしけになる。猛吹雪による交通への影響や車の立ち往生などが予想され、除雪作業での事故にも注意が必要だ。

17日の最大瞬間風速は北海道、山形県、東京都などの沿岸部や島部でも30メートル超を記録。積雪は新潟県津南町で160センチ以上、青森市の酸ケ湯で140センチ以上となった。

18日正午までに予想される降雪は、多い所で北陸120センチ、関東甲信90センチ、北海道と東北、東海が80センチなど。18日にかけて予想される最大風速は、北海道35メートル(最大瞬間風速は50メートル)、東北28メートル(同40メートル)、関東甲信などが25メートル(同35メートル)の見込み。

気象庁によると、釧路沖で急速に発達する低気圧が北上し、北海道の西にある低気圧と北海道付近で一つになる見込みで、日本の上空に強い寒気が流れ込んでいる。《共同通信》

発達した低気圧による悪天候の影響で17日の鉄道や空の便は、北海道や東北を中心に運休や欠航が相次ぎ、交通は大きく乱れた。

JR北海道は、札幌と函館などを結ぶ各路線の特急や寝台特急、普通・快速列車の計413本の運休を発表した。山形新幹線も福島―新庄間で運転を見合わせ、秋田新幹線は強風の影響で一部列車に運休が出た。

全日空は函館や釧路、日航は青森や秋田を発着する全便の運航を取りやめるなど両社で国内線計280便以上が欠航、約1万7千人に影響した。AIRDO(エア・ドゥ)も北海道各地と羽田を結ぶ便で欠航が相次いだ。国際線も全日空の中部―香港や日航の上海―成田などが欠航となった。《共同通信》

JR東海によると、東海道新幹線の京都-新大阪間で17日正午前、風に飛ばされたとみられるビニールのようなものが架線に引っ掛かっているのを運転士が発見。その後、上り線で約1時間、運転を見合わせた。

山陽新幹線も始発から三原-小倉間の上下線で徐行運転をしており、上りを中心に新大阪-博多間で最大20分程度の遅れが発生。約2万人に影響した。

また関西国際空港と対岸を結ぶ連絡橋は風速が規制値を超えたため、午後0時20分からJR西日本と南海電鉄が運転を見合わせた。

さらにJR西は、北陸と名古屋や大阪などを結ぶ特急「しらさぎ」と「サンダーバード」の17日の運転を終日取りやめると発表。夜行列車「トワイライトエクスプレス」も、17日の大阪発と18日の札幌発の計2本を運休させる。

大阪(伊丹)空港の発着便も東北、新潟方面の欠航が相次ぐ。日本航空は17日の32便を欠航。全日本空輸も19便の欠航が決まっている。

高速道路にも影響が出ている。日本道路交通情報センターによると、午後1時30分現在、山陽道は河内インターチェンジ(IC)-熊毛IC間の上下線や徳島道の一部が雪のため通行止めに。岐阜県郡上市と高山市の東海北陸道では早朝から積雪で立ち往生する車が相次ぎ、数十台に上るもよう。中日本高速道路が通行止めにして除雪を続けている。《産経新聞》

【田中賢介内野手】日本ハムに復帰

3年ぶりに日本ハムに復帰する田中賢介内野手(33)が17日、札幌市内の球団事務所で記者会見に臨み「残り数年という野球人生だと思うし、あとはファイターズに身をささげ、身を粉にしてぼろぼろになるまで働こう」と意気込みを語った。

今季は大リーグ昇格を果たせず、7月に自ら希望してレンジャーズとの契約を解除した。その後に日本ハムから獲得の意向を伝えられたという。「日本でプレーするならファイターズしかない。1文字で言うと愛」と古巣への愛着を口にした。

同席した栗山英樹監督は「本当によく帰ってきてくれたという思いでいっぱい。こういう形になってすごく幸せ」と満面の笑みを浮かべた。《共同通信》

【北星学園大】朝日元記者の雇用継続

従軍慰安婦問題報道に関わった朝日新聞元記者が非常勤講師を務める北星学園大(札幌市厚別区)が元記者を辞めさせるよう脅された問題で、田村信一学長は17日、記者会見し、元記者の雇用契約を来年度も継続すると発表した。

田村氏は10月の会見で、警備強化の費用が大幅に膨らんでいることを挙げて「臨戦態勢を続けることは体力的に厳しい」と述べ、本年度限りで元記者を雇い止めにする意向を表明した。

その後、評議会などの議論を踏まえて理事長と田村氏が協議し、方針転換を決めたという。

大学によると、大学への脅迫や抗議は5月~11月半ばだけでも2千近くに上った。田村氏は方針転換の理由について「暴力と脅迫を許さない動きが大きく広がり、卑劣な行為に対して一定の抑止力となりつつある」と述べた。今後も警察と連携して警戒を続けるという。

元記者は「心から敬意と感謝を表する。大学の決断に応えられるよう、良い授業をしたい」とのコメントを出した。《共同通信》

【民主・細野豪志元幹事長】代表戦選出馬を表明

民主党は17日の両院議員総会で、代表選の日程を来年1月7日告示、18日投開票と決めた。代表選に向けた動きが本格化し、細野豪志元幹事長(43)が立候補を表明した。党内には岡田克也代表代行(61)を本命視する見方が強く、前原誠司元代表(52)も意欲を示す。党内の各グループは多数派工作に着手した。《朝日新聞》

【この日の安倍総理】

パラオ・レメンゲサウ大統領と会談

安倍晋三首相は17日夜、太平洋戦争の激戦地パラオのレメンゲサウ大統領と官邸で会談し、天皇、皇后両陛下による来年のパラオ訪問成功に向けて決意を表明した。「戦後70周年の歴史に残るご訪問にして、両国関係の発展につなげたい」と述べた。訪問は来年4月にも計画され、戦没者慰霊が目的となる。安倍首相と大統領は訪問に向けた協力を確認した。


https://www.kantei.go.jp/

日本とパラオは来年5月に福島県いわき市で開かれる太平洋・島サミットで共同議長を務める予定だ。会談では、島サミットでの連携強化でも一致した。《共同通信》

米・オバマ大統領と電話会談

安倍晋三首相は17日、オバマ米大統領と電話会談し、イラクやシリアで台頭する過激派「イスラム国」への対応や、エボラ出血熱の感染拡大防止に向けて引き続き連携していく方針を確認した。オバマ氏は衆院選での与党勝利に祝意を伝えた。政府関係者が明らかにした。

両首脳は、環太平洋連携協定(TPP)交渉の早期妥結を目指して協力していくことも確認した。《共同通信》

【パキスタン・シャリフ首相】「テロリストに容赦はしない」

イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」による軍系学校の襲撃事件で、パキスタンのシャリフ首相は17日、「われわれはテロ掃討のため、命をかけてきた。これからもテロリストに容赦はしない」と述べて決意を示した。犯行現場となった北西部ペシャワルで開かれたテロ対策を協議する全政党代表者会議で表明した。AP通信によると、死者は生徒132人を含む計148人、負傷者約120人に達した。

シャリフ首相はテロ犯の処罰を強化するため、死刑執行の一時停止をテロに限って撤廃すると表明した。17日から3日間が服喪期間となり、ペシャワル各地で子供たちの葬儀が営まれた。息子(14)を失った父親はAPに、「あいつらはわずかの間に私の人生のすべてだった息子の命を奪った」と涙を流した。

ロイター通信などによると、犯行グループは16日朝、まず学校裏に止めた車に火をつけて道路を封鎖した後、校門の警備員ら3人を射殺し、銃撃と最初の自爆攻撃が始まったという。

犯行現場となった校内には、子供たちのノートや靴など所持品が散乱し、血痕が残っていた。テロ犯は、行事が行われていた講堂の壇上から無差別に発砲し、ドアから外へ逃げようとする子供に容赦なく銃弾を浴びせた。

講堂からは約100人の遺体が見つかり、軍の担当者は「人間のすることではない」と憤った。女性校長が逃げ込んだトイレには爆弾が投げ込まれたという。

一方、ロイターによると、米国の無人機が事件当日の16日、隣国アフガニスタン東部ナンガルハル州を空爆し、タリバン運動のメンバー4人を含む11人を殺害した。事件を受けて行われた攻撃とみられる。《産経新聞》

【北朝鮮】金正日総書記の死去から3年

北朝鮮は17日、金正日総書記の死去から3年を迎えた。北朝鮮指導部は首都平壌で中央追悼大会を開いて故金日成主席から3代の権力世襲を正当化し、金正恩第1書記率いる体制の強化を図る見通しだ。核問題や外交でメッセージを発するかどうかが焦点。

金正日氏は1994年7月の金日成氏死去後、3年間服喪し、97年7月の追悼行事で喪明けが宣言された後、同10月に朝鮮労働党トップの総書記に就任、公式に権力を引き継いだ。金正恩氏はすでに主要ポストの継承を終えており、金正日氏が置かれていた立場とは異なる。《共同通信》

北朝鮮の金正日総書記死去3年となった17日、首都平壌で金正恩第1書記も出席し中央追悼大会が開かれた。長老格の金永南最高人民会議常任委員長が追悼の辞を述べたほか、朝鮮労働党の崔竜海書記ら金正恩氏の最側近が演説し体制の団結を強調。「金正恩時代」への忠誠を国民に求めた。朝鮮中央テレビが伝えた。

会場は金正日氏の遺体が安置されたクムスサン太陽宮殿の広場で、同テレビは金正恩氏が李雪主夫人と宮殿内を訪れた映像も放映。金正恩氏は足をほぼ引きずることなく歩いており、回復が進んだとみられる。《共同通信》

【シリア】部族民の230遺体発見、イスラム国が殺害

シリア人権監視団(英国)は17日、東部デリゾール県の砂漠地帯で過激派「イスラム国」に殺害された地元シャイタート部族民230人の遺体の遺棄現場が見つかったと発表した。

同部族はことし8月、イスラム国に対して反乱を起こして鎮圧され、約700人が殺害された。発見された230遺体も同時期に殺害されたとみられ、犠牲者数は計900人以上となった。

8月の反乱後、部族民は地元から退避していたが、このほど夜間外出、集会、武器所持の禁止などイスラム国の命令を受け入れて帰郷し、遺体を発見したという。《共同通信》

【ナイジェリア】兵士54人に死刑判決

ナイジェリアの軍法会議は17日、イスラム過激派ボコ・ハラムとの戦闘を拒否したなどとして、軍兵士54人に死刑判決を言い渡した。AP通信が報じた。

起訴状などによると、54人は8月にボコ・ハラムに制圧された三つの町を奪還するために戦うことを拒否したという。

ナイジェリアではボコ・ハラムによる自爆テロや町の襲撃が相次ぎ、軍との攻防が激化。兵士らは十分な弾薬や食料なしに戦闘現場に放置され、給与の支払いも滞るなどして、日常的に不満が出ているという。《共同通信》



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