平成9445日目

2014/11/17

この日のできごと(何の日)

【北海道新聞】「吉田証言」の記事取り消し

従軍慰安婦問題をめぐり、北海道新聞社は17日付朝刊で、朝鮮人女性の強制連行を告白した故吉田清治氏の証言内容は「信ぴょう性が薄いと判断した」として当時の記事を取り消して1面で謝罪、2ページにわたる慰安婦問題の特集記事を掲載した。

記事によると、同社は1991年から93年まで計8回、吉田氏の証言に関する記事を掲載した。当時の記者に経緯を聴き、吉田氏が著書で慰安婦狩りをしたと書いた済州島の古老やソウルの研究者を訪ねるなどして検証、信ぴょう性は薄いと判断したという。

北海道新聞社は、吉田氏の証言には90年代初めまでに疑義が出ており、生前の吉田氏に再取材していれば早い段階で事実確認が可能だったかもしれないとした上で「検証が遅れ、記事をそのままにしてきたことを読者の皆さまにおわびし記事を取り消します」と記した。

北海道新聞社は「紙面でできるだけ丁寧に説明しているのでコメントは差し控えたい」としている。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【ご当地ナンバー】「平泉」「奄美」など交付開始

「平泉」(岩手)や「奄美」(鹿児島)など7都県10地域で17日、自動車の「ご当地ナンバー」の交付が始まった。「仙台」や「富士山」(山梨、静岡)など19地域で導入されており、今回が第2弾。地元では観光など地域活性化への期待も膨らむ。

ほかの8地域は「盛岡」(岩手)、「郡山」(福島)、「前橋」(群馬)、「川口」「越谷」(埼玉)、「杉並」「世田谷」(東京)、「春日井」(愛知)。

奄美は離島で初。この日は奄美市内で記念行事があり、朝山毅市長は「世界自然遺産登録に向けて、奄美の名を国内外に発信する契機になると期待している」と話した。

平泉の地元でも、世界文化遺産の魅力発信につながるとして、要望が出ていた。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】「大古事記展」を鑑賞

奈良県を訪問していた天皇、皇后両陛下は17日、同県桜井市の大神神社を参拝、午後には、奈良市の県立美術館で特別展「大古事記展」を鑑賞された。 同展では、国宝の「七支刀」のほか、古事記を題材とした絵画や宝物を展示。両陛下は、案内役からの説明に耳を傾け、興味深そうに展示物を見て回られた。その後、臨時専用列車で同日夜、帰京された。《読売新聞》

【早大・有原航平投手】日本ハム入団決定

日本ハムがドラフト1位で指名した早大の有原航平投手(22)=189センチ、96キロ、右投げ右打ち=の入団が17日、決まった。東京都内のホテルで交渉し、契約金1億円プラス出来高払い5千万円、年俸1500万円で合意した。背番号は未定。今秋は右肘の故障で出遅れた有原は「けがをしたにもかかわらず、高い評価をしてもらい感謝しています」と話した。

日本ハムの山田正雄ゼネラルマネジャーは「来年はあまり無理をしてもらいたくない」と肘を気遣いながら「1年間、先発ローテーションで頑張ってほしい」と期待を寄せた。現在はノースローで調整中の有原は年末にはキャッチボールを始める見通しで「先発をさせてもらえるのであれば、最後までマウンドにいて(チームを)支えられる投手になりたい」と語った。(金額は推定)《共同通信》

【大相撲九州場所】9日目

大相撲九州場所9日目(17日・福岡国際センター)横綱鶴竜は関脇碧山を難なく寄り切り、ただ一人9戦全勝とした。横綱白鵬は新関脇逸ノ城を上手出し投げで退け、1敗を堅持した。逸ノ城は5敗目。

横綱日馬富士は大関豪栄道を突き落とし、7勝目を挙げた。豪栄道は黒星先行。大関稀勢の里は豊響を突き落としで逆転し、勝ち越した。大関琴奨菊は4勝目。小結豪風が負け越した。

鶴竜を1敗で白鵬、稀勢の里、平幕で40歳の旭天鵬が追い、2敗で日馬富士ら4人が続く展開。十両は新十両の輝ら3人が2敗でトップ。《共同通信》

【公明党】結党50年記念パーティー

公明党は17日、東京都内のホテルで結党50年の記念パーティーを開いた。山口代表は「大衆とともに、という立党精神と全国の議員・党員のネットワーク力という財産を生かして、党の役割を遺憾なく発揮していきたい」とあいさつした。

来賓としてあいさつした安倍首相は「公明党との連立政権こそが国民の未来に責任を果たしうる覚悟のもとに、これからもがんばっていきたい」と祝辞を贈った。伊吹衆院議長や山崎参院議長らも出席した。《読売新聞》

【安倍晋三首相】帰国の途

安倍晋三首相は17日午前(日本時間同)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、20カ国・地域(G20)首脳会合など一連の外国訪問日程を終え、オーストラリアのブリスベン空港から政府専用機で帰国の途に就いた。

首相は中国・北京でのAPEC首脳会議に合わせ、中国の習近平国家主席と会談。関係改善に向けて戦略的互恵関係を発展させる必要性を確認した。ロシアのプーチン大統領とも会談した。

ミャンマーのネピドーでは東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席。中国の海洋進出を念頭に「法の支配」の重要性を訴えた。《共同通信》

【中国人民解放軍】香港に通信監視施設

中国人民解放軍が香港新界地区に巨大な通信監視施設を建造していることが17日、分かった。中国軍事動向に詳しい専門誌「漢和防務評論」(本部カナダ)最新号が分析結果を伝えた。

同誌によると、施設があるのは香港の最高峰「大帽山」(957メートル)の山頂。直径約15メートルのレーダードームを備え、中国空軍で情報傍受などを担当する部隊が駐留しているとみられ、香港全土を対象に、携帯電話やWiFi電波、メールの傍受を行っているという。

狙いは、民主活動家などの動向監視にあるとして、同誌は米国家安全保障局の秘密情報収集活動「プリズム」の中国版だと指摘した。《共同通信》

【中国】豪との戦略的関係格上げ

オーストラリア訪問中の中国の習近平国家主席は17日、両国間の自由貿易協定(FTA)交渉妥結などを受け首都キャンベラの連邦議会で演説し「『包括的戦略的パートナーシップ』への格上げにより、両国関係を加速する」と述べ、関係進展を高く評価した。

アボット首相は「両国は異なる政治システムを持つが、互いに補完するモデルとなった」と歓迎した。

中国のFTAは韓国との実質的妥結に続くもので、アジア太平洋地域への影響力を拡大し、米国をけん制する狙いもあるとみられる。習氏は演説で、中国とオーストラリアが「平和と安定、繁栄」に貢献できると強調した。《共同通信》

【ルーマニア大統領選】中道右派市長が勝利

16日投開票のルーマニア大統領選の決選投票で、選挙管理委員会は17日、投票所の99・07%が開票を終え、中道右派で中部シビウ市長のクラウス・ヨハニス氏(55)が54・50%の票を獲得したと発表し、同氏の勝利が確実となった。対立候補で中道左派のビクトル・ポンタ首相(42)は敗北を認めた。

ルーマニアは欧州連合で最も貧しい国の一つで、経済回復や汚職対策が課題。大統領選はポンタ氏と激しく対立していたバセスク大統領の任期満了に伴い、行われた。ポンタ氏は首相を続ける意向で、ヨハニス氏は今後、ポンタ氏と協調して政策を進められるかどうかが注目される。《共同通信》

【イスラム国】6月以来無抵抗の1400人殺害

シリア人権監視団(英国)は17日、過激派「イスラム国」がことし6月にシリアとイラクにまたがるカリフ(預言者ムハンマドの後継者)制国家の樹立を宣言して以来、拘束して抵抗を奪った上で首を切断したり銃撃したりする「処刑」の手法で1432人を殺害したとの集計を明らかにした。

殺害されたのはシリア東部でイスラム国と対立したシャイタート部族の住民約700人を含む一般市民882人や、アサド政権側の兵士ら483人、国際テロ組織アルカイダ系のヌスラ戦線など反アサド政権の民兵63人などだった。《共同通信》

【米国】辺野古への移設を維持

米国務省のラスキー報道部長は17日の記者会見で、沖縄県知事選で米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する前那覇市長の翁長雄志氏が当選したことに関し、選挙結果にかかわらず辺野古移設の方針を推進する考えを示した。

地方選挙について直接コメントはしないと断った上で「(知事選の)結果を問わず、米政府は日米間の合意を遂行し日本とアジア太平洋地域の防衛義務を果たすため、日本政府と共に努力している」と表明した。

米国防総省のウォーレン報道部長も17日の記者会見で「安全保障分野の課題全てについて、日本と引き続き連携する」と述べ、辺野古移設を含む日米両政府の取り組みに変更はないと強調した。《共同通信》



11月17日 その日のできごと(何の日)