平成9195日目
2014/03/12
【この日の安倍総理】
参院予算委員会
安倍晋三首相は12日の参院予算委員会で、ウクライナ南部クリミア自治共和国をめぐる情勢に関し「ロシアによるクリミアの併合は国連憲章や両国間の条約の明確な違反だ」と述べ、ロシア側の動きにくぎを刺した。対ロシア圧力を強める米国や欧州連合(EU)との協調姿勢を強調した。
同時に、国家安全保障会議(NSC)の谷内正太郎国家安全保障局長をロシアへ派遣し、日本の立場を伝えると説明。「ウクライナの安定のため可能な限りイニシアチブを取っていく」と述べ、平和的な解決に向け努力する意向を示した。《共同通信》
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【STAP細胞】丹羽仁史氏「根拠揺るがず」
新たな万能細胞「STAP細胞」を報告した論文の画像や表現に相次いで不自然な点が指摘された問題で、共著者の1人、丹羽仁史理研プロジェクトリーダーは12日までに共同通信などの取材に「STAP細胞ができたという根幹は揺るがない」と述べた。
丹羽氏は一連の指摘について問題点を認めた上で、「(STAP細胞が)科学的に正しいかどうかは別の問題だ」と強調。STAP細胞の作製は、事実だと訴えた。
外部の研究者がまだSTAP細胞の作製を再現できていない点には、「実験のそれぞれの段階で時間がかかる」と説明し、再現には数カ月かかるとの見通しを示した。《共同通信》
【佐賀労働局】勤務中にアダルトサイト閲覧、男性職員を懲戒処分
佐賀労働局は12日、勤務時間中に業務用パソコンでアダルトサイトを閲覧したとして、男性職員(61)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。職員は出先機関の元責任者で、昨年3月の定年退職後に再任用されていた。
佐賀労働局によると、職員がサイトを見ていたのは平成22年4月から25年6月にかけて。昨年6月に同僚からの報告で発覚。2カ月分の閲覧履歴を調べたところ計472回、約6時間20分の閲覧が確認された。内部調査に職員は「魔が差した」と話した。《産経新聞》
【Jリーグ・村井満チェアマン】J1・浦和の横断幕は「差別的」
サッカーJリーグの村井満チェアマンは12日、埼玉スタジアムで8日に行われたJ1の浦和―鳥栖で掲示された「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕について「差別的な表現と認識している」との見解を示し、浦和への厳しい処分を示唆した。14日が期限のクラブの調査報告を受け次第、裁定委員会を開いて処分を決める。
浦和は2010年にも一部サポーターが差別的発言をするなどのトラブルを起こし、けん責と500万円の制裁金を科された。今回はさらに厳罰の可能性がある。Jリーグ規約で制裁は、けん責と制裁金のほかに「中立地での試合開催」「無観客試合」「勝ち点減」などがある。《共同通信》
【政府税制調査会】法人税率引き下げを明記
安倍晋三首相の諮問機関である政府税制調査会は12日、法人税を議論するグループの初会合を開き、首相が意欲を示す法人税の実効税率引き下げの検討を始めた。グループの座長を務める大田弘子政策研究大学院大教授は、法人税改革の論点として提出した資料で「法人税の税率引き下げが必要」と明記した。
改革の論点では、税率下げの理由として「日本の法人税率は国際相場に照らして高い」などと説明。その財源を確保するためにも「課税ベースの拡大が不可欠」とも指摘した。具体的には、特定業界を優遇する租税特別措置は「ゼロベースで見直すべきだ」とし、減価償却制度などの見直し方針も示した。《共同通信》
【小野寺五典防衛相】自衛隊機をマレーシアに派遣
小野寺五典防衛相は12日、消息を絶ったマレーシア航空機の捜索協力で、海上自衛隊のP3C哨戒機2機と航空自衛隊のC130輸送機2機をマレーシアに派遣することを決めた。このうちC130輸送機1機は12日夕、那覇基地(沖縄県)を出発した。
国際緊急援助隊派遣法に基づいた措置で、航空機の捜索で海外に自衛隊を派遣するのは初めて。派遣規模は約100人態勢とする。
航空機派遣に先立って11日深夜に出発した自衛隊の先遣隊は12日、現地に到着した。今後、マレーシア政府から情報を収集する。マレーシアは上空から広い範囲を捜索できる航空機の派遣を要請していた。《産経新聞》
【NHK・籾井勝人会長】番組で視聴者に謝罪へ
NHKの籾井勝人会長は12日の参院予算委員会で、就任会見での従軍慰安婦などをめぐる発言を重ねて謝罪した上で「視聴者にも何らかの形で、きちんとおわびする機会を持ちたい」と述べた。自身が番組に出演して謝罪するとみられる。
会見での発言に関しては「公共放送を理解せずに申し上げた。個人的見解を述べたことは誠に不適切だった」との認識を示した。自民党の丸川珠代氏に対する答弁。
参院予算委は、安倍晋三首相と関係閣僚が出席して外交・安全保障と公共放送に関する集中審議を実施した。《共同通信》
【内閣府】災害援護資金、返済免除拡大へ
阪神大震災からの生活再建のため、国などが原資を出して自治体が被災者に貸し出した災害援護資金について、内閣府は12日、返済期限から10年間「無資力状態」で、将来の返済の見込みがない場合、返済を免除する方針を初めて示した。東日本大震災の特例措置と同様の扱いとなる。
内閣府の担当者は「無資力の要件などの具体的な検討はこれから」としている。同資金の根拠となる災害弔慰金法では、免除要件は本人の死亡か重度の障害になった場合に限定。
兵庫県によると、昨年時点で約1万1千人、約166億円が未返済。このうち県が徴収不可能か困難と判断しているのは約2千人分、約36億円。《共同通信》
【参院予算委員会】「元気ですか」で猪木氏に注意
日本維新の会のアントニオ猪木氏は12日の参院予算委員会で、北朝鮮問題をめぐり安倍晋三首相に論戦を挑んだ。昨年11月に無断訪朝で登院停止の懲罰を受けた後、予算委での質問は初めて。いきなり「元気ですか!」とお決まりのフレーズを絶叫し、山崎力委員長に「元気が出るだけでなく心臓に悪い方もいる」と注意された。
質問で猪木氏は、1月に訪朝した際、国会議員団の派遣を要請されたことを紹介し、首相の考えをただした。
首相は「北朝鮮への渡航自粛を要請している。適切に対応すべきだ」と答弁したが、猪木氏のプロレスについては「子どものころ、テレビの前で熱中した」とリップサービス。《共同通信》
【自民党】4月12日に初の改憲集会
自民党は12日、憲法改正に国民の幅広い理解を求めるため、憲法対話集会を4月12日に宇都宮市で初めて開催すると決めた。1年間かけて全国各地で開催する予定だ。
宇都宮市では、地元選出の船田元・党憲法改正推進本部長と中谷元・副幹事長が対談する形で、党の改憲草案を紹介しながら改憲の必要性を訴える。《共同通信》
【パレスチナ自治区ガザ】イスラエルにロケット弾60発
イスラエルなどのメディアによると、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザから12日、イスラエルに対して、少なくとも60発のロケット弾が発射され、うち8発が住宅地域に着弾した。ハマス以外の過激派による攻撃とみられ、イスラエル軍は戦車でガザを報復砲撃した。
2012年11月のハマスとイスラエルの停戦合意後、ガザ側からの最大規模の攻撃。ガザの過激派とイスラエルの緊張が高まる恐れがある。《共同通信》